カランカラン!
「大当たり〜!!特賞の温水プールと温泉招待券!一組五人セット!!」
商店街の福引きで何気なく回してみたら、まさかの大当たり。
「やったよっ、りんりん!」
「うん…!すごいね…あこちゃん!!」
しかも、なぜによりにもよってバンドの練習の帰りなのだろうか。
ことの始まりは今から数時間前、私たちRoseliaはいつものようにバンドを練習をし、スタジオを出て、五人で帰っている時、宇田川さんが福引券を鞄から取り出し、商店街に急遽行くことになった。
福引きのテントにくると、スタッフさんに券を渡し、宇田川さんは回したんです。出てきたのは、金色。
そしたら、冒頭のあのようになったというわけです。
「すごいわね…」
「うんっ!アタシもびっくりだよ!しかも、五人組の招待券だから行こうよ!友希那!紗夜!」
「……そうね」
「たまには、息抜きも必要ですからね」
私と湊さんは頷き、私たちRoseliaは温泉プールと温泉に行くことになった。
「わあー!綺麗〜!」
「あ、あこちゃん…あんまり外に顔出すと危ないよ」
「平気平気!」
「あははっ、あこ。無茶はしゃいでるね♪」
「当然よ。なんせ、温泉旅行なんだから」
「そうだよねー。友希那、楽しみだよね!」
「そうね。こうして、みんなで…Roseliaで旅行っていうのも悪くないわ」
「湊さん」
「友希那…」
私たちはバスに乗り、目的地まで向かっています。
秋というだけあって、窓から見える景色はとてもいい。
丁度、紅葉が木を覆い尽くし、幻想的なアートを出している。すると、バスのアナウンスがなり、目的の場所まで近づいたため、降車ボタンを押し、私たちは降りた。
温泉地に着くと、どこをどう見ても山、山、山だ。
水面に映る姿もなんとも美しい。
あれこれしているうちに無事に到着し、旅館の方に向かう。
「予約していた宇田川です」
「宇田川様ですね、少々お待ちください」
綺麗なお礼をして、フロントマンはバックへ姿を消した。
「それにしても、意外ですね」
「何が?」
「温泉旅館だったら、普通は女将が出てきてもおかしくはないでしょ?」
「確か…フロントの担当の人も和風って感じはしなかったもんね」
そんなことを言っていると、フロントマンが出てきて、私たちに簡潔に説明して、部屋鍵を渡した。
「お待たせしました。今回、お泊りいただくのは、旅館の三階の405号室。『乱れ桜の間』となっております。それでは、ごっゆくり」
「よぉ〜し!部屋鍵ももらったことだし!まずは、部屋に行こっか?二人とも、部屋に行くよ!」
リサはソファで座って待っていた二人を呼び、二人は腰を浮かした。
今回の旅行に泊まる宿は『徒然草』。一件、和風の旅館に思ってしまいがちだが、実は洋を取り入れた少し変わった和洋折衷の旅館なのだ。
これは、オーナーの考えた案らしく、『この温泉地にはたくさんの観光客と外国人が押しかけくる。ならば、和と洋を取り入れた旅館にしようじゃないか!』というような会話になり、それは実行され、今や人気の高い観光地となった。
また和の部分は、平安や貴族などの屋敷などをイメージとして構造されており、階層は地下一階から最上階の三階まである。またこの旅館では、出てくる料理や旅館内に洋の部分が混ざっているらしく、それを見つけて探すのが密かに観光客に人気だとか。
「えっと、三階でしたっけ?」
「そうそう。三階の405号室」
「三階ってことは最上階っ!?」
「そうだよっ。いや〜、あこすごいとこを当てたな〜。よしよしっ〜」
「も、もう!リサ姉、あんまり撫でないでよ!」
ちなみにいいますと、『徒然草』の館内はとても入り組んでおり、館内図を見なくては迷ってしまうほどだという。
私たちはエレベーターに乗り込み三階のボタンを押す。
体感にして僅か数秒。
チンっ!という上昇しきった音がなるとドアが開いた。
「確かにこれは迷いそうね…」
「まあ、ここはそんなに複雑じゃないし…。大丈夫だよ」
皮肉めいた会話を交わしていると、『乱れ桜の間』に着いてしまった。
