インフィニット・ストラトス〜Hell Brothers〜 ver Re:   作:アスティオン

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第4話 再会

矢車翔だ。まさか俺の同室の相手が簪だなんて…

 

兄貴、ありがとう…

 

部屋の中に入り、窓側のベッドの側に簪の荷物が置いてあったので、俺は手前のベッド側の机にカバンを置き、ベッドに腰掛けた。

 

簪も自分のベッドに座り、お互い向かい合っている。

 

簪「久しぶり、翔…」

 

翔「久しぶりだな、簪…」

 

簪「あの時以来、かな…?」

 

翔「そうだな、1年半ぐらいか…」

 

あの時とは、俺と兄貴が旅をしている途中、更識家に半年程お世話になったことがある。

 

その時に俺と簪は出会い、一緒に暮らしているうちに俺は簪に惹かれていった。

 

そして1ヶ月経った頃に、簪から告白され俺と簪は恋人同士となった。

 

付き合い始めたその日から俺と兄貴が更識家を出るまでの間、俺は簪とずっと一緒にいた。一緒に寝たりもした。

 

その後も俺と簪はケータイ越しではあるが毎日電話やメールをしていた。だから会うのは実に1年半振りだ。

 

簪「…………」

 

突然、簪が立ち上がった。どっかいくのか?

 

簪「えいっ」

 

どこかにいくかと思ったら、俺に抱きついてきた。俺も抱きついてきた簪を受け止めた。

 

翔「やっぱ、会えなくて寂しかったのか?」

 

簪「うん…、でもこれからはずっと一緒なんでしょ…?」

 

翔「当たり前だろ。簪は俺の大切な人だ。ずっと側にいるし守ってやるよ」

 

そして俺たちは唇が触れるだけのキスをしてまた抱きしめ合う。

 

やっぱ大切な人が近くにいるってのはなんかいいな。昔の俺からしたら凄いことだよ…

 

抱きしめあって数分後…

 

一夏「兄貴〜、入るよ〜。……え?」

 

いきなり相棒が入ってきた。そして俺たちを見た瞬間固まった。…ノックしろよ

 

一夏「…兄貴、どゆこと?」

 

翔「お前忘れたか?前に言ったろ。簪、俺の彼女だ」

 

一夏「ああ〜、言ってた言ってた。どうも影山一夏です」

 

翔「簪、メールでも言ったけど、相棒の一夏だ」

 

簪「ど、どうも…。更識簪です…///」

 

さっきのが見られたのが恥ずかしいのか顔を赤くしながら相棒と挨拶をした。

 

相棒には事前に俺と簪の関係は既に伝えてある。

 

翔「さて、食堂行くか。簪も行くだろ?」

 

簪「うん…、行く」

 

一夏「そうと決まったら早く行こ、この時間きっと混むよ」

 

翔「そうか。じゃあすぐ行くか」

 

そして俺たち3人は食堂に向かい、夕食を食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ええっと…、更識簪です…。

 

まさかルームメイトが翔だなんて…。

 

IS学園に行くことになったとは聞いてたけど、まさかこんな感じで再会するとは思わなかった。

 

久しぶりで思わず抱きついちゃったけど、いいよね…

 

でも翔も受け止めてくれたし、キスもしちゃったし…、えへへ

 

翔「上がったぞ」

 

簪「ふぇっ!?///」

 

さっきまでシャワー浴びてた翔が戻ってきた。

 

翔「どうした?びっくりして」

 

簪「ううん、なんでもないよ…///」

 

翔「そ、そうか…」

 

簪「あ、あのね、翔…」

 

これから同じ部屋ってことは一緒に住むってことだし…、いいよね…

 

簪「い、一緒に、寝ていい…?///」

 

翔「あ、ああ、いいぞ」

 

やったーー!許可が出たので、私は翔の布団の中に入り寄り添った。

 

簪「久しぶりだね…、一緒に寝るの」

 

翔「そうだな。付き合い始めた時からだよな。一緒に寝てたのは」

 

簪「うん。ねえ…、これからずっと、いい…?」

 

翔「ああ、いいぞ」

 

簪「ありがとう、翔…」

 

