おきてがみ切歌の備忘録   作:祥和

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前回切ちゃんが色々やらかしたので393登場デス


未来さんの依頼

切ちゃんの様子がおかしい。

 

普段よりデスの回数が少ないし口数も少ない。

何かに怯えてるみたいに見える。

 

「切ちゃん。どうしたの?」

 

「ななな何でもななな無いデスよ!?」

 

怪しい。

 

「じーー」

 

「ほ、ほんとに何でも無いデスよ!!」

 

「切ちゃん?隠し事は無しって約束したよね?」

 

「…わかったデス。落ち着いて聞いて欲しいデス」

 

***

 

思った以上にヘビーな内容だった…

藤尭さんの依頼で何故か合コンをすることになって、響さんを男性側で参加させた事が未来さんにバレて呼び出しを受けてるなんて…

 

え?絶対絶命のピンチじゃない?

 

「切ちゃん…骨は拾ってあげるね?」

 

「え、縁起でも無いこと言うのは止めるデスよ!?」

 

「でも…このまま行くと事実になっちゃうよ?」

 

「…やっぱり調もそう思うデスか…」

 

「うん。あの人、響さんの事に関しては容赦無いから…」

 

「デスよね…」

 

何とか交渉するしかないかな?

切ちゃんがいなくなるのは私が私じゃなくなるのと同じだし。

 

***

 

えーっと、未来さんは…居た。

 

閃光…始マル世界、漆黒…終ワル世界

 

あれ?何か聴こえるね?

 

「切歌ちゃん?と調ちゃんも来たんだね?」

 

殲滅…帰ル場所ヲ、陽ダマル場所ヲ

 

「…そ、それで用件というのは…?」

 

指をすり抜ける、キミの左手

私だってキミを守りたいんだ!

 

「やだなぁ…わかってるよね?」

 

やっぱり!これ未来さんのシンフォギアの歌!

でも…どうやって?

神獣鏡は無くなったはずじゃ…?

 

「切ちゃん!」「デェス!」

 

私達は急いでギアを纏い攻撃に備える。

 

「どうしたの!?急にシンフォギアなんか纏って!?」

 

…アレ?未来さんがビックリして…る?

 

***

 

「依頼…デスか?」

 

「そうだったんだけど、早とちりさせちゃったみたいだね?」

 

あれは幻聴だったのかな?

確かに聴こえたんだけど…

 

「…ちなみに内容は?」

 

「響が最近また夜遅くまで帰って来ない日があるから心配で…出来れば素行調査をお願いしたいの?」

 

少なくとも1日は切ちゃんの合コンの件だよね?

あれ?ということは合コンの件がバレたっていうのは切ちゃんの早とちりなのかな?

 

「普通に聞けばいいんじゃないデスか?」

 

「聞いてもはぐらかされるの!響の事だからまた人助けだと思うんだけど…」

 

つまり浮気調査だね…

いちおう探偵っぽい仕事だよ?切ちゃん?

…断れる相手でも無いしね…

 

「わかったデス…1週間後、報告するデス…」

 

「うん。ありがとうね?」

 

結果的に助かったけど、切ちゃんには色々聞かなきゃいけないことがあるね?

 

***

 

「切ちゃん?」

 

「た、タイミング的にバレたと思うじゃないデスか!?」

 

まぁ、それは私でもそう思うよ?

 

「でも、あの時、歌が聴こえなかった?」

 

「バッチリ聴こえたデスよ…私の幻聴じゃなかったデスね?」

 

…って事は、あの愛が重い歌を無意識に口ずさむくらいにはストレスが溜まってるって事だよね?

