インフィニット・ストラトス〜Hell Brothers〜 ver Re:   作:アスティオン

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Prologue 3

俺は生まれ変わった。矢車翔として、兄貴と一緒に暗闇の中を歩いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が兄貴と出会ってから、1年が経った。

 

 

 

1年の間になにがあったかって?

まぁ、2人でいろんなとこを歩き続けたな。

その時ちょっといろいろあってある所に半年間お世話になった。その時見つけたんだ。守りたい人ってのをさ。それについては兄貴にも認めてもらってる。あとは兄貴に蹴り技とかを教えてもらったよ。兄貴の蹴りってすげーよ。ホントに兄貴すげー。

 

 

 

「相棒、お前誰と話してる…?」

 

「え!?あっ、いや…」

 

気づかなかった。まさか兄貴が隣にいたなんて…

 

 

兄貴と歩き続けて1年、いろんなところに行った。もう日本のほとんどは行ったんじゃないかな。さて、こらから何処に行くのかな

 

 

「さてそろそろZECTに顔出すか」

 

「え?ZECT?なにそれ?」

 

 

ZECT?なんだそれ?ーーーーえ?まさかそんな聞いたこともなくて危なっかしそうな名前のところ行くつもりなの兄貴!?

 

 

「そういえば、お前には話してなかったな。俺は元々ZECTの人間だ」

 

 

えっ?

 

 

「ええーーーーーーーー!?」

 

俺久しぶりに大声出したかも…

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりだな、天道」

 

「ああ、お前は変わらないな」

 

ZECTってビルに着くと俺たちはなんか偉い人がいるような部屋に連れてかれた。

 

「ところで矢車、そいつは誰だ?」

 

「ああ、俺の新しい相棒だ」

 

「あっ、ええっと、矢車翔です」

 

「そうか、俺は天の道を行き、総てを司る男、天道総司だ」

 

 

なんかこの人いきなり立ち上がって指を上にあげながらなんか言ったんだけど…

 

俺この人なんか苦手かも…

 

 

 

「俺は加賀美新、よろしくな」

 

「あっ、はい。よろしくです」

 

この人は加賀美さんって言うらしい。この人なら天道さんみたいに苦手意識ないかも…

 

 

 

 

 

あとから聞いたんだけど、兄貴がZECTって言ってたここは『ワーム』って言う怪物と戦う為の組織みたいだ。

 

 

 

あと最近はISの製作もしてるみたいだ。でも極秘なんだって。

 

ZECTって名前自体も聞いたことないし、そのことを聞いてみたら極秘な組織みたい。なんかあるのかな…

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、そろそろ第2回モンド・グロッソの決勝戦始まるんじゃないか?」

 

加賀美さんが思い出したかのように言ってきた。

 

 

モンド・グロッソ。俺も第1回の決勝はテレビでちょっと見たっけな。織斑千冬って人が優勝したとき、なんか日本中が騒いでたのを覚えてる。

 

 

正直アレのせいで女尊男卑が更に酷くなったんじゃないか?

 

俺はやっぱり今の社会が本当に気にいらない。破壊できるなら破壊したいくらいだ

 

 

「そういえばそうだな、今年は織斑千冬の2連覇がかかってるみたいだからな。日本中が大注目してるとーーーーー」

 

 

 

 

「ーーーーー社長、大変です!」

 

 

 

突然、部屋の中に社員だと思う人が走ってきた。

 

てか天道さんって社長だったの!?

 

 

「どうした?」

 

 

「実は、ーーー織斑千冬の弟である、織斑一夏君が試合会場前で誘拐されたみたいです」

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

それはこの場にいた俺や兄貴と加賀美さんにも聞こえていて、俺たちは驚きを隠せないでいた。

 

 

「それって、まさか…!?」

 

「誰かによる織斑千冬の2連覇阻止、か…」

 

「天道、どうする…?」

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺に行かせてくれ、兄貴…」

 

「相棒…」

 

 

 

俺が行く。ちょっと無謀だとは思うけど、俺は織斑一夏を助けたかった。

 

「覚悟はあるのか、相棒…」

 

「覚悟はある、俺が行く」

 

「………、いいだろう」

 

 

そう言うと兄貴は俺に銀色のベルトを俺に渡した。

 

俺も何度か見たことある。これは確か…

 

「え?兄貴どうして…、これは兄貴の…」

 

「お前にこれを託す」

 

「兄貴…」

 

「使い方はわかるだろう?」

 

「ああ!」

 

 

俺はすぐにベルトを巻いて、真ん中のボタンを押す。

 

すると、どこからか緑のバッタのようなものが俺の元へと飛んできた。

 

 

 

 

俺はそれを掴み…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、織斑一夏です。俺は千冬姉、織斑千冬の決勝戦の試合を観に行くためにドイツの試合会場に向かっていた。本当だったら双子の兄、織斑冬樹《おりむらふゆき》も一緒に観に行くはずだったのに、ドイツに来る前の日から体調が悪いと言い出し今は家にいる。だから今日の決勝は俺1人で見ることになった。

 

 

本当は行きたくなかった。正直言って面倒くさい。

 

 

行きたくないのに、冬樹に強制的に行かされる羽目になったんだ。

 

 

 

おれ、正直言うと、千冬姉と冬樹も好きじゃない。むしろ嫌いだ。冬樹の方は特に

 

 

 

俺は昔から『織斑の出来損ない』『恥さらし』などと言われ、周りから虐めの対象にされていた。

 

 

 

しかもその虐めの中心人物が冬樹だった。

 

それを知ったのはホントに最近だ。

 

千冬姉は、俺が傷だらけなのを心配してくれてはいるがそのあとはなにもしてくれない。

 

千冬姉は助けてくれると思ってたのに…

 

