IS~クロガネの意志 作:漆屋
あの日から世界はまた変わったISの保有数だけが抑止力の要だったのがどれだけ強力なロボットを保有するかと言うのも加わりISの絶対性が崩れた。
各国で執行されている女性優遇制度は無く成らなかったが前から在ったそれに疑問視する声が強まった。
ISの絶対性が崩れいざと言う時全く役に立たなかった事もあっての事だ。
其れでもISは通常兵器に対しては強力なのとそれから生まれる新技術等も在って需要は無く成らなかったが、最強の座は俺達に奪われた。
そして、問題は他にもある。
各国が開発したスーパーロボットも本来敵である破壊獣と戦わずクロガネZ1体に成す術も無く敗れた事と世界を救った英雄に対する仕打ちも在ってメンツは丸つぶれそれと某A国が撃ったミサイルの事も在って国と国との信頼関係に溝が出来たそして少年一人を悪者にした挙句返り討ちに合い力で屈服された世界の政府の信用はがた落ちだ。
そこで、各国は俺に詫びの印として黒鉄兄妹優遇特権制度を執行した。これは女性優遇制度以上の物で色々な特権
が在り女性優遇制度よりも優先されるようはご機嫌取りだ。その変わり有事の際の協力を約束された
最初は一部主に女尊男卑主義者に不評だったがその声は無視され執行された。
そして、面倒事から解放された後俺は日常に戻った。
最初はスズに泣きつかれ、一夏達には色々聞かれたりもした。
そして、2年の終わりにリンが引っ越しって俺達は三年に為った。
受験勉強の傍ら延期に為っていたロボット選手権に参加し見事総合優勝を飾った。
そして受験のあの日をえて今に至る。
「・・・であるからしてISの基本的運用は現時点で国家の基本的な・・・・」
ただ今、二時間目の授業の真っ最中である。
前々からISには多少興味が在り自主的に勉強してたが正直言って内容はかなり難しいが面白い。
近くの女子は為るほどと頷いている流石はIS学園の生徒、入学前からの事前学習はバッチリみたいだ。
ISが国防等に繋がる事も合って、この学園はエリート養成機関でもあるからして生徒はどれも優等生ばかりと言う訳だ。しかも入試からして髙良い倍率を勝ち残った。
俺は兎も角として一夏はと言うと唖然としているアノ様子からして何もやってこなかったな。
そうこうしてると・・・・
「織斑くん、わからないとこがありますか?」
山田先生にたずねられた一夏
「あ、えっと・・・」
「解からないところがあったら聞いてくださいね。何せ私は先生なんですから」
えっへんと胸を張る山田先生。なんかかわいいなと思いつつ・・・・流石先生気配りが出来ている。
「先生」
「はい、織斑くん!」
「ほとんど全部わかりません」
一夏・・・はっきりと言うな・・・・
「え・・・。ぜ、全部ですか・・・?」
ほら、山田先生も困った顔で引きつっている。
「え、えっと・・・織斑君以外で、今の段階で解からないっていう人はどれくらいますか?」
シーン・・・誰も手を上げない
そりゃそうだ
「・・・・織斑、入学前の参考書は読んだか?」
「古い電話帳と間違えて捨てました。」
おいおい
パアンッ!本日子五度目
「必読と書いてあっただろうが馬鹿者」
そりゃそうだ
「黒鉄、お前の参考書を貸してやれ」
「はい」
「織斑あとで再発行してやるから一週間以内に全部覚えろ」
「い、いや、一週間であの分厚さはちょっと・・・・」
「やれと言っている」
「・・・・はいやります。」
ギロリと一夏を睨む千冬さん
「ISはその機動性、攻撃力、制圧力、と一部を除いて過去の兵器を遥かに凌ぐ。そういった『兵器』を深く知らずに扱えば必ず事故が起こる。そうしないための基礎知識と訓練だ。理解ができなくても覚えろ。そして守れ。規則とはそういうモノだ」
まぁ、その通りである此れはISだけでなく言える事だが力を持つということそれそうの責任が伴う一歩間違えれば自分だけでなく周りも傷つける。だからこそ基礎知識は必要だ。
俺がそう思っているとまた一夏が千冬さんに・・・
「・・・・貴様、『自分が望んで此処にいる訳ではない』とおもっているな?」
ギクリ、と体を震わせる一夏・・・・図星か
「望む望まないにかかわらず、人は集団の中で生きていかなくてはならない、それすら放棄するなら、まず人で在る事ろやめる事だな」
相変わらず辛辣だな・・・要は現実を直視しろってことだ。千冬さん昔から超現実主義だかな・・・理由は解かるけど
「え、えっと、織斑くん。わからないことは授業が終わってから放課後教えてあげますから、頑張って?ね?」
山田先生は両手を握って居地下に詰め寄る。そうだ、一夏がんばれお前はやればできる子だ。
「黒鉄くんは、どうですかわからないことはありませんか在ったら正直に言ってください」
っえ、俺?
