IS~クロガネの意志 作:漆屋
物語は龍也達がIS学園に入学する1年半前にさかのぼる。
俺は一夏達同級生と下校途中の道を歩いていた。
「今日は俺の家で集合で良いな」
「あぁ、良いぜ」
「俺も問題ないぜ」
そう俺が言うと一夏と
親友の
そして幼馴染の二人
「私も良いわよリンは?」
「勿論私も良いわよ」
弾は中学のころからの付き合いで
スズとリンは茜達が引っ越した後の付き合いで一夏曰くセカンド幼馴染である。
スズとリンは国籍や読みが違えど名前が同じ事も在って仲が良い。
スズはロングの髪に赤いリボンをしてリンはツインテールの髪型だ。
俺達は別れそれぞれの家に向かった。
「ただいま、おじいちゃん、龍美今帰ったよ・・・・・」
「!?」
俺は家に着くと直ぐに異変に気付いた。
玄関が荒らされていたのだ
「おじいちゃん、龍美、何処だ、無事か」
慌てて俺は荷物を投げ捨て土足で家の中を探したが何処にもおじいちゃんと龍美の影は無かった
「龍也どうしたの」
「玄関が荒らされていたけど」
そこへスズと一夏が来た。
二人の家は直ぐ近所でもあって直ぐに来たのだろう。
「・・・・帰ったら家が荒らされていて、二人とも何処に行ったんだあと探していないのは・・・・地下か」
すぐさま俺達は地下に向かった。
その途中、血の跡があった。
「これは血、おじいちゃん、龍美」
俺達は地下へと続く扉の在るとへ言った。
すると扉は開いていて奥から男性のうめき声が・・・・
「この声は、おじいちゃん!?」
俺達は直ぐに地下への階段を下った
其処は色々な機材が置かれ荒らされたのか書類が散らばっていた。
「うぅぅ、」
奥に白衣を着た老人が倒れていた。
隻眼で鋭い目つきの老人
俺のおじいちゃん、
「おじいちゃん、」
俺は直ぐにおじいちゃんに駆け寄り抱き起こした。
「これは・・・」
「ひどい」
おじいちゃんは腹から血を流しており虫の息だ
「龍也か、・・・・」
「「「おじいちゃん(龍蔵さん)」」」
おじいちゃんは俺の名を呟く
「おじいちゃん、喋ったらだめだ。いまっすぐ病院へ・・・」
「龍也良く聞け、ワシはもう助からん」
そんな俺の言葉を無視しておじいちゃんは続けた
「龍也よあれが有ればお前はISを超えられる」
「ISを超える・・・いったい何を言っているんだよ・・」
そう言っておじいちゃんは部屋の更に奥に向かって指を指した
その先に在るのは、一体のロボット全長8mのその機体はマシンフレーム
俺の愛機アイアンハートだった。
「これはアイアンハートどうしてコイツが此処にたしか研究所に・・・」
「それだけでない、」
「おじいちゃん、!?」
おじいちゃんは立ち上がりさらに続けた。
「ワシはついに作り上げた、龍也よあれが有ればお前は神にも悪魔にもなれる」
「神にも悪魔にもっていったい・・・・・!?」
「龍也、あっあれ」
そう一夏が指をさした
俺は上を見上げると其処に在るのはアイアンハートとより巨大な漆黒の・・・ロボットだった
部屋がうす暗かったのも在って気付かなかった
「これぞワシの最後の傑作超スーパーロボット・クロガネZじゃぁ」
「クロガネZ・・・」
「龍也よ神となって人類を支配するのも悪魔となって滅ぼすのもお前の自由じゃ」
てクロガネZってマジンガーZかよ
俺がそう思っていると
「龍也、これをお前に託す。」
おじいちゃんは懐から黒いブレスレットと手紙を取り出し俺に渡した
「これは、・・・」
「これが必要な時はこれを使えそれもまた神にも悪魔にもなれる力じゃ」
おい、これもかよ
「龍也よ世界はお前のモノだ、ぐわはははぁ・・・・・」
そう言って髙笑いしだしたおじいちゃん怪我の割に元気だな・・・
俺がそう思っているとおじいちゃんの声がちいさくなって・・・・
「お、おじいちゃん?」
「龍蔵さん」
「たったまま死んでいる・・・・」
おじいちゃんはそのまま動かなくなっていた・・・・
その後
妹の龍美はあの時たまたまトモダチの家に行っていて無事だった。
おじいちゃん死因は銃で撃たれた事による出血多量だそうだ。
あの時俺達がおじいちゃんの言葉を聞いてた時にはもう手遅れだっだそうだ
最初は俺達は自分達を責めたが其れを聞いたとしても気は晴れなかった
あの最後の言葉は気力を振り絞ったモノだと頭では解かっていても心はそうはいかない
その後おじちゃんの葬儀は特に問題も無く行われた。
俺のおじいちゃん黒鉄龍蔵は科学者だそれもただの科学者じゃない
超が付くほどの天才で数々の発明をし現代科学を飛躍的に進歩させた偉大な人物だ。
おじいちゃんが居なければ現代の科学レベルにいたるのは100年近く先だとも言われている。(多少大げさだが)
一部ではISが有れば必要無かったという奴がいるが其れは一部の技術に限るし現にIS関連の事では関わる事を禁じられはせずとも半ばはぶられていた。
おじいちゃんが関われば技術を独占されると恐れての事だ。
現にISが出来る前にIS関連の技術をすでに作っており特許も取得している。
因みにおじいちゃんが居ると居ないではISの技術は可也差が有ると殆どの科学者が言っている。
無論ISの開発者もそう言っており教科書にも載っているほどだ。
それにこれまでの発明の特許だけでも各国の企業から巨万の特許料が支払われているが、
おじいちゃんは贅沢や遊びに使わず更なる研究につぎ込む(生活費はちゃんと出すが)
あと一部の研究者に独自に融資もしておりそれが有ってかおじいちゃんは可也慕われていた。
研究ばかりでなく時折遊びに連れて行ってくれたりもした。
俺はそんなおじいちゃが大好きだった。
俺には五歳以前の記憶が無い
おじいちゃんと同じく科学者だった両親は研究中の事故で亡くなった
俺もそれに巻き込まれ重傷を負った
そのショックで記憶を失くした俺におじちゃんはただ泣きながら謝っていた。
そんな俺と生まれて間もない妹を育ててくれたおじいちゃんには感謝しきれない
だがそのおじいちゃんは、死んだ・・・殺されたのだ。
警察では物取りの犯行と言われた。
世間では何かの陰謀説等が囁かれている。
俺達兄妹にとって育ての親であるおじいちゃん・・・仇は絶対にとる、俺はそう自らに誓った。