SAO 〜short stories〜 作:hukurokouzi
注意 : 今回は原作軸です。
in現実世界
「お、おい!明日奈!本当にこんなの着なきゃいけないのか!?」
「しょうがないじゃない!ほら、早くしないと来ちゃうわよ…あ、待って!キリト君。…やっぱりこっちのスカートの方がいいかしら…?」
「っておい!明日奈!そんなのに迷ってないで…ってそうじゃなくて!なんで…なんで…
なんで、俺が女装なんてしなきゃいけないんだー!!」
〜〜〜
「しょうがないじゃない!母さんから帰るって連絡が突然きたんだもの!」
事の発端は3時間ほど前に遡る。
アスナのお母さん…京子さんから、今日は夜遅くに帰ると連絡があり、今日は母さんがいないし、美味しいクッキーを焼いたから私の家に来ない?と明日奈に言われたので、やりー!とお邪魔したのは良かったのだが…用事が早く終わったので今日は早く帰ります。と京子さんから連絡があったのだ。…ユウキの件もあって、明日奈と京子さんの間にあった確執もだいぶ薄れてきてはいるが、それでも、まだ俺がアスナと付き合っていることに全面的に肯定はしていないのだ。
「そ、それはそうだが…なんで女装なんだよ!どこかに隠れれば良いじゃないか!」
そう、そしてこの状況は明日奈が、「お母さんがキリト君に気づいたら少しめんどくさいことになりそうね…そうだわ!キリト君、女装よ!それが良いわ!いえ、それしかないわ!」といつもはお淑やかな美少女剣士(バーサークと呼ばれてたりするが)であるが、この時はこれでもかと鼻息を荒くして訴えてきた。もちろん絶対嫌だと伝えたのだが…
「それは無理よ。母さん結構な《索敵》スキル持ちだもの!隠れるより、胸を張って会ったほうが絶対良いわ!」
この通りなのだ…くそ、なんとか解決策はないのか…
「あ、そうだ!京子さん、まだ帰ってこないんだろう?だったら俺もう帰るよ!」
女装なんて絶対したくないし…
「ぇ?………きりとくん…もぅ帰っちゃうの…?」
グハッ!///
…そ、そんなに上目遣いで見られても…さすがに今日の俺は引き下がれな
「きりとくん…」
引き下が…れ…
「きりとくん…」
な……
「お願い…まだ一緒にいたいの。だめ?」
…
「わ、わかった。」
しょうがない…か。
「やったー!」
こんなに嬉しいそうな顔をされちゃ…な。
だが…スカートだ…スカートだけは避けなくては…!
そこで、明日奈の端末から可愛い声が鳴り響く。
「ママ!お勤め先からここまでの時間を計算するに、あと10分ほどで到着すると思われます!」
さすがは我が娘…と感心してる場合じゃないな…。
「ユイ、ありがとう…そ、それでなんですが…あ、明日奈さん…?す、スカートだけは…」
「ありがとう、ユイちゃん!…よし!これに決めたわ!
さぁ…キリト君…!」
ヒ、ヒィ!
「さぁ…!」
ゴ、ゴクリッ…
「さぁ…!」
〜〜〜
後日談
その後、明日奈の決めた服(スカートだけは回避した)を着た俺は、京子さんが帰るのをクッキーを食べながら待ち続けた…が。10分たっても京子さんは帰らず、明日奈がケータイを確認するとタイミングよく、急に用事が入りました。夕飯までには帰ります。と連絡がきたので、さすがに夕飯時までいるのは悪いからと明日奈を説得し、俺は解放されたのであった。
どこかでカメラの音が聞こえた気がしたが…そんな動きはなかったはずだし…気のせいだと思いたい…。
書いてて思いましたが、アスナ母はキリトの顔わかってるんでしたっけ?いや…でも、もしそうでも妹…いや姉で通せば…?
感想、評価をお待ちしております。