今度は俺に詰め寄ってきた身長差もあって完全に上目遣いだ・・・かわいい・・・
なんて考えていないで答えないと
「はい、特にありませんが、流石に皆さん程ではないので出来れば俺も放課後教えてもらえれば」
「ほ、放課後・・・放課後にふたりの男性と教師と生徒・・・。あっ!だ、ダメですよ二人とも、先生強引にされると弱いんですから・・・それに私、男の人は初めてでそれも二人もなんて・・・」
頬を赤めながら飛んでも無い事を言い出す先生・・・大丈夫だろうか
それと何故か視線が痛い
「山田先生授業の続きを」
「は、はい」
慌てて教壇に駆ける山田先生
そしてコケタ
「うー、いたたた・・・」
(大丈夫だろうか?)
「ちょっと、よろしくて」
「「へ?ん?」」
二時間目の休み時間だまたハリのムシロ状態に為るかと思いきや突然声を掛けられた
話しかけてきた、相手は金髪が鮮やかな女子だった。
透きと通った青い瞳がややつり上がった状態で俺達を見てる。
僅かにロールのかかった髪は如何にも高貴なオーラを出しており、良くも悪くも今風の女子と言う感じだった。
今の世の中、ISのせいで女性はかなり優遇されている。優遇どころか、いきすぎて女性=偉いという構図に為っていた.
例の事件以降弱まったが其れでも未だに男を奴隷か労働力と考えている女は後を絶たない。
今でも、町ですれ違っただけで女のパシリをやらされている男の姿は珍しくもない。
当然俺は無視をするが・・・あの時は警察を呼ばれたな、別に刑法に反してないのに・・・・
目の前の女子はどちらかというと如何にも高貴な雰囲気を出しており良い身分なのかもしれない。
このIS学園は無条件で多国籍の生徒を受け入れなくてはならない義務があるから、外国人の女子なんて珍しくも無い。だいたい、クラスの女子の半分が日本人だ。
「聞いています?御返事は?」
「あ、ああ、突然何で返事が遅れたそれで何か用ですかオルコットさん」
此処は俺が答えておこう一夏にさせると何かと面倒だ
彼女は確かセシリア・オルコット・・・英国出身で代表候補生だ。
「まあ!なんですの、その御返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、其れ相応の態度というものがあるではないのはしら?」
「・・・・・」
正直この手の人は良くいる
ISが使える、ただそれだけで余の女は浮かれている
人間力を持つと尊大になるモノだ実際ロボット選手権でもそう言う奴はいた。
だけど世の女は間違っているISは女しか使えないのであって女全てが使える訳で無いであるからしてISと関係していないでえばっている女は唯の役立たずの阿婆擦れでしかない・・・死んだおじいちゃんも言っていた。
「それはすまない「悪いな、俺、君が誰か知らないし」・・・」
俺が答えようとすると一夏がやってしまった
「おい、一夏、自己紹介で聞いていたろ彼女はセシリア・オルコットさんイギリスの代表候補生で入試首席の人だって」
「あら、そちらの方は解かってらっしゃる」
彼女は少し機嫌が好さそうになった
彼女の場合は積み重ねたモノから来る高慢さ故の態度だそこいらの阿婆擦れとは違うだろう。
「あ、質問いいか?」
「ふん、下々のモノの要求に応えるのが貴族の務め。よろしくてよ。」
「代表候補生って、なに?」
がたたっ。聞き耳を立てていたクラスの数名女子がずっこけった。俺もガクっときた。
「あ、あ、あ・・・」
「『あ』?」
「あなた、本気でおしゃっていますの!?」
すごい剣幕だった。そりゃそうだ
「おう、本気だ」
一夏幾らなんでも・・・せめて話題作りに何かしら仕入れてきても良いだろうに。
「・・・いいか?一夏代表候補生てのわな」
俺は一夏に説明をした。
「国家代表IS操縦者の、その候補生として選出されるエリートの事だ・・・単語から想像したら解かるだろう」
「そう言われればそうだ」
はぁーそう言えばこいつはこの学園にやる気が無く来たな・・・関心が無いわけだ
「そう!エリートなのですわ!」
お、さすが、エリート復活が早い
そして、彼女はびしっと指を一夏の鼻に向けた
