ウェカピポside
「あ……ああーーーーーッ」
いきなりだが、光輝が敵の罠にはまって下に落ちていった。床には、直前に取り出していた水筒が落ちている。穴を見るが、そこは真っ暗であり何も見えない。
「見てくるわ。生きているかもしれない」
「なぜそう思えるんだ?」
「聞こえるの、音が。コォーンって音がね。確か、波紋が流れる時はそう言った音がわよね?」
「あ…ああ。だが、待っていたほうがいいのでは?」
それか先に進む班、待機している班でわかれるかだ。
「ええ。でも、下から空気が流れる……つまり風があるのよ。つまり……」
「下から攻める班……正面から攻める班……挟み撃ちの形になるな」
「なるほど、そういうことか」
途中で合流するかもしれないが、不意打ちを仕掛けられるのならそれでもいいかもしれない。少なくとも、光輝かフーゴのどちらかを氷村との戦闘の軸にしなくてはならないのだ。
「じゃあ、行ってくるわ」
そう言ってシーラEが飛び降りるが、「腹がーーーッ!」懐中電灯を持ったのか?いくら夜目が効くからと言って、光のないところでは意味ないんだぞ。
「今悲鳴が聞こえましたね。光輝の」
「まだ生きているようだな。光輝は」
「あんたら心配しているのかいないのかはっきりしろよ……」
心配しているさ。少なくとも、久しぶりに会った時から以前とは違う何かを感じ取っていたからな。日本にいる間にいろいろと成長したのかもしれないな。その成長した成果を見せてもらおう。
「俺も行ってきますよ。女性が1人に少年が1人。何かがあったら対応ができないかもしれない」
「だが、彼女たちはどうするんだ?」
「それはウェカピポさんに任せますよ。あなたは仕事に忠実だ。だから忍たちに何かをする心配もいらない」
「恭也……!」
「大丈夫だ。俺は戻ってくるよ。ほんのちょっと離れているだけさ」
キョウヤがシノブを撫でている。今までの行動を見ているが、2人は深い愛で結ばれているのかわかる。なぜ俺はあのような男を見つけようとしなかったのか……。いや、そのような話はあとにしよう。
「……話の途中で済まないが、これを持って行ってくれないか?シーラEが持っていくのを忘れてな」
「わかりました。では、頼みましたよ」
「ああ……!」
こう言った男なら信用できるかもしれないな……。「腰ィーーーッ!」………。
「先に進もう。敵も侵入に気づいている。無駄に消耗する前に吸血鬼を倒したい」
「そうだな」
「うぅ……足を引っ張らないように」
「忍、落ち着いて」
まだ入り口部分だ。この館はそこまで大きいとは言えないが、部屋は多くあるという。氷村が来てから増築されたかのせいもあるから、まだまだ時間がかかりそうだ。
「こいつで…最後だ……!」
5回目のゾンビとの遭遇戦。フーゴも頑張ってくれているが、一度に数が多すぎてそろそろ限界に近づいてきている。部屋の捜索活動はある程度進んでおり、かなり上の階に来ている。
「あとはこの階だけですね。この階にいなかったとしたら……逃げられたか、隠し部屋があるのか……」
「そしたら光輝たちに任せるしかない……か」
どちらにせよ、ゾンビは駆逐しなくてはならないがな。
「おえええええ」
「「「!?」」」
いきなりだった。いきなり、
「スタンド使い……!」
ここにきてスタンド使いを送り出すということは、確実に俺たちを殺しに来ているということか。今までので体力を減らし、確実に仕留める。そういうことか。
「もうひと踏ん張りですね」
「そうだな」
こいつを倒せば少しはゆっくりできるかもな。
sideout
光輝side
「あ、ああーーーーーッ」
落とし穴にはまるとは……。流石にこのまま落ちるのは遠慮しておきたい。幸いにも、水のにおいが若干してたから波紋が使えるかな……!
「波紋!」
両手足を壁にやって波紋を流すが、手が痛い。しかも腹にチョン、と
ヒューー ドスン
「腹がーーーーッ!」
なに!?何が落ちてきたの!?しかも腹にとがったものが刺さりそうなんだけどーーーッ!
「上から見える明かりだけが頼りか……」
「そ、その前にどいて…くれませんか?腹に何かが刺さりそうになんですけど……!」
ヒューーー
「私もそうしたいのが山々なんだけど、まだ来るらしいわね」
「え?ちょま{ドスン}腰ィーーーッ!」
腰に限界が……!何なの!?次は何が来たの!?
「大丈夫か?」
「あなたが乗ったせいで大丈夫じゃなよッ!?」
「あっ、あそこに通路が」
「聞けーーーーッ!」
「年上に向かってそれはいけないんじゃあないかな?」
「それはそうですけど……!」
通路を見つけたならさっさとそこに移動してもらえないだろうか。ほんとに体がやばい。
「よっ…と。そこまで通路は広くはないのか」
「光輝君が震えているから早くそこどいてくれないかしら」
「す、済まない……」
上からの重みが消えた。そのせいか、体が軽くなった感覚に陥る。でもこの状態も長くは続かないので早く通路に移動しようかな。
なるほど、確かにそこまで広くはないようだ。でも移動するのに支障はない程度だ。
「人気がないな……」
「ここにあったらあったらで怖いですよ」
「それもそうだがな……」
ベースジャバーに何機か載せて偵察も一応やっているがそこまでやる必要…部屋を見つけた。
「そこを左に曲がって5mに部屋を見つけました。そこに誰か1人発見です。腐っているようには見えないですね」
「そうか……。人かゾンビかはわからないか……」
「あとは……ナイフを持っていますね。しかもなんか壁が傷だらけになっています」
「スタンド使いかもしれないわ」
「身に覚えは?」
「あるような…ないような……」
「覚えていないってはっきり言いましょうよ……」
でもスタンド使いかもしれない。なんかわからないが、俺の感がそう言っている。
例の部屋が近づく。部屋の男は俺たちにまだ気づいていない。奇襲には〝K9〟で十分だろう。一撃やってひるんだところを最大火力で押せばいい。
「で、誰があいつに仕掛けます?{ヒソヒソ}」
「俺が行こう{ヒソヒソ}」
「了解です{ヒソヒソ}」
K9のバックパックを男に近づけさせる。床と色が同じおかげで、ヤツには判別しにくいはずだ。歩兵隊も目立たないように塗装しているから問題ない。
「あと10秒……8秒……5、4、3、2、1今」
「よし」
恭也さんが小太刀を構えて男に向かって走る。
その瞬間!男のいたるところから爆弾の閃光が見え、
「「!?」」
何が起きた!?なんで恭也さんが倒れているんだ!?しかも仕掛けた男のほうはピンピンしていやがる。歩兵に視覚を同調したらあいつには火傷がほとんどない。マジで何が起きたんだ……。
幸いなのは恭也さんが生きていることだ。もし死んでいたら……今考えることではないな。それでも恭也さんは立ち上がった。歩兵から見たら、恭也さんもそこまで傷を負っていなかった。ヤツのスタンド攻撃が弱かったおかげだろうか。
「この攻撃弱ーな。それにテメー…フーゴじゃあねえな」
「こんなヒステリックなヤツと戦うことになるとはな。全く、やれやれって感じだな」
TO BE CONTINUED...
両チーム……スタンド使いと戦闘開始
スイませェン。なんか最近まったく浮かんでこないんですよ。
スランプってヤツかもしれません。投稿の間隔が短くなるように努力します……。