光輝side
「本当にないの?」
明久がそんなことを言ってきた。だが、答えは同じだ。
「ホントにないよ。さっき言ったろ?」
「言ってたけどさぁ」
「で、どうするの?」
「どっかに通じる道を探すしかないだろぅ」
周囲を見渡してあるのは木と雑草だけ。そう、今俺たちは迷子なのだ。(森の中で)
~回想開始~
あの巨大な木と明久のスタンド覚醒から翌日、俺たちはいつもどうりの生活を送っていた。
境内の掃除を終わらせて、談笑をしていた。
「そういえば明久よ~。この森ってなにがあるんだろうなぁ~」
「知らないよ。でも気になるね」
「そうだよな~。あっ!昼食べたらいってみるか?」
「そうだね」
昼を食べた後、森の中を探検してくる。といったら、
「…構わんが遅くならないようにのぉ」
と言って許可してくれたのだが。
「明久……今度はあっちにしようぜ……」
「それはいいけど、いい加減戻らない?まだ明るいうちに戻った方がいいよ絶対」
「だな」
結果を言うなら収穫なしだったんだが、そこは問題なかった。問題だったのはそのあとだった。
「……明久、どうやって帰ろう」
「……僕に聞かれても困るよ」
「お前のスタンドでどうにかならないのか?」
あきらめ半分で聞いてみる。
「無茶言わないでよ。そういうなら君の鉄球はどうなんだい?」
(やっぱ無理か)
「悔しいが鉄球の回転は医術のための技術でダウンジングの力はないんだよ」
そう言いながら冒頭にもどる。
~回想終了~
こんなやり取りをしていたらいつの間にかどっかの家の塀にたどり着いた。
「この塀を伝って右と左どっち行く?」
「そうだね。右いってみる?」
「そうか。じゃあ右いくか」
その時、塀の奥でこっちに歩いてくる音が聞こえてきた。
「明久、もし人だったら町への行き方でも聞いてみるか?」
「
そう足音は動物が歩くような音だったのだ。そして、全身が姿を現すとそいつはライオンのような姿をしていた。
「(理解できるか知らんが)そこで止まれ!それ以上近づくとこちらから攻撃するぞ!」
「断るッ!」
「「!?」」
ライオンがしゃべったッ!?そんなことに気を取られて俺たちの行動が一瞬遅れた。
だがッ!その一瞬はライオン(?)にとって大きな一瞬だったのだッ!ライオン(?)はその一瞬のうちに塀を乗り越えたのだッ!
明久side
ライオンはまず、鉄球を持ってる光輝に襲い掛かった。
「グアァァ!」
「まだまだ!」
「イデェ!!イデェェェェェェーーーッ」
「なぜ通じないッ!?」
そういいながら攻撃を緩めないライオン。爪弾を撃っても光輝に当たってしまう。
そして、移動することさえ許さない気配……どうする。
「爪とかたてんなよっいてぇからああっ。くっ…くそォォォォッ!てめえッ!」
「
『ジュエルシード』?何それ。
「牙もだよっ。痛いッ!」
「捨てるのよ!坊や!すぐにその“鉄球”を手から捨てなさい。でなければ今度はあっちの坊やに襲い掛かるわよ」
来るなら来いッ!こっちに突っ込んできた瞬間に爪弾をおみまいしてやる!
「私に向かって投げてもいいわよ……この距離でも避けられるから」
光輝が何かを考えている。…なにをする気なんだ?
「捨てろだって?この鉄球を? 本当に捨てちゃっていいの?」
「鉄球を捨てるだなんて何を考えてるのッ!?」
「……」
ガリガリガリ
と何かを削っている音が聞こえてくる。
「捨てろってそんなに言うならよォ~~~~ 本当に捨てちゃうぜェェ~~~」
「なッ!」
「捨てた……いくら速くてもこの数ならよけきれねぇよな~」
「ウガァァ」
ライオンが吹っ飛んでいった。気絶してるようだ。でもそんなことはどうでもいい。聞きたいことはほかにある。
「『ジュエルシード』ってなんなの……?」
「そんなの知らねぇよ」
そう言って光輝はライオンが出てきた方へ向かった。
「どこ行くの?」
「あのライオンの言葉が気になってな。いやなら先に帰ってていいぜ」
なんか言ってたっけ?覚えてないけどまあいっか。そう思っていたら、
ポタポタポタ
僕の手から血が流れていた。
「あれ?ケガしてる……いつケガしたっけ……でも痛みはない……」
そしたら、僕の手から探してる宝石が出てきたッ!!
傷はだんだんと広がっていき、中から僕たちが探している宝石が出てきた。
「な!?」
宝石には№ⅩⅤと書いてある。いやッ!そんなことよりも!
「なっ……なんだああああああああ!こ…光輝ィィ、待ってッ!!待ってくれェェェ―――ッ!!
僕の左手がッ!?なんなんだッこれは!?みっ、見てくれェーっ、いきなり、僕の手がぁあ!?
…はっ……!!」
気が付いたら宝石が消えていた。光輝が憐れんだ眼で見てくる。……そんな目で僕を見ないで…。
「あれ?」
よく見ると宝石は僕の手の中に入り込んでくる。
「うわああっ!ああああっ!こ…これは!?」
「おい、なんなんだ?大声で俺の名を呼んどいて…それでいて無視して地面とお話か?」
「ちっ違うッ!宝石だ!今、僕の手の中に入って行った!!一回、左手から出てきてそしてまた入っ て行ったっ!」
何度触っても宝石の触感がない。……だから、その眼はやめてよ…。
「どっかケガでもしたのか?それともラリッてんのか?」
「違うよッ!」
ラリッてるってひどくないか!?確かに痛みはないから幻覚?いやっラリッてないよ!?
……なんか心の中で“幻覚〟とか“スタンド攻撃〟じゃあないってのはわかる気がする……
この回転させる爪は僕だけの“スタンド能力〟!自分の意思で…!自分の爪を回転させる事は…!…僕の能力!
でも、これは(あたりまえだけど)違う感覚だ。僕の“左手”の中に…ずっと中にいたッ!でも、いつから?
光輝side
明久がさっきからずっと自分の“左手”を見ている。挙句の果てには爪まで回転させてる。
やめろ、マジで怖いから。
「…明久……ホントに大丈夫か?」
「大丈夫だよッ!ラリッてないよ!」
「いつまで気にしてんだよ、ホンの冗談なんだから、なっ?」
「……{ジトー}」
そんな目で見るなよ。ちょっと罪悪感出ちゃうだろ?そう思っていると、空がモノトーンカラーになった。
「(絶対になんか起きんな)…明久」
「うん、わかってる。隠れながら進もう」
そういうことでh「にゃ~ん」……猫?
「猫?」
「にしては声がでかくないか?」
「そう?」
いやでかいって、絶対でかいよこれは。
「これは地震?いや断続的に来るからt「光輝…あ…れ…」なんだよあき…ひ…さ…」
明久が指差した方向の木々の間からみせるのは、猫の顔だった。……いやでかいって言ったけど体はでかいって言ってないからね!?なんであんなにでかいの!?
ズドンッ
いきなり猫の側面に誰かの攻撃が当たった。だが、あの攻撃はッ!
「明久、これはッ!『スタンド攻撃』だ!急ぐぞ!」
「分かってる!」
俺と明久は、知らない(ドでかい)猫を助けるため、鉄球と爪を構えて猫に向かっていった。
...To be continued
遅れてすみません。
感想等ありましたらお願いします。
光輝のスタンドはホントにどうしよう...