バカと魔法と奇妙な冒険   作:壊れゆく鉄球

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光輝「今回訳してもらうのはことわざであるこちらです。Vedi Napoli e poi mori.」

ローウェルの回答「ナポリを見てから死ね」

光輝のコメント「正解です。意味としては『美しいナポリを見ずに死ぬのはもったいない』っていった感じです」

アリシアの回答「ナポリ 」

光輝のコメント「訳せたのはナポリだけか………」


第十二話 暗殺者

オエモコバたちを逮捕した俺とウェカピポさんは一度自宅に戻り、オエモコバのいる警察病院に来ていた。なぜならマジェントは留置場でスタンドを使ってしゃべらなくなり、オエモコバしか喋らせることができる人間がいないからだ。しかも暗殺される可能性があるから病院に護衛しに来た。

 

「もうそろそろ夕食の時間ですね。行ってきてください、53分くらいなら1人でも護衛はできますので」

 

「53分…中途半端に長いな……。そういうお前はいかなくていいのか?」

 

「ウェカピポさん、波紋の呼吸をしていると小腹も空かなくなるんですよ。それにトイレに行く回数も極端に減る」

 

「そんな情報はいらん」

 

そういってウェカピポさんは下の階に行った。たぶんファストフードをさっと食べてコッチに戻ってくるだろう。

 

「さて…意識をこっちに割り振らなくっちゃあな」

 

この病院にはすでに俺のガンプラがいたるところに配備されている。椅子の下からダクトの中まで至る所にだ!それにガンプラ自体にもセンサーがある。これで侵入者はなかなか入ってこれない!

 

「あっ、光輝君!」

 

俺が各機に意識を向けていたら誰かに話しかけられた。顔を向けたらそこにはアリシアやローウェル先輩、それに親父もいた。

 

「……なぜここにいる?」

 

「ちょっとはしゃぎすぎてケガしちゃったから光輝君のお父さんに連れてきてもらったの」

 

「家の診療所使えよ……」

 

「いえ、そこで治療したんだけど……アリシアちゃんが消毒液のはいった瓶を思はず割っちゃって…」

 

「なぜ割った!?」

 

「買った帰りに光輝君を見つけたからここまできたんだ!」

 

「質問に答えろッ!」

 

いや来なくていいから…お願いだから帰って……。それかウェカピポさん早く戻って来て!

 

「どうしてここにいるのかしら?」

 

「…知り合いがケガをしたんでお見舞いに来たんですよ」

 

主に俺によってケガをしたけど。でもそうしなきゃ俺が殺られていたから後悔は一切ない。

 

「そう……」

 

「気にしなくてもいいッスよ。自業自得なんで。それに俺は今日家に帰らないかも」

 

「オイオイオイオイオイオイオイオイオイ光輝どういうことだ?」

 

「親父ィ、今日言っただろ?〝友人〟の家に泊まるってさァ」

 

「あ、ああ…そうだったな。忘れてたスマン。ほら、必要なモノは買ったんだからさっさと帰るぞ」

 

「?」

 

親父には伝わったようだな。今も仕事をしているってことが。…アリシアには親父の言った言葉が伝わっていないらしい。

 

「…早く家に帰ろうって親父は言ってんだよ」

 

「そうだったの?じゃあね、光輝君!」

 

「あ~ハイハイ。さっさと家に帰ってろ」

 

アリシアを親父のところに連れて行って別れる。なんだかんだ俺はアリシアに甘いのかもしれない……。

 

それはそれとして、今の事態に対応しなくっちゃあな。

 

「わざわざあいつらが帰っていくのを待ってくれるなんてな……」

 

「あんなに人がいる中でいけるわけないでしょう。仕留めることは出来なくはないけど…逃げられたら厄介だから…ね。しかもそこに至る道はここ1本だけ。」

 

声から〝女性〟と察することまでは出来るんだけどな。うまく上半身が映らないようにしていやがる。だからどんな武器を使ってくるのか分からない……。

 

「さっさと『アレ』を暗殺してあたしは自由になるッ!」

 

「オエモコバを暗殺…か。テメエも知っているのか……この事件の犯人を……!」

 

「あたしを倒してみれば教えてあげるよ。……出来ればだけどねッ!!」

 

「『シャー……!?」

 

振り返りながらレッキングボールを投げようとしたら()()()()()()。プロ野球のピッチャーが投げたようなスピードだぞ!少なくともただの『人間』ではこんなスピードは出ない!!

オエモコバ周辺にいる機体は置いとくとして…それ以外は全部この通路に集まれ!

 

「いつもと違う感触……生きている……?」

 

「イッテエエエエーーーーッ」

 

「やっぱり……ここは確実に『能力』を使っとくべきか……?」

 

あのスピードが『能力』ってわけじゃあないのか?だったらあのスピードはどっから出てきてんだ?

だが、あいつの武器は腕と肘についているブレードだけ…俺のスタンドとは相性が悪い!

