IS~クロガネの意志   作:漆屋

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専用機

学園生活二日目

現在授業中

俺は前から研究所で勉強をしていた御蔭で授業に着いていっているが対して一夏はと言うと二時限目の終わり頃にはグロッキー状態である。

入学が決まった当初は一緒に勉強をする筈だったが諸事情で出来ず今に至る正直単語しか解からないじゃないかと思う。事実現在腕を組んで教科書と睨み合っている。

後、箒は一夏と何か在ったのか今朝から不機嫌そうである。

因みに訊ねてみると生まれ付きだと返された。

茜も心配そうにしてたが今は授業に集中している。

 

「次、織斑、教科書の6ページを音読しろ」

と千冬さんに呼ばれ一夏は教科書を読みあげる。

「は、はい」

現在世界中に在るISは467機、その全てのコアはISの開発者篠ノ之博士が製作したモノで、その技術は完全なるブラックボックスと化しており一例を除いて博士以外作ることは出来まっせん。博士はは一定数以上作ることを拒絶しており各国家・企業・組織・機関ではそれぞれ割り振られたコアを使用して研究・開発・訓練を行っています。また、コアを取引するのはアラスカ条約第7項目に接触し全ての状況下で禁止されています。

「そこまで、よく出来た座って良いぞ。」

「故に、例えば専用機は国家や企業に属する人間しか与えられない、代表候補生などがいい例だ。」

「だが織斑、お前の場合は状況が状況なので例外で学園からデータ収集を目的として専用機を用意する事に為った」

千冬さんのその言葉に、教室中がざわめいた。

「っせ、専用機!?一年のこの時期に?」

「ああ~いいなぁ私も早く専用機欲しいなぁ」

「つまりそれって政府からの支援が出てるってことで・・・」

教室中が沸いている。へぇー、一夏に専用機か・・・・そう言えば俺の機体はどうするのだろうか?

流石にクロガネじゃ試合に為らないしなぁ~

「安心しましたわ」

セシリアが立ちあがって言う授業中何だが。

「訓練機だから負けたなんて言い訳されたら困りますもの、まあ?一応勝負は見えていますけど?」

それに一夏が

「なんで?勝負はやってみるまで分からないだろ?」

セシリアは更に得意げに

「あら、そんなの火を見るよりも明らかですわ。」

「庶民のあなたにも理解できるように教えて差し上げます。」

「このわたくしセシリア・オルコットはイギリスの代表候補生・・・専用機持ちですの」

セシリアは言い始めた

「同じ専用機持ち同士でも実験対象のあなたと国の威信を一身に受けているわたくしとでは存在価値が違いまの」

「世界で467機しかないISの真の専用機を持つエリート中のエリートそれがわたくしセシリア・オルコット」

おぉー、自信満々だなー、だけど幾つか間違いがあるまず実験対象云々だけどお偉いさんからすればIS操縦者は全員実験対象のモルモット・・・でなきゃ女性優遇制度なんてないだろう。

「あの先生、篠ノ之さんてもしかして篠ノ之博士の関係者なんでしょうか?・・・」

セシリアを無視して一人の生徒が訊ねた

「篠ノ之はあいつの妹だ」

此処でばらしますか千冬さん・・・まぁ何時かはばれる事だが。

束さんは箒の姉で千冬さんの同級生だ。

別に犯罪者ではないが現在行方をくらまして全世界指名手配中だ。

現在ISの技術の全てを掌握しているのは束さん一人各国政府や機関も心中穏やかではいられない

「ええええーっ!す、すごい!このクラス有名人の身内が三人もいる!」

「ねえねえっ、篠ノ之博士ってどんな人!? やっぱり天才名の!?」

「篠ノ之さんも天災だったりする!? 今度ISの操縦教えてよっ」

授業中だと言うのに、わらわらと女子が箒に集まる

そう言えば箒ってISをつかた事があったけっか?

昔は箒は束さんのことを慕っていたが・・・

「あの人は関係ない!」

突然の大声、に俺は驚いた。

「・・・大声を出してすまない。だが、私はあの人じゃない。教えられることは何もない」

・・・そう言えば、箒が引っ越したのは、ISの軍事利用を目論む国から束さんへの人質に為ることを懸念した政府によって保護の許の事だったはず・・・因みに知っているのは俺とおじいちゃん位だ。

