バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

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Leeson21 不良グループを逮捕せよ

「〝ジュエルシード〟の…暴走……?」

 

 

同時刻 路地裏

 

ドスッ

 

路地裏で1人の人間が『矢』で射られる。

影が濃くて顔は見えないが、『矢』で射られた人間は射った男、『フェルディナンド』と同じくらいの身長がある。

 

「今頃、〝ジュエルシード〟を賭けてフェイト・テスタロッサが闘っているだろうな。回収出来ることを祈っているよ。だが…驚いたな。射った少年が〝時〟を戻す能力だとはな。これは少しは期待が出来るな」

 

フェルディナンドは〝矢〟を回収する。

 

「てめえ…なに…しやがる……」

 

「おめでとう。『矢』に選ばれたんだ。これから好き勝手やるがいい。それこそ、強盗や誘拐だろうとな。

(やはり…。そこら辺にいる〝良い人間〟よりごみ溜めにいるような〝クズ人間〟の方がスタンドは発現しやすいようだな)」

 

「お前は…一体…何者なんだ……?」

 

「君と同じ『能力』を持った者だ。それでもまあ…君()()より強いがね」

 

 

 

 

 

異世界に飛ばされて大変だったよ事件(仮)から翌日。

まあいつも通りのジョギングなんだが…明久が体力ついてきたと思う。理由としては、いつも30分くらい走ると休憩をするのだが、明久はついに息切れをしなくなったのだ!いつもゼーハーゼーハー言ってた()()明久が何とか体力をつけたのだ!俺がそう感動してたら明久が缶ジュースを持って帰ってきた。

 

「光輝はこれが好きだったよね」

 

「おう。ようやく覚えてきたか」

 

「バカにしすぎだよ!これくらい覚えられないハズがない!」

 

「じゃあ簡単な時事問題だ。現アメリカ大統領は?」

 

「……〝ジョージ・ワシントン〟?」

 

「それは初代大統領だ。正解は『ファニー・ヴァレンタイン』だ」

 

さすがにこれくらい覚えてけよ。元の『時代』でも大統領やってる上に、支持率が国内外問わず1位の人だぞ!?俺が明久の記憶力に嘆き始めた時、明久が別の方向を指して俺に何かを言おうとする。

 

「こ…光輝…あ…あれ!」

 

「ハッキリ言えハッキリ…と」

 

明久が指さした方向を見るとそこには、黒いバンの近くに少女(見たことあるような服を着ている)と、360度どっからどー見ても俺たち不良だって感じのヤツらがいる。

 

「あれって誘拐だよね…」

 

「そんなこと言ってないで早くあのバンのところに行った方がいいだろ」

 

黒いバンに着くのと男たちが少女を連れ込むのは同時だった。

 

「ノックしてもしもお~~~し。お宅ら…ここらへんで女の子と待ち合わせしてたんだが()()()()()?茶髪のロングヘアーなんだが…」

 

()()()()()。これでいいか?俺たちこう見えて忙しいんだ」

 

鎌かけてやるぜ。ニョホ。

 

「なんだよ!忙しいって言ったろ!」

 

「俺は『()()()()()?』って言ったんだぜ。なんで『()()()()』って答えたんだ?」

 

「言い間違いだろ?気にすんなよ。それぐらいのことで」

 

「じゃあ、なぜ汗をかいているんだ?暑くないしマズイことをしたわけでもないのに」

 

「!……」

 

「こういう時の沈黙は肯定してるのと同じだぜ」

 

「くうう……」

 

ブロロロロ

 

「あっ。ちょい待ち!」

 

俺が汗について問いただそうとすると、男が車を発進させた。だが、もうあんたは逃がさねえぜ。

 

「〝シャープ〟。〝ブルーフレーム〟を〝リ・ガズィ〟で輸送しろ」

 

「なんでタイヤを撃たないの!?早く車を止めないと!」

 

「焦るな。それに周りを見ろ。交通量が増えてくる時間帯だぞ。それに今、〝ブルーフレーム〟がアイツらの車にとりついた。抜けないようにブスッと刺さってるから問題ないだろ」

 

