インフィニット・ストラトス〜Hell Brothers〜 ver Re:   作:アスティオン

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第18話 戦乙女、出陣

 

 

 

 

 

織斑千冬だ。もう私はあの頃の私じゃない、今度こそ助けてみせる。

 

この、サソードゼクターと共に

 

千冬「行くぞ、ラウラ!」

 

私ははサソードヤイバーを構え暮桜モドキへと走り出す。

 

千冬「はあぁぁぁぁ!」

 

そしてサソードヤイバーを振りかざし斬りかかる。

 

だが暮桜モドキも雪片で防御。

 

私も負けじと押し込む。防がれては更に斬る。

 

だがこれにも対応してくる。

 

千冬「なるほど…。さすがは私をトレースしただけはある。太刀筋も私そのものだ」

 

一夏「1人でやろうとするなよ、千冬姉」

 

その時、先程まで倒れていた一夏と矢車が私の隣に並んだ。

 

千冬「お前ら、怪我は…」

 

一夏「あんなもん、もう平気だっつーの」

 

千冬「そうか…。なら、付いて来い」

 

その言葉と同時に私は暮桜モドキへ向かっていった。

 

一夏「ははっ…、やっぱ千冬姉は千冬姉だ」

 

翔「そんなこと言ってる場合か。俺たちも行くぞ」

 

一夏「おう兄貴!」

 

一夏と矢車も来て、私たちは3人で連携しながら戦っていく。

 

だが暮桜モドキも3人に劣らない。すべての攻撃を防いでくる。

 

一夏「くそ、このままじゃ…」

 

翔「よし、クロックアップで俺たちが奴の武装をすべて壊す。そしたらアンタが決めろ」

 

千冬「わ、私がか…」

 

翔「救いたいんだろ?今度こそ…」

 

千冬「っ!ああ、そのつもりだ!」

 

ったく、コイツは教師に向かって…

 

翔「行くぞ相棒」

 

一夏「おっしゃ」

 

翔・一夏「クロックアップ!」

 

『CLOCK UP』

 

一夏と矢車が自分のベルトを触ると、気づけば2人は居なかった。

 

なるほど…、これがクロックアップというものか。

 

2人がチャンスをくれるんだ。私が決めなくてどうする!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢車翔だ。俺たちはクロックアップをして暮桜モドキへと突っ込んでいる。

 

やはりコイツもクロックアップの高速移動には付いていけてないな。これならいける。

 

翔「相棒、奴の武装を含む全てのものを無力化させるんだ」

 

一夏「わかった!」

 

俺たちは暮桜モドキの武装、飛行ユニットを破壊し動きを封じさせる。

 

『CLOCK OVER』

 

クロックアップが切れ、元のスピードに戻る。

 

そこには無防備というか武装も全て破壊されてる暮桜モドキの姿があった。

 

翔「今だ、キャストオフして決めろ」

 

千冬「キャ、キャストオフとはなんだ?」

 

翔「そうか、まだ説明されてなかったのか…。いいか、サソードゼクターの尻尾を押し込め」

 

千冬「こ、こうか…?」

 

織斑先生はサソードゼクターの尻尾を押し込む。

 

すると、付いているアーマーが浮き出した。

 

翔「よし、キャストオフと叫べ」

 

千冬「わかった。キャストオフ!」

 

『Cast Off』

 

叫ぶと、アーマーが弾け飛んだ。そこには先程よりも動きやすいサソードの姿だった。

 

『Change Scorpion』

 

千冬「なるほどな、つまりは二段変身という訳か」

 

翔「そういうことだ。そしてもう一度サソードゼクターの尻尾を上げてまた押し込むとライダースラッシュが使える」

 

千冬「そうか、それが決め技という訳か。よし」

 

そしてサソードゼクターの尻尾を上げ戻す。

 

千冬「ライダースラッシュ!」

 

『Rider Slash』

 

千冬「はあぁぁぁぁ!」

 

織斑先生は無防備の暮桜モドキへ走り、サソードヤイバーで斬りつけた。

 

斬り裂いた隙間から、ラウラの姿が見えた。

 

千冬「っ!ラウラ!」

 

倒れてくるラウラをなんとかキャッチする。

 

一夏「千冬姉!ラウラは!?」

 

千冬「大丈夫だ。気を失っているだけのようだ」

 

一夏「そうか、よかった…」

 

ラウラが救出されたことにより暮桜モドキの動きが鈍くなっていた。

 

翔「奴は操縦者を失ってる、ここは任せろ。ライダーキック」

 

『Rider Kick』

 

俺はトドメとしてライダーキックを暮桜モドキにぶつける。

 

暮桜モドキは倒れて爆散した。爆発した場所の跡にはラウラの専用機が待機状態で落ちていた。

 

翔「終わったな…」

 

一夏「やったな、千冬姉!やっぱ凄えな。初めてライダーで戦うのに」

 

相棒がラウラを抱えている織斑先生に声をかけるも、俯いたままだ。

 

一夏「千冬姉…?」

 

千冬「……ふふっ」

 

なんか笑ってる。

 

翔「どうした?先生?」

 

俺が聞くと、いきなり顔を上げ…

 

千冬「当然だ。私を誰だと思っている!私はISだけじゃない!『マスクドライダーの戦いにおいても頂点に立つ女だ!!』」

 

………え?