私は布団の中で翔に抱きついた。そしたら翔も私のこと抱きしめてくれた。やっぱ安心するな翔の腕の中は…。

 

翔「おやすみ、簪…」

 

簪「おやすみ、翔…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜翌日〜

 

どうも影山一夏です。

 

入学して2日目。朝のHRで織斑先生が…

 

千冬「織斑、お前のISのことだが…、予備機がなくてな。なので学園で専用機を用意することになった」

 

急に周りがざわつき始めた。そりゃそうか。専用機は国家または企業に所属する人間にしか与えられない。まぁ、コイツが例外なだけか…

 

セシリア「それを聞いて安心しましたわ。訓練機と専用機で対戦だなんてフェアじゃありませんものね」

 

また出しゃばってきたかこの女は。昨日の兄貴に言われたこと完全に忘れているな。

 

織斑「そうかい。まぁ、専用機を与えられるのは僕だけみたいだし、そこの出来損ないとその兄貴とかいう奴にはないみたいだね」

 

こいつ、やっぱりムカつく。いますぐにでも殴りたくなる。

 

翔「落ち着け相棒。織斑先生、俺らのことは聞いてますよね?」

 

千冬「ああ、今日の放課後に渡すと矢車先生が言っていた」

 

翔「了解です」

 

そうなんだ。俺たちにも専用機があるんだよ。しかも束さんが作ってくれた最新鋭の機体。あの俺が初めて纏ったISだよ。

 

織斑「ど、どういうこと!?なんでこんな奴らなんかにも専用機があるんだ?」

 

一夏「悪いな、俺たちはある企業に所属している。名前は言えないけどな。だから俺たちにも専用機があるんだよ。残念だったな天才くん(笑)」

 

織斑「ぐ、ぐうう…」

 

あっはは、おっもしれーあいつの顔。自分だけ優遇されてると思ってたみたいだな。

 

 

 

 

そして放課後。俺はなぜか剣道場に連れてこられた。

 

 

 

 

 

 

 

遡ること、20分前。

 

授業も終わり、俺と兄貴は想さんのとこへ行こうとしたら…

 

そこに暴力女、もとい篠ノ之がやってきた。

 

篠ノ之「おい、貴様も鍛えてやる、ついてこい」

 

一夏「はっ?なんでお前なんかに。俺は兄貴がいるから平気なんだけど。ていうか俺これから行くとこあるんだけど」

 

篠ノ之「いいから来いと言っている一夏!お前の剣の腕が鈍ってないか確かめてやる」

 

は?ホントにこいつ何言ってんの?俺もうそんなのとっくに辞めてんだけど…

 

でもこのまま断っても煩いままだしクラスのみんなに迷惑かかるからしょうがないか…

 

 

 

 

 

 

そしていまに至る。

 

篠ノ之「一夏!!なんのつもりだ!?なぜ防具をつけない!?」

 

一夏「いちいちうるせーなー。なんでって、これがいまの俺なんだよ。剣道なんかもとっくに辞めてんだ」

 

なぜ俺は防具をつけてないのか。

 

それはこんな奴に防具付けてやっても無駄だからだ。

 

一応、竹刀は手に持ってるけどね。

 

それにしてもコイツはホントにうるせーな。なにも変わっちゃいねー。ホントにめんどくさいわ。

 

織斑「いいのかよ出来損ない。防具つけたほうがいいんじゃないのか。お前が箒に勝てる訳ないだろ」

 

そういや、このバカも来てたっけ。ちょっと周りを見てみよう。上のギャラリー席人多くね!?兄貴と簪もいるしクラスのみんなもいるじゃねーか。

 

部長「いいの?影山くん、そのままで?」

 

一夏「平気っすよ、こんな奴に防具なんか必要ないです。あと、俺は剣道をしないんで、そこはいいですよね?これは剣道の試合ではなくてただの勝負ですから」

 

部長「え?ま、まぁいいわよ?」

 

今回審判をしてくれる剣道部の部長が心配してくれたけど、篠ノ之なんか相手に防具なんていらないし。

 

「影山くんあんなこと言って大丈夫なのかな?」

 

