バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

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問題 物理 次の等速直線運動をする物体の加速度の大きさは、何m/s²か。計算式も書きなさい
「静止していた物体が、動き出してから8,0m進んだところで速さが4,0m/sになった。」

アリサ・バニングスの回答

「v²-v₀²=2at より
(4,0)²=2a×8,0 これを解くと
a=1,0〔m/s²〕 」

教師のコメント

「正解です。特に言うことはありません」

吉井明久の回答

「8,0÷4,0=2,0 よって加速度は2,0〔m/s²〕」

教師のコメント

「計算式の時点で間違っています。教科書のp21を読み返しましょう」


第三問アリシア・テスタロッサは恋をする その①

たいして面白くなかった『清涼祭』も終わり、あと1週間でローウェル先輩の強化合宿が始まろうとしていた。俺はというと木下や島田、土屋とそれなりに仲良くなっただけでそれ以外は変わっていない。

 

そしていつも通りに日課を終わらせて寮に帰り、部屋で着替えていた。

 

「そういえば今週から俺が当番か…」

 

そう今日から1週間家事当番なのだ。料理関連だといつも悩む。いつも同じ料理だと飽きられるし俺だって面白味がないからな。………ネットで調べるか。

 

 

 

「「「「いただきます!(いただきまーす)」」」」

 

今日の朝食はサイトの最初のほうにあった『ケサディア』というアメリカの朝食のメニューだそうだ。具材をトルティーヤと呼ばれるパンに挟んで食べる料理らしい。場所によっては〝タコス〟とも呼ばれているようだ。……思ったのだがこの寮の冷蔵庫はいろんな食品が入っているんだな。

 

「やっぱり光輝君の作る料理はおいしいわね。……自信がなくなりそうになるわ{ボソ}」

 

「いや~自分よりうまいやつはいますよ。知り合いに結構うまいの作るヤツいるんで」

 

「それでもおいしい料理を作れるのは誇ったほうがいいぞ」

 

「先生……」

 

名前はなんだっけ?まあいいや、ブ男と呼んでおけばいいし(心の中で)。確かこの先生は両腕が義手なんだっけ?そのうえ記憶喪失らしいね。英語ができるから英語の教師として働いてるらしいけど…働いてる姿を見たことがない。教師なのは本当らしいけど職員室で見たことないぞ。すれ違っているだけか?

 

Dead(マジで)うめーぜコイツァ。おい光輝、こういうのはいったいどうしたら作れるんだ?」

 

「まったくだ。こんなにうまいのを作っちゃうから俺たちが作ると非難ばっかりされるんだぜ」

 

「おめーらはまずレシピ通りに作れよ。オリジナルの味を出そうとしなくていいから」

 

「「なんだとーーーッ!?」」

 

「実際そうだろ!?」

 

なぜ逆ギレされなくっちゃあいけないんだ!?悪いのはお宅らでしょ!?まともな料理を作ってから文句を言え!

 

「ごちそうさま。じゃあ食器洗うから()()渡してくれよ。変なところに置かれたら困るからな」

 

 

 

 

食器洗いも終わりそれなりに急いで学校に行く。もうそろそろ教室にいないとやばい時間帯で下駄箱を開けると―――――そこには一通の手紙が。

 

「こ…これはもしや…!」

 

ラブレターというものですかーーーッ!?俺にも春がやってきたということですかーーー!?

 

「いや、待つんだ俺よ。下駄箱の位置が間違っているだけかもしれん」

 

ここでテンションを上げて間違っていましたじゃあただの公開処刑だ。しかし下駄箱の位置を何度も確認するがやはり間違っていない。

 

「あ、もうすぐ鉄人が来ちまう。これはあとで考えよう」

 

教室を後ろからこっそり入り席に着いた瞬間に鉄人が来る。ギリギリセーフだったな。

 

「珍しいな。遅刻ギリギリなんていったいどうしたんだ?」

 

「寮の家事を終わらせてたんだよ。食器洗いから洗濯もんまでな」

 

雄二が問いかけてくるが家事をやっていたと答える。やっていたのは事実だが、余裕で終わらせていてプラモの塗装で遅れただなんて口が裂けても言えない。

 

「一人暮らしの明久がうらやましく感じるな」

 

