うたずきんに関しては完全に妄想ですが、概要見る限りプリキュア的な物だと思う
今日は毎週恒例のクリス先輩のお家でお泊まり会。
響さんは先週の未来さんほったらかし事件以来、外出許可が下りないとのことで今日は欠席。
私と切ちゃんだけで泊まりに来ている。
響さん…ご愁傷さま。
「まったく。何でいつもあたしの家に入り浸るんだよ」
クリス先輩はいつものお決まりの文句を言うけど、そんな嬉しそうな顔して言われても説得力が無い。
「まぁまぁ、毎週恒例じゃないデスか」
「あたしの家は溜まり場じゃねぇっつーの!あ、ちょっと待て、テレビ変えるぞ」
そう言ってクリス先輩がチャンネルを変える。
あ…ねこ歩きが…
「これは…アニメデスか?」
「おぉ。『怪傑☆うたずきん!』ってんだ。何か毎週見ないと落ち着かねぇんだよ」
気持ちはわかる。
私も毎週見てるドラマは見逃すと落ち着かない。
でも…ねこ歩き…
「気持ちはわかるデスが…何と言うか…意外デス」
「わりぃかよ!?何か続きが気になっちまうんだよ!」
「切ちゃんも人のこと言えないよ?切ちゃんだって体は子ども、頭脳は大人な探偵アニメ見てる」
「あぁ、あの『真実はいつも一つ』ってヤツか…何かアレの主役の声、どっかで聞いたことある気がすんだよな…」
そんな話をしながらアニメを見る。
見ないと落ち着かないだけと言っていたクリス先輩は、切ちゃんと一緒に目をキラキラさせながらうたずきんに夢中になっていた。
ねこ歩き…
***
「今日のターゲットはアニメ先輩にするデスよ!歌の力でしあわせお届けデース!」
翌日、切ちゃんがいきなりそう言い出す。
この感じはまた何かに影響されたのかな?
板場先輩を選んだのも話題を共有したいんだと思う。
「そうと決まれば善は急げデース!!」
「あ、待って、切ちゃん」
こうして、またミサイルのように飛び出していく切ちゃんの後ろに着いていく。
「ついてこれる奴だけついてこいデース!!」
「マリアの黒歴史を掘り返すのはやめよ?切ちゃん」
***
「調ちゃんに切歌ちゃん?どしたの?」
板場先輩は1人で居た。
え!?1人!?
「今日は寺島先輩と安藤先輩は一緒じゃないんですか!?」
「やだなー。アニメじゃないんだからいつも一緒って訳じゃないよ?」
そうだろうか?
私の記憶する限りいつも一緒に居るところしか見たこと無いんだけど…
確かにアニメじゃないんだからそんなことは非現実的…だよね?
「それで?何か用?」
「実は…私達、歌魔法探偵をやっているデース。アニメ先輩は何か困ったこと無いデスか?」
え?いつの間に歌魔法探偵になったの!?
…ていうかそれに私も含まれるの!?
歌はともかく魔法なんて私使えないよ!?
設定盛りすぎて訳わからないよ…切ちゃん…
「おぉー!!歌に魔法に探偵と来たかー!!歌と魔法で基本を抑えて、探偵というオリジナリティを加えることで従来のアニメと線引きをして…………(中略)…………という訳だね!やるねー!」
板場先輩は急に目を輝かせてものすごい勢いで話出した。
しかもすごい早口で半分以上聞き取れなかった。
とりあえず歌魔法探偵は板場先輩的に大いに興味深いものだということだけはわかった。
「でも困ったことかー…急には思い付かないなー…アニメだとこういう時は事件の方が勝手にやってくるのに…」
そういうフラグめいたことを言うのはやめて欲しい。
「ま、強いて言うならアニメの話題で盛り上がれることなんて滅多に無いから今のこの状況で解決しちゃってるってところかなぁ?」
「フッフッフッ!現場に着いただけで解決する!これが歌魔法探偵の実力デスよ!!」
切ちゃんが誇らしげに胸を張る。かわいい。
板場先輩も「よ!さすがうたずきん!」と切ちゃんを褒め称える。
まさにそんな時だった。
「未来ー。さすがに今日もまっすぐ帰るってのはちょーっと味気ないかなー?って思うんだ?」
「ダメ。響は放っておくと帰って来ない日だってあるんだから。今日も早く帰るの」
ヤバい。
今響さんとばっちり目が合ってしまった!!
「あ、調ちゃん!切歌ちゃん!たすけ…」
「私達もそろそろ帰るデスよ!!アニメ先輩!またお話するデス!」
「そ、そうだね!調ちゃん、切歌ちゃん、またね!」
「じゃあ帰ろ?切ちゃん」
私達は足早にその場を後にする。
後ろから響さんの「なんでぇぇー?」という声が聞こえてくるけど振り返らない。全力疾走だ。
歌魔法探偵にも出来ることと出来ないことがある。
3人娘は響とは仲良しのハズなんですが切ちゃん達とはあんまり絡み無いんですよね…
自分の記憶してる限りではGXの1話のクリスちゃんのお家くらいでした
すまない。
うたずきんは日朝だったみたいなので話に無理が出ない程度に直しました。