バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

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Leeson34 アリーヴェデルチ

現在、俺は護送室にいる。プレシアに聞きたいことがあったからだ。昨日は帰ってそうそうクロノの坂本に関するの説得をしていた。報酬の半減で決着ゥしたけどそれでも結構な金額であるから問題ない。で、明久や坂本は先に地球に戻り街で自由にしている。リンディ艦長によると『それぐらいはいいでしょ』とのこと。

 

「で、『弓と矢』をどこで手に入れたの?」

 

「それは…消息を消してから何年か経った日に〝地球〟に訪れたのよ。ちょっとでも〝希望〟を探すために。〝エジプト〟って言ったかしら?そこで妙な老婆に買わされたのよ」

 

「老婆にねえ……じゃあその『矢』頂戴♡」

 

「いいけど…もらえるかしら」

 

「さすがに許可を取っているさ。そのために報酬半減したんだ。あとフェイトたちにこれね」

 

そう言って翠屋のケーキと俺の手製ケーキを渡す。これでちょっとした御楽になるだろう。少しでもプレシアとフェイトの橋渡しになってくれればいいし。ちなみにだが、アリシアは事件の参考人にはならないらしい。そのため自由に行動している。

 

「仲は…どういった感じ?」

 

「よくはないわ。アルフに嫌われてるしね。ゆっくりやっていくわ。アリシアがすぐに仲良くなれたのがちょっとうらやましいわ」

 

「ま…少しは応援してる。じゃあクロノに『弓と矢』を受け取りに行ってくるわ」

 

護送室を出て、クロノを探しにいくが、途中でアリシアに捕まってしまった。このまま食堂に直行コースだなこれは。ゆっくり探すか……。

 

 

 

食堂に着くと、そこにはなのはやリンディ艦長がいた。

 

「どうも」

 

「こんにちわ!」

 

「くうん♪」

 

「こんにちわ、アリシアちゃん」

 

俺がちょっとし、アリシアが元気よく、リンディ艦長が優しく挨拶する。なのはやユーノは俺が持っている食器を見て若干引いている。

 

「ツェペリさん…それ全部食べるんですか?」

 

「いいや、コッチの少ないほうはアリシアの分だ。で、コッチの皿は俺の分」

 

「それでも結構な量がありますよ!?」

 

「俺は甘党なんだ……!それよりもユーノは元の世界に帰れそうなん?」

 

これは結構重要な問題だ。俺の願いのせいでユーノが帰れなくなったらちょっとだけ罪悪感があるからな。

 

「今その話をしてたのですが……」

 

「しばらく帰れないそうなので家にいることになったんです!」

 

ユーノが口ごもるとなのはが続けて答える。帰れるのかよかったな。これで安心して熟睡できる!

 

「暇つぶしに〝S・W〟や〝B・T・T・F〟とか〝ガンダムシリーズ〟を見たらどうだ?結構…いやかなり面白いぞ」

 

「それツェペリさんの趣味丸出しじゃないですか!?」

 

「面白いと思うものを広めようとするのは当たり前じゃあないか。面白くないものを広めようとするヤツはいるか?いなァァァ~~いッ!」

 

ユーノが何かを言おうとしたら、奥からクロノやエイミィが現れコッチに来る。でもアリシアはケーキを一心不乱に食べている。

 

「そういえばプレシアが言ってたのだけど…『アルハザード』に行ってからアースラに帰れたってホントなの?」

 

「そうっスね。でもあそこはすでに滅んでいましたよ。内容は…この子がいるんでやめときますけど」

 

でも俺たちアリシアに聞こえないようにしなかったよね。そんな余裕もなかったんだけど。

 

「長話する気もないんで食べません?」

 

「そうだね…。なのはがアースラで食べる最後の食事だろうし」

 

「お別れが寂しいなら素直にそういえばいいのに、クロノ君の照屋さん♪」

 

「なぁ…!?」

 

「なのはちゃん!ここにはいつ遊びに来てもいいんだからね!」

 

それにしてもこのエイミィノリノリである。というよりお宅にそんな権限ないでしょうが。

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「{ガタッ}エイミィ!アースラは遊びじゃあないんだぞ!」

 

「まあまあ。いいじゃない。巡航任務中はどうせ暇なんだし」

 

「艦長まで!?」

 

同感だ。艦長が言っていい言葉じゃないぞ。管理局の一部が変な人であふれ返っているじゃあないか。

 

 

 

 

 

「じゃあ先に帰らせていただきます。明久たちが待っていますんで」

 

「お疲れ様。今までありがとね。結構助かってたのよ?」

 

