バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

21 / 52
Leeson20 光り輝く道 その④

『おい光輝。あの小屋へ行く気じゃあないか?吉井明久を救いに…。()()()()が行けば負けるぞ。小屋へ行ってはダメだ』

 

親父!?なんでいるの!?これは幻覚なのか?!それに何が言いたいんだッ!

 

『そのことはお前自身がそう感じているはずだ。自分ではアイツには勝てないってな…。お前には〝覚悟〟がない。〝覚悟〟がなければアイツには勝てないぜ…光輝』

 

「〝覚悟がない〟だって?そいつはちげーよ親父。それに俺のことを〝対応者〟って言いやがったッ!ガキのクセに偉そォーーーなことを言いやがって…。俺はなんとしてでも助けたいんだッ!〝護衛官〟としてではなく友人としてッ!!でないと俺は何もできないッ!〝堕ちる〟ことも!〝未来〟への道を探すこともできないッ!!見える…見えてきたぜッ!『勝利』の感覚が見えてきたッ!」

 

アイツを()()プランが出来た。それに〝覚悟〟ができた。礼を言うぜ親父…グラッツェ!

リンゴォは明久から〝ジュエルシード〟を取り出している。

 

「ここから先は後には引けない。〝1手〟ミスった方が負ける…俺やお前がなにをしようともな。

リンゴォ・ロードアゲイン…俺の〝鉄球〟を喰らえッ!オラアァァァァッ!!」

 

リンゴォに〝鉄球〟が命中して吹っ飛んだ。そのことによりプラモの攻撃がリンゴォに命中しなかった。そして、リンゴォが〝時〟を戻した。

 

「待っていろと言ったはずだ……。お前の行為はもう何事でもない。既に言ったはずだ。時を〝6秒〟戻せると……繰り返し何度だろうとな!!俺の中の〝ジュエルシード〟がお前を始末して〝回収〟しろとおっしゃっているが俺にとってはその価値もない」

 

「上から見下すんじゃあないぜ…リンゴォ・ロードアゲイン。お前さん…腕時計を動かして〝時〟を戻すといったがもう戻させねえ。〝公正(フェア)〟に言ってやる。今、鉄球を投げたのはお前の体を診察するためだった。が、キズなんかなかった。だから俺はレッキング・ボールを投げる!そうすればお前は〝左側〟が認識できない!だから右手首にある〝腕時計〟で〝時〟を戻すことなんか出来ない。その間にお前を殺す」

 

家の中に入りリンゴォに近づく。明久をチラッと見て生きているのを確認する。

 

「この距離なら互いに外すってことはねえぜ。どうする?後には引けねえ。何をどうしようともな」

 

レッキング・ボールの〝衛星〟が炸裂し、リンゴォが吹っ飛ぶ。〝衛星〟の1つが腕時計に当たりそうになるが、リンゴォが吹っ飛んだ影響で当たらなかった。リンゴォの弾丸が俺の脳……。

 

 

ドォォォーーーz―――ン

 

 

意識がある?つーことはやはり戻したか。

 

「どうするんだ?〝再び〟か?再びかァァーーーッ!!」

 

「いいぞ。光輝・ツェペリ。少し、いい〝眼光〟になったッ!!だが所詮、まだお前は〝対応者〟でしかない!!」

 

「決めるのは貴様じゃないッ」

 

レッキング・ボールを投げる。が、リンゴォはレッキング・ボールをがっしりつかんだ。そのせいで〝衛星〟が出せない。しかしつかんだことで狙いが定まらず俺の肩に銃弾が命中する。

 

「2発目だッ!これで勝利ッ!!」

 

だが『2発目』は外れて、拳銃が手から離れ、〝腕時計〟が破壊された。それもそうだろうな。俺の『スタンド攻撃』は既に始まっていたんだからな…。

 

「レッキング・ボールを〝防御〟する。だから次の『弾丸』で決着をつける。それがあんたの敗因だ」

 

