バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

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Leeson18 光り輝く道 その②

俺は今、地図を片手にジュエルシードがあるであろう場所に向かっているのだが―――――

 

ドンドンドンドン ピュンピュンピュン ドカーン ギャーース

 

「〝シャープ〟!撃ち落とせッ!」

 

「光輝!数が多すぎるッ!このままじゃたどりつけないッ!」

 

―――――坂本の〝スタンド攻撃〟を受けていた。…坂本のヤツ2日で自分の〝スタンド能力〟を理解したのか!?翼竜にまで変身させるとは……。

 

「明久よォー翼竜なだけまだマシだぜ?そこまで速くねえんだからよォ~」

 

「それはそうだけどさ!」

 

「それにいざって時の手段があるんだからな!」

 

それはホントにいざって時にしか使わないがな。

 

「いまそれは使えないの?!」

 

「まだ対応できるならそれは使ってはいけねえんだ!ホントにピンチの時にしか使わねえヤツだからな!」

 

そう言いつつ鉄球や銃弾を翼竜に当てる。翼竜はいいね!鉄球とか当てやすい。(…比較的)

 

「(パシッ)よし!あともうちょいで殲滅出来るな。明久!先に進むぞ!」

 

「え?全滅させなくてもいいの?」

 

「一部逃げてるだろ?これで俺たちがここら辺にいることはバレた。新たに送られてくる前に移動したほうがいい。それにまだアイツらは射程内にいるし、射程外になっても弾はある程度遠くまで届く。アイツらに〝ジュエルシード〟を取られる前に回収したほうがいい。…まあ、偵察はさせるがな。〝リ・ガズィ〟先行しろ!」

 

一番機動力がある〝リ・ガズィ〟を先行させると同時に俺たちも走り出す。

 

「〝ジュエルシード〟の位置まであとどのくらい?」

 

「あと10分って言ったところか。だが短縮できるぜ。ここを見ろ」

 

明久にある一点を見せる。そして、後ろのヤツを倒したプラモたちが戻ってくる。

 

「ここのビルの隙間を通る。1人ギリギリ入るくらいだが俺の〝スタンド〟なら対応できる!超短縮だな」

 

「…いや、隙間は通らないよ光輝!まだ遅くない。普通に行った方がいい!君は坂本君には勝てないッ!言いにくいけどそう予言させてもらうよ。ここのジュエルシードを君は取れない!坂本君が〝恐竜〟の能力を手に入れたとか、光輝の〝弱点〟だとかそーゆー話じゃあないんだ……」

 

俺の示した場所が近づく。だが、それよりも明久の言葉が俺を立ち止まらせた。

 

「ちょっと待て。なにが言いてえんだ?おい吉井明久。偉そうに俺に意見を垂れるんならハッキリ言えッ!」

 

「ハッキリ言ってるじゃないか!君は坂本君に負ける!僕にはなんとなくわかる。あのなのはちゃんにも負ける……。光輝は〝巨大樹〟や〝フェイトちゃん〟の時に負けたのはトラブルや実力のせいだと思ってるかもしれないけど……そうじゃあない!その〝背後〟に()()()()()()()()負けた!」

 

こいつ…こんな事考えていたのか…。まったく気づかなかったぜ…。

 

「光輝は国や親たちから教えられ、受け継いだ……〝技術〟や〝精神力〟がある。……いわば君は『受け継いだ人間』だ!でも坂本君は違う!アイツは奪い取って生きている……つまり坂本君は『飢えた者』!君は『受け継いだ人間』!どっちが〝良い〟とか〝悪い〟とかじゃあない!でもその差が君の勝利を奪い喰いつぶすよッ!」

 

「…つまりお前はこー言いてえんだな?俺が根性なしの親のすねかじりだってよォーー」

 

「〝飢えなきゃ〟勝てない。でも〝坂本君〟よりずっともっと気高く〝飢え〟なくては!」

 

明久が地図を見てから走っていく。俺はもちろん短縮する道を通る。

 

「…ごめん光輝。僕はこのまま行かしてもらうよ」

 

「くそ…明久の野郎が変なこと言うから……操作が少しおぼつかねえ……」

 

それほどまでに俺を揺さぶったって言うのか?明久の言葉が?ばかばかしい。

 

「焦るなよォーー。ここで転んじゃあいけねえだからなぁ」

 

自分に言い聞かせる。そして、〝リ・ガズィ〟が現場に到着した。

〝リ・ガズィ〟から、〝ジュエルシード〟と1人の子供(身長から推測すると高町と同い年か?)が見える。誰だ?って思ったときには〝ジュエルシード〟が光って子供が消えた。

 

「なっ!〝反応〟したってことはあの子供も〝スタンド使い〟なのか?!」

 

〝リ・ガズィ〟が新たに人影を捕らえる。…坂本だな、あの姿は。俺も目視が出来るようになると同時にほかのプラモと〝リ・ガズィ〟に迎撃をさせる。(一部は回収に回す)

 

「当たんなくてもいい。少しでも時間を稼がなくては…」

 

〝ブルーフレーム〟がジュエルシードに触れたと同時に俺の視界に明久が映る。明久は全力で走ってんのか?でも息切れはしてないな…。

 

「あいつ…そーいや体力づくりやってたからな、この距離は全力疾走でも息切れはしないってことか。だが、〝ジュエルシード〟は俺がいただく!」

 

ジュエルシードを中心とするなら全員同じくらいの距離か…。

 

「プラモの妨害もあんま効いてないし回収に回すか?」

 

〝シャープ〟に新たな指示を出す。

 

「〝ブルーフレーム〟は〝ジュエルシード〟を持って〝リ・ガズィ〟につかまれ!他はそのまま妨害だ!」

 

〝シャープ〟が指示通りに動こうとした瞬間に何かがジュエルシードを弾き飛ばした。(胃石ってやつか?) 弾かれた〝ジュエルシード〟に一番近いのは…俺だな。坂本がまた何かを飛ばそうとしてる。

 

「〝シャープ〟迎撃しろ!これ以上坂本になにもさせるなァーーッ!」

 

「いいや!限界だ。飛ばすね!」

 

ピューン パシュッ

 

「「ウゲッ」」

 

「やった!」

 

坂本が狙ったのは()だった!だが、坂本が飛ばす前に〝シャープ〟の弾丸が坂本に命中したおかげで胃石は俺の足に当たった。

結局、〝ジュエルシード〟を手にしたのは明久だった。俺と坂本がひるんだスキに取ったのだ。

 

「〝飢える必要あり〟…か。もしかしたら…明久のなにがなんでも〝取る〟という姿勢を見習えば…少しは俺を生長させるかもな」

 

フェイトや高町が見える。そして、俺は光に包まれた。

 

 

...To Be Continued




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