バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

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重大な発表があります。出来れば読んでいってください。


Leeson19 光り輝く道 その③

光が薄れてていき、最初に目に飛び込んだのは――――――

 

「くさっ。なにこれ肉!?ッつつ…」

 

―――――発酵している肉であった。(たぶん牛肉) そして、坂本にやられたキズを波紋で治す。

 

「ふ~~。プラモは全部あるな。とりあえず、ここがどこなのか調べなくては」

 

パキッ

 

「ッ!そこにいるヤツ出てこい」

 

〝シャープ〟に武器を構えさせ、木に隠れているであろうヤツに命令する。

 

「ちょっと待って!僕だよ光輝!撃たないでッ!それになんでその肉を食べてるの!?」

 

?…ハッ!いけねえいけねえ。勝手に食ってしまったぜ。しかし明久と合流出来てよかったぜ。でも、明久がいるってことは坂本が来てる可能性が高いんだよなぁ。

 

「明久か…期待してないんだが一応聞こう。ここがどこなのかわかったか?」

 

「期待してないの!?まあわかっていないけどさあ」

 

こんなくだらない会話をしている場合じゃあないか。

 

「明久、まずはこの〝空間〟の射程を知ろう」

 

 

 

 

ドカラッドカラッドカラッドカラッドカラッ

 

「光輝って馬にも乗れたんだね…」

 

「親父に乗馬の趣味が…って今はそんなこと関係ないだろ。それより誰も見えないのか」

 

明久の返事はかんぼしくなかった。ちなみに今、俺たちは(無断で)馬を借りて走っている。馬には地図やら水筒やら荷物がいっぱいあった。(一部捨てたけど) いろんな木に"J"って刻まれてたけどなんだ?

 

「「!」」

 

「あれ?この家に戻ってきた?」

 

「いや、そうならないように道を選んだはずだぜ。もうちょっと行こう」

 

ドンッ

 

「「!!」」

 

拳銃の発砲だと!?音はあのボロッボロの家から聞こえたが…。

 

「明久…あの家に行くのは最後にしとこう」

 

 

 

 

10分くらい走っただろうか。しかし、()()あの家に戻ってしまった。

 

「おいおいどぉーなってんのこれェ?なんで戻ってきてんだッ!!」

 

「僕たちは『スタンド攻撃』を受けているってことなの!?ここに来てからずっとッ!」

 

パキッ

 

おいおい今度は誰だ?

 

「お前ら、この状態をどうにかしたいと思わないか?」

 

「そこで止まれーーーーーーーーッ!!それ以上近づくんじゃねえッ!これは警告だッ!」

 

来たのは坂本だった。だが俺は坂本を信用してねえ。アイツの協力者が何かをしたと考えているからだ。

 

「俺もどこかへ行こうとしてもここに戻ってしまってな」

 

「坂本君、これ以上僕らに近づかないでくれ!僕たちは君の仲間が何かをしたんじゃあないかって疑っているんだ」

 

「そうだ!!俺らは永遠にお前なんかを信用するワケねーんだからな……」

 

こっちにくるんじゃない!どっかいけ!

 

「それなら俺は逆にお前らを信用しよう。約束は守りそうなヤツに見えるからな」

 

……ハ?なに言ってんだこいつは。わけがわからないぞ。

 

「光輝…顔に出てるよ。つまり坂本君は信頼し合って帰る方法を探さないか?って言ってるんだよ」

 

そんなドヤ顔で言うなって。わかってるから。

 

「仮に信用するとしてだ、協力したとして俺たちになんの得があるんだ?」

 

「一緒にいればうまい料理を食べさせてやる」

 

そう言って坂本が何かを投げてよこす。中に入っていたのはローストビーフサンドウィッチだ。かなり豪華だ。…よだれがでてくる。

 

「毒は入れてねえぞ。で、さっきあの家に恐竜を入れたが全部()()()()()()。だからなにがあるかわからねえ」

 

食べてる時に話しかけんなよこいつ。しょうがねえから〝スタンド〟でしゃべる。…恐竜が家の中に入ってきたらそりゃ抵抗するだろ…。

 

【わかった。俺のスタンドで中をを探索しよう。あと食べてる時に話しかけんな】

 

