翌朝
やばいな。いきなりドでかい問題があらわれた。
『腹減った、どうしよう』
「ふわぁ~って、どうしたの?」
明久が心配そうな顔をしてこちらを見ている。
「イエ、オナカガスイタノデドウシヨウカト」
「え?水があるじゃん」
「エ?」
俺はどう反応すればいいのだろうか。…いや聞かなかったことにしよう。そうすればいいはずだ…きっと。
「取リ敢エズ外ニ出マショウ」
「う、うん。そうだねそうしようか」
鉄球をポケットに入れて外に出るとトリイがあった。
確かジャポネーゼにあるトリイは神を祀っている建物の近くにあるんだっけ。
「そこのお主ら、何をしとるのじゃ?」
ジャポネーゼの知識を思い出していると奥の建物から人の好さそうな老人が出てきた。
「(ドウシマス?明久サン)」
「(本当のことを話してみる?)」
「(信ジテクレナイト、思イマスヨ)」
「(だよね……)」
言ったら病院行きは免れないだろう。
「そうじゃろうな~」
「「!?」」
「『(心を読んだ…だとッ!?)』」
でもどうやって?そんなことができるのは何かしらの『能力』を持っているヤツだけだ。
「それは秘密じゃからの」
「心ガ読メルノナラ分カルハズデス。私タチハココニ身寄リガイマセン。頼レル人モデス。私タチニデキル事ハ何デモシマス。
ダカラ私タチヲ ココニ居サセテクダサイッ!オ願シマスッ!!」
「僕も同じです!お願いします!」
「その言葉に嘘はないかの?」
「「ハイッ!!」」
「そうか、ならいいがの」
「「あ、ありがとうございます」」
えっ?いいの?うれしいことは確かなんだが……信用できると判断されたのか?
「わしの名は神崎竜馬じゃ。よろしくのぉお二人さん」
「「よろしくお願いします。神崎さん」」
「では、そこの掃除を頼むのぉ~」
「「ハッ、ハイ」」
そこで俺と明久のおなかが鳴った。明久のほうを見ると、少し赤らめている。恥ずかしいのだろう。誰だってそーだろう。俺だってそうだ。
「…その前に昼食を食べないといかんかのぉ。こっちに来なさい」
俺と明久は顔をもう完全に真っ赤にしながら神崎さんの後を追った。
「この汚れなかなか落ちないね~」
「コッチノモソンナ感デスヨ」
昼食を食べた後、俺と明久は最初の部屋にいた。神崎さんがココを掃除したら使ってもいいといったからだ。
しかし、明久は家事が異様にうまい。さっきの昼食もうまかったし、掃除も上手だ。家で家事をそれなりにやっていたのだろうか。
「う~ん。ここの掃除もほとんど終わったし境内の掃除の手伝いに行かない?」
「ソウデスネ」
明久が満足してない顔で言った……家事に誇りを持っているらしい。
こうして部屋の掃除を終わらせて境内の掃除に行こうとすると「キャーッ!!」という声が聞こえてきた。
急いで行ってみるとそこには、目が4つある黒いオオカミに似た化け物がこちらを見ていた。
…面倒なことに巻き込まれた気がする。
...To be continued
次回戦闘パートに入ります。(うまくできるだろうか)
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