珈琲でお茶会を   作:虹野衣司

7 / 7
最終回です。
最後までお付き合いください!


珈琲でお茶会を

「こちらをどうぞ。光パの追撃持ちの男性からの差し入れにございます。白髪で、戦闘時アクセサリーの羽根をつけている方ですね」

「誰だか知らんが…なんだこの香りは。まさか!」

「お味はどうでしょう」

「…違う。これではない」

「と申しますと?」

「これは俺が探していた珈琲ではない。だが、この味は…」

「私はとてもおいしく感じる。ノイシュ、誘ってくれて本当にありがとう…ございます」

「そうですね。いつもは紅茶ばかりでしたが、たまには珈琲も良いものです」

「真龍たる吾も認めよう。これは良い味だ」

「それに、今日のお菓子はおいしいですね。紅茶にも合うでしょう」

「さっすがセルエルさん、めっちゃわかってるっしょ!」

「それは俺らが作ったケーキです」

「マジうまなのはやっぱこのグラサイ来てから」

「食べる人を」

「意識してるからっしょ」

「「だよなー」」

「…ふん、ジータ。これで満足か?俺に珈琲を飲ませて満足か?」

「なに?もう少しいてほしい?ジータ…いや、特異点はなかなかワガママだ」

「そうですね。本当にワガママです。私にお茶会を企画させるなど、アイルストの民が聞いたら腰を抜かしてしまうでしょう」

「お前も苦労しているんだな」

「お前ではありません。セルエルです」

「ふん、人の名など、覚えるに値するか」

「それはどうだろう。少なくとも、私とスカーサハは名前をもらってとても嬉しかった」

「…お前その力は…まさか…ははっ、そうか。では俺も気が向いたら覚えてやろう」

「はいはーい。やっぱここはニックネーム必要なんじゃね?」

「いりません。それよりノイシュ、みなさんにおかわりを」

「はい」

「ずばっと切られた俺ら…」

「ノイシュ。その器具を使うなら、こっちは…」

「…ジータさん。企画してありがとうございました」

「ははは。吾も感謝するぞ」

「おや、スカーサハ様もですか。ふふふ」

「お主もワルよのぅ」

「どこで覚えたのですか、そんなセリフ」

「ニホン?とやらの時代劇でな。そなたこそ、セルエルのことだろう」

「はい。ひねくれていたあのセルエルが、今ではすっかり…」

「ああ。こうも人というのは変わるものなのだな。面白いものを見せてもらった。感謝するぞ、ジータ」

「えー、ではそれではここで、宴もたけなわですが我々から…」

「必要ありません。座っていてください」

「相変わらずばっさりかよ…」

「負けるなローアイン!立ち上がれ漢(ローアイン)!」

「俺らがついってから!」

「ありがとうダチ公…」

「こうして、楽しい時はあっという間に過ぎ去っていった」

 

 

おまけ

「聞いてください。私はかばう持ちでダメカ持ちなのに、最近バウタオーダ殿にポジションを奪われまして…。火パでもソシエ殿にダメカを奪われまして」

「私なんか、実装当時からいらない!ゴミ!なんて散々な言われようですよ」

「…ゴミ出し王子なんてあだ名よりはマシに感じますが…」

「おぬしら、まだ酒が足りていないようだな。特別だ、吾が注いでやろう」

「ありがとスカーサハ!私のことを励ましてくれるのはスカーサハだけです…!」

「うわきも。ふん、セルエルもこれを飲むがいい」

「これは…みかけないお酒ですね」

「ニホンシュ、というそうだ。ほら、のめのめ!」

「おいしいですね。もっとだ、もっとよこせ!」

「スカーサハ様。私にもください」

「ちょっと待て!順番があろう!…全く、酔うと揃いもそろってダメだな」

「ノイシュー。この酒はどこで売っていたのですか」

「オイゲン殿からもらったような…いや、あの酒飲みのラムレッダ殿だったか…」

「ふはは。これだから人の子は面白いのだ。そうだろ、進化を継いだ新天司長(サンダルフォン)よ…聞こえているなら返事くらいすればいいものを。ふふ、まぁいいさ。こういう機会は珍しいがないわけではない。次はそなたも3アビを覚えて来るがよい。待っているぞ」

 




というわけで、サンダルフォン3アビ取得前のifストーリーでした。
2000文字で終わるつもりが、気付いたら約1万字に…。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
これで私はしばらく物書きから離れますが、感想くれたらまた書くかも?
その時はどうぞよろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。