デスゲームのお食事事情   作:lonrium

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原作に絡んだ瞬間に調子に乗って文字数が増えたアホは私でございます

細かい描写が増えるからね…


圏内事件(ネタは割れてる)

メイは驚いていた。料理の参考になるかと思い57層のレストランで食べていた。その料理とても美味しくてーーーーー

 

 

それともう一つ、56層のフィールドボス会議の時に揉めたらしいキリトとアスナが一緒に食事をしていたことに。

 

メイは店内の隅の方で二人を見ているが二人からはほぼ死角になっているためメイの姿は見られない。

仲良く食事をする二人を見て仲睦まじいと思いながら食事をするメイ。

 

瞬間

 

 「きゃああああああああ!!」

 

悲鳴

 

多くのプレイヤーが悲鳴の出所に向かう。その中には当然3人もいる。

そこにはにわかに信じがたい光景があった。

鎧を着込んだ男が教会のような建物の2階からロープで吊るされていた。

その胸には剣が一本刺さっていた。

 

 

しかしメイはこれを見て、理解した

 

 「今日が決行日やったんか…」

 

メイは手口もその目的も知っていたが決行日は知らされていなかった。知っていたなら店かダンジョンで大人しくしているつもりではあった。

 

 「早く剣を抜け!」

 

キリトの声が飛ぶ

 

周りから見ると男は剣を抜こうとしたがなぜか抜けない。

メイは笑いを噛み潰しながら見ていた。

 

そして男はHPバーがある位置を見つめている

 

 (耐久値確認してるやん……w)

 

そして、爆散した。

 

 「WINNER表示を探してくれ!」

 

見つかるわけない。メイはニヤついている。

 

 「キリト君!上からは見える!?」

 

 「駄目だ、くそっ」

 

そして数秒してから

 

 「30秒…経った…」

 

アスナの呟きが聞こえる。

 

 

 

 

キリト達が事件のことについてなにか知ってる人はいないかと探しているとヨルコが出てきた

 

話をしていると途中でヨルコは顔を覆って泣き声を漏らした。

 

こまったキリトは後ろを見ると知ってる顔を見つけた。

 

 「メイ!」

 

 「おっ、お二人さん!犯人探しか?圏内であんなことになるなんて前代未聞やからなぁ。で、どうすんの?」

 

 「今日はもう遅いからこの人を宿に送るけど…」

 

 「それじゃあ私が送るで」

 

 「お願いします。メイさん」

 

アスナに任されメイはヨルコを送ることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道中

 

 「今日が決行日やったんか」

 

 「えぇ、あなたも巻き込んでしまってすいません…」

 

当事者とネタの発案者が話し合う

 

 「キリトと一応は知り合いやからなぁ。絶対誘われる……」

 

 宿屋に着き、二人は解散した。

 

 

翌日キリト、アスナ、メイの三人は圏内すぐ近くの圏外に出ていた。

 

 「なぁキリト…何するつもりなん?」

 

 「圏外で武器を刺してから圏内に入る実験だ。」

 

アスナが止めたもののキリトは自分に短刀を刺し、圏内に入った。

 

 「どうや?」

 

 「駄目だ。ダメージの発生はない」

 

次に武器に調べることになり、キリトの数少ない友人(?)のエギルを訪ねることにした。 

 

 「よぉ。これは一体どういう組み合わせだ?」

 

 「圏内で人が殺されたんです。私達はたまたまそこに居合わせたんです。」

 

エギルの質問にアスナが答える。

それをよそにキリトは回収した武器をエギルに渡し、受け取ったエギルは鑑定を始める。

 

 「プレイヤーメイドの武器だな。」

 

 「製作者は!?」

 

 「おいおいキリト、そう焦るな。製作者はグリムロック。綴りは《Grimlock》だ。」

 

 「わかりました。私達はグリムロックさんを探します。」

 

 「んな簡単に見つかるわけないと思うけどなぁ」

アスナの気構えを潰しにかかるメイ。空気を読むべきだ。

 

 「エギル、武器の名前も教えてくれ。」

 

 「名前は…《ギルティソーン》罪の茨って意味だな」

 

 「罪の茨か……」

 

武器の鑑定後三人は一層の生命の碑を確認しに来た。ここでは生存者、死亡者を確認できる。

今回確認するのはカインズとグリムロックだ。G列を見ていくとグリムロックの名前はあった。

 

 「生きてるな…」

 

 「えぇ、グリムロックさんは生きているわね」

 

 「そっちはどうだ?メイ。」

 

 「あかん。《Kainz》の名前には横線ある。死亡者状況とかも全部一緒や。」

 

 確認を終え、外に出ると青の鎧をつけたプレイヤーが7人いた。その鎧からそのメンバーは攻略ギルド《青竜連合》だと分かる。

アスナはその中の顔見知りに声をかけた。

 

 「こんばんわ、シュミットさん」

 

シュミットと呼ばれた男は眉間にしわをよせながら言った

 

 「聞きたいことがある…昨日の圏内で人が死んだという事件は本当なのか?WINNER表示もないと聞いたが」

 

 その質問にアスナとキリトは頷く。メイは頷かず、

 

 「WINNER表示はなかったですよ。少なくとも広場じゃ誰も確認しておりません。」

 

シュミットは目を剥きながら

 

 「本当かよ…。…もう一つ聞きたいことがある。死んだプレイヤーはカインズだと聞いたが…」

 

 「それも本当ですね。」

 

シュミットが驚いていているところにアスナは口を挟む。

 

 「今度はこちらが聞きます。あなたはカインズさんと関係があるのですか?」

 

 「あんた達に関「事件目の前でみたから関係者やで」……」

 

 「あぁそうだな。俺たちは関係者だ。この事件を調べないと他の街にまで危険が及ぶ。手口がわかれば対策がうてる。」

 

 「そういうわけでシュミットさん。協力していただけますか?」

 

首を縦に振るシュミット。協力してくれるようだ。

 

今日も遅いので解散することになった。明日はヨルコに話を聞き、シュミットに話を聞く予定だ。

 

 

 

 

メイは自分のレストランに戻りヨルコとメールを打ち合う。

 

 「シュミットさんは釣れた。次はヨルコさんやろ?」

 

 『えぇ、そうです。私が死にまねをします。』

 

 「しくじったらあかんで。」

 

 『わかりました。巻き込んでしまって本当にすいません』

 

 メイには笑いが止まらなかった

 

 




圏内事件につき店は休んだメイ。

オリ主とより仲良く出来そうな方

  • ロニエ
  • ティーゼ

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