鍵穴に鍵を差し込み、右手で回しながらドアを開けると、そこには……。
「「「「「凄い…!」」」」」
私たちの声が揃うほどの絶景が広がっていた。
ガラス張りに窓に映し出される紅葉色。
バスの中で見た光景とは、まるで違った。
それほどの美しさだった。
「この光景を見ると、曲のインスピレーションが浮かびそうね」
「ちょ、友希那。こんな絶景を前にしても歌詞のことなの〜!少しはムードを大切にしようよ!!」
「それより、これからどうします?」
「あっ!あこ、温水プールに行きたいです!」
「「「「温水プール…?」」」」
「はいっ!この地下に温水プールがあるんだって!それに今、誰もいないから貸切状態って、さっきフロントさんが言ってたよ!」
「まあ、一応水着を持ってきていますが…」
「いいねっ!行こうよ、温水プール!」
それから、私たちは水着とタオル、着替え用の下着などを持ってエレベーターに乗り、地下一階に向かった。
温水プールのある地下一階に着くと、宇田川さんが言っていた通り誰もいなかった。
私たちはそれに少し驚き、脱衣所へ向かった。
私は素早く水着に着替える。
私の水着は前の夏合宿の時の水着で、エメラルドグリーンの水着で、腰に少し小さいがパレオがある。髪は纏めて、ポニーテールにしてあります。
私は脱衣所を出て、プールの方に行く。
プールを見ると、うちの高校の屋内プールほどの大きさで、水深は恐らく2、3mだろう。足はだいたい着く。
もう少し奥の方をすると、少し深めのプールがあった。天井にはオシャレなシャンデリアがある。
少し離れると、ビーチパラソルやビーチチェア。
浮き輪の貸し出し、出店などがある。
「結構、解放感があっていいですね」
「ほんと、そうだよねー」
私がそう口に出すと、後ろから今井さんの声がし振り返った。
彼女の水着は確か、以前夏に今井さん、宇田川さん、燐子、ひまりさんで海に行ったと言っていたわね。その時の水着かしら?
白の布地にピンクの花柄のビキニで、とても可愛らしい水着だ。
「今井さん……。湊さんは?」
「もう少ししたら、くるかな?あっ、来た」
湊さんがこちらに向かって歩いてくるのが見えた。
彼女の水着はまさしく黒のビキニである。下はスカートタイプだ。まさに銀色の歌姫に似合う水着だ。
「ふぅ、少し手間取ったわ」
「友希那〜可愛いいよ〜」
「ちょ、リサ!?」
今井さんが湊さんに抱きついた。
そこで、宇田川さんと燐子がやってきた。
「りんりんっ!早く行こう!」
「ま、待って…あこちゃん!あんまり引っ張らないで!」
宇田川さんの水着は紫の刺繍が、入った可愛らしい水着だった。
しかし、手を引かれてきた燐子の水着姿を見たとき、私と湊さん、今井さんは固まりました。
「や、やっぱり…す、凄い…!」
「どうしたら、あんなになるの…?」
燐子の水着は黒色のワンピースタイプの水着で胸元に白いリボンが入っている。
その胸元に私たちは釘付けになる。
そして、準備運動をして私と湊さんはビーチチェアに座った。
今井さんと宇田川さんは燐子を連れて温水プールに入って行った。
リサside
私とあこは燐子を連れて温水プールに入った。
「それじゃあ、泳ごうか!」
「あこ、浮き輪持ってくる!」
「あ、あの…」
「ん?どうしたの?」
「い、いえ、私は泳げない…」
「だから、泳ぎを教えようかなって思って!」
「で、でも…」
あちゃー、燐子はやはり無理かな…。
あっ!そうだ、これを、使えばいける!
「燐子〜、もし泳げたら紗夜が褒めてくれるかもよ〜♪」
「っ!?」
燐子の顔がマジになった。
いやー、恐らく最近、紗夜に甘えてないんだね。
紗夜の奴、大事な彼女を甘やかせないなんて、なんて人だ!
「それじゃあ!まずは息どめ勝負!」
「「なんで、そうなるの…」」
「せーの!!」
ザプンッ!
あこの一声で、アタシと燐子は大きく息を吸って潜る。
潜った時、水中はとても綺麗であとはちょうどいい冷たさでいつまでも潜っていたいという気持ちがあるけど、アタシはそこまで長くは息を続かないし…燐子の方は?