「……」

 

〝ミラージュコロイド〟を展開して〝ゴールドフレーム〟を家の中に入れる。

まず視界に入ったのは死体があった。顎にドクロのひげがある男性の死体だ。辺りを見渡すといろんなものが壊れている。そして、消えた少年もいた。消える前と違うのは男のものであろうベルトと拳銃を身に着けてることか。明久と坂本にそのことを伝える。

 

「一応中にいるヤツにも聞いてみるか?」

 

「いいが、もし〝敵〟だったら『3対1でヤツを倒す』…それでいいな?」

 

「………いいよ」

 

なに勝手に答えてんだ明久!…いや、俺たちで倒せない可能性があるならこいつも利用したほうがいいのか?

 

「〝敵〟と確定したなら奇襲をかける。お前らが話せよ。その間に背後に回って3対1で仕留める」

 

それなら俺のスタンドも周辺に隠して奇襲に使うべきだな。

 

 

 

「おい!家の中にいるヤツ!話がしたい。出てきてくれ!」

 

少年が出てくる。ベルトには拳銃が差してある。それに臆せずに話しかける。ちなみに、馬は坂本の近くにいる。

 

()()()()()()()()を知らないか?」

 

「正しい方法はひとつだ。元の世界に帰りたければ、()()()()()()()()。それはいずれ決断しなくてはいけない事柄だ……」

 

俺の目標にコッチに来てしまったやつは全員連れて帰るってやつがあるのだが……。

 

「質問には答えた。もう会話するのは1人ずつにしたい。どちらか一人、あそこの彼の元まで下がってもらいたい…」

 

こいつはなにをしたいんだ?…それに口調がおっさんぽいな。まるで入れ替わったみたいに……。少年が続けて言う。

 

「もし、ここで撃ち合いになるとしたなら…だ……君は俺に勝てない。『左の彼』なら可能性がある。だから君は下がってくれ。話をするのは『左の彼』だ」

 

こいつ自己完結したぞ。それにこいつなんて言った?

 

「悪いことは言わない。君が下がってくれ。もう少しだけ話してやろうか?左の彼にはいざって時には俺を殺しにかかる『漆黒の意思』がある…。だが君はそうではない。そういう『性』。それが理由だ。君は俺が攻撃したらそれに『対応』しようとする。それが心体にこびりついている。『才能』では優れたものがあるのかも知れないが、こびりついた『正当なる防衛』では俺を殺すことは決してできない。受け身の『対応者』はここでは必要ない」

 

アイツ、俺が鉄球に手を伸ばしたら拳銃に手を伸ばした。手が震えているがアイツには、やると言ったらやる……『スゴ味』があるッ!

 

ドンッ

 

鉄球をアイツの急所に当てた。だが、数発受けちまった。と、認識した時には鉄球がベルトに戻っていた。なんでだ!?なぜか、鉄球をアイツに当てる『確信』がない!

 

「遅れましたが、自己紹介させていただく。名は…『リンゴォ・ロードアゲイン』。そして、肉体の持ち主は『時村俊也』。心臓にある『ジュエルシード』を使って乗っ取らせてもらっている。能力名は『マンダム』。そう認識してもらいたい。ほんの〝6秒〟。それ以上長くもなく短くもなくきっかり〝6秒〟()()〝時〟を戻すことができる。それが『能力』」

 

おいおい反則だろ!?時間操作系の『能力』ってありかよ!?勝てる可能性低いだろッ!

 

「〝時〟を戻しても〝記憶〟()()が残る。そして…〝6秒〟以上間隔を空ければ、何度でも繰り返し戻せる」

 

「君の目的は?!僕たちをどうしたいんだ?!」

 

「この俺を〝殺し〟にかかってほしいからだ。公正なる〝果たし合い〟は自分自身を人間的に生長させてくれる。卑劣さはない漆黒の意思による殺人は、人として未熟なこの俺を聖なる領域まで高めてくれる。乗り越えなくてはならないものがある。『神聖さ』は『修行』だ。だから君たちに全てを話している。 〝能力〟にも〝目的〟にも嘘はない。よろしくお願い申し上げます。どうする?決めるのは君たちだ…」

