仮面ライダーラオフ -zodiac war-   作:taka@半魚人

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素晴らしい更新頻度ですね。ラオフの連載開始時期を思い出します。
てことは、このまま勢いが無くなるのかなw
ちなみにこの回は本家仮面ライダーの裏で同時に投稿しております。
セイバーと比べるとクオリティ等々劣りますがぜひ見てってくださいね。
では、あらすじどうぞ。


前回のあらすじ

存在概念の消滅の絶望感から抜け出せた貴寅。
気を新たに学校に行くと、生徒会長の【霧卯 乙兎女(きりう おとめ)】に話しかけられた。
放課後、乙兎女に呼ばれ喫茶店に案内される。
そこで、乙兎女から管理下で動いてもらいたいと言われる。
乙兎女の提案に貴寅はどう答えるのか。




九刻「契り之時」

「私の管理下のもとで動いてくれないか?」

 

なんだって?

「それはどういうことですか。」

「そのままの意味なんだが。」

「説明が不十分ですよ。一体なにを考えているんですか?」

「強いて言うならこの学校の生徒である以上、派手に動いてもらうと困るんだ。」

 

そんなこと言われてもな。

先輩が勝手に損をしているだけだし。

 

「もうちょっと具体的には言えないんですか?」

「うーむ、そうなると私情を挟むからね。学校という組織の中での話だ。」

「そんなこと俺たちには関係ないですよね。先輩の面倒ごとを俺たちが解消しろと?」

「まぁ、正直な話、私の意見が7割っていうのはあるかな。」

 

なんだか煮え切らない。遠回しに話をされても状況がつかめない。

「結局、先輩の管理下ってどういうことなんですか?」

「私の指示以外で他の十二支との戦いを避けてほしい。」

 

なるほど、ようやく先輩の思惑が読めてきたぞ。

俺たちを管理下に置くことで他の十二支との戦いを有利にしたいと。

つまり、利用できる駒が欲しいんじゃないか?

だとするなら…。

 

「俺たちは俺たちなりにやらせてもらいます。先輩の駒にはなりませんよ。」

「ふふっ。それはちょっと語弊があるな。」

「どういうことですか?」

「私の管理下って話はあくまで生徒会長である私の意見だね。」

「というと?」

「私は身近にいる十二支を敵に回したくないだけだよ。言っただろ?7割は私個人の意見だ。」

 

やっぱりこの人と話してると調子狂うな。

「てことは、ただ仲間になりたいだけなんですね?」

「要約するとね。」

「からかうの止めてもらいますか?」

「ごめんごめん。で、返事を聞こうか。」

 

しかしなぁ、管理下っていうのが面倒だな。仲間が増える分には良いんだが。

どうも行動が制限されるのは好きじゃないんだよな。

そんなことを考えていたら、未ちゃんが口を開いた。

「お願いします先輩。わたしたちと一緒に戦ってください。」

「羊睡さんは同意してくれるみたいだが。」

「う、未ちゃんが言うのであれば仕方ないですね。いいですよ。」

「ありがとう。その言葉が聞きたかったよ。」

 

先輩はいつものようにふふっと笑い、そして俺の頭をぽんぽんと撫でた。

「な、なんですか!そんな子供をあやすみたいな。」

「うぁ!す、すまない…。つい…。」

 

少し寂しい表情をしてた先輩と隣でジロリと俺を見つめる未ちゃん。

え、妬いてるの?まじ?可愛い…。

 

「話が長くなったが以上だ。もう帰ってもらっても構わないよ。」

「それじゃあ、失礼します。」

「また、学校でね。」

そう先輩に告げて、俺たちは喫茶店を後にした。

 

 

帰り道、前に起きたように空は赤く染まり、濃霧が出てきた!

まさか、こんなとこで天干獣が!?

少し遠くの方で、ゴオゴオと燃え盛る炎の天干獣が見えた。

あ、あれは?

『ヒノエ之獣だな。』

また新しい天干獣だと。

『では貴寅、行くぞ。』

「まかせろ。未ちゃん!」

「うん!」

俺たちは同時にベルトを装着する。

 

『『ゾディアックドライバー!!』』

『ラオフ!』『ヤンル!』

 

そしてプレートをベルトにセットし、レバーを押す。

 

「「変身っ!!」」

 

そう叫ぶと俺と未ちゃんから蒸気が吹き出し、鎧を纏った。

 

変身した途端、ヒノエ之獣はこっちに向かって走り出した!

ヤツが近づいてくると同時に物凄い熱気が辺りを覆った。

「うわっ!あっつ!」

 

この鎧でこの暑さって。生身じゃ死んでるぞ。

今は暑さに耐えないとキツい。体を動かせないほどの熱気が俺たちを襲う。

身動きがとれない、どうする、どうする!?

 

『貴寅!左のレバーを押せっ!』

寅?もしかして前に龍がやっていた事ができるのか!

『今は私にまかせろ。』

「頼んだぞ寅!」

そして俺は左のレバーを押す。

すると、一瞬にして冷気が俺を包み込む。

なんだ、意識が遠のい…て…。

 

 

 

貴寅くんの周りが一瞬にして白い霧に包まれた。

白い霧が晴れると、中から寅さんが現れ、怪物に向かって咆哮した。

寅さんは叫んだあと、勢いよく怪物に突進していった。

怪物は体当たりを受けて、体勢を崩して倒れこむ。

寅さんはすかさず怪物に向かって冷気のブレスを吐き、凍らせてしまった!

