IS~クロガネの意志   作:漆屋

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訓練

「ではこれよりISの基本的な飛行訓練を実施してもらう。黒鉄、織斑、オルコット。試しに飛んで見せろ。」

四月の下旬、今日も千冬さんによる授業だ。

「早くしろ、熟練したIS操縦者は展開まで一秒ともかからないぞ」

俺は右腕のブレスレットに意識を集中する。

(黒武者展開)

光の粒子が俺を包み黒武者を装着した状態で姿を現す。

一夏とセシリアも展開を終えた様だ。

「よし、飛べ」

俺とセシリアが同時に飛ぶと急上昇して上空で制止した。

遅れて一夏も飛んだ

「何をやっている。スペック上まだ出力が出るはずだぞ」

通信回線から早速おしかりを受ける一夏

「一夏、イメージしろスーパーロボットに為ったつもりで」

「無茶言うな、それと何故にロボット?そこはヒーローじゃね?」

「流石、龍也さん。自分がイメージしやすい方を考えることが建設的ですわね」

そんな俺と一夏のやり取りをみてセシリアが言う

「だろう、ISってクロガネZの飛行方と大体同じだしテレビや映画のモノが出てきた様なもんだ」

「いやそう言われてもなぁ。大体、空を飛ぶ感覚自体がまだあやふやなんだよ。なんで浮いているんだこれ?」

まあ、そうだろうIS自体普通の飛行機と同じ理屈で飛んでない寧ろゲッターロボを始めとしたスーパーロボットやウルトラマンみたいなスーパーヒーローと同じく物理法則に喧嘩を売ってるようなもんんだ。

「説明しても構わないが、長くなるぞ? 反重力翼と流動波干渉の話になるしな」

最近は座学もばっちし説明位できるぞ

「わかった。説明は良い」

即座に断られた残念だ。

「そうか?」

「残念でしたわね龍也さんふふっ」

ほほ笑むセシリア、その表情は皮肉でも嫌味でも無く本当に楽しそうだった。

あの試合以降、何かと俺達の訓練にも参加し。御蔭で俺と一夏は可也助かっている。

代表候補生だけあってセシリアは優秀だった、知識面でも豊富で座学でも大変助かる。

茜も優秀で勉強面でも優秀さを発揮した

箒は・・・

『ぐっ、とする感じだ』

『どんっ、という感覚だ』

『ずかーん、という具合だ』

・・・・うん、流石体育会系

「龍也さん、よろしければまた放課後に手合せをその時は二人きりで・・・」

「一夏っ!いつまでそんなとこにいる、早く下りて来い」

通信回線から箒の声が響くそばにはインカムをとられておたおたとする山田先生と此方を睨んでる茜がいた。

ハイパーセンサーによる視力はこの距離でその顔どころかまつ毛までクッキリと見える。

クロガネZやアイアンハートにも搭載していたがこう改めてみるとハイパーセンサーによる視力は凄い。

此れでも機能制限がかかているのも驚きだ。

「黒鉄、織斑、オルコット、急降下と完全停止をやって見せろ。目標は地表から十センチだ」

「了解です。それではお二人ともお先に」

セシリアはすぐさま地上に向かうだんだんと小さくなっていく姿に俺達は感心した。

「うまいもんだな」

「良し俺も、龍也先に行くぞ」

言って一夏も地上に向かった。

勢いよく地上に向かう一夏

「少し勢いが強くないか?」

俺がそう呟くと、案の定

ギュンッーズドォォン!!!

一夏は地上に激突しグランドに穴を開けた

「馬鹿者。誰が地上に激突しろと言った。グランドに穴を開けて如何する」

「・・・すみません」

通信回線ごしでも千冬さんの声が聞こえる後箒の怒鳴り声やクラスの笑い声が聞こえる。

「黒鉄残るはお前だ失敗するなよ」

「は、はい」

こりゃへたなことは出来ないぞ

「黒鉄いきます」

俺はスラスターを全開にし一気に地上に向かい地上手前で体の向きを変え停止した

うん、上手くいった。

「「「「おおおお」」」」

「よし、上出来だ。」

褒められた

「次は武装の展開だ黒鉄、織斑やってみろ」

「「はい」」

俺達は其々の武装を展開した。

俺の右手には《雪光》が握られていた。

「よし、上出来だ。黒鉄」

また、褒められた

「それと織斑、展開が遅い0.5秒で出せるようになれ」

実の弟でも厳しい千冬さん

「次、セシリア」

「はい」

セシリアは左手にスターライトマークツーを展開

流石、代表候補生、展開が早い

「さすがだな、代表候補生。 ただし、そのポーズはやめろ。横に向かって銃身を展開させて誰を撃つ気だ。」

「正面に展開できるようにしろ」

「で、ですがこれはわたくしのイメージをまとめるために必要な」

「直せ。いいな」

「・・・・はい」

千冬さんの人睨みで話は終わる。

「セシリア、接近用の武器を展開しろ」

「そして、黒鉄《雪光》を『収納』『黒武者』の本来の武装を展開しろ両方だ」

「えっ。あ、はっ、はいっ」

「えっ。は、はい」

突然振られた俺とセシリア

其々の武装を光の粒子に変換し『収納』そして新たに展開

俺の手には『黒武者』の武装刀型の《黒刃》とライフル型の《雷鳴》其々両手に握られていた。

俺は問題なく出来たがセシリアは・・・

「くっ・・・」

「まだか?」

「す、すぐです。 ああ、もうっ《インターセプター》!」

半ばやけくそに叫ぶと接近戦用の《インターセプター》が展開される。

しかし、これは教科書の頭にも書かれているいわゆる『初心者』用の手段でセシリアには屈辱的だろう

此れには授業当初俺は焦ったロボットパイロット時から叫んでいたから少し恥ずかしかった。

前回の試合では割り切ったが

「何秒かかっている。お前は、実戦でも相手に待ってもらうのか?」

「じ、実戦では接近の間合いには入らせません!ですから、問題ありませんわ」

「ほう。黒鉄や織斑との対戦で簡単に懐を許してたように見えたが?」

「あ、あれは、その・・・・」

何処か歯切れの悪いセシリア

俺はプライベートチャンネルを使った。

『大丈夫か?セシリア』

『た、龍也さん?』

『そう、落ち込むな誰でも向き不向きがある。重要なのは此れからだ、今後の訓練で挽回すればいいさ』

『龍也さんが、そうおっしゃるなら・・・為ら今日の放課後手合わせをお願いいたしますわ』

『いいぜ、望むところだ。』

セシリアと約束する

「時間だな。今日の授業はここまでだ。織斑、グランドを片づけておけよ」

今日の授業は終了し皆解散した。

「一夏片づけ手伝うぞ」

「わりぃ、助かるぜ龍也」

「と言う訳でセシリア此処が片付いたら直ぐ行くから先に行ってくれ」

「解かりましたわ」

「龍也、私も手伝おうか?」

「あ、いいって茜此処は俺達二人で大丈夫だから」

「そうか・・・」

そして二人もさって行った。

「さて、一夏サッサと終わらせるぞ」

「お、おう」

 




次回はクロガネZを出すつもりです
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