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくする事だけでも奇跡・・・幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
「そうか。それはラッキーだ。」
一夏の言い方だと・・・
「・・・・馬鹿にしてますの」
ほれ見ろ
「大体、あなたISについてなにも知らない癖に、よくこの学園に入れましたわね。そちらの方は兎も角男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、期待はずれですわね。」
それ見ろ呆れられた
「俺に何か期待されても困るんだが」
「ふん。まあでも?わたくしは優秀ですから、あなたのような人間にも優しくしてあげますわよ。」
言い方は、アレだが様は仲良くしましょってことだろ。
「ISのことでわからないことがあれば、まあ・・・泣いて頼まれたら教えて差し上げても良くってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
まぁ、歩み寄ってくれてるてことだろう言動はアレだが・・・・
それにしても教官を倒したか・・・首席なだけある。
それに一夏が・・・
「入試って、アレか?ISを動かして戦うってやつ?」
「それ以外に入試などありませんわ」
「あれ?俺達も倒したぞ、教官」
「は・・・・?」
確かに俺達は倒したが・・・一夏の場合相手が勝手に自滅しただけだよくやり直さなかったな・・・
一夏の発言に相当ショックを受けたのかオルコットは目を驚きに見開いている。
「わ、わたくしだけだと聞いていましたが?」
「女子ではってオチじゃないのか?」
一夏そこはちゃんと訂正しないと・・・
ピシッ、なんかいやな音がした気がする、氷が割れるような・・・
「つ、つまり、わたくしだけではないと・・・?」
「い、いや知らないけど」
「あなた!あなたも教官を倒したというの?」
と俺にたずねてきたオルコット
「ん?まあ、そうだけど」
「そ、そんなぁー」
「まあ、オルコットさん落ち着いて」
「こ、これが落ち着いていられー」
キーンコーンカーンコーン。
三時間目のチャイムだ。
「t・・・!またあとで来ますわ!逃げないことね!よくって!?」
そう捨て台詞を吐くように席に戻ったオルコット
「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」
三時間目は山田先生ではなく千冬さんが教壇に立っており、山田先生はノートを取っていた。
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」
ふと、思い出したように千冬さんが言う・・・クラス対抗、代表者何か面白そうだ。
「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけでなく、生徒会の開く会議や委員会への出席・・・まあ、クラス長だな。因みに・・・・」
なんだ、委員長も兼ねているのか対抗戦だけだったらよかったのに・・・・
「一度決まると一年間変更はないからそのつもりで」
ざわざわと色めき立つ教室。
「はいっ、織斑くんを推薦します。」
お、早速一夏が推薦された。
「私は黒鉄くんが良いと思います。」
っえ、俺もかよ
「では候補者は織斑と黒鉄・・・・他にはいないか?自薦他薦はとわないぞ、いないなら投票で決めるぞ」
「ちょっ、ちょっと待った!俺はそんなのやらなー」
「自薦他薦は問わないと言った。他薦されたモノに拒否権などない。選ばれた以上は覚悟しろ」
「い、いやでも・・・それなら俺は龍也を推薦します。」
おい!一夏てめぇなに言っているんだ。
「黒鉄はもう推薦されただからといってお前の他薦が消えはしない諦めろ」
「そ、そんなー」
「待ってください!納得はいきませんわ!」
そう言って立ち上がったのはセシリア・オルコットだ
「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんて言い恥さらしわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
わぁーなんか言って来た。
