仮面ライダーラオフ -zodiac war-   作:taka@半魚人

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またこんな時間か、学習しませんねボク。

前回のあらすじ。

戌嶋という男と偶然知り合った貴寅。
しかし、彼もまた十二支の一人だった。
貴寅は十二支戦争の厳しさを知った。





四刻「祭り之時」

戌嶋さん、折角仲が良い友達になれると思ったけど。

十二支戦争がこんなまでに厳しいものとはな。

 

『いつまで落ち込んでいる、貴寅。』

「あぁ、すまない。やっぱりショックが大きかったな。」

『仕方があるまい。これもまた、必然。』

 

はぁ、十二支。

これからも俺の前に現れるのか。

 

「そういえば寅。戌って、どんあヤツなんだ?」

『ん?そうだな···。言うなれば、戦闘狂だな。』

「うげ、そんなヤツと戌嶋さんは、てを組んだのか。」

『手を組むか、ヤツにそんな脳があるとは。』

 

俺は寅とそんな話をしていた。

今日は休みだし、出かけるかなぁ。

なんて思ってたら、兄貴が部屋に入ってきて手紙をくれた。

「お前宛になんか来てたぞ。」

「え?あぁ、ありがとう。」

 

誰だろ?俺に手紙が来るなんて。

手紙の封筒には虎牛 貴寅と書いてある。

いざ開けてみると、中には。

 

「今日の日の暮れに落ち合おう。犬牙」

 

その手紙には犬牙という名前が書かれていて、場所の住所も載ってた。

まさか、これって。

 

「果たし状。」

 

 

そして、夕日が見えた頃、俺は手紙に記載された場所に向かった。

随分と開けた場所だった。

まぁ、果たし状送るくらいなら、そうだよな。

 

そこには、戌嶋さんが居て、準備万端のようだった。

今すぐと言わんばかりの表情で俺を睨んでいた。

 

 

「気がお早いですね、何か事情がおありで?」

「君たちに話すことはないと言ったはずだが。」

戌嶋さんは断固拒否し、ベルトを腰に巻いた。

 

『ゾディアックドライバー!』

 

俺は、急かされるようにベルトを腰に巻いた。

 

『ゾディアックドライバー!』

 

二人でプレートを構える。

「容赦はしませんよ。」

「そんなこと、言われるまでもない。」

 

同時にプレートをセットし、レバーを押す。

 

『ラオフ!』

『ゴウ!』

 

「「変身!」」

 

俺たちの体から、各色の蒸気が吹き出した。

俺は黄色、戌嶋さんは、白の姿になった。

 

『貴寅。戌は素早さが一段と速い、十分に注意しろ。』

「あぁ分かった。」

 

「何をゴチャゴチャ言ってる。行くぞ!」

戌嶋、及びゴウは素早くコチラに詰め寄って、殴りかかった。

咄嗟に避けたが、追撃を受けてしまった。

 

「うわっ!」

威力がそこそこなのがキツいな。

あの速さで何度も攻撃されたらコッチがもたない。

 

反撃しようと殴りかかったが、すぐに避けられる。

「くそ、攻撃が当たらねぇ。」

一体どうしたら···。

解決策が見当たらず、探しながら。

相手の攻撃を受け流していた。ん?受け流す、そうか!

 

またも、ゴウがコッチに殴りかかってきたが、直前で避け

避けられた相手の隙をつき、チョップを入れる。

 

「せいっ!」

「ぐっ!」

 

運良く攻撃が当たった!

だが、手はこれだけしかないぞ。どうする。

また考えてしまう。くそ、分からない。

どうすれば!

 

その瞬間!

 

俺の目の前にいた戌嶋さんが吹っ飛ばされた。

何事だ?!

戌嶋さんが飛ばされた反対側を見ると、そこには。

 

「灰色の···、戦士。」

 

灰色をした戦士がいた。

今度は何だ!またか!

 

「おいおい、楽しそうじゃねぇか。俺も混ぜろ。」

「お前一体···。」

「んあ?俺は【ラオッシュ】。子の力を持った男だ。」

 

やつは自らを、十二支の一人だと言った。

「こーんな楽しいことしてんのに、二人だけかよ。湿気てんな。」

「お前、この前の鼠か···。」

 

起きてきた戌嶋さんは、ヤツを知ってるようだった。

ということは、俺の前には居た十二支か。

なーんか、厄介そうなやつだな。

 

「祭りと行こうじゃあないか。」

 

ラオッシュはそう言うと戌嶋さんを殴った。

何とも予測ができない動きで俺のことも、殴った。

「おいおい、だらしねぇな。弱いぞ、お前ら。」

 

ラオッシュは挑発してきた。

「何だと?」

 

ゴウは小癪な真似しか出来ないお前には言われたくない。

と言い、俺にこう言った。

 

「すまないが、ここは一旦休戦といこう。」

「え?」

「大きな邪魔が入った。俺は行くぞ。」

 

そう言って、戌嶋さんは消えた。

「んだよ。また二人だけかよ。」

「良いじゃねぇか、俺は手っ取り早い方が好きだぜ。」

「戦いは楽しんでこそ、張り合えるんだよ。」

 

ラオッシュは嫌そうに言ったが、

すぐさま、俺に殴りかかった。

 

俺は間一髪で避けられたが、何度も何度も攻撃してくる。

「こんなんじゃ、隙が見えない!」

相手は一方的に攻撃をしてきてたが。

 

急に、ヤツの手が止まった。

何だ、コイツ何で攻撃をやめた?

 

 

「つまんね、帰る。」

 

は?

ラオッシュは帰ると言って、変身を解いた。

 

「弱い相手と戦っても面白くねぇ。」

「お前、弱いんだよ。」

「俺は【子古 鼠次(ねこ そうじ)】。祭りの時は駆けつけるぜ。」

 

そう捨て台詞を吐き、ラオッシュは帰っていった。

俺も変身を解き、家に帰ることにした。

 

 

くそ、アイツ調子に乗りやがって。

結局、邪魔が入ってまともに戦えなかったな。

なーんでこんなにも運が悪いのかね。

『貴寅、お前に敗者の話をしていなかったな。』

 

寅は、急に話しかけてきた。

 

「敗者?」

『この戦争では、敗北すると。』

『存在概念の抹消がされる。』

「どういうことだ?」

『言うなれば、永遠の孤独。』

『死にはしないが、それ相応の代償だ。』

『誰の記憶からも存在が無くなる。』

「そんなの、死んだも同然じゃ。」

『神は、死ぬより恐ろしいモノを代償にしたわけだ。』

 

そんな、永遠の孤独って。そんな代償を胸に俺たちは。

『しかし、私たちは忘れたくても、忘れられない。』

『敗者の記憶が消せないという代償もある。』

 

罪はのし掛かる、か。

それなら、相手を倒すのも覚悟が必要か。

俺なら、俺ならできるはず。

そう信じて戦うしか。

そして、また俺は新たな決意を胸に、戦うことにした。

 

 

 

 

 -To be next war-

 

 

  次回予告

 

代償の重さを知った貴寅。

しかし貴寅の決意は揺るがない。

そして、次に現れたのは。

辰の力を持った兄弟だった。

 

 

次回「挑戦之時」




特に書くことはありません。

次回もお楽しみに!
おやすみなさい。
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