「ッ……ッ……」
あー、めいっぱい目を瞑って息を止めてるね。
ちょっと、可愛いって思っちゃった。
あと、胸が凄い…。前、みんなで海に行った時も思ったけど、ほんとにやばい。同年代のアタシとは全く違うからねー。紗夜はいいよね。
あこの方は…。
ぷか〜ん〜。
アタシがあこの方を向いた時、ぷか〜ん〜と浮いていた。
その姿に、アタシは思わず。
「ブバッ!!」
止めていた息を全部、吐いちゃって水が少し入ってきた。
や、やばいやばい!早く浮上しないと!
アタシはすぐに底を蹴り、水面に顔を出した。
「ぷはっ!ゲホッ…ゴホッ、ゲホッ!」
「あっ、今井さん…大丈夫…ですか…」
「だ、大丈夫…」
「ぷはっ!あこの勝ちっ!」
あこが水面から顔だしてそういった。
「いや!あこ、間際らしい潜り方しないでよ!!」
「えへへっ、《NFO》であこはネクロマンサーだから、死体役は得意だよ!」
「それ、関係ない…」
アタシはそういった。
いやー、あれはもう勘弁して欲しいよ…。
「何、やってるんですか?」
「あっ、紗夜」
アタシがため息を吐いた時、紗夜がいた。
紗夜に友希那はと聞いた時指を後ろにして示したので見てみると友希那はビーチチェアで寝ていた。
紗夜に実は息どめ勝負していたんだよ〜とアタシは紗夜に言った。
「息どめ勝負……」
紗夜は燐子を方を見て、少しだけニヤついたように見えた。
「それじゃあ、紗夜さんもやりますか?」
「……ええ、やらせてもらいます。少しでも肺活量を鍛えたいですから」
紗夜はそういうと、軽く準備運動をしプールに入ってきた。
紗夜、何か企んでいるのかな?
いや、そんなことないと思うけど。
「それじゃあ、二回戦!」
あこがそういうと、アタシと燐子、紗夜は大きく息を吸って水中に潜る。
ゆっくりと目を開け、視界を確保して辺りを見回す。
すると、あこが「ブバッボベバビッ!」とか言って息全部吐いちゃって、そのまま浮上して行った。
ん?何か、あったのかな?私は紗夜と燐子の方に向いた時、
「ブボッ!?ッ……!」
アタシが振り向いた時、紗夜は燐子を引き寄せて、キスをしていたんだ。
アタシは咄嗟に息を吐いたけど、なんとか手で押さえる。
ちょっとちょっと!?何やってんの、紗夜!
燐子なんて、驚いて目見開いてるよ!
あっ、でもすぐに閉じちゃった…。えっ、何そんなに気持ちいいの!?
はっ!ま、まさか…あの時のニヤケ顔ってこれのことだったのかも。
と、アタシは気づいたのであった。
すると紗夜と目が合い、こちらに視線を送っていた。
《ちょっと、今井さん…私と燐子の邪魔をしないでください。とても今、いい気分なので》
《いや、それ関係ないから!》
《あなたもほんとは湊さんとしたいでしょう?こんなこと》
《うっ、否定はできない…》
ほんと、何やってんの……ん?
アタシは紗夜がもう一度、こちらを見たあと燐子を思い切っり抱きしめた。
そして、
「…ゴボッ!」
燐子の唇の隙間から一つの大きな泡が出て、水面に向かっていく。
よく目を凝らして見たとき、アタシは驚いた。
紗夜は燐子の口に恐らくだが、舌を入れたのだろう。燐子はそれに驚き、唇の隙間から息を吐いてしまい、急だったから離れようとしたけどガッチリと抱きしめられているため、離れられない。しかも、ちゃかり胸揉んでるし!?
そして、最終的には酔いしれて紗夜に身を任せるんだろう。
アタシはもう、どうでもいいと思い浮上した。
浮上すると、ぐったりとあこと看病している友希那だった。
「リサ、一体何があったの?」
「いや、大したことじゃないよ。あは、あはははっ」
アタシは友希那に誤魔化しをし、二人が上がってくるのを待った。
それから二人は約数分後に浮上してきて、プールから上がった。
その時の燐子の顔を真っ赤になっており、紗夜はとても満足そうだった。
結論から言うと、紗夜もどうやら欲求不満だったということ。
最近、燐子に構ってあげられなかったのは恐らく欲求を抑え込む為だろうが、どうやら鎖が切れてしまい、あのような行動に走ったのだろう。
ああー、アタシもいつか友希那とやってみようかなー。紗夜が実践してくれたし、多分出来るよね!
