そもそもこの作品にシリアスなんていらないんだ…!
「…おい、お前」
「はじめまして。…ええっと、あなたは?」
「白々しい。俺に珈琲を飲ませるために動いてんのはあんただろう」
「…!サンダルフォン様ですね。これは失礼いたしました!」
「謝罪は不要だ。それより、俺に珈琲を飲ませるとは…正気か?」
「我が主の命令ですから。しかし、どうしてご存じなのでしょう?」
「ふん。主の命令か。それはうらやましい限りだ。俺は最後まで命令をもらえなかった。最後の最後にもらったのが、お願いときた。羽など押し付けやがって…!」
「おや、ノイシュ。そちらは…?」
「出た、お前がこいつの主様か。俺はお茶会などに出ない!」
「…サンダルフォン様ですね。本日はよろしくお願いします」
「うるさい!俺に構うな!」
「これは我々の楽しみのためでもあります。ぜひ出てください」
「俺はな…人間ごときには分からんだろうが…」
「ノイシュ。あなたは準備があるでしょう。急ぎなさい。それからサンダルフォン様。その辺の事情は結構です。このグランサイファー、あなた以上に深刻な身の上の方がたくさんいるので」
「バカを言え!この俺以上だと?人間ごときが何を言う!」
「そもそも人間ではない者があまりにも多くて…光パですと、アーミラ嬢などいらっしゃいますよね?ご挨拶されましたか」
「うるさい!もういい!俺は珈琲など飲まん!」
「失礼しました。私はあなたに、気付いてほしいのです。人間も天司も真龍も星晶獣も、みんな心を持っているということに」
「一緒にするな!」
「一緒です。では、どうですか?お茶会で一緒ではないことを証明してみてはいかがでしょう」
「…ふん。特異点ではない貴様のいうことなど誰が聞くか…」
「あ、あそこに。ジータ。良いですよね?」
「んな…なんだこのピンポンピンポン!の音に続いて出てくる赤くて丸い円は!」
「正解ということです。ジータも認めています。では、お茶会でお待ちしています」
「それから俺から話しかけたのにあいついなくなっている!?」
「ノイシュでしたらあなた様が自分語りをしている間に準備に向かいました」
「…セルエルと言ったか」
「覚えていただき光栄です」
「天司をあまりバカにするなよ?」
「バカになどしていません」
「ふん…まぁいい。お茶会は何時からだ?」
「おや…これがあなたのいう“特異点”が作った案内状ですが…ご覧になられていないのですか?」
「絵下手だなぁあの特異点!…ぐはっ、背後から何者かに…」
「グランサイファーにはジータを愛する者がたくさん搭乗しているのでお気を付けください…上とかも」
「え…ああああああああ!」
「では、わたくしも最後の準備に取り掛かりましょう」
つ、次こそお茶会回だ…!