さすがに給料分は働くのは当たり前だ。クロノがアタッシュケースとキュードーのヤヅツを俺に渡す。

 

「これが成功報酬の入っているアタッシュケースだ。それでコッチが君がほしいと言ってたやつだ。振り回すなよ?」

 

「わかってるさ。俺をどんな人間だと思っているんだ?」

 

「敵には容赦ない攻撃を、味方にはかなりのボケとツッコミをやる人間」

 

スゴイ…というよりおかしな認識だと思う。俺は結構まともに過ごしていたハズなんだけど。

 

「ああ忘れるところだった。俺たちがいた痕跡は微塵も残さないでくれよ?」

 

「わかっている。ちゃんと消しておくさ。知られたらホントに危険だかな」

 

転送ポートに立つ。これで今日は帰ってから龍馬さんに明日帰れることを伝えるだけだ。長いようで短い1か月だった。しかもいろんな出来事があった。

 

「転移先は神社にしてある。じゃあな、光輝」

 

「アリーヴェデルチ、クロノ、エイミィ、艦長」

 

俺を光が包み、神社に飛ばす。…この光景にも慣れてきたな。

 

 

 

 

 

光が薄れていき、周りを見てここが神社の裏手にいることを認識する。いつまでもここにいても無駄なので自分の部屋に向かう。この1か月でかなりプラモが増えてしまった。それを整理して持ち運びしやすくしなくちゃあならない。

 

「{ガラガラ}ただいま戻りましたー」

 

「くーん」

 

「おお、お帰りじゃな。その顔を見る限り何かを伝えたいんじゃあないかな?」

 

「ええ。でも玄関で話すのもなんですからリビングで話します」

 

そういい、リビングへ向かう。が、俺は開いた口が塞がらなかった。なぜなら、リビングにはいろんなものが置かれていたからだ。

 

「……失礼ですがこれはいったい…?」

 

「わしはおぬしらを見て思ったんじゃ。おぬしらはいろんなとこへ行っていろんなことをした。それは『奇妙な冒険』と呼ぶにふさわしいんじゃあないか、と」

 

「えっと…どこかへ旅に出ると?」

 

「そうじゃ。新たな出会い。新たな絆を求めていざいかん!3日後に出る予定じゃ。それ以降はバイトを雇うからの。以前も雇ったしヤツだし大丈夫じゃ。ちなみに久遠の飼い主でもあるぞ」

 

そうですか、としか返せなかった。旅に出るって年を考えなさいよ!止めはしないけどね。

 

「それで伝えたいこととはなんじゃ?」

 

「え?あ…そうでした。1つは友人を1日だけここに泊めたいんですけどいいでしょうか」

 

「それは…おぬしらと〝同じ者〟なのか?」

 

「そうです。そして2つめが、俺たちが元の『世界』に明日帰れるようになりました」

 

「そうか……。仲間とともに居たいのか。いいじゃろう。今日はちょっとしたお祝いじゃ!帰れることを祝うぞ!」

 

このテンションの差はなんだ!?でも坂本がここに泊めることができるのはいいことだ。明久と帰ってくるはずだからその時に伝えればいいか。

 

「荷物を整理しなくていいのかな?結構あったはずじゃが」

 

「そうだった………」

 

 

 

 

 

 

翌日、朝の9時。いつものトレーニングを終わらせて朝食も食べた。そういえば昨日の夜は戦争だったなあ。あの部屋で枕投げを敢行するはやめてほしい。楽しかったけど。でもスタンドを使うのはやめて欲しかった。ただの人間である俺を殺す気だったろあの様子は。

 

()()、フェイトに別れの挨拶をしなくてよかったのか?」

 

「!?お前が下の名で呼んでくるなんてな…。やんなくてよかったさ。あいつには時間が必要だ。それにまずはプレシアとまともに話せるようになってからだ」

 

ふ~ん。雄二はあの家族になんか思い入れでもあんのかね。

 

「明久は…なんもないか」

 

「だよなあ」

 

「わかっているからってわざわざ言う必要ある!?」

 

「「嫌がらせだ」」

 

「最低だこの2人!?」

 

いい性格してるだろ?案外相性いいかもしれない。光を俺たちを包み始める。あの場所へやっと帰れる。こんなにうれしいことはない……。

 

「そういう()()はアリシアに別れの挨拶をしなくてよかったのか?」

 

「よかったさ。なんだって―――――」

 

『スタンド使いとスタンド使いは惹かれ合う』んだから。

 

 

 

 

バカと魔法と奇妙な冒険 リリカルなのは編

 

 

 

 

光輝&明久&雄二…元の『時代』に帰還。

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