リサside out
紗夜side
私は湊さんと一緒にビーチチェアで休んでいた時、宇田川さんが何やら変なことをやっているなと眺めていた時、不意に湊さんの方を向いた時、スゥースゥーと寝息を立てていた。
恐らく、疲れて寝てしまったのだろうと、私は思い、宇田川さん達の方へ向かった。
それから、何をしているのと聞き、今井さんが息どめ勝負をしてたんだよっと言った。
息どめ勝負……水中…息どめ…苦しい…空気…空気を分ける…すなわち空気移し。
と、何故か私の頭の中でそう解釈し、私は恋人である燐子に視線を向けた。
頑張って息を止める彼女の限界が来たら、私がキスで空気を分ける。
なんと、素晴らしい作戦でしょうか…。
すると、好都合に宇田川さんが誘って来たので、私は了承し、軽く準備運動し、プールに入る。
「それじゃあ、二回戦!」
宇田川さんがそういうと、私と今井さん、燐子は大きく息を吸って、潜った。
潜ると、私は目を開け、燐子に近づいた。
目を瞑って、堪えている姿がとても愛おしい。
私は我慢が出来ず、彼女の手を引き寄せ、そして私は彼女の唇に触れた。
「んっ…!?」
彼女は驚いて、目を開き私を見た。
私は彼女の唇を何度も啄む。
そして、彼女もそれに答えるかのように、私の唇と合わせた。
そして彼女は瞳を閉じ、唇を合わせてくる。
「ブボッ!ッ……!」という息を吐き出した人を見てみると、今井さんでした。
しかし、彼女は両手で口を押さえ、どうにか全ての息を吐き出さずに済んだようです。
すると、今井さんと目が合い、私は今井さんに視線を送った。
《ちょっと、今井さん…私と燐子の邪魔をしないでください。とても今、いい気分なので》
《いや、それ関係ないから!》
《あなたもほんとは湊さんとしたいでしょう?こんなこと》
《うっ、否定はできない…》
という念話を送り、私は次の段階に進むことにした。
私は燐子の身体を抱きしめ、彼女の唇をこじ開け、口内に舌を入れた。
「ゴボッ…!」
彼女は当然のように驚き、唇の隙間から大きな泡が出てきた。そして、私は燐子の舌を見つけると、絡め取る。
燐子もそれに応戦してきて、彼女の口からは泡がどんどん出てきた。そして、彼女の豊満な胸を揉み、私は彼女と水中で息が続くまで深く口付けをした。
それから、数分後には息が限界を達し、私は燐子を抱え、浮上した。
それからプールに上がり、休憩をした。
ふぅー、とても満足でした。
ここ最近、欲求をずっと抑えていましたから、解放された瞬間の私はまさに狼でしたね。
それから、私たちはシャワーを浴び、浴衣に着替え、部屋に戻り夕食をご馳走になったあと、全員で温泉に行こうということになった。
しかし、いきなり宇田川さんが「あこは一緒に入りません〜!!」といったが私と今井さんが捕まえて、温泉の脱衣所に連行した。
紗夜side out
あこside
「いやですっ!!あこは後から入ります〜!!」
「いいから、入るよ」
あこは友達とか他の人と一緒にお風呂入るのは、苦手なんです!
身体を見られるのがいやなんです!
