「みんな、実はね最近、気になる人が出来たんだ」
練習が終わり片付けをして、今井さんが私たちにクッキーを作ってきて食べたいいたり、飲料水を飲んだりとしている最中に、突然爆弾発言をいい、私たちは固まった。
私は水を飲んでいた時に、言われ私は飲んでいた水を勢いよく吹き出し、その場にいた白金さんにかかってしまった。
白金さんは服はずぶ濡れになり、私はすぐにタオルを取り出し、彼女に被せた。
その時、彼女の服を見たとき、黒の下着が透けていたは内緒ですけど、学校帰りの練習だったので、白金さんに私のジャージを貸した。
と、その前に……。
「すいません……もう一度、言って下さい」
「だから、その……最近気になってる人がいる!もう、あんまり言わせないでよ/////」
はっ?いやいやいや!何を言ってるんですか!?おかしいでしょ!?
なに!?くねくね、体動かして、気持ち悪いわ…。
「いやいや!?あなた、なにを言ってるの今井さん!?あなた、正気ですか!?」
私はあまりの衝撃すぎて舌が回らず、泡を食ったような表情になる。
そんな私を宇田川さんが宥める。
「お、落ち着いてください紗夜さん!?深呼吸です!すぅーはぁ、すぅーはぁ」
が、宇田川さんも私と同じ落ち着いていなかった。
すると、着替えを終えた白金さんがやってきた。
「あの…二人とも動揺…しすぎです。少し…落ち着きましょう…。もしかしたら、何か訳があるかも…しれませんよ…」
白金さんがそういうと、私と宇田川さんは少しは落ち着いた。
しかし、私が貸したジャージ……白金さんのとある部分をものすごく強調しているので、自然と目が泳いでしまい、見てしまう。
「氷川さん…?」
「あっ、いえ…。ごめんなさい、白金さん。あなたの制服にお水を」
「いいえ、気にしてませんから……。……………氷川さんの匂いがするから、いいです…」
「ん?何か、いいました?」
「いいえ、何も」
そうですか?さっき、何かボソッと聞こえたような気がしたのですが気のせいですね。
それより、まずは今井さんよ。
「白金さんの言う通りね。恐らく、気になる人なんてlikeかloveとか話じゃないわ。親御さんのことでしょ。もう少し言葉をきちんと言ってください。そうでしょう、今井さん?」
私は今井さんに言うと、彼女はうぅ〜んと考える仕草をし、こういった。
「いや、親じゃあないよ。アタシもこんな気持ち初めてだから、分からないけど…多分、恋とか愛かも」
その言葉に私たち、三人は今度こそ動きが止まった。その時間は数秒だろうか?誰も動かなかったが私たちは冷静さを失っていった。
「う、嘘でしょ………!?」
「あわわわわわっ!?」
「ほ、本当なんですか……今井さん…」
私たち、三人は言葉が出なかった。
しかし、私はあることに気づいた。
今井さんの幼馴染で、我がRoseliaのボーカルーー湊 友希那さんが何も喋っていないのだ。
私は気になり、後ろに振り向くと今井さんが作ったクッキーを手に取り、固まっていた。
その後に気づいた白金さんと宇田川さん。
今井さんはゆっくりと湊さんに近づいていく。
「ゆ、友希那?」
今井さんの呼びかけに反応したのか、ピクンと動きクッキーを袋に戻した。そして、いつもの表情で今井さんの方へ向いた。
「……リサ」
「な、何かな〜友希那?」
尋常じゃないほどの圧を感じたのか、今井さんは後ろに数歩下がった。
それを私たちはただ固唾を呑んで、見守る事しか出来なかった。
「今の本当なのかしら?気になる人がいるって」
「う、うん。じ、実はそうなんだ〜」
「そう……」
湊さんは小さな声で呟き、顔を上げた時微笑んでいたのだ。もう一度いいます。微笑んでいたんです。
怒るとか悲しむとか『そんなものに興味があるなら、脱退しなさい!』とか言うと思ったのだけど、次の言葉に私たちの予想を遥かに超える衝撃を与えた。
「誰なのしから?リサが気に入った相手って?」
そのあまりの反応に私たちは驚いた。今井さんは何故か、傷ついたような表情していた。
しかし、驚くのはこれだけはなかった。
「リサ、バイト先輩かしら?それともどこかで知り合った人?ライブを見に来てくれたファンの人かしら?」
いきなり、矢継ぎ早に繰り出される質問に今井さんは「ええと…」としか、答えれない。
「リサを好きになる人なんだから、きっといい人ね」
湊さんの様子は誰がどう見てもおかしいかった。いつも厳しく何事にも妥協を許さない人が今井さんの返答を待たずに、次々と質問を投げかけているのだ。
私たちもたじろぐほどに今の湊さんは異常だった。
そして、今井さんに顔を寄せ、彼女の目を覗き込んむ。その時の今井さんは、数歩後ろに下がるほどに怯んだ。
「どんな人なのかしら?リサの気になる人、私が見極めてあげないと、ふふっ」
明らかに今この場にこの人は湊友希那ではない。湊さんの皮を被った何者なのかと思うほどだった。
私たちはそれに耐えきれなかった。
いや、強いて言うならば今井さんが耐えきれなかった。
「ごめん、友希那、みんな!今の話、全部嘘!気になる人なんていません!」
「「「「………………はっ?」」」」
私たちは四人はいきなり過ぎて素っ頓狂な声が出た。
今井さんが洗いざらい白状してくれました。
どうやら、家族でテレビを見ていたときにある番組で「気になるあの人の反応をチェック!」という恋愛関連の番組らしく。その番組で恋人ではないけど、気になってる相手に対して、「実はね、私気になってる人がいるんだ」っと想い人の反応を見るコーナーがあった。
番組内では、その告白の相手が焦ったらしく、「俺はお前のことが好きだ!」と告白させることに成功した。
今井さんはそういうことに少し影響を受けやすい人だ。
今井さんは湊さんの反応が見たいということで試した見たという。
結果、湊さんは今井さんが必要とのこと。
その結果………。
「…………リサ」
「えっ、何…友希ぶふっ!?」
「………ふん。リサなんて嫌い」
湊さんのビンタが今井さんに入り、今井さんはその場に崩れた。
湊さんはスタジオが出て行った。
私たちはその場に崩れた今井さんをただ見ているしかなかった。
その後も、
「ね、ねぇ…友希那ー」
「…………」
「友〜希〜那〜」
「……………」
「友希那さんー」
「…………」
「……にゃー」
「………」
「ごめんっ!ゆきなー、ゆるしてぇー!!」
「……いやよ」
「友希那〜!?ひ、酷い……」
この有様である。湊さんが今井さんを無視し続けるという結界になった。
どうやら、相当怒っているらしい。
それもそのはずだ。幼馴染からあんなことを言われれば、誰だって驚くし、なんせ嘘と分ったなら、尚更怒る。
この三日間、湊さんは今井さんを無視し続けている。
最初のうち、今井さんも反省していたが三日間となると今井さんも限界だった。
泣きついているが、全く変化がない。
「今井さん、自業自得よ」
「友希那〜!!!ごめんっ!!!」