 

 

 

 

あー、なんかこの話してるとなんか気分悪くなるわ…

 

目の前に試合会場が見えた。その時だった。

 

俺の目の前が突然真っ暗になった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めたら、身体は座ってる椅子に縄でぐるぐる巻きにされていた。

 

 

「おっ、目が覚めたか」

 

突然、男の声が聞こえた。俺はその声がして方向に目を向けた。

 

そこには5人の男がいた。

 

 

 

そして俺は一瞬で悟った。

 

 

 

 

「誘拐か…、俺を」

 

 

「ご名答、なかなかわかってるじゃないか。なら、なぜ誘拐されたのもわかってたり?」

 

 

「ああ、どうせ千冬姉の2連覇阻止のためとかじゃないの?」

 

 

 

「さすがだな、そこまでわかってたとは。さて、そろそろ決勝戦が始まっちまうぞ。織斑千冬はどうかなー?」

 

 

 

誘拐犯は嬉しそうに部屋のテレビをつけた。そこには…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでだよ…、千冬姉…

 

 

 

 

 

 

 

俺は見てしまった。千冬姉が決勝戦に出ている姿を

 

 

 

 

 

この時、俺の何かが壊れたような感じがした。

 

 

 

「おい、どういうことだ。なんで織斑千冬が決勝に出てやがる!?ちゃんと政府には伝えたんだろうな!?」

 

 

誘拐犯は焦ったかのような言い方だ。

 

 

 

俺はそれを聞いて…

 

 

 

 

 

「ふっはははっ」

 

 

笑いが出てきた。

 

 

 

 

「やっぱりだったんだ。千冬姉も俺のことなんか要らないって思ってたんだよ」

 

 

 

「クソ、どうするリーダー?」

 

「仕方ねぇ、ーーーーーこいつを殺すしかないな」

 

 

そう言って誘拐犯のリーダーは拳銃を取り出し俺に向けた。

 

 

 

なぜだか恐怖は感じなかった。

 

 

「悪く思うなよ、恨むならお前の姉を恨めよな」

 

「ああ、そうさせてもらうよ…」

 

そう行って俺は目を閉じた。

 

ああ、俺ここで死ぬんだな…。ごめんな…、弾、数馬、蘭…

 

 

 

 

 

 

ーーーーー鈴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまで経っても銃弾が来ない。

 

 

俺は不思議に思い、目を開けた。そこには…

 

 

 

 

 

 

 

緑をモチーフをしたバッタのような人が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう、危ねえ危ねえ、間に合ってよかったぜ」

 

間に合ってよかった。なんとか織斑一夏を守れたな。

 

それにしてもドイツまで遠かったなぁ

 

ここにいる誘拐犯は5人か。ーーーーー軽いな。

 

 

「だ、誰だお前!?」

 

誘拐犯の1人が俺に向かって言ってきた。

 

 

「誰って…、名乗る気にもなれねえよ」

 

 

そう言って俺は1人に向かって兄貴から教えてもらった蹴りで5人の誘拐犯を気絶させた。

 

なんで一瞬でかって?だってこいつら弱いんだもん…

 

 

とりあえず縄に縛られてる織斑一夏を助けないとな。

 

俺は変身を解き彼に近づき、縄を解いた。

 

 

 

「大丈夫か?」

 

「あっ、ああ。なんで助けたんだよ。俺なんかを、『織斑の出来損ない』と言われている俺を」

 

「出来損ない?」

 

 

俺は織斑が何を言ってるのかわからなかった。でも部屋にあったテレビがその疑問を解決させてくれた。

 

「織斑千冬、か…。まさか弟より名誉を選んだとはな」

 

「やっぱ俺なんか…」

 

そう言い、俯向く織斑。

 

 

 

 

 

 

(似てる…、あの頃の俺に…)

 

 

俺は1年前の自分と今の織斑を重ねていた。あの頃の俺と全く同じだ。あの時、兄貴が現れなかったらどうなってたか。もしかしたら死んでたんじゃないか。そう思うと胸が痛い。

 

俺がこいつにしてやれることは…

 

これしかないか…

 

 

「お前、俺と一緒に来るか?」

 

「え?どうして…」

 

「似てるんだ、昔の俺に。だからほっとけないんだ。俺と同じ、闇を持っているお前をな」

 

「闇…」

 

 

 

兄貴、言葉借りるよ…

 

 

 

「俺と一緒に、地獄に落ちよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「連れてってくれ、俺を、『兄貴』!」

 

「おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ん?あれ?……『兄貴』?

 

「いやいやちょっと待て!?なんで俺のこと兄貴って呼ぶんだ!?」

 

「いいじゃんかよ、兄貴!」

 

「いやいや俺って兄貴ってガラじゃないだろ、俺とお前同い年だぞ!?てか俺にも兄貴がいるんだよ。なんかややこしくなっちまうだろ!?」

 

「でも兄貴は兄貴だ。これからはこう呼ばせてもらうから!」

 

「んああもう、勝手にしろ〜〜〜!」

 

 

あーもう、これ兄貴になんて言えばいいんだよ〜

 

これ帰ったら絶対サンドバッグだよ…

 

 

一夏のヤロー、……いや、俺も相棒と呼ばせてもらうかな

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

次回予告

 

 

「織斑…、じゃなかったーーーーです」

「兄貴、どうして相棒にあの名前を?」

「いっくぅぅぅん♪♪」

「ええええーーーーー!?」

 

 

次回、『Prologue 4」

「俺たち、IS動かしちゃった…」




どうもアスティオンです

一夏地獄落ちとなりましたね〜
この辺も変更はありません。

変更した点としては関係性が一部変更されているところがあります。その辺は本編からわかってきます。

次回兎現る
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