「まったくだ。お袋から隠してたもんがいつの間にか発見されるといつもそう思っちまうぜ」

 

「お前は何を隠してたんだ?」

 

「それは…聖典(エロ本)だよ」

 

なるほど、把握した。でも雄二の親御さんはすげーな。雄二のことだから徹底的に隠そうとするだろう。例えば水槽の底とか植木鉢の中とかに。

 

「そこ、話をするな」

 

「「さーせん」」

 

こそこそ話をしていたが鉄人にはばれていたらしい。しかしそんなには怒っていないらしい。いつも通りにHRを聞いているが今日は授業の変更とかはなかった。

 

 

 

 

 

授業が終わりやっと放課後になった。例の手紙をトイレで見ていたのだが内容は、

 

『話がしたいので〝ラ・ペディス〟の前、4時に待っています。 アリシア・テスタロッサより』

 

と書かれていた。詳しい話は『ラ・ペディス』とやらでするってことなのか?しかし差出人が『アリシア』ってところだな。同じ名前の人間がそう何人もいるわけじゃあないしな。あの後地球に戻ってきたってことなのか?

 

「光輝、僕の家にゲームしに行かない?新しいのを仕入れたんだ!」

 

「すまねえな明久、ちょいと用事ができちまった。また今度な。あと前にもその言葉を聞いたぜ。金銭面で大丈夫なのか?」

 

「うん…だ、大丈夫だよ。それより新作のプラモを見に行くの?」

 

「(こいつ大丈夫じゃあねえな)まあそんな感じだ。じゃあな」

 

「じゃあまた明日」

 

明久とばったり出会ってしまったが難なくかわす。こいつは()()()()()()()()()()()()()()()という『FFF団』と関わっている噂を聞いているからな。

 

明久と別れて約10分後、少ししたら4時になる時間に〝ラ・ペディス〟に到着する。この店は駅前にあって文月学園の生徒もよく立ち寄っているらしい。寮の近くにあるんだけど甘いものは基本的に休日に俺が作っているから立ち入らないんだよな。

 

しっかりと〝アリシア〟と思わしき人物が店の前に立っている。ここで話しかけなければ進まないし間違っていたとしてもその人から少し離れた場所で待っていればいい。ちょいと気まずいが我慢するんだ、俺よ。

 

「すみません。〝テスタロッサ〟さんですか?」

 

「ええ…そうだけど。そういうあなたは〝光輝〟君…だよね。それに〝アリシア〟でいいからね」

 

「ああ…そうですか。立ち話もなんですから店の中で話の続きをしましょう」

 

「そうですね」

 

自分でも気持ち悪いぐらいに言葉が丁寧だ。吐き気がしてくる。口調をいつも通りに直さねえと。まあそんなことは置いといて…改めてアリシアを見るが…結構美人に育ったんだな。ちょっとドキッとするぐらいには美人になったと思う。

 

店に入り、俺とアリシアの飲み物を頼む。俺は〝甘め〟と書かれているブレンドコーヒー、アリシアはジュースのようだ。

 

「で…そ、その~、光輝君…いきなり呼び出したりしてさ…………迷惑だった?」

 

「いや…迷惑じゃあなかったな。でも何のようなんだ?あ、金銭的なことなら先に断っておくからな。そこはどんな人だろーと貸したりしないようにしてんだ」

 

「そういうことじゃあなくってね……」

 

「あと付け加えるならペット関連も無理だからな。俺は寮暮らしだから〝そういう〟のも禁止なんだ」

 

アリシアは首を振って否定を示す。それも違うか…。アリシアは意を決した顔で少し赤らめている。告白だとしたら困るな~、今朝はテンションが上がってしまったが学校生活は何の縛りもなしで生きてーしな~。

 

「私、光輝君のことが好きなんです。つ、付き合ってくれませんか!」

 

「ごほっ」

 

「大丈夫!?」

 

予想的中してしまって思わずむせる。 大丈夫だ、問題ない。 と返すがどう断る?断られる経験なら有り余るほどあるが断る経験は一切ないぞ。どうすれば傷つけずに断ることができるんだ!?

