マリア赤ちゃん事件から1週間、ようやくマリアは元に戻れた。
「みんなごめんなさい、迷惑かけちゃって」
「大丈夫ですよマリアさん!皆で頑張りました!」
「お前はマリアが泣いてたら直ぐにアイツに泣きついてたろこのバカ」
「他にも使い物にならなかったのが何人かいたがな(ジトー)」
「「「ぷいっ」」」
「お前らだよそこの防人と残念姉妹」
「私たちも」
「頑張ったデース!」
「ありがとう、切歌、調。それと貴方達はもう少し家事ぐらいまともになりなさいな」
「「「うぐっ」」」
「ところで、セレナは何処に行ったの?」
「「「「ぎくっ」」」」
「どうしたのよ皆揃ってヤバいって顔して」
「そ、それはそのぉ・・・あははは・・・」
「・・・まさか、セレナに何かあったんじゃないでしょうね!?」
「いひゃいですよマリアさーん」
「落ちつけシスコン!セレナは大丈夫だ!ある意味何かあったけど!」
「やっぱり問題起きてるじゃないの!セレナは何処!?セレナの身に何かあったら・・・!」
「だから大丈夫だって言ってるだろ!」
「このバカ!何火にガソリン注いでんだ!余計ややこしくなっただろうが!」
「ともかくまずはマリアを止めるぞクリス!マドカ!いつまでもヘソ曲げてないで来い!」
「・・・(つーんっ)」
「切歌!調!こうなったらセレナ連れて来い!多分エルフナインの何処にいるはずだ!」
「了解」
「合点デース!」
「セレナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「「うるせぇ!」」
「それでは、ありがとうございました」
「また何か異常があったら来てくださいね」
「はい」
「セレナ」
「見つけたデス!」
「あれ?暁さん、月読さん。どうしたんですか?」
「「セレナ」」
「はい?」
ガシッ
「え?」
「急いで」
「来るデス!」
「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
セレナを引っ張って全速力で走るきりしらコンビ。
セレナは訳が分からず目がグルグルしている。
司令室に着いた直後ドアのすぐ横に響が吹っ飛んできてびっくりしたきりしら。
どうやらマリアがバーサークしており装者+OTONAで制圧しに掛かったがまるで歯が立たなかったようだ。
あのOTONAが片膝をついて肩で息をしている。
他の装はというと翼は司令室のモニターに突き刺さり千冬も同じく下半身から突っ込んでいる。
クリスは自爆特効でもしたのか全身火傷で気絶、マドカはガングニールが首の後ろの襟に刺さり天井に宙づりに、一夏は絶賛スタンピングされ中だった。
マリアは完全に暴走しているようだ。
「グルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「これどう止めるデス・・・?」
「遺書書く準備しておこう切ちゃん」
「そんな準備はいらないデスよ調」
「マリア姉さん・・・Seilien coffin airget-lamh tron 」
「セレ・・・ナ・・・?セレナァァァァァァァァァァ!」
「とりあえず・・・反省してください!」
「キャア!?」
セレナがアガートラームを纏ってかかと落としでマリアを気絶させて事なきを得た。
なおマリアには始末書が言い渡され1週間の謹慎処分になりましたとさ。
「( ´•ω•`)(しょぼんぬ)」
「ま、マリア大丈夫か?」
「セレナに嫌われた・・・」
「・・・はっ?」
ー マリア姉さん、暫く反省してください ー
「つばさぁ・・・セレナが・・・セレナがぁ・・・」
「泣くなマリア!これに関してはお前の自業自得だ!」
「・・・どうすんだアレ、ずっと泣きっぱなしだぞ」
「しゃーない本部壊したんだし」
「全く、マリア姉さんったら(ぷんすか)」
「・・・しっかしまさかの戻らないとはなぁ。本来の年齢よりちょい下くらいなんだっけ?」
「はい、確か13〜6歳くらいだってエルフナインさんは言ってました」
「大体あたしらと同じ年齢か。学校どうすんだ?」
「その事なんですけどマムが向こうのリディアンに編入させてくれるそうです」
「なら、勉強しとかないとな。俺が協力するぜ」
「ああ、任しときな」
こうして1週間に渡る不思議な日々は終わった。
セレナの身体が戻らなかった原因は不明だが問題なさそうなので良しとした。
因みにセレナは頭が良かったのか教えた事は直ぐに覚え向こうのリディアンで試験を受けた時は文句無しの高得点連発だったとか。
ポケラボさん、セレナの新しい特殊ギアください(土下座