 

翔・一夏「はぁ…?」

 

千冬「…………今のは忘れろ///」

 

いやいや、無理だっつーの。てか恥ずかしかったのかよ!なんで言ったんだよ…

 

相棒、腹抱えて笑ってるし…。あっ、殴られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

影山一夏です。ラウラを助けた俺たちはすぐにラウラを医務室に運び、今回の事件を学園長に報告した。

 

報告を終えた時、ラウラが目を覚ましたとの連絡を受け、俺たちはラウラのいる医務室へと向かった。

 

そこには既に千冬姉の姿が。

 

ここは入るのをよそうと兄貴が言ったので俺たちは寮に戻った。

 

寮に戻るやすぐに鈴に心配された。

 

おそらく兄貴も簪に心配されていただろう。

 

心配させた罰!とかいって鈴が「今日は一緒に寝よ!」とか言ってきたので一緒に寝た。

 

別に断る理由もない。

 

そして翌日…

 

VTシステム事件が起こったため学年別トーナメントは参加者の戦闘データを取る為1回戦のみが行われることになった。そのせいでクラスの何人かは死んだ魚のような表情をしていたな…。

 

山田「みなさん、おはようございます…。ええっと、今日は転校生を紹介します…。といってももう知ってるんですけどね…」

 

HRが始まると山田先生はなんか疲れたかのような喋り方で紹介する。まぁ、俺は誰だか知ってるんだけどな。

 

だって…

 

 

 

 

 

 

シャル「『シャルロット・デュノア』です。みなさん、改めてよろしくお願いします」

 

山田「ええっと、デュノア君は、デュノアさん…、ということでした…」

 

シャルルがシャルロットの名前で本来の女子としての再編入だ。

 

周りを見るとシャルロットを狙ってたんだろう女子たちが唖然としていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の放課後…

 

私、篠ノ之箒は1人屋上の柵に寄りかかるように立っている。

 

私は考え事をしていた。

 

私は常に冬樹が1番、冬樹こそが最強だと思っていた。

 

だが実際はどうだ。昨日もあんな手を使ってまでして最強だと言う冬樹。

 

あれで最強というのか。私でもそれくらいは理解できる。

 

私はこのままでいいのだろうか…、私はなぜ冬樹のことを…

 

私の中では前から少しずつ冬樹への好意、関心が消えつつある。

 

なぜ私は…

 

昔から冬樹と一緒になって一夏を苛め続ていた自分。

 

それが最近になってすごく後悔していることが多くなった。

 

なぜ私はあんなことをしてしまったのか…

 

もしかしたら昔から冬樹より一夏の方が強いのではないのか。

 

そして今の一夏は昔より強くなっているではないか。

 

なんとかして謝りたい…、これまでのことを…

 

でもどうすればいい…

 

最近までずっと一夏に突っかかってきたんだ。今更話を聞いてくれるなんてことはないだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピロロロ

 

誰だ?こんな時に電話してくるなんて。携帯を見ると…

 

『篠ノ之 束』

 

姉さんからの電話だった。

 

篠ノ之「…もしもし?」

 

束『箒ちゃん、久しぶりだね。元気ないのかな?』

 

篠ノ之「姉さん…。私は…、私はどうすれば…」

 

束『箒ちゃん…。それは箒ちゃんが自分で考えて答えを出す。束さんはそれが1番だと思うな』

 

篠ノ之「姉さん…」

 

束『大丈夫だよ箒ちゃんなら。だって私の妹じゃないか〜♪』

 

篠ノ之「ありがとう、姉さん…」

 

そう言って私は電話を切った。

 

自分で答えを出す、か…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?でも姉さんなんのために電話してきたんだろ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束「あー!箒ちゃん勝手に電話切っちゃった〜!まだお話したかったのに〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued

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次回予告

「え?篠ノ之が?」

「あいつのこと、頼めるか?」

「行動で示せばいいんじゃねえのか?」

「私は…」

 

 

次回『答え』

「すまなかった!!」

 

 




どうもあけましておめでとうございますアスティオンです
そして更新遅れて申し訳ありませんでしたー!

千冬無双〜
ん?こういうときはバーサーカーって言った方がいいのかな?w
わかんねーw


さて次回は…
救いの手

お楽しみに〜
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