???side
夜
パシッ ドスッ
1人の少年に〝矢〟が当たる。そして男がその〝矢〟を回収してつぶやく。
「くそォォ…アイツらァァァ」
私の顔が痛む。それに〝ジュエルシード〟も奪われてしまった(フェイト・テスタロッサらが奪取に成功したのかもしれないが)。
「アイツらに復讐をしなくては。この『弓と矢』でな……」
あのクマどもから逃れたのは奇跡に近いが、その代償なのか?あんなボロアパートなんて。
「まあ…先に『プレシア』様に連絡しなくてはな」
「しかし、射ったがどんな能力に目覚めたのだ?まあ、こんなガキに目覚めても貧弱か強すぎて身を滅ぼすだけだろうがね」
ジュエルシードに引き寄せられてせいぜい1人に怪我でも負わせればいいがな。
side out
光輝side
あの恐竜事件から2日経った。俺はその間に、いつもの訓練に加えて自分のスタンドの限界を調べていた(明久と模擬戦をしたが、ギリギリのいいところまではいけた)。そして―――――
パチッ パチッ パチッ シュッ シュッ シュッ カチン
――――プラモ制作ををしていた。その理由としては、能力的にも数はあった方がいいし、どのくらい操ることができるのかを知るためである。ちなみに、2個買って1つは出来ている(気のせいか今までよりもきれいに作れている気がする)。
「ふ~~~。あとは武器だけか」
「光輝!お昼出来たよ~」
「おう。今行く」
出来ている部分を〝スタンド〟で動かすが…問題ないな。〝感覚の共有〟も出来てるしな。
「今日はなんなんだ?」
「今日はアラビアータを作ってみたよ。味はどう?」
「お前は頑張るねえ…って辛ッ!辛いよこれ!?」
「なにを言ってるのさ。そこまで辛くはないはずだよ?って辛ッ!分量通り入れたのに!?」
分量通り入れてこれ!?めっちゃ辛いんですけど!?俺たちは水を飲んで辛さを紛らわせる。(神崎さんは普通に食べていた。なぜなんともないんだ?)
「そ…それはそうとプラモの進行具合はどうなの?」
「やっぱ辛えよこれ…。あぁ、そうだなぁ、あともうちょいで出来るから次の闘いには間に合うかもな」
「お主ら、闘いばかりして日々の楽しみも忘れてはいかんぞ?いくらその〝ジュエルシード〟が元の時代に帰れる力を持っているとしてものぉ」
日々の楽しみか~。やっぱりこういう食事やプラモ作成が楽しいと思えるときかな~。
「……そういえば。お主らスタンド使いと闘ったのじゃろ?わしがお主らにスタンド使いとの〝基本的な闘い方〟っていうものを教えたいのじゃが…どうじゃ?」
「…いいですよ」
つまり模擬戦をしろってことか。いいでしょう。明久との連携もしなくてはいけないからな、そういう練習にもなる。
昼食を食べ終えた俺たちは、神社の裏の森にいる。ここで模擬戦をするらしい。
チーム編成は『俺&明久VS神崎さん』となっている。
ルールは『俺は鉄球を使っていけない。
スタンドで闘う。
周りのものは何でも使っていい』
の3つだ。
「では、始めようとするかの」
そう言った瞬間、『Hear』が攻撃を仕掛けてくる。それを避けるがそれを見越してさらに攻撃してくる。…起き攻めってありかよチクショー。
「クッ。『シャープ』迎撃しろ!」
が、俺はすぐさま迎撃する。そのまま『Hear』に攻撃するが避けられた。
『まだまだ甘いのォ。そんなんではわしには勝てんゾォ?』
距離があるからか、スタンドで話しかけてくる。…姿は見えねえが明久は射程外だから俺が仕掛けるべきなんだろうが……。
(どこを攻撃すればいいいんだ?)
まったく気配を感じ取ることができないのだ。
「光輝!早く捜さなくちゃ!」
「待て!」
捜しに行こうとする明久を止める。
「なんでさ!?」
「こういう状況は1人で行くのは危険すぎる」
「そうだけど居場所がわからないよッ?!」
「俺の〝スタンド〟が捜す!『シャープ』散開しろッ!…それと明久。俺の護衛を頼む」
「…わかったよ。任せて」
プラモを散開して神崎さんの捜索に充てる。
そして、プラモの視点を変えながら『Hear』の攻撃を避ける。
「爪弾が当たらない!それに、あの時より素早いッ!」
「焦るな明久!さっきより動くようになってきたってことは神崎さんが近いかもしれねえぞ!」
…明久の言う通りに素早いな。避けるのが難しい。明久の反撃がやはり避けられる。…しょうがねえ。新たなプラモを出すしかないな。
「ぶっつけ本番だ!明久!いくぞッ!」
「ええ!?いきなり言われても!」
明久が何か言ってるが無視してバックから新たにプラモが飛び立たせる。
【当てる気のない弾では落とせんぞッ!】
「神崎さん…いくら『聞』こえても、避けられなくては意味がありませんよ?『サイサリス』、『リ・ガズィ』撃ちまくれ!」
新たに出したプラモで攻撃する。
『リ・ガズィ』はビームキャノンで牽制して、『サイサリス』が左肩にあるロケットランチャーと右肩のビームバズーカで砲撃する。『Hear』の逃げ道を失ったところを明久の爪弾で狙撃する。
【うぐっ】
この連携は通じたようだな。(掠った程度だが練習すればいいだろう) それに、今の声が散開させた方のプラモから聞こえた。そして神崎さんを発見した。
このことが『聞こえた』のか『Hear』が俺たちから離れていく。
「明久、見つけたが警戒は続けてくれ」
「わかったよ」
俺はスタンドを通して神崎さんと話しかける。
【俺たちの勝ちですよ。神崎さん】
「まだじゃ!まだ終わらんよ!」
(まったくこの人は…!)
そう思い、攻撃しようとして異変が訪れた。
「
右眼がまったく別の場所を映しているのだ!これに気をとられてしまった。
そして!この一瞬が勝敗を分けた!この一瞬で『Hear』が戻ってきて形勢逆転したのだッ!
「ボーっとしてどうしたんじゃ?」
「ハッ!」
スタンドの方の周りを見渡すと『Hear』が戦闘状態で構えていた。
【ふ~~。これは俺の負けですね。それに神崎さんの手当てもしなくてはいけないので模擬戦はこの辺にしときませんか?】
「…いいじゃろう。では集まろうかの」
【案内しますよ。ついてきてください】
夕方
その後、反省会を行ったが、あの連携はいいとのこと。もっと練習をしなくては…。あとは〝スタンド〟の制御をがんばれとのこと。(練習すれば向上するらしい)
〝右眼〟についてだが何度か練習をしてたら自由につなげられるようになったが、俺にはなにが起きたかわからない。(もしかしたら〝ジュエルシード〟から見た景色を映してるのかもしれない)
そして、俺はパソコンを使って右眼に映った場所を割り出そうとしていた。
「…ベネ。ここにあんのか。明久!」
位置を特定できた。俺はすぐに出れるように準備する。
「なに光輝?」
「〝ジュエルシード〟の位置を特定した。早く行こう」
「!わかった」
こうして、俺たちは現場に急行した。
...To Be Continued
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