 

「(〝シャープ〟……まずは脚をとらえる。)レッキングボールッ」

 

「ハァッ」

 

ガキンッ

 

「イッタアアアーーーーーッ」

 

暗殺者はレッキングボールを掠るレベルで避けて俺を切る。もちろん俺自身は傷がつかないが、衝撃は残る。しかもこのパワーは鉄人より上ッ!明らかに〝人間〟じゃあないッ!(鉄人が人間かはわからないけど) でも、スタンドの攻撃は当たった!いくらか遅くなるはず。

 

「よし、これでアンタは左半身失調。しかも脚を負傷した!アンタを捕らえて黒幕をゲロってもらうぜ!」

 

「……{キイン}」

 

「!?だが…すでにレッキングボールはお前に投げている!この距離なら絶対に外さない!」

 

「くっ……{ギャルギャル}」

 

パリーン

 

オイオイオイオイオイ、なんでこいつに『左半身失調』になっているのに正確に当ててくるんだ!?しかも脚を撃ったんだぜ!?でも、こいつを外に追い出すことが出来た!射程に気を付けてヤツを追うッ!

 

ダッ

 

窓から飛び降り、バイアランカスタムで空からヤツを探す。まだあいつは『左半身失調』になっている。右寄りに彷徨っているやつを探せばいい。

 

「いない……?()()()()()()()()()()()()!?…!」

 

俺が中庭にいないことに疑問を覚えると、オエモコバの病室に暗殺者の姿が…!病室のほうに目を向けるとやはりいる。

 

「シルヴァ・バレト、リ・ガズィ!ビームキャノンだーーーッ!」

 

リ・ガズィを思いっきり投げて、そして病室の中から構えてビームキャノンを放つ。

 

パリーン

 

「シルヴァ・バレトが壊れた!?」

 

病室からシルヴァ・バレトが投げ飛ばされ、視界が途切れる。ということはオエモコバが起きたってことか!あいつの足止めもしなくちゃいけないとは……!

 

だが、暗殺者は病室からは離れた。その代わり、リ・ガズィの右翼が切られて飛ぶことが困難になってしまった。…後でパーツ請求をしなくては。

 

「行け、SFS。リ・ガズィを乗せて来い。(今のは見間違いか?スタンドの弾丸が当たった場所が抉れて機械?が見えたような…?)」

 

リ・ガズィのBWSをパージしてSFSを乗せるが…マジであいつはなんなんだ?サイボーグとかいう冗談はなしだぜ。

 

「…脚が抉れている。……やはり同じ『能力』を持っていた…か……。しかも数がある……。『ジ・エッジ』……さっさと仕留める…」

 

「なっ!あいつも『スタンド使い』なのかよ!?しかも腕のブレードが輝き始めた!」

 

「アンタじゃああたしのスタンドには絶対に勝てないッ!!」

 

そう言って暗殺者が振りかぶってくる。前もって相手のスピードがわかっているなら目で捉えるのはたやすい!

 

「波紋の一点集中!」

 

「小癪な!」

 

俺は『理解』した!ブレードが輝いている理由を!動いていた!サメの歯のようなエッジが高速で動いていた!エッジが高速で動いていたことによって光が乱反射していたから輝いていたのを理解した。

 

俺はギリギリブレードの腹にくっつく波紋を纏った指で触れ、体を持ち上げたから何とかなったが(でも靴が切り裂かれ、足の指が若干切れている)、こいつにはどんな防御も切り裂いてしまうほどの破壊力を感じ取ってしまった!

 

「(接近戦ではこいつに絶対に勝てない…!コーラを飲んだらゲップをするほど確実!だったら距離を稼げばいいが、こいつはその稼いだ距離を無駄にするほどのスピードを兼ね備えている!)」

 

「……!作戦を変更するか……」

 

「(『シャープ』…あいつを狙撃しろ)」

 

こいつの脚を確実に破壊する。驚異的のなのはあのスピード……、だがあのスタンドがどんな防御を切り裂くことが出来ようと、あのスピードがなければ意味がない。

 

「(まずは足止めをする!)当てる!{ドンドンドンドン}」

 

「どこ狙ってんだよッ!」

 

「覚悟はしている」

 

「覚悟がなんだってェ?!」

 

暗殺者の足元を狙って撃つが、あいつはそれをジグザグに動いて避ける。

 

ドンッ ドンッ ドンッ

 

が、ジグザグに動いたらその分俺のところに行くのが遅れるのは明白で、屋上に待機していたジム・スナイパーⅡの狙撃銃が右腕のブレードを狙撃した。その衝撃で体制が崩れるのを見逃さず、懐から全てのSFSを取り出し、それを足場にして一端空に逃げてから地上に降りて暗殺者の腕を掴んだ。

 

「腕を抑えるなんて……!コンニャロ!」

 

「想定しているんだよ!仙道波蹴(せんどうウェーブキック)!」

 