 

「え、えとなんだって?」

 

「私、最近光輝君のことばっかり考えてるの。光輝君に彼女がいたらどうしよう(いないのを知ってるけど)とか、私の相手なんかしないとか何度も何度も思ったりして…この気持ちを打ち明けるのが怖くって…嫌われてもいいから勇気を振り絞って告白しようって思ったんです」

 

こーいったのは早めに断っといたほうがいいよな。渋ったりしたらめんどくせーことになっちまう気がする。

 

「彼女…いませんよね」

 

「(なぜ断定する!?)まあいないけど。でもk「私はまじめですッ!!」そ、そうですか」

 

断ろうとした瞬間に言葉をかぶせられたぞ。必死すぎるぞおい。現実を見てくれ。

 

「光輝君かっこいいし、勇気や信念を持っている感じの顔してるし……昔憧れてた人に似てるし」

 

その人に告白すれば良かったんじゃあないかな!過去に向かってしまった俺じゃあなかったら尚のことよし。

 

「私は男の人の魅力ってのは信念とか絶対に曲げないっていう覚悟を持っている人だと思うんです。光輝君はそういった覚悟がある!いつも見ていたからわかるの。そしてそんな…光輝君のことが好きなんです」

 

最近感じていた視線は君だったのか!店にあんまり人がいなくて良かったぜ。いたら周りからのプレッシャーで断ることができなくなったはずだ。

 

「そんなに持ち上げられると困るな。でもな…俺はこの学校生活は恋愛とは関係なく過ごしたいんだよ。だから断らせてもらう」

 

「それはつまり…女の子には興味がないってこと?」

 

「人の話を聞いてたか?!」

 

反射的にツッコミをしてしまったが落ち着け俺、まだ何とかなる。

 

「私のようなかわいくない女の子が嫌いだからそんな方便を言ってるんだよね」

 

「いや、君はとってもかわいいさ。だが俺は留学生で学校を卒業したらすぐ帰るんだ。だから付き合えないんだ」

 

「私のこと、嫌いですか?」

 

「は?」

 

断る理由を言ったらアリシアがいきなり聞いてくる。

 

「嫌い…ってわけじゃあないが」

 

「じゃあ好きですか?」

 

「いや、別にまだ好きってわけでも……」

 

「やっぱり嫌いなんですね」

 

「だからちげーって。極端すぎねーか?」

 

「どっちなの?!私のことを!愛しているか!愛していないか!はっきりと答えてよっ!」

 

切れられても俺が困るんだけど……。

 

「あーーっ。ジュースこぼしちゃったじゃん!………ハッ!ご…ゴメン……つい夢中になっちゃって……。私勝手なことばかり言って……ごめんなさい」

 

「泣くなって、俺も悪かったから……」

 

いきなりキレていきなり泣いて俺はいったいどうしたらいいんだ。

 

「また会って……くれるよね……?」

 

アリシアは帰るようだ。さて断ったはずなのにまだ諦めないこのお方をどうしようか。……糖分を取って考えようか。

 

「{ゴク}ごほっごほっ………なんだこのマシュマロのようなやつは!?」

 

 

 

 

 

 

翌日、昨日のことは誰にもばれずに済んでいることを確認し、昼休みにパンを買いに購買に行っていたら、ローウェル先輩に屋上に呼び出された。(パンはしっかり買っている)

 

「光輝君、告白されたのはホント?」

 

「ええ、ホントですよ。断りましたが」

 

「そう…何で断ったか聞いていいかしら」

 

「『卒業したらすぐにイタリアに帰るから』って言ったんですけどね……」

 

「言ったけど相手が聞いてもらえなかったと」

 

「そんな感じです」

 

あの狂人どうすればいいんだ?なに言っても止まらないぜ、あーいったタイプは。

 

「話しってそれだけですか?それだけだったら教室に戻らせてもらいますが」

 

「ええ帰っていいわ。じゃあね」

 

「それではまた」

 

教室に戻るが木下しかいないぞ。あのバカ3人はどこ行ったんだ?