 

真実なのか?それともふざけてるのか?どっちにしろイカレテやがる。

 

「これが〝男の世界〟だ。……反社会的と言いたいか?君たちの時代も価値観が『甘ったれた方向』に変わったようだがな……」

 

「おい!もうそいつに構うなッ!付き合ってらんねーしな!」

 

背後に潜んでいた恐竜がリンゴォに攻撃する。が、避けられて撃たれてしまった。しかし俺たちはその上を行く!2匹以上用意しているんだぜ俺たちは!リンゴォは2匹目は対応出来なかったようで恐竜の攻撃を受けて拳銃が手から離れた。

 

「よし!あとは任せるぜ!念のため銃をつかませるなよッ!」

 

ドバッドバッドバッドバッドバッ

 

明久が爪弾で拳銃を拾わせないようにするが、アイツは拳銃に向かわなかった。坂本のスタンド能力で恐竜になるはずだったがアイツは、〝支配〟される直前に右腕にある時計のつまみをひねった。

 

「もうそいつに構うなッ!付き合って……ハッ!?」

 

リンゴォが背後の恐竜の攻撃を避けて撃ち、横からのヤツも避けて撃ち殺した。

 

「今、確かに決まったはずなのに!?」

 

「バカなッ!?恐竜になったはずだぞ!?」

 

「『6秒』だ……『公正(フェア)』にだ……すでに公正(フェア)にそれは話した。この腕時計の〝秒針〟をつまみそれだけ戻す。それだけでスタンド能力『マンダム』のスイッチが入る。何度でも聞くぞ…どうする?俺を殺さなくてはこの〝世界〟から絶対に帰れないッ!」

 

明久とリンゴォが撃ち合う。明久の爪弾がリンゴォの左肩を撃ち抜き、リンゴォの銃弾が明久の心臓周辺を撃ち抜く。ふりかえって背後に飛び掛かった坂本を撃った。

 

「お、おいッ!!明久ぁぁぁあああああーーーーーッ」

 

鉄球を投げるとともに〝シャープ〟の攻撃を放つ。なぜか鉄球はリンゴォに当たらず、〝シャープ〟のビームは掠った程度だった。(唯一ダメージを与えたのはロケットの爆発の衝撃だ)

1発腹に受けて倒れてしまったが波紋で治せば問題ないだろう。

 

「光輝・ツェペリだったか…。お前はやはり『対応者』にすぎないッ!友を失ったから攻撃しやがって…汚らわしいぞッ!()()()()では俺を殺す事は出来ないッ!」

 

腹のキズを波紋で癒しながら明久に治そうとして近づく。明久を早く治さないと!リンゴォが近づく。

 

「弾倉にはあと〝1発〟残っているが……俺が殺すのは〝漆黒の殺意〟で俺を殺そうとするものだけだ。お前なんかにはとどめは刺さない……。待っていろ…あとで元の世界に帰してやる。目的あくまで『修行』であり人としてこの世界の糧になるため…。そして、俺を生き返れせてくれた〝ジュエルシード〟には恩義がある。この吉井明久にある〝ジュエルシード〟は〝回収〟させてもらう。感謝いたします」

 

リンゴォが明久の脚をつかんで引きずる。(肉体が少年だからか動きが非常にゆっくりだ) 〝鉄球〟が戻ってくる。あの銃…どこかで見たことがあると思っていたが…思い出したぜ…。確かあの銃はピースメーカーだ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にでてたからよく知っている。そして片手打ちをしてるから射程は〝鉄球〟が転がったこの距離だ。

 

「ワザとか偶然かは知らねえが……明久から少し遠い。明久はまだ生きている。貫通はしてないんだ。貫通してたらもっと血が出てるからな」

 

俺に〝漆黒の炎〟が灯った気がした。

 

 

 

...To Be Continued




ない頭で考えたのですがタイトルを変えさせてもらうことにしました。
新しくなるタイトルは『バカと魔法と奇妙な冒険』です。
これからもよろしくお願いします。
次話投稿までは『バカと魔法と奇妙な冒険(旧 バカと魔法と受け継ぐ想い)』とさせていただきます。
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