「お前の『スタンド』…既に家に潜んでいたのか。そして俺が攻撃しようとしたからその武器で攻撃したわけか……。見事だ……光輝・ツェペリ。〝一手〟しくじったわけか…」

 

「〝防御〟しなければ確実に俺を殺せただろうな…お前の腕なら」

 

「それじゃあまた…相打ちになってしまう。繰り返して永遠に決着がつかなくなってしまう。もう、〝時〟を戻す事はできないがな…」

 

リンゴォが拳銃に手を伸ばす。おいおい、やめろよ。他人の体を好き勝手にやりすぎだあんた。

 

「妙な事はやめろ…お前を〝殺す〟のに無駄な労力を使っちまうだろ」

 

「それでいい。もう見えるな…お前の名前のように〝光輝く道〟が…。進めるように祈っているぞ。そして感謝する」

 

撃たせはしない。〝ゴールドフレーム〟が銃身を切り、俺が目から〝ジュエルシード〟を取り出してリンゴォの心臓部に当てる。これが、リンゴォを殺す方法だと思う。確か、リンゴォは〝ジュエルシード〟で魂が肉体に憑依したと言っていた。つまり、逆に言えば〝ジュエルシード〟を取ればリンゴォを殺す事が出来ると思ったのだが…どうやら俺の推測が当たったようで、少年の体から何かが出て行く(ヴィジョン)が視える。

 

「ようこそ………『男の世界』へ………」

 

リンゴォの最期は笑っているように見えた。

 

 

 

リンゴォの最期を見届けて、少年の無事を確認した直後。誰かが俺に飛び掛かってきた。その衝撃で俺は誰かにつかまれたまま吹っ飛んだ!〝ゴールドフレーム〟につなげると俺に乗っ掛かっているのは坂本だった。

 

「ところがギッチョン!その〝ジュエルシード〟は俺がいただくぜ!」

 

「坂本てめえ…やられたフリをしてたのかッ!」

 

「恐竜があの程度の銃弾で倒れるわけねえだろうがッ!マヌケかてめー!…おっと。〝スタンド〟は使うなよ?頭と胴体が離れたくなければな」

 

スタンドは使うな…か。いいだろう。それでもお前に勝てることを証明してやろうではないか。

 

「お前を恐竜化させることは出来ないからな。このまま殴って気絶させてやるッ!」

 

「させねえよ!喰らえッ!ズームパンチッ!」

 

「ブハッ」

 

体を無理やりひねってパンチを喰らわせる。坂本が吹っ飛んでいるスキに態勢を整えてこのまま決めてやるッ!!

 

「コオォォォォ……波紋疾走(オーバードライブ)連打ァ!」

 

「そんなもの無駄無駄無駄ァ!」

 

いいだろう。連打(ラッシュ)の速さ比べといこうぜッ!

 

「「アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)!!」」

 

 

 

 

 

 

 

この状態がどのくらい続いただろうか…。だがそれも終わりが近づいていた。

 

「「アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリ(無駄)アリィ!(無駄ァ!)」

 

「ウガァッ」

 

「アリーヴェデルチッ!!」

 

俺の勝ちだぜ。坂本雄二ィッ!!…坂本のジュエルシードを回収したが、この『T・U・R・B・Ō』についてわかった気がする。あとで明久に言わないとな。

 

 

 

 

「う…うう……」

 

「大丈夫か?」

 

俺は、まず明久を治療した。どうやって体内にある銃弾を取ったかというと、〝くっつく波紋〟を纏って血の付いた銃弾を取る。そのあとに傷口に波紋を流して塞ぐのだ。ちなみに、全員治したが、坂本だけは1日ぐらい眠る量の波紋を流しといた。

 

「全員治したから帰るべきなんだが…1つギャグを思いついたぜ。1度っきりだ。指を見てろよ。何本に見える?」

 

「……4本」

 

「そこちょっと失礼(し・トゥ・れい)ィィ~~」

 

指を4→2→0に変えるってギャグなんだがどうだろうな。

 

「ん~~~!!…なかなか面白かった。大爆笑!」

 

「だろ?あとでもっとジワってくるからな。気に入ったからってパクんなよ。お馬さんそこちょっと失礼(し・トゥ・れい)ィィ」

 

「……」

 

……やりたいことやったし帰るか!