前に気づいたのだが、俺の『スタンド』にはちょっとした特性がある。それは〝スタンド〟の射程距離から離れてもどこにあるのか大まかな位置がわかるのだ。これの原因は、俺の『スタンドパワー』がプラモに送られてるからだと思うのだが…。

 

「走って追いかけるぞ。まだそこまで離れていねえ」

 

 

 

 

走り続けること約20分。アイツらが来たのはこの廃ビルのようだ。さすがに全力疾走は無理なようで明久の息は乱れてる。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…。ここであってるんだよね」

 

「ああ。間違いねえ…ここにいる。ほら、あそこにアイツらの車があるぜ」

 

ドアを開けた…のだ…が。なんじゃこりゃ!?

 

「おい明久。今は春だよな?」

 

「そうだけど…いきなりどうしたの?」

 

「春なのになんで()()()()()んだ!?」

 

脈が測れないうえに凍っているため波紋が流せない。このままだと凍死してしまうだろう。ん?車に鍵が差し込まれたままか。なら車の暖房が使えるな。

 

「この2人は『スタンド攻撃』を受けたらしいな。でも誰にだ?」

 

「わざわざ裏切る必要はないと思うけど…。としたら誘拐された女の子?」

 

「そしたら謎が出てくるんだよなぁ。なぜ誘拐されたときに『スタンド』を出さなかったのか」

 

いや、()()()()()()のか?そうすると少女は遠隔自動操縦型の『スタンド使い』ってことなのか?

 

廃ビルに入ってすぐに上から音が聞こえてくる。

 

「明久。確認するぞ。まず突入したら俺がレッキング・ボールで相手を〝左半身失調〟にする。その間に明久が少女を救出する」

 

「で、そのあとに攫ったヤツらを壊滅させる。…だよね?」

 

「そうだ。いくぞ」

 

プラモに先行させる。誰もいない事を確認して2階に上がる。部屋から話し声が聞こえてくる。

 

「おい。2人はどうした」

 

「それがちょっと疲れたとかで車で休んでますよ」

 

「ふん。残念だったな。お愉しみにありつけないとはな」

 

「あたしに何をする気なのよッ。早く解放しなさいッ」

 

ゲス野郎が何をしようとしてるのかわかりかけてきた。コイツら、人を人だと思っていねえ…自分たちのおもちゃとしか思っていねえな?

 

「(明久。いいな?)」

 

「(いつでもいいよ。というよりさっさとこんなゲスに制裁を加えたいくらいだよ。)」

 

「(同感だ。3、2、1…GO!)レッキング・ボール!」

 

「ギャーーー」「〝左〟がみえないッ!」「痛ェ…痛ェよぉ」

 

〝レッキング・ボール〟から〝衛星〟が放たれて、ゲスどもの〝左側〟を奪っていく。そのスキに明久が少女を救出した。ここまでは予定通りだな。

ロープなどの拘束していた道具を取り外す。

 

「あなたたち何者!?」

 

「俺たちは君の味方だ。安心してほしい」

 

「あなたも…あたしと同じ『能力』を持っているの?」

 

「そうだぜ。それに向こうが喧嘩慣れしていても、コッチは〝護衛〟のプロだ。プロの実力ってやつを見せてやるよ」

 

少女と会話をしながらチラッとゲスどもの方を見る。が、男たちはいなかった。

 

「おい明久。なんでクズどもがいないんだ?ちゃんと見てろって言っただろーが」

 

「ごめん。でも後ろも見ていたから…。でもその間にどっかに消えたのは確かでしょ?」

 

ドアを開ける音(そもそも俺たちがドアの近くにいるため不可)も飛び降りる音も聞こえなかった。

つーことは―――――

 

「―――――『スタンド使い』ってことなのか」

 

「でも一瞬で〝8人〟も移動させるなんて…」

 

「そのかわり射程が短いかもな。上から音が聞こえる」

 

ドアの近くは危ない。だからといって外に出たらゲス野郎どもが何するかわからんからな。

 

「中央に寄った方がいいか{パリーン}もっておい!」

 

「閉められるものは全て閉めてッ」!

