MHWの5期団君(主人公ではない)になってしまった男   作:ヘタレのゆみ

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あれから、無事にアステラに着いたはいいものの俺たちの船の乗組員からは60人弱が死亡や行方不明になったと聞いた。今回俺たちが生き残れたのは煙玉も多少の効果はあっただろうが、乗った小船が偶然にも6人のみという少人数だったからであろう。というのも、中型船で先に脱出しようとしたハンターたちは軒並みラギアクルスによって沈められたからだ。やはりモンスター達も多くの餌を求めていると思われる。

そして、翌日…

 

「総司令殿より、明日から始める実地訓練に向けた激励の言葉である!!皆!!傾聴!!」そのずんぐりむっくりした胴鎧(どうみてもハイメタ)を付け、胸に何かの羽根をつけた男が言った後、白髪に鋭い眼光を宿す男が壇上に現われた。

 

「皆、知っているものもいるとは思うがここで挨拶をさせて貰おう。私は、ここの調査拠点アステラで総司令を務めているロドニアスだ。諸君達にはこれから厳しく辛い現実が待ち、その困難を打ち砕き新大陸の調査を進めてもらうことになるだろう。だが、諸君達には決して諦めないで貰いたいなぜなら、その困難を超えた先に我らの祖国の為の利益を生み出すことになるのだから。いや、持って回った言い方はよそう、自分たちの栄誉と富の為に資源を調査しモンスター達を討伐しろ。以上だ。後は頼むぞソードマスター」

 

総司令がそう声を掛けた後ろにはレイア装備で全身を包み、飛竜刀葵を背中に掛けたただのハンターとは隔絶した雰囲気を持つ男が立っていた。

「では、ここからは総司令に変わって儂が話そう。儂はここではソードマスターもしくは先生などと言われて若いハンター達を鍛えると供にこの拠点アステラの防衛も担っているものだ。しかしソードマスターは恥ずかしいから、拠点防衛隊長とでも呼んでくれ。自己紹介はこれくらいでいいだろう。

さて、では今回の五期団の目的は、ここのところモンスターの活動が活発の兆しにある「古代樹の森」と「大塚蟻の荒地」の環境調査、モンスターの征伐、最後にゾラ・マグダラオスの痕跡を集めることだ。ここまでで何か質問はあるか?」

 

「はい、先生!!質問があります!!筆頭リーダーになった俺は具体的に何をすればいいでしょうか?」骨と金属から作られた分厚い大剣(おそらくアギトだろう)を携えた男がそう質問した。

ソードマスターは呆れて肩をすくめてながら、

「全くお前は…。リーダーになったんだから少しは自分で考えろ。まぁ、今回は皆に説明する為もあるからいいが…。確かに先ほど私のした説明では、何をどう調査すればいいかが分からないとは思う。基本的には、推薦組は自分の受付嬢と相談し適宜決めて貰い、研究員と護衛のハンター諸君は研究員の指示に従って貰う形となる。他のハンター達は拠点にある掲示板から適宜依頼を受注し、依頼が完了し次第受付嬢に報告という形になる他にも様々な任務に参加してもらう形となる。また明日朝7時には拠点入り口前に集合し実地訓練となる。遅れるなよ!!それでは、歓迎会を楽しんでくれ。」そういってソードマスターは、立ち去っていった。

 

総司令とソードマスターの演説が終わって30分後には、宴会が始まり皆楽しく飲み、食い、歌い、賭け、と散々に騒いでいた。そん中で当然俺たちも…

 

「取り敢えず無事アステラに着いた記念てことで一杯飲もうぜ、ザイン!!」

「そうだなライル。俺たちも飲むとするか。そういやゴーランのおっさんはどこだ?」

「よう!!飲んでるか二人とも!?」

「ゴーランの声デカすぎるだろ…。まぁ、それはともかく死んだ奴らには悪いけど俺らは全員無事にたどり着けてよかったよ」

「そうだな、ありゃあ運が良かったな」とゴーランが言えばライルが、

「そんな辛気臭い話しすんなよなぁ〜、今は飲んで食って騒ごうぜ!!」

「おう!!そうだな。今日は飲んで食って嫌な事は全部忘れちまおう。」

 

それもそうだと俺は思い直し酒を飲んで、上手い肉を食って今日の宴会は騒ぎに騒ぎまくって大満足だった。まさか、異世界に来てラギアクルスの襲撃はあったもののこんな楽しい時間をすごせるとは思ってもみなかった。

 

だから、そう俺たちは、俺は浮かれていたんだ…。

ここが本当はどんな世界かってことも忘れて…

 

 

ーーーーーーーーー

 

そこは宴会をしている外とはうって変わって静かに二人の男達が話していた。

そう一人は総司令、またもう一人はソードマスターだ。

「ソードマスターいやナインよ。今回の五期団は流石に浮かれすぎではないか?本当にアイツらは此処が何処で何をしにきたかわかっているのか?」今日の五期団達をみて不安そうに語る総司令とは裏腹にソードマスターは気軽そうに、

「いや、儂は十分に大丈夫だと思っておるぞ。聞けばラギアクルスをその機転と行動力で撒いた奴らがいるそうではないか?」

「いや、確かにそういう奴もいるにはいるが、どうもこの様子を見ているとな…」

「それは心配しすぎだろうさ。それに、何の危機意識も持たずに明日の訓練…、いや古代樹でのサバイバルに参加すれば死ぬことになる。それにそういった志しの低い連中に数だけいて貰ってもこまるだけだ。良い振い落としになると思うがな?」その些か残酷とも取れるソードマスターの言葉を聞き総司令は、

「全く、ソードマスター様は厳しいことだ…。まぁ、確かにお前の言うことも一理はあるな。だが、いくらギルド本部の人手不足とはいえあまり死なすのはマズイ。そこは頼むぞ。」

「分かっておる。アステラ総司令殿の面子を潰すことはしないといっておこう。」

「さぁ、儂らも飲むとしよう。」

「そうだな…(不安は残るが、いまさらどうこう言っても仕方あるまい後は若者達の力にかけよう。)」

 

こうして苦労人二人の夜は更けていった…

 

 




此処まではまだ説明会と準備なので盛り上がらなくて申し訳ないです。
総司令には便宜上、ロドニアスさんにしました。
ソードマスターはナインさんにしました。
気に入らない方がいたら申し訳ない。
文字数はどれくらいが読みやすいのか分からないので、もしこれくらいの分量があると読みやすい。という案がありましたらお教え下さい。
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