相手が膝蹴りをしてくるからこちらも膝蹴りをお見舞いする。ゴン、と痛い音がするが、ヤツは涼しい顔だ。しかも俺よりパワーがある。だが、波紋で俺とテメエの膝を固定した。

 

ドン ドン ドン ドン

 

いろんなところから弾丸が発射され、その全てが相手の脚にあたる。が、俺は衝撃に走った。なぜなら、暗殺者の脚からコードが出てきたからだ。

 

「……マジでお前何モンなんだよ。(きっと義足のハズだ。サイボーグの訳がない)」

 

「……あたしは『自動人形』の最終機体…名前は『イレイン』………」

 

「マジか……」

 

こいつマジでサイボーグ的な奴だったのか……。だからレッキングボールの影響を受けずに攻撃できたのか。しかし、どーやって『スタンド使い』になったんだ?

 

「あと1つ言い忘れてたけど……、チェーンはブレードだけでなくどこにでも走らせることが出来るから♡」

 

「ナニィィィ!?」

 

ブシュ

 

その瞬間に俺の指が切れた。だがまだ治せる。さっさとこいつを倒せばなァ!

 

「イテェェェ。だ…だが…まだだ、まだ終わらんよ!『シ…シャープ』!」

 

「上から狙撃してくるのはわかったけど…今は上を攻撃する術がない。でも、もう()()()()()()()

 

「なん…だと…!?」

 

急いで病室につなぐと、そこにはオエモコバがまだいて、近くには顔は見えないが人が立っていた。

 

「テメーが来たってことは『氷村』のヤローは俺を殺すってことか!?」

 

「………」

 

「!『ボクのr……{ザシュッ}」

 

オエモコバがスタンドを呼び出そうとした瞬間には首を切られて殺された。

 

「今すぐ殺ってもいいけど……また策を張られて時間稼ぎされたら、別の奴が来る…。口惜しいけど……帰らせてもらうわ」

 

「……」

 

そういってイレインは窓の淵を使って屋上まで行き、闇に消えた。

 

「オエモコバの護衛……任務…失敗」

 

 

同時刻 某所

 

「フーゴ、SPW財団から『吸血鬼』の居場所の報告は来ましたか?」

 

「先ほど来ましたよ、ジョジョ。しかもまだ動こうとする気配もないようです」

 

暗くはなく、明るくもない部屋で3人の男が話をしていた。部屋には華美な装飾はされていないが、それでも威厳を感じさせる雰囲気があった。

 

「これを警察にリークしてくれないか?確か…警察に『吸血鬼』を追っているチームがあったはずです」

 

「しかし『吸血鬼』が出てくるとはな…嫌な思い出しかないな……」

 

部屋にいた亀から声が聞こえてくる。だがそのカメは、背中に鍵がはめ込まれていた。その鍵の中から声が聞こえてくるようだ。

 

「ポルナレフは『吸血鬼』と戦ったことがあるんだったな。どんな感じなんだ?」

 

「本当に不死身って言葉を実感できる奴だ。そいつがスタンド使いじゃなくても拳銃じゃあ倒すことはほとんど無理だ」

 

「……なら、そのチームにフーゴを加えるのはどうでしょうか」

 

「それならいいかもしれない。フーゴの『パープルヘイズ』なら再生する前に『吸血鬼』が溶けて死ぬはずだ」

 

ジョジョと呼ばれた青年が〝やれやれ〟といった感じでまたしゃべり始める。

 

「ボクが身の潔白を証明しなくっちゃあいけないなんてね……」

 

「だが、その吸血鬼を倒せば証明できる」

 

「ああ。この情報はさっき警察にリークするって言ったけど訂正するよ。情報は明日の12時のミラノにあるサッカー場『ジュゼッペ・メアッツア』で伝えるって送ってくれ。警察の内部に吸血鬼の手下がいるかもしれないからね」

 

「わかりました、ジョジョ」

 

TO BE CONTINUED...

 

光輝…任務失敗。指や足を切り落とされる。波紋で治療可能。

 

オエモコバ…死亡




三人称視点って難しい…精進しなければ。

アリシアがビンを割ったのは精神的にも幼くて、痛みに耐えられなく、思わず「クリーム・スターター」を使ってしまったからです。

スタンド名 ジ・エッジ

本体 イレイン 若しくはイレインの製造者

破壊力 A スピード A 射程距離 体が触れている範囲 持続力 C 精密動作性 D 成長性 D

サメの歯のような形の群体型スタンド。特殊な能力はない。たぶん『纏うに近い形のスタンド』。
射程範囲だが、イレインが触れている間だけスタンドが展開されるので、投擲武器に使うことはできない。よってスタンドの射程範囲は、ムチなどでしか伸ばすことが出来ない。
製造者の技術が高まったことによって発現したスタンドだと思われる。

完全に武器ネタでした。サーセンwww
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