 

「おい秀吉、あの3人はどこ行ったんだ?」

 

「それなら…後ろじゃ」

 

ハッ!後ろから殺気が!直観に従い避けながら後ろを振り返ると、ムッツリーニがスタンガンを持っていた。

 

「…………避けるとは、以外」

 

「さてこの色男、言い残す言葉はあるかい?」

 

「ねーな、―――――なぜならキサマらをぶちのめすからな!」

 

幸いなのは明久がスタンドを使おうとしないことか。でも近づいたら回転のカッターにやられるから下手に近づけない。ムッツリーニも結構素早から油断できないけどな。

 

「さてぶちのめす前に聞きたいことがある。なぜ俺を殺そうとする」

 

「それは―――――」

 

「「「「「――――――キサマがこの学園でも美人と言われている『アリサ・ローウェル』先輩に呼び出されたり、期待に新人といわれる『アリシア・テスタロッサ』ちゃんに告白されたと聞いたからだッ!!」」」」」」

 

「で、雄二は?」

 

「俺はただお前に何回かしてやられたからその意趣返しだ」

 

「テメェ……」

 

怪しい恰好の男たちの野太い声が良く聞こえる。男の嫉妬ほど醜いものはないって聞いたことがないのか?

 

この数を捌くのは厳しいものがある。それは()()()()()()()()()()()()()

 

「オラァッ!」

 

近くにいた怪しい恰好のヤツを何人かを殴る。もちろん波紋を纏って。

 

「おいおいいくら〝それ〟を使ってもキツイもんがあるんじゃあないのか?」

 

「お前には話していない使い方があるんだよ。ニョホホ」

 

俺が笑い出した途端に殴られたヤツが起き上がり近くにいたやつを殴り始める。その隙に俺は窓を開けて飛び出る。

 

「じゃああと頑張ってね~~♡」

 

「テメーそれはセコイぞ!」

 

大人数で襲い掛かって来るほうがせこいわ!そしてその大人数を利用されて負けるんだな!

 

 

 

 

 

 

放課後というより夜。あの騒乱を鉄人に鎮圧されて午後は実行犯のほとんどが進路指導室に収監されて静かだった。ついでに言うとあのバカどもが解放される前に俺は走って帰ってきた。

 

「今日は大変だったね」

 

「ああ、あのバカどものせいで俺はめちゃくちゃ大変だった」

 

「ローウェル先輩から少し聞いたけどあの大人数から逃げかえってきて大丈夫なの?」

 

「『逃げ帰った』という事実か、『問題を起こした』というのを聞いてくれたら何とかなると思うけど」

 

〝大人数〟の部分も聞かれたらさらに問題がでかくなるだろうな。〝問題を起こした〟ってところはフルのに使えると思えるけど……。

 

「ま、明日考えるさ。おやすみ。ふわぁ」

 

「おやすみ」

 

 

 

なんだこの感覚は…嫌な感じしかしない。そうアリシアがコッチに近づいてくるような……。

 

「ハッ!ゆめ……じゃなかった!?」

 

アリシアが窓に張り付いている。これはホラー映画が作れる気がするけど…!

 

「なんの用だ?わざわざこんな夜中によォォーーー」

 

ベッドに隠してある鉄球をこっそりとポケットに入れ、レッキング・ボールを手に取る。その瞬間、窓がひとりでに開いた。…マジでホラー映画を作る気なのかこのお嬢さんは!?

 

アリシアはなにも言わずに〝左手〟をコッチに向ける。手にはスプレーを持っているように見えるがよく見ると透けて見える。つまりアリシアは『スタンド使い』か…!

 

「光輝君は〝左手〟を見てるけど気にしなくていいよ。ただこうしたいだけだから」

 

「エンポリオ起きろ!なっ!?」

 

スプレーから何かが出てくるがそれの矛先は俺ではなくエンポリオであった。エンポリオの口と耳がふさがれる。まずは応援を呼ばれないようにしようってわけか。

 

「光輝君…今日問題を起こしたんだってね。でも安心して…………私がいるから………私が光輝君を〝教育〟して立派な男にしてあげる!そのために連れてきたの!」

 

アリシアがさらに噴射する。それの直撃を避けるが、すでに噴射していた分が後ろから襲い掛かり俺の顔を覆う。ま…前が見えねえ!それに声も出せない!どんな『スタンド能力』なんだ!?

 

「光輝君は何かを持っているし、それにふさわしくしたい。あんなゴミみたいな人たちにいいように言われてあなたも我慢できないでしょ?私は絶対にできない!」

 

ちょっ誰か助けてーーーッ!!

 

 

 

TO BE CONTINUED...




遅れてすみません。ちょっと書きたいのがありましてそれを投稿していました。
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