MHWの5期団君(主人公ではない)になってしまった男 作:ヘタレのゆみ
ライル達から武具と荷物、オマケの6人で集めた食料を一人で消費できる。
これで、肉などを天日干しで乾燥させれば保存も出来るので、既に一週間分の食料は確保出来たといえる。
また、武具も片手剣二本に太刀一本を回収出来ているので武器についても安心出来る。
防具は重すぎるのとアンジャナフが直ぐそこまで来ていることもあり、自分の防具を取り返すだけで泣く泣く諦めることになった。
しかし、これで後は大型モンスターに警戒しつつ、このリアルになった古代樹の地形と生態系のゲーム自体との差異を確かめつつ生活していけば、実地訓練もといサバイバルを乗り切れるだろう。
今日は朝からモンスターを倒し、ライル達に嵌められ、やり返し、と1日目なのにイベントが目白押し過ぎた。
流石に疲れがピークに達しているし、もう夜も更けているこのまま始めについた樹木に囲まれた拠点で寝てしまおう。
そうすれば嫌なことも忘れるはずに違いない…。
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開けて2日目は昨日あんなことがあったばかりで、一般人だった俺の心は少しばなり疲れてしまったんだろう。その日丸一日は拠点を出ずに肉と薬草だけを食べて寝る。という無駄な1日を過ごしてしまった。明日から本気出そう…。
そうして3日目も食って寝るという昨日と同じ無駄な1日を終えた。
いくら食料があり安全が確保されているといってもこのままではマズイと思い古代樹の探索兼武具の素材になりそうなものを探す事にきめた。出来れば魚も確保したい。肉ばかりは飽きたんだ。
今日は朝から即席の本当に釣れるか怪しい釣竿を持ち、拠点を出ていくらも歩かない内に大きな湖を視認することができた。
「ここなら魚も釣れそうだし、水も確保出来そうだな。」
というのもここ数日は自分の拠点からは、距離のある森の中の小川まで水を汲みに行っていたのでここにこんな大きな湖があることはかなりの朗報だ。
というか、なんで俺は今までこんなにも近くにある湖の存在に気づかなかったんだ?……食って寝てばかりの生活を送っていた自業自得だと気付いてしまった……忘れよう…。
「釣りミミズ」、まぁ処遇普通のミミズで釣りを始めて1時間ほど経っただろうか。
あの砥石の代わりになることで有名な「キレアジ」と「サシミウオ」をそれぞれ2匹ほど釣る事に成功した。サシミウオは食べれそうだが、キレアジは刀も研げる程の鱗を持っているなら食べれるのだろうか?
アプトノスの親子がのんびりと水を飲んでいる傍らで、もう少しばかり釣りをしていると今日で一番強い引きがかかった。
「クッ、この引きはかなりの大物だな。絶対釣ってやる!!」
そうして自分の持てる限りの力で竿を引くと、竿の凄まじいしなりと共に湖の中から竜ほどもありそうな巨大な魚影が上がってきた。腕に折れそうななほどの圧がかかり、そしてそのままその巨大を釣り上げた。
俺は目を疑った。なにせ釣りあげたものはジャンボジェットほどもありそうな巨大に青い体に背ビレを備え、竜と魚の合いの子のような顔をしたやつ。
そう……ゲーム時代にカエルが大好物なことと亜空間タックルで有名な、あのモンスターだったからだ。
「ガノトトス!!こっちの大陸にもいるのかよ!?勘弁してくれ…、こんな装備勝てっこない…、取り敢えず逃げよう!!」
ガノトトスが陸でまだビタンビタンと跳ねてのたうち回っている間に俺は颯爽と逃げ出した。
ある程度ガノトトスから離れた場所でうしろを振り返ると、既に二足歩行で立ち上がっていた。
ガノトトスが急に現れた(俺が釣ったのが原因)ことに驚いたアプトノス達が逃げ回るが、朝食を見つけたとばかりにアプトノス達に向けてガノトトスの口から高水圧のブレスが発射された。
ズバンだかスパンだかの音を残してガノトトスの目の前にいたアプトノス達は、ブレスによって真っ二つに千切られた。千切れたアプトノスめがけてガブリと大きな口を開けて捕食しだした。
「ヤバすぎるだろ…、ブレスの威力…。ゲーム時代は吹き飛ぶだけだったのに、体が両断されるとか…。これじゃあ、人間があのブレスを浴びだら一溜まりもないな。」
しかもガノトトスがいると判明したからあの湖を使うことはもう出来なくなってしまった。俺はワザワザ魚を釣る為に自分のことを餌にするつもりはない。
もし、行くとしてもしかっかりと装備を整えてから討伐することにしよう。ガノトトスのヒレは、水属性武器の貴重な素材になるからな。
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ガノトトスから逃げて拠点に戻った俺は、サシミウオを火で焼き昼食にした。