 

「いまだにあの時ギアを纏ったのは間違いじゃない感じがしてるデスよ…」

 

うん。私もあの時の行動でDead Endルートを回避した気がしてならない。

 

「…とりあえず、依頼受けちゃったし、響さんを探そっか?」

 

「そうデスね…」

 

***

 

それから1週間の間、響さんの尾行が始まった。

 

響さんはとにかく活発で、目を離すとすぐいなくなるので尾行もかなり骨が折れる。

 

木に引っ掛かってしまった風船を取ってあげたり…

 

「はい!今度は手を離さないようにね!」

 

「お姉ちゃん、ありがとう!!この手、簡単には離さない!!」

 

迷子を連れて行ってあげたり…

 

「はい!お母さんだよ!」

 

「お母さーん!」

 

「遅い!でも、いい顔してるから、許す!」

 

落ち込んでいる人を励ましたり…

 

「私には無理よ!!」

 

「へいき、へっちゃらです!だから!生きる事を諦めないで!!」

 

いじめられてる子を助けたり…

 

「ボクが英雄になれない世界なんて、蒸発してしまえばッ!!」

 

「大丈夫!だってこの世界には歌があるんだから!!」

 

「そうだ、らしくある事が強さであるならッ! 私は弱いまま、この呪いに――叛逆してみせるッ!」

 

響さんはとにかく、困っている人を見たら、最速で、最短で、まっすぐに、一直線にその人の為に行動する。

それがあの人の言う、人助けなのだろう。

偽善などという、薄っぺらい言葉で彼女を傷つけてしまった過去の私をぶん殴りたい。

 

…でも、あの時の私は、こんなにも優しい世界があることを知らなかった…知らなかったんだよ…

 

***

 

「これが響さんの1週間の行動デス…」

 

今日は約束の報告の日。

正直、切ちゃんも私も響さんに振り回されてヘトヘトだ…

 

「ありがとう、二人とも…うん、いつも通りの響みたいだね?」

 

…この人が強いのも、響さんに付き合って色々やってるからじゃないのかな?

 

「じゃあ、頑張ってくれた二人に報酬ね?響の尾行、疲れたでしょ?」

 

そう言って未来さんから報酬にふらわーのタダ券10枚を受け取る。

 

「おぉ!これは嬉しいデス!!」

 

「ふふ♪またお願いするかもだしね?」

 

響さんが無実だとわかってご機嫌だね?

だけど…これはまた重労働があることを覚悟した方が良さそうだね…

 

「報酬は良かったけど、ヘトヘトデスよ…」

 

「じゃあ、早速ふらわーで英気を養お?切ちゃん?」

 

「デェス!」

 

***

 

「あ、調ちゃんに切歌ちゃん?二人もごはん?」

 

ふらわーには先に響さん未来さん夫婦がいた。

 

「とある筋からタダ券を入手したデスよ!!」

 

うん。さすがにあなたを尾行して未来さんから貰いましたとは言えないしね?

 

「そうなんだ?いいなぁ…」

 

「響もいつも来てるから持ってるでしょ?」

 

「そうなんだけどさ…すぐ無くなっちゃうんだよ」

 

「それは響の食べ過ぎでしょ?」

 

そんななごやかムードでお好み焼きが出来るのを待つ。

 

「そう言えば切歌ちゃん?この間の合コンの事なんだけど…」

 

「デェス!!?」

 

………私は無言で自分の分のお好み焼きを退避させる。

 

「響?切歌ちゃん?合コンって何かな?」

 

あの懐かしのメモリア 二人を紡ぐメロディーを

過去も今日も…そう、そして未来も!

 

「あれ?未来に言ってなかったっけ?この前、切歌ちゃんに合コンに誘われたんだけどさ?何と男性側で誘われちゃったんだ…ひどいよね(笑)」

 

まったくもって笑い事じゃないよ?

空気読んで?

 

私は絶対譲らない もう遠くには行かせない!

こんなに好きだよ ねぇ…大好きだよ

 

「ふーん?切歌ちゃん?説明してくれるよね?」

 

「デェス…」

 

…その後、何とか藤尭さんの依頼だったこととNINJAが断ったことを理由に何とか納得して貰った。

また例の歌が聴こえた時は確実に寿命が縮んだと思った…




途中のは完全におふざけです(笑)

よくよく考えると聖遺物特効ってシンフォギア世界ではチートですよね…

フィーネもネフィリムもどうとでも出来てしまう訳ですし

独自解釈ですけど錬金術師も例に漏れない気がするんですよね…
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