「「「「・・・・・・・・」」」」

先ほどと打って変わって周囲には沈黙と困惑が・・・・そんな時

「先生、黒鉄君の機体は無いんですか?」

生徒の一人が質問した。

「その点は問題ない、黒鉄の機体はクロガネ研究所から用意されている。」

なにーと言うことは遂にアレらが帰ってくるのか俺専用機が。

「「「「「えぇー」」」」」

千冬さんの発言にクラス中が驚いた。

「クロガネ研究所てロボットとかエネルギー開発の研究所だよね!?」

「もしかしてアノISじゃないのかな?」

更に沸き上がるクラス

そりゃそうだ、一年前の戦いの後各国から送り込まれた自慢のIS部隊を俺がクロガネに変身して返り討ちにした光景は世界中で放送され色々と騒ぎとなった各国は見せしめの積りで放送したんだったんだろうがそれが仇となり跳んだ大恥を掻いた。対してクロガネ研究所はアノ後世間に説明を求められ在る程度の情報を公表したが、あくまで開発者のおじいちゃんの事と装着者の俺の事をさし障りのない説明をした程度だ。だから一般人である皆が騒ぐのもしたかない。

「・・・・黒鉄、説明をしてやれ。」

突然千冬さんから指名が来た。

「っあ、はい!」

すると教室中が静かに為り全員俺に注目し出した。

うわぁ、緊張する。刃さんには許可を貰っている分、下手なことは出来ないな。えい、やるだけやってみるか。

俺は説明を始めた。

 

現在ISは篠ノ之博士が製造したコアを用意たモノでありコアは篠ノ之博士しか作れず便宜上これを篠ノ之式とする。そして、俺の専用機は俺の祖父黒鉄龍蔵博士が独自に開発したコア、言うなれば黒鉄式コア、そしてそのコアを用意たのが黒鉄式IS、コアの仕様は動力に光子力エネルギー等が使われている事以外従来のISコアとほぼ同一だが、男性でも動かせ既に試作機で立証済みである。

今俺専用のコアと量産型のコアの二種類があるが黒鉄博士の死で現在コアの製作は不可能に為った。

そして、皆が知っている一年前に発表されたISは厳密にはISじゃないアレは黒鉄博士がIS発表以前から研究していたモノで名をエクシードギアだ。

エクシードギアは全身装甲型のパワードスーツで身体能力の補助と強化を目的としたモノでISと同じく通常兵器を凌駕する性能を持ちコアは男性でも使えるが女性のほうが遥かに適合率が高い

ISとは共通する事が多くあるが篠ノ之博士曰く「ISであってISじゃない」と言わしめた程の物で博士のお墨付きだ。

俺が使うのは俺専用に作ったコアでその性能は他のエクシードギアの性能を遥かに超え既存のISを遥かに凌ぐものだ、因みにクロガネZのパイロットスーツも兼ねている。

織斑先生が言う俺の専用機は黒鉄式のISだ。

あと、付け加えて言うのなら黒鉄式ISはエクシードギアの試作も兼ねて作ったモノだ。

 

「「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」」」

俺が説明を終えると教室には沈黙が

まぁ、無理も無い突然こんなこと言われても付いていけないだろう・・・それに沈黙も直ぐに終わる。

「「「「「「え、えぇぇぇぇ」」」」」」」」」

思ったと通りだ。

「うそー」

「ISって女しか動かせないんじゃないの?」

「それに何エクシードギアって?」

「黒鉄君のおじいさんて凄ーい」

クラス中驚きの声で溢れている。

予想はしてたがこれ程とは正直参った。

「静かに」

千冬さんの声でクラスの声がぴったりと止まった。

 

「今黒鉄が説明したように本来ISのコアは開発者篠ノ之束が付くたモノだけだが一つだけ例外があるそれは黒鉄の祖父黒鉄龍蔵博士だ。博士はエネルギー工学とロボット工学の権威で篠ノ之束が唯一師と仰ぐ程の天才だ。ISが発表される以前からISと類似するモノ、今説明に合ったエクシードギアを開発していた。そして、その試作もかねて作られたのが黒鉄式ISだ。黒鉄の専用機はクロガネ研究所で解析を終えこの度の勝負にデータ収集の目的も在って黒鉄に返されることとなった。」

「先生、黒鉄君のエクシードギアは使わないんですか?」

「うむ、エクシードギア・クロガネは単機で各国のISを撃退するほどの機体だそれでは勝負の公平性に欠ける」

「よって、かねてより研究所の預かりとなっていた機体を用意する事に為った。」

 

1年前の戦いの後おじいちゃんの遺品を整理していたら地下の研究施設に隠してあった黒鉄式ISを発見した。

当初エクシードギアが黒鉄式ISだと思われていたが此れを発見した時に別モノだと言う事が解かった。そして在る程度の性能テストをして研究所で解析の為預けてあった。

その機体が俺に返却されると言うことだろう。

 

「説明は以上だ。授業に戻るぞ。」

千冬さんがそう言うと女子達は席に戻った。

 

 

 

 

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