チートを貰ったが、異世界では……。   作:月詠 秋水

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どうも、秋水です。

昨日は投稿出来ず、申し訳なかったです。
色々と面倒事が起きてしまい、書く暇が無かったのです。

帰ってきたのが日の出頃の時間帯で、そのまま書いても良かったのですが……何分頭が働いていなかったものでして、そのまま寝てしまいました。

まぁそんな言い訳は置いておいて、続きのお話をお楽しみください!


第64話 事実確認、そして親密になっていく仲

「えぇっと……つまり、貴方は不老不死で……隣りにいる女性は神様で、この世界のことを知らない……というわけですか?」

 

 雪咲の話をじっと聞いていた長老の家の客室に居た人達、誰もが信じられないような顔で首を傾げていた。だが少女だけは違う、実際に死なない所を目撃しているため頭の中では納得していた。だが心の中では整理が付かず、悶々としていた。

 

「あぁぁ……もう、意味が分からないわよ!」

 

「そう言われても……」

 

 少女は雪咲に指を指し、そして頭を抱えて項垂れる。

 

「……ちょっと待って、じゃああの旅人は……?出会ったんでしょう?」

 

「あぁ……」

 

 雪咲は思い出したかのように、ポンっと手を叩く。

 

「多分だけど、その人なら魔物に食べられてるんじゃないかな?」

 

「へっ……?」

 

 記憶にある限りの森の中での出来事を、真実のままに話す雪咲。そしてあの旅人が口にしていた惨状が、事実であるかを確認する。

 

「いえ……先程の話を聞く限り、殆ど有り得ません。旅人がこの街の女性を攫おうとはしていましたが、娘がそれを止めたのです。それに見た所、被害が出た家は無いようです」

 

「じゃあ……あいつの話は……」

 

「はい、殆どが作り話です」

 

 雪咲は小さくため息をつき、額に手を当て何か唱えるようにぶつぶつと言葉を口にする。

 

「じゃあなに……俺死に損?ド頭貫かれてまで身の潔白を証明しようとした自分がアホらしい……」

 

「あはは……」

 

 雪咲が一人自分の世界に入っている中、隣でアメノウズメは静かにお茶を啜っていた。すると、少女が何か言いたげな視線で見つめているのに気付く。そっとお茶を置き、少女の方へ微笑みを向ける。

 

「あの……如何なされましたか?」

 

「え、えっと……お名前聞いても宜しいですか?」

 

「私は天宇受売命です、気軽にアメノウズメとでも及びください」

 

「そ、そんな……神様を友達感覚でなんて呼べません!」

 

「ふふふ……それで、貴方の名前は?」

 

「失礼しました、私はリィンです。私の父でありこの街の長老をしている、ガイルの実娘です」

 

 リィンは、深々と頭を下げる。それに連られるように、ガイルも頭を下げる。

 

「こちらの側近の二人、少し黒っぽい髪の方はリュカ、ブロンド髪の方はアルヌです」

 

「どうも」

 

「お見知りおきを」

 

 ガイルの後ろで、二人同時にお辞儀をする。

 

「……」

 

 この場にいる皆は自己紹介を終え、和気藹々とした雰囲気に包まれていた……ただ一人を除いては。

 

 雪咲は、今もなお自己世界へ入り込んでいて周りの話を全く聞いていなかった。アメノウズメがポンっと肩を叩くと、まるで今気が付いたかのような反応を示す。

 

「次、貴方の番ですよ」

 

「何が……?」

 

「自己紹介です」

 

「あぁ……」

 

 コホンっと咳払いをし、簡単に終わらせようと口を開く。

 

「えっと、俺は雪咲と言います」

 

「……雪咲」

 

 雪咲が自己紹介を終えると、何故かリィンは俯きながら何度も雪咲の名を繰り返し口にしていた。だが、雪咲は気付いてはいたが特に気に留める様子もなかった。




次話では、安穏なエルティアの街に異変が……!?

果たして、どんな異変が……?

そして、それに対し雪咲達は……!
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