インフィニット・ストラトス〜Hell Brothers〜 ver Re:   作:アスティオン

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最初に言っておく

キャラ崩壊、発生


第14話 ラウラ・ボーデヴィッヒ

 

ラウラ・ボーデヴィッヒだ。シャルルが真実を話したのだ。私も話すとしよう。

 

ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒ。それが私の名前。識別上の記号。一番最初につけられた記号はーー、遺伝子強化試験体C-0037」

 

一夏「な、なに言ってんだよラウラ…」

 

ラウラ「そう。私は、試験管ベビーなんだ」

 

一夏「えっ!?」

 

シャルル「ラウラ…」

 

ラウラ「さっき言っただろう、私には家族はいないと。私は人工合成された遺伝子から作られ、鉄の子宮から生まれたものなんだ。ただ戦いのためだけに作られ、生まれ、育てられ、鍛えられた。知ってるのはいかにして人体を攻撃するかという知識。わかっているのはどうすれば敵軍に打撃を与えられるかという戦略。」

 

一夏「そ、それってつまり…」

 

楯無「戦うためだけに作られた…、ってことよ」

 

ラウラ「自分で言うのもなんだが、わたしは優秀であった。性能面において、最高レベルを記録し続けた。それがある時、世界最強の兵器、ISが現れたことによって世界は変わった。その適合性能向上のために行われた処置で異変が起きた」

 

私は左目の眼帯を外し、皆に見せた。

 

一夏「ラウラ、その眼は…」

 

ラウラ「これは『越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)』、脳への視覚信号伝達の爆発的な速度向上と、超高速戦闘状況下における動体反射の強化を目的とした、肉眼へのナノマシンでいわば擬似ハイパーセンサーみたいなものだ。これは危険性もなく不適合も起きない…、はずだった」

 

簪「はず…?」

 

ラウラ「私はこの処置によって左目はこのように金色へと変質し、常に稼働状態のままカットできない制御不能へと陥った」

 

私は左目を指しながら説明していく。

 

ラウラ「この事故により私は部隊の中でもIS訓練においても遅れをとることになりいつしかトップの座から転落、部隊員からの嘲笑と侮蔑、そしてーー、『出来損ない』の烙印だった」

 

一夏「っ!出来損ない…」

 

楯無「そうだったのね…」

 

ラウラ「私は深い闇へ止まることなく転げ落ちた。そんな時に出会ったのがーー、織斑教官だった」

 

一夏「えっ!?どういうことだよ」

 

そして一夏は教官へと振り返り問いただす。

 

千冬「わたしは第2回モンド・グロッソのあと、ドイツで1年教官として働いていた。その時にこいつに出会った」

 

ラウラ「そして私は再びトップに君臨した。教官の教えは間違いではなかった。私はそんな教官に追いつきたい。だから私は訓練後も教官といろんな話をした。話がなくても側に居続けた。少しでも追いつきたいと」

 

簪「どんな話をしたの?」

 

ラウラ「そうだな、私が一番記憶に残っているのは、なぜ強いのかって質問をした時だ」

 

千冬「ま、まてラウラ。ここでその話はーー」

 

ラウラ「その時教官はこう言ったんだ」

 

ーー回想ーー

千冬「私には2人の弟がいる」

 

ラウラ「弟…、ですか」

 

千冬「ああ、2人は双子でな。だが1人は私のせいで行方不明になってしまった」

 

ラウラ「そ、そんな…。なぜ…」

 

千冬「私は救えなかった。だがいつか帰ってきた時、強い私を見せよう、そしてまた一緒に暮らそうと言えるようにと常に思っている」

 

ラウラ「教官…」

ーー回想終了ーー

 

ラウラ「ーーーとな」

 

千冬「遅かったか…」

 

一夏「………」

 

ん?教官はなんか言いたそうな顔してるし、一夏がなぜか俯いてるな。って、泣いてないか…?

