【完結】死に芸精霊のデート・ア・ライブ   作:ふぁもにか

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※この後書きには『死に芸精霊のデート・ア・ライブ』本編のネタバレが数多く含まれていますので、まずは本編を閲覧した上で覗いてくださいませ。

志穂「私との約束ッスよ?」
世界「約束を破ったら死の呪いを掛けちゃうぞ☆」



EX あとがき

 

 

 どうも、ふぁもにかです。この度は、『死に芸精霊のデート・ア・ライブ』を最後まで閲覧していただき、本当にありがとうございます。私が今こうして後書きを投稿できているのは、間違いなくUAやお気に入り登録、感想や投票といった形で読者の皆さんが私を応援してくれたからこそです。でなければ、この私がストックもないのに毎日更新で最終話までたどり着くなんて偉業、まず達成できませんでしたからね。応援がなければ、ストックの枯渇とともに段々と更新頻度が遅くなり、エタる展開が透けて見えてましたからね。そうなれば、志穂さんは救われずに放置されたままでしたからね。応援してくれて本当にありがとうございます。

 

 さて、私の完結作品恒例の初手感謝を終えた所で、『死に芸精霊のデート・ア・ライブ』の裏事情でも触れていきましょうか。まずは私がデアラの二次創作を書こうと思った理由です。最近の私はリアルで読書に費やせる時間が少なくなっているために、ライトノベルを読む際は、アニメ化を果たしたものの中から、OPがカッコいい作品を選ぶようにしています。それで、デアラのOPってどれも超カッコいいじゃないですか。あのイントロの重厚感とsweet ARMSさんの勢いを保ちつつも柔らかい歌い方がもうたまらないじゃないですか。そんなデアラのOPを知った結果、私はデアラに興味を持ち、原作を読み始めたのです。これが2017年12月のことでした。

 

 また、私は気に入った原作があると、二次創作にしてネット上に公開したい病の患者なので、1か月かけてデアラ原作17巻分を読み終えた時点で、私はもうデアラ二次創作を手掛ける気満々でした。原作を楽しませてもらったお礼として二次創作を作ることで、デアラの新規ファンを増やしたい、既存ファンを楽しませたい。そんな心境に至っていました。

 

 あとは、精霊攻略順序変更モノにするか、精霊全員性転換モノにするか、逆行モノにするかなど、私がより執筆できそうなジャンルを考えた結果、オリジナル精霊を用意して、原作と似たようなノリで士道さんに攻略してもらう系の二次創作を作ろうと決めました。ハーメルンにこの手のデアラ二次創作があまり見当たらないことも私の決断要因となりましたね。

 

 では、そのオリジナル精霊がどうして死に芸精霊の志穂さんになったかですが、これは単に、デアラ二次創作に登場するオリジナル精霊は誰も彼もが当然のようにチートなので、敢えて紙装甲で死ぬのが日常茶飯事という弱点持ちの精霊にしたら新鮮で面白そうだなぁと考えたからです。その当時の私の頭の中では、『止まるんじゃねぇぞ…』『志穂殿がまた死んでおられるぞ!』『おお精霊よ、死んでしまうとは情けない』『どういうことだ、おい。こいつ、死んでるじゃねぇか!』といったセリフがグルグル巡っていました。志穂さんがテンションの高い性格になったメタ的な理由は、この辺だと私は愚考しています。

 

 とはいえ、初期プロットでは、『本章:志穂リザレクション』の前に『前章:志穂レイズデット』を用意して、士道さんに出会う前の志穂さんの日々を描写するつもりでした(※なお、この志穂さんは砂名さんを殺した後の志穂さんです)。話数を1話、2話ではなく、1体目、2体目と表現し、毎回志穂さんがギャグっぽく死につつ、狂三さんや折紙さんなどと交流する章を作るつもりでした。ですが、敢えて前章を全消しして、本章だけにした方が、よりオリジナル精霊の志穂さんの秘密性が増して、ワクワク度が増すかなぁと思い、前章はなかったことになってたりします。あんまり話数が増えると完結前に失踪する懸念もありましたからね。

 

 また、本章執筆の際に一番気を付けていたのは、志穂さんをチョロインにしないことでした。士道さんが大したことをしていないのに志穂さんがすぐ惚れて攻略完了じゃあ、物語の読み応えが全然ありませんし、興ざめしてしまいますからね。なので、志穂さんにはとにかく、悲惨な過去を抱えてもらい、現在も死の呪いに襲われ続けてもらい、士道さんに志穂さんの抱える問題を全力全壊で解決させるという展開にさせていただきました。おかげで志穂さん攻略の難易度は厳しめになっていたことと思います。ちなみに、これは裏設定ですが、志穂さんの士道さんへの好感度が最初から割と好調だったのは、志穂さんが無意識の内に士道さんの中から砂名さんの要素を感じ取っていたからです。