「篠ノ之さんって確か去年の剣道全国大会優勝者だよ?」

 

「え!?ホントに!?」

 

ギャラリー席でなんか話してるけど、そんなのは関係ない。だってこいつの剣は…

 

部長「勝負は一度のみね。それでは、試合開始!」

 

篠ノ之「はああああ!」

 

ただ突っ込むだけの剣道の『け』の文字もない。ただの暴力だ。

 

一夏(やっぱ変わんねえな、こいつは)

 

ただ突っ込んでくる篠ノ之に対して、俺は…

 

 

手に持っていた竹刀を、ーーーーーー投げ捨てた。

 

 

篠ノ之「めええええん!」

 

俺はただ振り下ろされてくる竹刀に向かって、右手の拳をぶつけた。

 

そして、竹刀がバキバキに折れた。

 

追撃として、空いてる左の拳で篠ノ之の腹を殴った。

 

食らった篠ノ之はその場に蹲った。そういや昨日もこんなことあったな〜。再放送〜

 

部長「そ、それまで!勝者、影山一夏」

 

篠ノ之「一夏!貴様どういうつもりだ!剣道をしろ!」

 

一夏「俺言ったよな。もう剣道なんか辞めてるって。それに俺は試合前に部長に剣道をしませんって言ったんだぞ。お前も聞いてたはずだ」

 

篠ノ之「黙れ!もう一度だ!」

 

は?こいつなに言ってんの?

 

一夏「おいおい部長が言ってただろ、この勝負は一度だけだって。それに部長は俺を勝者といったぞ」

 

篠ノ之「そんなことは知らん!もう一度勝負しろ!」

 

こいつはスポーツマンシップとやらがねえのか。…あっ、俺もか。

 

一夏「とにかく、俺の勝ちだ。2度と俺に付き纏うな。てか俺の前に姿を見せるな」

 

俺はそう言い放ち、出口に向かう。だが…

 

篠ノ之「一夏…、貴様っ!!!!」

 

後ろから篠ノ之が竹刀を持って襲いかかってきた。

 

てか2本目どこにあったんだよ。あっ、俺が放り投げたやつか…?

 

もうホントに面倒くさいなこいつは

 

俺はすぐ振り返り、今度は腹ではなく、顔面に右のパンチを食らわせ、篠ノ之を殴り飛ばした。

 

一夏「お前、ホントなにひとつ変わってねぇな」

 

俺は倒れてる篠ノ之の前に行き…、あの言葉を言う。

 

一夏「そんなだからよ、いつまでも門下生のままなんだよ」

 

箒「っ…!」

 

そう。じつはこいつは10年経ってもまだ門下生のままなんだ。

 

それを聞いたクラスメートはさらにざわつき始める。

 

一夏「いいか?2度と俺に付き纏うな。あと…、お前のやってる剣道は剣道じゃない、ただの暴力だ」

 

俺はそう言って、剣道場を出て行った。

 

剣道場を出てすぐに、兄貴と簪を見つけた。

 

翔「どうだ?気分は?」

 

一夏「ああ、なんか変に疲れたわ…」

 

翔「そうか、お前今日はもう部屋に戻れ。兄貴には俺が言っとく。お前の専用機も俺が受け取ってあとでお前に渡すから」

 

一夏「ありがと兄貴。それじゃ」

 

俺はすぐに寮の部屋に戻った。

 

実は俺1人部屋。とはいったものの、なんか1人入学が遅れてるみたいだ。その人が俺のルームメイトになってる。だからその人が来るまでは俺1人だ。

 

とにかく、早く帰ってシャワー浴びて寝よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued

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次回予告

「行くぞ…、獄炎」

「さぁ、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!」

「これが、白式…」

「さぁ、行こうぜ天雷」

 

 

次回『クラス代表決定戦』

「「お前に地獄を見せるのは…、兄貴(相棒)だ」」




どうもアスティオンです

翔のヒロイン簪登場です!
イチャイチャ描写って書いてるとブラックコーヒー欲しい時がありますよねwww自分で書いてるのになぜか欲しくなるんですよね〜www


さて次回は…
戦闘開始

お楽しみに〜
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