 

ラウラ「い、一夏…?」

 

シャルル「ど、どうしたの…?」

 

一夏「……す、すまん…、取り乱して。その…、行方不明になった弟っていうのは…、俺だ」

 

シャルル「え…、ええっー!?」

 

ラウラ「なっ、なんだと!?ではお前と織斑冬樹は兄弟で教官の弟ということなのか…」

 

一夏「ああ、そうだよ」

 

ラウラ「きょ、教官は知ってらしたのですか?」

 

千冬「ああ、入学式の時にな」

 

な、なんということだ〜!まさか眼の前にいたのが教官の弟だったとは…

 

一夏「あっ、そうだラウラ。さっきの話、お前がどうであれ、人工的に造られたからって、俺たちはもう友達だろ?」

 

ラウラ「え?」

 

周りを見るとシャルルも簪も頷いていた。

 

ラウラ「で、でも私は…」

 

一夏「バーカ、ラウラはラウラ。だろ?」

 

ラウラ「私は…、私?」

 

千冬「そうだ。お前はラウラ・ボーデヴィッヒだろ。私に追いつく必要はない。お前はお前の道を歩けばいいんだ」

 

ラウラ「は、はい…」

 

気付いたら私は泣いていた。こんな感情は初めてだな…

 

私にも…、友達がいるんだな…

 

 

 

 

 

 

 

あっ、そういえば…

 

ラウラ「そういえば一夏、これも教官が言ってたことなのだが…、『もし日本に来て私の弟たちに会ったら心は強く持てよ。一夏の方には特にな。あれは未熟者のクセにどうしてか、妙に女を刺激するのだ。油断していると惚れてしまうぞ?』と」

 

一夏「はぁぁぁぁ!?」

 

千冬「お、お前、なぜそれまで覚えてるんだ!?」

 

ラウラ「い、いえ…。それは…」

 

一夏「千冬姉そんなこと言ったのか!つーか知ってるよな!俺には鈴がいること!」

 

千冬「お、お前は他人までも落とすだろうが!鈴音はそれで何度も私に相談してきていたんだぞ!」

 

一夏「え!?そうだったの!?」

 

千冬「そうだこの歩くフラグ製造機が!!」

 

一夏「なっ!なんだとこのズボラ姉貴!家だと1日中部屋でゴロゴロして酒飲んでたくせに!それに家事は超下手くそ!今はちゃんと家事できるのかよ!」

 

千冬「お、お前が居なくなってからは冬樹と毎日コンビニに…、って黙れこの天然たらしが!!どれだけ女子にフラグ立てるつもりだ!」

 

一夏「俺は立てたくて立ててるつもりねえんだよ!俺には鈴がいるの!つーか彼氏とっとと作れよ!彼氏いない歴=年齢と同じなんだろ!!」

 

千冬「なっ、なにを〜!!!」

 

ほうほう。これが兄弟喧嘩というものなのか。素を吐き出せばもっと友ができるということなのか。なら私も…

 

シャルル「ラウラ…、これは特別なものだと思うから参考にしないほうがいいと思うよ?」

 

ラウラ「む?そうか…。ならまた副官に教えてもらうか」

 

私はドイツにいる副官、クラリッサに電話をしようと携帯を取り出す。が…

 

簪「それもダメ」

 

簪に携帯を取られた。

 

ラウラ「な、なにをする!?返せ!私の携帯を〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日が経ち放課後、翔がフランスから戻ってきた。

 

傷一つ付かずに戻ってくるとはな。

 

その後テレビをつけてニュースを見ていると…

 

『デュノア社、ロゼンダ・デュノア容疑者以下数名拘束!』

 

と報道されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

次回予告

「さて、どこから入るか…」

「そうか…、君が…」

「アンタは実験材料なのよ!」

「お前に地獄を見せてやるよ…」

 

 

 

次回『幕間 デュノア社襲撃』

「お前を裁くのは、法だ」

 

 




どうもアスティオンです〜


千冬、一夏のキャラ崩壊発生ですwww

前回も後書きで話したのですがアーキタイプ・ブレイカーやってます。よかったらフレンド申請してくれたら嬉しいです。
IDは『333409』です。


さて次回は
デュノア社、突入

お楽しみに〜
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