その後、今度は湖とは逆側にあたるハジケクルミなどが取れる比較的浅い森側に行こうと思っている。
そうゲーム時代はプケプケの巣だった場所と言えば分かる人には分かるだろう。これからその周辺を探索しゲーム時代との差異を確かめたい。
しかし解毒薬のない状態でのプケプケとの接触は避けたい為、細心の注意を心掛ける必要があるだろう。
鬱蒼とした森の中の獣道を歩いて行くと少し開けた場所に出た。
「ここがプケプケの巣なのか?にしてもやけに広いな…。ここまでゲーム時代とはマップに違い出るものなのか…。ラギアクルスやガノトトスにも出会っているし今更か」そんなことを考えていると大木で隠れた巣の奥の方から、人の話声らしきものが聞こえてきた。
俺はライル達のこともあって簡単に人を信じられなくなっている。その為にまずは遠くから様子を伺おうと声の方へと慎重に近づいていった。
遠目から見て取れるのはランスを持った細身の男と大剣を持った大柄な男、加えて弓を持った女一人だった。
なにやら3人は言い争っていたようだが、
大柄な男の怒鳴り声により言い合いは中断され、三人はゆっくりとした足取りで大木の奥の巣へ向かっていった。
俺は、コイツらを付けていけばこの世界でのプケプケはどの程度の強さなのかを見極められると考えてさらに観察することに決めた。
寝ているプケプケに対して斬りかかったことで三人の戦いが始まった。
彼らの戦い方は連携が全く取れておらず、女の降らした曲射からの石の礫がランスの男の視界を塞ぎ、ランスの槍と大柄な男の大剣がぶつかりとそれはもう散々で彼らの戦いはまるで参考にはならなかったが。
しかし、プケプケに関しては得るものがあった。プケプケの毒はどうやらそう危険ではなく、継続的に毒を付着させられない限りは大丈夫なようだ。
逆に気をつけるべき攻撃はあの長い舌を伸ばす行動だ。なぜなら、あの舌で武器と防具ごと絡めとられたランスの男がそのまま縊り殺されたからだ。
その後、大剣の男もプケプケにマウントを取られ碌なダメージも与えられずに毒を浴びせられ続けて生き絶えたようだ。
唯一生きているのはアンモニア臭を漂わせてプケプケの前で震えながら座りこんでいる女だけだ。
そして、プケプケも三人と戦闘をしたことから若干の疲労が見て取れる。これはプケプケを仕留めさらに女も手に入れるチャンスだ…。
今のうちに背後から太刀で連撃(鬼神切り)を叩きこめば羽根ぐらいはもげるはずだ。
まぁ、俺は見てるだけだったからハイエナと呼ばれてしまうかもしれない。だが、俺は英雄や正義の味方じゃあない…、転生してまでお人好しはバカを見る…生き汚く行動しないでどうするか。生きてこそ意味がある。
プケプケの背後に回りこみ気づかない内に、まず上段からの一太刀、「ハァッ!!」返す刀の一太刀「セイッ!!「ハァッ!!」もう一つオマケの上段斬り!!プケプケの方羽根を斬り落とせた!!
「グルゥォォォ!!」
プケプケが痛みに低い唸り声を上げるがそんな事に構っている暇はない!!そのまま鬼神斬りでたたみかける!!尻尾を振り回した反撃が速度は遅いが襲ってきた!!すかさず下段の切り払いで距離を取る。
「そう簡単にはいかないか…」
仕切り直しとばかりに威嚇行動を取った後に、俺の視界を覆い尽くすほどの毒のブレスが噴射された。吸い込まないためにその急いで離れたが…、ブレスでプケプケの姿も見失ってしまった。
「ブレスでプケプケの姿が見えない!?クソどこに行った?」
紫の霧で覆われた真横から足音が響くと共に、俺の横腹にプケプケの両足による強烈な蹴りが叩き込まれた。
「グッッッハッッ!?ゴフッ…。」
意識を失いかねないほどの痛みだが、プケプケの姿を視認できた!!
それに奴は今、捥がれた羽根のせいで着地に失敗し地面に倒れこんでいる。
「ここで…殺しきる!!」
「イェェェァァァーーーー!!」右からの一太刀、左からの一太刀、上段からの斬り落とし、そして……
「とど…めだ!!鬼神…大回転…斬りイィィィィ!!!」あらん限りの力で太刀をプケプケの首向けてぶん回した。ゴムの繊維を何百本も千切るような感触が手に伝わると共にプケプケの首は宙に舞った。
「ハァ……ハァ……。終わったのか…。ッ!!腹にいいのを貰ってしまった。さっさと回復薬を飲んで傷を治さないとな。」
ところであの弓の女はどこいった?
「あっ、気絶してやがる…。重労働になるが死んだ二人の荷物とあの女を回収して拠点まで運ぼう。プケプケも剝ぎ取っとかなきゃな…。」
こうして俺の4日目の探索は、波乱を含みつつも無事に終了した。
戦闘描写が難しくて死にそう…
プケプケは皆さんは苦戦しましましたか?
私は毒に大分苦しめられました。