 

移動しようといった途端にゲスどもが攻めてきやがった!ロープを使って降りてくるなんて思わなかったぜ。

ゲスの武装は見た限りだと電動ガンとナイフだ。

 

「早く!」

 

「わかったよ!〝シャープ〟!全て閉めろ!そのあとは隅を陣取って迎撃しろッ!」

 

〝スタンド〟を使ってドアを閉めさせるが何がしたいんだ?

そう思っている間に明久が降りてきた一人を倒して、俺が反対側の一人を倒す。

 

「背中に変なタトゥーしてるな。絵のセンスを疑っちゃうね」

 

「タトゥーから人が…!」

 

これがコイツらの『スタンド能力』か…。しかし、俺たちの敵じゃあないな。

出てきたヤツらが攻撃を仕掛けてくる。だが、俺たちは〝本物〟の拳銃使いと闘ったからか、コイツらの構や行動が4流にしか見えないな。(でも電動ガンの威力は高い)

 

「窓を開けてッ!そうすればッ!」

 

「『スタンド能力』が発動するって?」

 

「そうよ!」

 

ああ…もう!面倒なお嬢様だぜ。

ロケットの爆発の衝撃で窓を開ける。その瞬間。周りが寒くなったと思ったら、バイクとライダーが現れて男を引いた。(ほかの男を巻き込んで)

 

パンッパンッパンッ

 

背中に鈍い痛みが走る。後ろから撃たれたようだ。弾が食い込んでやがる。

 

「レッキング・ボール」

 

真上に投げて、〝衛星〟で男たちの〝左〟を奪う。そして、〝シャープ〟で男たちを倒す。

 

「くっ」

 

男が一舜だけこちらを見て戻るを繰り返してる。

 

「出て来るのはどっちだ?いや!!そんなんじゃあない!部屋を出るぞ明久。全部から一斉に出てくるぞォーーーーッ」

 

〝リ・ガズィ〟を先行させてドアの外を見るが誰もいなかった。

少女を廊下に出すことに成功させて、明久、俺という退室順だった。そのせいで脚とかにも喰らった。波紋で治す。

 

「上に逃げよう。逃げ場はなくなるが、後ろから奇襲もないだろう」

 

「僕はいいけど…」

 

「構わないわ。自信があるんでしょ?」

 

「もちろん」

 

生意気だな。このお嬢様は。

 

 

 

パンッパンッパンッパンッパンッパンッ

 

階段の近くに行けたところまでは良かったのだが、まだほかにも仲間がいるようだ。

 

「どう切りのけるのよ」

 

「一斉発射だ。撃ちまくれェェーーーーーーーーッ」

 

爆発やビームで男たちが薙ぎ払われる。最上階に到着して部屋に入り込むと1人だけ男がいる。

 

「あんたがここのリーダーか?」

 

「部下を倒していったのはお前たちだな?」

 

「おっとここに会話ができないアホ1人登場~~。質問文を質問文で返すとテストで0点取るって知ってるか?マヌケ」

 

質問に答えろよクズの大将さんよォォーーーー。

 

「くっ。コイツゥ――――」

 

男が銃を取り出す。

 

「次にあんたは…『死ねェクソガキッ!』…という」

 

「死ねェクソガキッ!」

 

ドンッ

 

「キャーーッ」

 

男が撃ったが少女には当たらなかった。代わりに、男の脚に命中した。

 

ギャルギャルギャル

 

「痛ェ…痛ェよぉ。脚がぁ、俺様の脚がァーーッ」

 

「鉄球で手の向きを変えた。お前たちがした犯罪はよォォーーーー。めっちゃ重いのはわかってんの?」

 

「わかっております!お慈悲をください!」

 

「お嬢様の意見は?」

 

「……いいわ。でも、ほかの人にやったら次は()()わよ」

 

「き…肝に銘じます!」

 

めちゃくちゃ信用できないんだけど。でも被害者が今回は水に流すって言ってるからいいのかなぁ。

 

 

 

 

「ぐへへへ…。俺に手を出すなよ。このお嬢ちゃんに何かあっても知らないからな」

 

「くそっ」

 

明久に警察を呼びに行かせた直後だった。俺は自分の判断を後悔した。

男が俺の目を盗んで少女を人質に取ったのだ。

 

「謝罪は?」

 

「は?」

 

「俺様の部下を倒した謝罪だよ。すれば許してあげるぜぇ。ぎゃはははは」

 

この野郎!少女を取り返したらブっ飛ばすほどシュートしてやる。

 

「しゃ・ざ・いは?」

 

「そんなことより手を放しなさい」

 

「ああ?」

 

おいおい。兆発してんじゃあないぜ。自分の行いがヤバいって事わかるだろ!