 

「〝ジュエルシード〟!俺たちを元の世界に帰せ!」

 

俺たち全員が光に包まれた。

 

 

 

 

光が薄れてていき、まず目に飛び込んできたのは、フェイトと高町がデバイスが壊れそうなくらい(実際に半壊している)激しい闘いだった。周りにアルフやユーノがいないがまた別のとこで戦っているのか?

 

「坂本さんに何をした!」

 

フェイトが鎌を振りかぶって俺に問いかける。

 

「ただ治しただけだぜ?これからどうなるかは知らないがな」

 

「ク…」

 

ただのブラフだ。医者は治した患者に何もしない。オレ、ウソツカナイ。

 

「ツェペリさん!帰ってこれたんですね!」

 

「おう。これのおかげでいろいろ生長できたと思うぜ」

 

この瞬間!俺の中からジュエルシードが飛び出した!飛び出たジュエルシードは膨大な光をまき散らしている。

 

「ジュエルシードの…〝暴走〟…?」

 

この時俺は動けなかった。いや、誰も動けなかった。1人を除いて。その1人はフェイトだった!

 

「止まって…止まって…」

 

呪文を唱えるように止まってを連呼するフェイト。その必死な気持ちにこたえるように〝ジュエルシード〟は停止した。だが、手がキズだらけだ。キズだらけで良かったのかもしれないが。

俺は、フェイトの手がケガをしたのを見ると、近づいて波紋で手を治した。

 

「君の命を賭けたその行動に敬意を表す!波紋!」

 

 

光輝は感動した!その行動に感動した!誰も動けないなか、(絶対に手に入れたいという気持ちもあったのだろうが)自ら動き封印する姿に感動した!だから、光輝はフェイトのキズを治したのだ!

 

 

「坂本を連れて帰れ。目的を果たしたし、恩を仇で返す気か?」

 

「治しくれた事に関して礼をいいます。ありがとうございます。だから()()()()()帰らせてもらいます」

 

アルフがどこともなく現れて坂本を担ぐ。何か言いたそうにしているがこらえている。そのままアイツらは帰って行った。

 

「高町。お前らも帰った方がいいんじゃあないのか?」

 

「「うっ」」

 

 

 

 

...TO BE CONTINUED

 

 

光輝&明久…このあと龍馬さんに叱られた。雄二のジュエルシードを手に入れる。『T・U・R・B・Ō』について何かに気づく。光輝が人間的にも生長した。

確保しているジュエルシード…№Ⅱ №Ⅲ №ⅩⅤ

なのは&ユーノ…ジュエルシードを確保できず。また、『レイジングハート』に損傷ができる。

確保しているジュエルシード…№ⅩⅢ №ⅩⅦ №ⅩⅩ №ⅩⅩⅠ

フェイト&アルフ&雄二…ジュエルシードを手に入れるが、雄二のジュエルシードが取られた。また、『バルディッシュ』に損傷ができる。

確保しているジュエルシード…№Ⅵ №ⅩⅣ




マンダムの少年(時村俊也)について…
後悔のないように生きたいという強い想いから〝時〟を戻す能力を手に入れた。
関係ないことだが、このあとこの少年は警察に保護され、そのあと両親と再会できた。
また、なぜか光輝たちとの闘いの記憶も残っていたが、それに耐える強い精神も手に入れた。
マンダム 本体…時村俊也
破壊力 なし スピード A 射程距離 なし 持続力 E 精密動作性 E 成長性 B
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。