お風呂の脱衣所まで連行されたあこはどうにか説得をして、みんなには先に行ってもらうように頼んだ。
そして、あこはこっそりと戸を開けて行こうとした時、りんりんが来た。
「りんりん!?」
「あこちゃん?」
「やめて!これ以上来ないで!」
「えっ…」
あこはりんりんに背を向けて、逃げたのだ。
「あ、あこちゃん……」
「ふぅー、気持ちいいね〜」
「そうね」
「心と身体が温まりますね。それより、燐子。宇田川さんを呼びに行ったのに遅いですね」
「あこもあこもだねー。まさか、こんなことが苦手だったなんて、知らなかった」
「いや、恐らく中の人と同じという設定にしたんじゃないかしら?ほら、中の人も合宿の時にメンバーに裸見られたくないから、逃げてたって」
「ゆ、友希那!それ、メタ発言だよ!」
「燐子、どうだった。…燐子?」
「き、拒絶されました…」
「ええっ?」
あこはりんりんから逃げた後、温泉に浸かろうと思ったけど、湯気で曇って来てどうにかして湯船に浸かろうと思った瞬間、紗夜さんと友希那さんの目の前に来てしまい、あこは驚いて叫んでしまった。
「きゃあ!?」
「えっ?」
「ッ!?」
叫んだあこの声に紗夜さんと友希那さんはビクッとなった。
二人の顔を見たあこは逃げることに徹底した。
「う、宇田川さん、なんだったのかしら?」
「さあ、なんだったかしら?」
「私、少し行ってくるね」
「リサ、私たちは露天風呂に行ってるから後から来て」
「わかった」
「今井さん…大丈夫でしょうか…?」
「まあ、あの人なら大丈夫でしょ」
「そうですね…」
「ここまでくれば、安心だよね…?」
あこは二人から逃げたあと、ジャグジーに入り首を出して辺りを見回す。
そしたら、モクモクの中にとても美人なお姉さんが入ってきた。
誰かな〜と思った時、「あこ〜」と呼ぶ声がした。
「リ、リサ姉っ!?こっちに来ないで!」
「ええっ!?」
あこはリサ姉の身体を見たくないから、手で目の前…顔の目の前に手を出してリサ姉の顔をしか見ないようにしたんだ。
「あこ、みんな露天風呂の方に行ったけど来ないの?」
「い、行かない…!」
「そう?わかった」
リサ姉はジャグジーを出ると露天風呂の方に向かって行った。
あこはまだジャグジーから出ることはなかった。
あこside out
紗夜side
また私か思っているでしょ、そこのあなた?
仕方ないでしょ。これくらいじゃないと話が進まないんですから。それにこの話の語り部は殆ど私ですからね。
っと、挫折はしましたが、話を戻して。
今井さんが宇田川さんのとこに向かい、私と燐子、湊さんは露天風呂に向かった。
綺麗な夜空を見上げながらのお風呂は最高にいい。すると、今井さんが来て私たちは四人は宇田川さんについて話していた。
「あこちゃん…来ないね…」
「さっき、私たちのとこに来て逃げて行ったわよ?」
「さっき、私が行った時は普通にしてたけど露天風呂はパスするって」
「そう。こんなにも気持ちいいのに」
「そろそろ、出ようかしら?」
「そうですね…」
私たちがお風呂から上がり、脱衣所に向かおうとした時、宇田川さんが脱衣所に向かっているのと鉢合わせた。
「あっ、あこちゃん…」
「こ、来ないで!りんりん!」
「ええっ…!」
「もう出るから、安心して宇田川さん」
「は、はい…」
宇田川さんはそういうと、脱衣所の戸を開け私たちもそれに続く。
私たちは浴衣に着替えて、部屋に帰る途中燐子が宇田川さんにこういった。
「あこちゃんの……裏切り者!」
「ええっ…!り、りんりん!ま、待ってよ!!」
私たちは部屋に着くと布団を敷き、歯を磨きに行き、私は布団に入ろうとした瞬間、私の元に枕が当たった。
「あっ」
「ご、ごめん…紗夜!」
「ええ、いいでしょう。その勝負、受けて立ちましょう!」
「ええっ!?ちょ、待ってよ紗夜!」
「問答無用です!」
私は枕投げをしていた今井さんと宇田川さんに向けて、枕を投げた。
それからは燐子と友希那さんも参加してしまい、疲れるまでやってしまった。
私と燐子、湊さんは肩で息をし、今井さんと宇田川さんはまだ元気そうだった。
しかし、宇田川さんが欠伸をすると、みんなも釣られて欠伸をしてしまう。
「もう、寝ようか?」
「そうですね…」
「ええ」
「それじゃあ、私が電気を消してきますね」
私は照明を消して、布団に入った。
湊さんと今井さんと宇田川さんは疲れたのか、寝息が聞こえてきた。
私も寝ようと思った時、誰かが私の布団に入ってくる。私が布団の中をみると、燐子が入って来ていた。
「り、燐子?」
「紗夜さん……一緒に寝ていいですか……?」
「え、ええ、いいわよ」
私はそういうと、燐子は顔を出して私の右腕に抱きついて来た。
その時の浴衣からはだけた胸と抱きつかれた右腕に柔らかい感触が私の脳の神経に直接、注ぎ込まれ警告音が鳴っていた。
このままでは、燐子を襲ってしまうという警告音が。
私はなんとか耐え、燐子がぐっすり眠れるように頭を撫でた。燐子は気持ち良さそうな顔をして寝て、私はその顔をみると微笑み、額にそっとキスを落とす私は目を閉じた。
今日はとても楽しい一日で、このメンバーで来れたことに感謝がしたいと思った私でした。