 

『あれがアタシの夫、氷結之寅よ。』

「か、かっこいいです。」

『あら、呑気ね。』

「す、すみません。」

『まあいいわ。でもあの姿は数秒しか保てない、行きなさい。』

「はい!」

 

わたしは未さんに言われて、寅さんに駆け寄った。

「寅さん!」

『うぬか、もうすぐ変身が解ける。解けたら貴寅と一緒に勝負を決めろ。』

「はい!」

『あとは任せたぞ。』

寅さんはそう言うと白い霧に包まれていった。

 

 

 

目が覚めると、さっきまでいた天干獣が凍っていた!

寅がやったのかこれ。すごいな。

『私にかかれば造作もないことだ。』

お前にこんな力があったなんてな。

『では貴寅、今のうちだ。』

そうだな。

 

「貴寅くん!」

未ちゃんとのアイコンタクトで一緒にベルトの右レバーを押す。

 

『ラオフ!』『ヤンル!』

『『ゾディアックブレイク!!』』

 

そして俺たちは凍ったヒノエ之獣に、力を溜めたパンチを喰らわした。

天干獣は爆発し、一件落着かと思いきや。

変身は解けないし、辺りの霧も晴れない。

この感じ、前もあったぞ。

 

「未ちゃんっ!」

嫌な予感がして、未ちゃんのほうを向いた瞬間。

白い何かが未ちゃんを飛ばしてしまった。

未ちゃんは後ろのコンクリートの壁にぶつかり、動かなくなってしまった。

しかし、あの白いのは…。!?

 

そこにいたのは、戌嶋さん、ゴウの姿だった。

「久しぶりですね。」

「今日こそは決着をつける。二人がかりでもいいぞ。」

「不意打ちしといてよく言いますね。俺一人でも十分ですよ。」

「そんなこと言って、後悔するぞ。」

 

正直、未ちゃんがダウンしてるのはキツいが仕方ない。

俺一人でなんとかしなくっちゃな。

「行きますよ!」

 

俺はゴウに向かって殴りかかるも、さすがに避けられてしまう。

予想通りカウンターが飛んでくるが、距離をとって避ける。

やはりあの速さ、どうにかできないか。

 

待てよ、この姿でも寅の力が使えるんじゃないか?

そう思い手のひらを見てみると、円形の穴が開いていた。もしかして…。

ゴウに向かって両手を突き出し、頭の中で念じる。

凍れ、凍れ、凍れっ!

 

すると、手のひらから冷気があふれ出してきた。

それをゴウの足元に向けると、避け遅れたゴウの左足を地面と凍らせられた。

あの俊敏さをこれで封じれたはず、今なら!

 

勢いよくパンチをするも受け止められてしまった、だがすかさず右足で蹴りを入れてみる。

ゴウは片腕でガードするも威力に耐えられずのけぞった。

俺はそれを見てベルトの右レバーを押す。

 

『ラオフ!ゾディアックブレイク!』

 

足に力を込めて、ゴウにキックする!

「うぐわぁぁぁぁぁっ!!」

ゴウは後方へ飛んで行った。

 

そして俺はすぐさま未ちゃんに駆け寄った。

「未ちゃん大丈夫っ!!」

声をかけるが返事が返ってこない。

や、やばい!

『安心しろ、気を失ってるだけだ。』

寅のその言葉を聞いてホッと息をつく。

「良かった…。」

 

すると、変身が解けて、辺りの霧も晴れた。

俺が未ちゃんを抱きかかえて立ち去ろうとしたとき。

「おい!」

向こうから戌嶋さんが歩いてきて、俺の胸倉を掴んできた。

 

「なぜ手加減した!あの状況ならワタシを確実に倒せたはずだ!」

怒号する戌嶋さんに向かって俺は…。

「もう、見たくないんですよ。俺は。」

「なに?」

「俺は、もう人が消えるのを見たくないんですよ!」

「甘ったれたこと言うな!ワタシたちは戦わなくちゃいけないだ!」

「なんでそんなに戦闘にこだわるんですか。手を取り合っちゃダメなんですか…。」

しばらくの沈黙のあと、戌嶋さんが言った。

 

 

 

「戦わなくては…。戦わないと皆死んでしまうんだぞ!」

 

 

 

-To be next war-

 

 

 次回予告

 

戌嶋からの衝撃的な発言をされた貴寅。

休戦と称して、未・乙兎女・犬牙と共に会話をすることになる。

会話の最中、皆の前に現れたのは、申の力を持った少年だった。

 

次回「解明之時」




どうでしたでしょうか?
戌嶋さんからの衝撃発言、一体どうゆうことでしょうかね。

そして新たな天干獣が出ました。ヒノエ之獣です。
まあ天干獣にもモチーフがありましてですね。
「天干」と調べてもらえば分ったり分らなかったりしますw

話は変わりますが、乙兎女先輩はずっとメイド服で話してるんですよね。
そう思うとなんか面白い気がします。羞恥心なんてないんでしょうw
そんな彼女たちのイメージ図は浮かんではいるんですけど、形にできるほど画力がないのが悔しいんですよね…。
ですが気が向いたら書いてみて、Twitterにあげたいと思います。
僕のプロフィールにTwitterID載ってますので、気になった方は見てやってくださいw

ということで、また次回お会いいたしましょう!
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