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります!わたくしはこのような島国までIS技術の修練をしに来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
言うなー・・・ロボット選手権でも同じことを言われたがこれは相手を見下しての発言と言うより子供の疳癪だ。
「いいですか!?クラス代表は実力トップが為るべき、そしてそれはわたくしですわ!」
興奮冷めやらぬ感じのセシリア
・・・このままだと不味いなもう勢いで喋っている・・・・とめるか・・・
「大体、ぶ「オルコットさん」・・・なんですの今わたくしが喋っているいる最中ですわ」
俺はオルコットさんの言葉を遮った。
このまま言わせると彼女のクラスでの立場が悪くなる
「まぁまぁ、落ち着いて言いたいことは解か「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」・・・・・・」
ーあ、一夏お前もか
「一夏お前も何言い返しているんだ子供の喧嘩じゃあるまえし」
俺の言葉に一夏は、如何にもやってしまったという顔をした。
「いっ、いやーつい、だけど向こうの言い草だって子供じゃないか」
それりゃそうだけど時と場所を考えろ
「はいはいそうですね・・・それとオルコットさんも勢いとはいえ言葉にきおつけて」
「なっ・・・・!?」
オルコットは顔を真っ赤にして怒りを示していた。
「あっ、あっ、あなたたちねえ!わたくしを子供扱いしますの!?それと祖国も侮辱して!?」
あー・・・・なだめるつもりがかえって怒らせたか・・・・
「決闘ですわ!」
「おう。いいぜ。四の五の言うよりわかりやすい、龍也もいいな?」
そうなったか
「あー、解かったよ。それじゃー勝ったやつが代表に為るでいんだな?」
「えぇ、よろしくてよ」
「ああ、いいぜ」
応える二人
「言っとおきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使いーいえ、奴隷にしますわよ。」
「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」
「まっ、そう言うことだやるからには勝つのが信条だからな」
「そう?何にせよ丁度いいですわ。イギリス代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね!」
さて、流れとはいえ勝負する事に為った。さすがに黒鉄を使うわけにもいかないよなー・・・っとその前に
「一夏、まさかハンデを付けるなんて言うんじゃないだろうな?」
「ん?、そうだけど」
「あら、早速お願かしら?」
「いや、俺達がどのくらいハンデ付けたらいいのかなーと」
クラスから爆笑が起きた・・・やっぱりな
「お、織斑くん、それ本気で言っているの?」
「男が女より強かったのは大昔の話だよ」
「織斑くんが、いくらISが使えるからって言いすぎだよ」
そうだよな・・・ISが使える女は男より強い、彼女達の世代だとそれが当たり前、1年半前の事があってもそう簡単に認識が変わる訳じゃない
・・・・少し言っておくか
「そうだぞ、一夏いくらなんでもIS初心者が候補生にIS勝負でハンデをつけるのは可笑しいぞ」
「ふふふ、そちらの方は解かってらしゃるようで」
俺の言葉に機嫌をよくするオルコット
俺は教室中に聞こえるように言った。
「いくらISが使えるからっと言って直接強く為った訳じゃないんだ。」
「それに、これはISでの勝負だ単純な生身の喧嘩とは訳が違うし男女の差は問題じゃない」
俺の言葉に対して一夏は頷き
「・・・・解かったよ、ハンデはいらない正々堂々勝負だ」
「よろしくてっよ」
「其処までにしておけ、黒鉄」
「よし話は決まったな、それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う。三人ともそれぞれ用意しておくように。それでは授業を始める」
ぱんっと手を撃って千冬さんが話を締める。
さてどうしたことか俺は負ける気はないが問題は一夏だこの一週間で闘えるようにしないと。
俺がそう思っていると一夏は真面目に授業を受けていた。