現代、日本のどこか山奥。彼らは走っていた。彼らとは、四番隊のことである。四番隊とは「死」を暗示する「四」の文字を冠した凶悪犯殲滅のための特務機関で、構成員は三人。全員二十歳である。この三人はすべて銃器を扱うことが許されている。彼らは今、日本含む全世界に指名手配されている凶悪犯を追っている。それも、走りながら。向こうも走っているので速度の差は無い。銃声がした。追われている男に弾が当たった。追っている男のうちのひとりが声を上げた。
「こっちは肩に三発当てたぜ。もうそろそろ亜露が足に数発当てるだろうからトドメはそちらが刺しな!」
声を上げたのは
米太朗が上げた声に答えるように、銃声がした。撃ったのは
亜露の銃声のあとに、
「了解!」
と言う声がした。その後に銃声が一回。その銃声がした直後、逃げていた男は事切れた。
「一発で殺ったぞ!」
この声の主にして逃げていた男を一発で撃ち取った男の名は、
「どうだ?これから飯でも。腹が減った。」
米太朗が言った。
「いいねえ。でも銃は車ん中においておかないと。亜露は?」
英吉が亜露に問いかける。
「……OK。どこ行く?」
亜露は言った。彼らは山を降りていった。
***
東京、永田町のとある一角、米太朗は四番隊を管轄する政治家のもとへと来ていた。そして、彼は衝撃的なことを聞かされた。
「四番隊は解散する事と相成った。」
「ふざけないで下さい。冗談でしょう?」
米太朗は言った。しかし、政治家はこう言った。
「冗談ではない。本当にのことだ。最近凶悪犯もそこまで見なくなったしな。さらに、自衛隊や警察以外にも銃刀法の例外を作るわけにはいかんのだ。」
米太朗はけろっとした表情でこう言った。
「わかりました。殺傷能力を持たなくなった銃器を自分の家で保管する事は可能ですか?」
この質問への答えはイエスだったので米太朗は軽く挨拶し、家ヘと帰っていった。
***
数日後、米太朗の家で、四番隊の構成員たちは集まっていた。
「そうか。そりゃしょうがねえな。お上からじゃなあ……。」
英吉はがっかりした顔でそう言った。
「君はどうだ?亜露。」
米太朗は亜露に問いかけた。亜露はうつむきながらこう言った。
「……イヤ。」
「え?」
米太朗と英吉は声を揃えて言った。亜露は大声でこう言った。
「私……イヤ!皆といっしょにいられなくなるもの!毎日がつまらなくなるもの!」
米太朗と英吉は困ってしまった。確かに、自分達も解散したくないのだ。しかし、上がそう言ったら滅多なことが無い限り覆らない。そう思っていた矢先、後ろに人の気配を米太朗と英吉と亜露は近くに人の気配を感じた。彼らは銃を構え、その人へと銃口を向けた。
その人は傘を持っていた。その人は金髪であった。その人は女であった。米太朗は彼女に問いかけた。
「貴様、名は?」
彼女は答えた。
「八雲紫よ。あなたたちに良い仕事を持ってきたの。やらない?弾薬や経費はこちらが負担するわ。仕事を失ったあなたたちには持ってこいだと思うけど?」
英吉は言った。
「今すぐに、とはいかん。詳細を聞いて、米太朗が了承しなければならない。」
「わかった。やろう。」
米太朗は言った。
「じゃあ、こちらで話をしましょうか。弾薬と経費を負担する代わり、そっちにはしばらく戻れないけど大丈夫?」
紫は言った。米太朗は、
「かまわない。皆も異論は無いか?」
と質問に対して返事をしたあとに亜露と英吉に問いかけた。彼らはうなずいたので米太朗は紫に向かってうなずいた。
「では、こちらへ。」
紫はそう言って、米太朗たちを目玉がたくさん浮かぶ空間に案内した。
今度はジョジョの二次創作書きます。
ではまた。
余談
主人公らの名前には、各主人公が使う武器の製造国の国名を隠してあります。
加曽利米太朗→加 利 米 ※反対から読むと(亜)米利加(アメリカ)
利瀬英吉→利 英吉 ※並べかえると英吉利(イギリス)
西川亜露→西 亜露 ※並べかえると露西亜(ロシア)