チートを貰ったが、異世界では……。   作:月詠 秋水

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どうも、秋水です。

昨日は投稿できずに申し訳ありません、色々と用事がございまして横須賀の方へと赴いておりました。その旅路人生初の船だったのですが、興奮で酔うどころではなかったのでその点では良かったのかなと思っております。




第52話 決着する戦い、そして胸に残る不安

混ざりあったアメノウズメと雪咲の魔力は留まることを知らず、どんどん膨れ上がる。だが魔力が周りに与える影響は少なく、結界の仲間では被害は及ばなかった。膨れ上がり溢れ出した魔力はイメージとして具現化し、それが雪咲とアメノウズメに纏わり付いた。その時に発された光はとても眩く、結界内に居ても思わず目を瞑ってしまうような強烈な光。だが同時に暖かく、陽だまりの中で転寝をしているような気分になる。

 

「----?!?!」

 

魔物の叫びが響き渡るが、その音は結界内には一切届いていない。それどころか雪咲とアメノウズメにさえも届かず、魔物は雪咲の魔法で鋭く尖った岩を掴み投げる。だが光の根源に勢いよく向かっていくが、一歩手前でその動きは完全に停止する。一つの岩だったのが真二つになり地面に落ち、魔物の岩を投げた腕もが体液を吹き上げながら地面にボトリっと落ちる。辺りに飛び散った体液だが、それに触れた物は一切解けずにいた。それもその筈、雪咲の放った斬撃には浄化の能力が込められていたのだから。

 

「……これは」

 

覆っていた輝きは消え去り、雪咲は改めて自分の姿を見てみる、着ていたローブは完全に消え去り代わりに桜色の和服を着ていた。袴の色も薄ら桜色で、羽織に関しては桜の刺繍までもが入っていた。流石に少し照れくさかったが、今はそんな事を気にしている余裕はない。どうやらこの状態になっているにもタイムリミットがあるらしく、多く見積もっても20分近くが限界だろうと勘付いていた。

 

折れたはずの刀はいつの間にか治っており、寧ろさっきまでよりも切れ味が数段にも上がっている気がしていた。そんな刀をゆっくりと振りかぶり、魔物目掛けてスッと振り下ろす。すると魔物は、まるでかち割られたみたいに真二つになりその場に倒れ込む。もはや完全に再起不能状態で、ピクリとすら動く気配はなかった。

 

これで終わり……だと思っていたのだが、何か胸に引っかかる感覚が否応にも残る。何かを見落としているような、気持ち悪い感じが。じっと辺りを見渡してみると、魔物の亡骸に近付く人影を見つける。目を凝らしてみると、その人影はローブに包まれて顔までは見えなかったが女性のようにも見えた。その人影はこちらへちらっと視線を送り、そのままぼんやりと姿を晦ましてしまう。

 

「……何だろう、あの人」

 

小さく呟きながらも街に張り巡らせた結界を解除し、魔物の亡骸を解体して異次元袋の中へと仕舞い込む。何度も和服に魔物の血液が付着したが、指を鳴らせばすぐに消え去ってしまうので問題はなかった。

 

何か……嫌な予感が……

 

その予感は不運にも的中してしまい、混乱状態に陥ってしまうことになる。だが、今の雪咲にはそれを考える余裕は無かった。




中途半端な所で終わり申し訳ないと思っています、でも一徹の後で考えるには流石にそんな体力は……。

魔物の亡骸に接触した人物は一体、そしてこの後に起こる大波乱とは……!?
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