「今日の練習はここまでよ。みんな、お疲れ様」
「お疲れ〜」
「お疲れ様です」
「お疲れ…様です…」
「お疲れ様ですっ!」
私たち、Roseliaはいつものように練習をして、今丁度、終わったところだった。しかし、唐突に今井さんが湊さんに余計なことをいい、また面倒くさいことになるとは、この時私は思ってなかった。
「お疲れ様〜、あ・な・た❤︎はい、お水」
「ありがとう、リサ」
えっ、なにか始まったんですが…夫婦漫才?
「今日の仕事も、大変だったの?」
「ええ、少し遅くなったけど良かったわ、あなたの顔を早く見たくて急いで帰ってきたわ」
「もう〜そんなこと言うと照れるよ❤︎」
なんですか、これ…。
「上着、預かります…………」
「リサ、どうしたの?」
「………ねぇ、あなた」
「なに?」
「…なんで、コートから他の女の人の匂いがするの?」
「ッ!?」
えっ、なんかいきなり、夫婦漫才から夫婦修羅場になってますけど。
「いや、違うのよリサ!これは、その…」
「あれ?上着ポケットからなんか、名刺が出てきたんだけど?キャバクラ?なに、これ?」
「そ、それは……」
「ねぇ、あなた。まさか、今日遅くなったのって、ここのキャバクラに行ってたこと?」
「……先輩の強引な誘いで行っただけよ。やましいことはしてないわ。それに、私はリサ一筋よ」
「へぇ……、じゃあこの名刺の裏に書いてある…『また、来てね〜❤︎ゆきにゃ〜❤︎ byあいな』って、書いてあるし、番号も書いてるよね?これはどう説明するの?」
「そ、それは…そこのキャバクラで働いてる人に無理やり、渡されたのよ!」
「あっ、そうなの?」
「それに、私はリサ。貴方しか愛せないわ、これからも私はリサとずっと一緒に全てをかける覚悟はあるわ」
「友希那……好き❤︎」
「私もよ」
「なんなの?これ」
「夫婦漫才ですよ、あなた」
「そうですよ、お父さん!」
「あら、そうなの?」
「はい。そうですよ」
「そう。あっ、あこ。ちゃんとご飯を食べる前は手を洗って来なさい」
「はぁーい!」
「ふふっ、あこちゃん……可愛いですね、あなた」
「ええ、ほんとにやんちゃな娘です。……その前に燐子」
「なんです…えっ!?」
壁ドン!
「貴方から他の匂いーー香水かしら?女の匂いがするのだけど、なに?」
「そ、それは……その、となりのリサさんと話してて……」
「そう……。それで匂いが付いてしまったのね…。最近、私が襲わないから…….誘っているのかしら?」
「ッ////////」
「あら?真っ赤になってもじもじとして胸を寄せてあてつけにしか、見えないわよ?」
「…………ッ」
「リサさんがこんなことをしないのはわかってるけど……例え知ってても、スルー出来るかしてやれるかは…….別よ」
「あ、貴方…んっ!」
「ん…ぷはっ。…がぶっ」
「あっ!ッ!?はっ…あっ……やっ…!」ビクンッ!
「はっ、はっ……ちゅうぅぅぅ!ぷはっ!ぺろぺろ……これで、マーキング終了、燐子。愛してるわ」
紗夜さん、立ち去る。
燐子、ずりずりと座り込む。
「はあああああああああっ〜❤︎❤︎❤︎❤︎好き❤︎❤︎」
「あっ、お母さん!ちゃんと手洗って来たよ!早くご飯食べよ!」
「…….そうだね。行こう、あこちゃん」
「うん!」
「どうどう!意外といけるでしょ!」
「……そうですね。いや、ほんとにいいですけど……少し羽目を外してしました//////////」
「そうね、あれはやり過ぎよ紗夜。燐子を見てみなさい。首元に手を置いて、真っ赤よ」
「しかも、私の匂いで嫉妬するなんて、紗夜は独占欲あるな〜」
「そういう、貴方もでしょ!湊さんを疑いすぎです!」
「ええ、そうかな?」
「もし、リサと結婚したらヤバイわね」
「りんりん、大丈夫?」
「う、うん…大丈夫…だよ、あこちゃん」
燐子は首元に付けられた紗夜からのマーキングを帰宅するときも隠して帰った。