 

 

 では、続きまして。謝罪させてください。いや、ホントごめんなさい。この作品の時間軸を7巻から8巻の間にしちゃってごめんなさい。原作しか読んでいない私は、まさか7巻と8巻の間にイベントラッシュが発生していただなんて知らなかったのですよ。万由里ジャッジメント&或守インストール&凜緒リンカーネイションが待ち受けていただなんて夢にも思わなかったのですよ。このことを知ってたら、志穂さん攻略の時期を別にズラせてたかも……いや、やっぱりそれでも7巻と8巻の間が色々と条件がそろってて都合がいいから、結局は時間軸を変更しなかったでしょうね。以下の条件が全部満たされている時間軸って、7巻と8巻の間くらいしかありませんもの。

 

・士道さんがある程度デートの場数を踏んでいる

・士道さんが鏖殺公(サンダルフォン)氷結傀儡(ザドキエル)を使ったことがある

・士道さんと狂三さんとが共闘したことがある

・士道さんが反転十香さんと対峙したことがある

・DEM社がまだあんまり本腰を入れて活動していない

・折紙さんが謹慎中で、ASTの一員として活動していない

・士道さんの精霊攻略を、攻略済みの元精霊たちが積極的に手伝っていない

 

 上記の条件は、『死に芸精霊のデート・ア・ライブ』の物語を面白く展開させるために、最低限欠かせない要素だと考えていましたからね。ゆえに。志穂さんの存在するデアラ世界線では、万由里ジャッジメント&或守インストール&凜緒リンカーネイションは発生していないことになりました。本当にごめんなさい。

 

 

 ではでは、ここからは『死に芸精霊のデート・ア・ライブ』を執筆した感想について触れましょう。感想を一言で言うなら、見切り発車でも、プロットがほぼ白紙でも、人間やろうと思えば、例え毎日更新縛りでも、それなりに物語を纏めることができるんだなといった感じです。

 

 だって、ねぇ。ストックなんて3話更新時点で消え失せましたし。プロットも『士道、琴里から志穂について知る→志穂と偶然会う→志穂とデートの約束をする→翌日、志穂が死に芸披露→士道、志穂を守り抜く縛りのデートの申し出を受ける→令音のパーフェクト解説コーナー→狂三の露骨なフラグ設置→リベンジデート開始→リベンジデート終盤。士道、志穂とキスをし、志穂を暴走させる→過去編突入→志穂救済→志穂、士道の後輩として来禅高校に転入』ってぐらいしか決めてませんでしたからね。特に、リベンジデートの内容を全然決めてなかったのに、よく8話も使って、割と詳細にリベンジデートを描写できたなって今さらながら驚いています。それもこれもゴリラと自動ドア先輩のおかげですね。異論は認めません。

 

 

 それでは最後に、私の今後の執筆活動方針について触れますね。まず、次回作については、完全未定です。もう何か月も執筆停止している『†ボンゴレ雲の守護者†雲雀さん(憑依)』の方をいい加減執筆再開しないとですし、何より、4月からいよいよ私は社会人です。さすがに今回のように、1日に何時間も執筆活動を行って毎日更新、なんてマネは絶対にできないので、次回作は気長に待っていただけたらなと思います。そして、『死に芸精霊のデート・ア・ライブ』のおまけな話を投稿するかですが、これは私が何かいい感じのネタを思いつくかどうか次第です。9話のおまけのような、攻略後の志穂さんが8巻以降の原作にてどう関わるかといったネタは、私自身、もっと妄想して執筆してみたいですし。まぁその辺のことは、未来の社会人の私に託しましょう。なに、未来の私ならきっとやってくれるはずです。

 

 

 以上。私が語りたい部分は大体語り尽くしたと思いますので、そろそろ幕引きといたしましょう。それでは、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

 現状、ハーメルンにおけるデート・ア・ライブ二次創作界隈はそこそこの規模を誇りますが、今後もデアラ二次創作界隈が継続して盛り上がってくれることを願って。

 

 

                            ふぁもにか

 

 

 

 

追記.なお、今回は例のお喋り王者ランキングはやりません。さすがにあれをやろうと思えるほどの話数もキャラのセリフもありませんからね。仕方ないね。

 

志穂「なん、だと!? 私、お喋り王者ランキングの司会をやれるって期待してたのに!? このやり場のない気持ちは一体どうすればいいッスか、先輩!?」

士道「まさか志穂がそこまでランキングの司会をやりたがっていたとは……なぁ琴里。何とかならないか? 志穂の望みを叶えてやりたいんだが」

琴里「いやよ。だってセリフの文字数の集計に時間がかかる上に、結果なんてわかりきってるもの。どうせ、士道と志穂でワンツーフィニッシュでしょうしね」

志穂「(´・ω・`)そんなー」

 


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