 

「おいおい。立場わかってんのか?俺様が上。お嬢ちゃんやそこのくそ野郎が下だ。忘れるんじゃあないぜ」

 

「手を放しなさいって…言ってるでしょうがーーーーーッ」

 

少女がプッツンした時、あの『スタンド』が現れた。『スタンド』の成長する条件は精神的な成長なんだが…めちゃくちゃしてるな。

〝スタンド〟が男を引いて、少女を奪い返した。

 

「まったくあきれたものね。『護衛のプロ』も」

 

「……返す言葉がございません。でもこれでコイツをぶっ飛ばせるな」

 

「お許しをーーーッ」

 

「「自分を知れ(知るんだな)」」

 

「ひっ」

 

俺たちの剣幕に押されて男がビビる。…情けないなこのリーダー。

 

「いきましょう」

 

【【ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ…ボラーレヴィーア】】

 

「プギャーーーー」

 

 

 

 

 

「光輝…。見張りなんだからしっかりしてよ」

 

「そこまでにしてあげて。この人もいろいろ頑張ったんだから」

 

やっと明久たちに説教が終わった。いつも明久に説教したためか、くどくど言われた。ピーポーピーポー

 

「日本の警察は優秀だな…っと早く逃げねーとな」

 

「どうやって逃げるの?」

 

「刑事が出てきたらレッキング・ボールを投げて〝左側〟から逃げる」

 

窓からパトカーを見てタイミングを計る。

 

「え?また会える?」

 

「それはわからない。でもこんな格言がある。『スタンド使いは惹かれ合う』。つまり、また会う可能性はあるってことだ」

 

「じゃあこれ…お守り。いつか会えるように」

 

「!!……ありがとな」

 

渡されたお守りは『ジュエルシード』だった。たぶんどこかで拾ったんだろう。〝ジュエルシード〟は右の太ももの中に入っていき、床に近づけると、砂とかが集まって地図を作る。

 

「大丈夫?」

 

「大丈夫だ。問題ない。それに次の場所が分かったぜ。助かった」

 

刑事たちが全員車から降りたのを確認してレッキング・ボールを投げる。

 

「あたしの名前は『アリサ・ローウェル』ッ!またいつか会いましょう!!」

 

「じゃあまたいつか!」

 

「Arrivederci!(また会おう!) …『先輩』{ボソッ}」

 

TO BE CONTINUED...

 

 

光輝&明久…少女を救出したら、『ジュエルシード』を確保した。

手に入れたジュエルシード…№ⅩⅥ

 

アリサ・ローウェル…精神的に成長し、『スタンド』が成長して遠隔操作型としても使えるようになった。光輝たちの事は話さなかった。また会いたいと思っている。

 

不良グループ…逮捕。アリサ・ローウェルの証言で、20年は出れない。




ボーン・ディス・ウェイ 本体…アリサ・ローウェル
破壊力 C スピード B 射程距離 A 持続力 A 精密動作性 D 成長性 C
人とバイクのスタンド。能力は『氷の世界』(氷点下の世界。そのため雪も降る)にする。
自動操縦の場合は直接触れなければならない。
本体は生まれついての『スタンド使い』のようだ。

TATOO YOU! 本体…情けないやつ(リーダー)
破壊力 なし スピード E 射程距離 C 持続力 B 精密動作性 E 成長性 - D
後ろに描かれているのがスタンド。能力は『描かれている絵の中を自由に空間移動できる』。
本体が触れたものに絵が現れる。そのため人間じゃなくてもいい。今は11個が限界。増えるかも。
『矢』によって発現した。
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