《残り2分です》
波羅はA、俺はBポータルを広げながらそれを聞いていた。
今は3一1 Cは手付かずな訳だがジャンヌの裏取りが怖いので広げないと。
波羅がもう少し広げたら行こうと思っていた時、波羅が話しかけてきた。
「珍しいですね、ボスが敵に助言をするなんて。」
ん?波羅は分かったのか?
「制圧はオート、ですけど制圧速度を早くするにはプレイヤーが何らかの意思表示をしないといけない…ですよね?」
そう、まさにそうだ。今回は入れ替わってるからヒーローに制圧の意思を示して貰わないといけない。
「ボスは、優しいですね。」
そうか?
「そうですよ。バーサーカーの僕を見捨てずに何とか改心させようと頑張ってくれてましたし、それに…」
そろそろこっち来れるよな?C取りに行くわ。
俺はそう言って話を切った。切り方は、不自然だった。
「…はい。けど、かなりの人がボスに感謝してることを忘れないでくださいね?その中には楼閣さんも、きっと含まれていますから。」
楼閣が?そう尋ねたかったがその思いを断ち切ってCを取る。
と、その時
《味方が倒されてしまいました》
「ロード君、波羅ちゃん、ごめんね」
《キーを奪われてしまいました》
楼閣がやられた。
「楼閣!状況報告!!」
「楼閣さん!情報寄越しやがれ!!」
今までの雰囲気などかなぐり捨てて俺と波羅は尋ねた。
『アイツが倒されるなんて、相当じゃないかァ?』
そう、今まで楼閣が倒れたことなど1度もない。まだ二戦しかしていないがジャスティスに聞いても倒れたなんてことはなかったそうだ。
それに、タイマンをやっても楼閣を倒すには大体2分30秒くらいかかっていた。
その楼閣が、倒された。しかも1分20秒もかからずに。
何があったかは気になるなんてもんじゃない。
「ノホタン使いは【メカ反】と【レオン】を確認!サーティーン使いは【オルレン】と【フルーク】と【アバカン】!!」
……………………………………
楼閣、ひとつ質問いいかな?
「何!?できるだけ早くお願い!!」
よくお前その編成相手に1分もったなぁ!?
正直、【アバカン】からの【フルーク】で着地直後に【オルレン】で倒されると思ったわ!!
「そのへんはメダル効果のおかげだよ。同色で【気絶耐性+3】が3つ付いてるからね。」
すげえなお前。
「ノホタン使いとサーティーン使いが交互に貫通だったから全体回復で耐えられたけど、【メカ反】と【オルレン】を同時に使われると厳しいわけだよ。」
【レオン】は?
「タメの間に【サテキャ】でキャンセルしたよ?」
楼閣怖ぇ…
「ボス!前からサーティーン!!」
そうだ、バトル中だった。ダッシュで迎撃を…
「遊ぼうぜェ…!」
っ!ノホ…!!
「セナ!」『分かっている!!』
こけた瞬間にコクリコが地面に落ちる。それをセナがスレスレでキャッチ。
だが、
「行くぞセナ!」『もっと力を寄越せェ!!』
「『吹き飛びやがれ!!』」
何故か【オルレン】が発動した。コクリコとは離れていたのでもちろん速度は遅い。
「くっ…!ロリコンの王はカード速度遅いぞ!!」
「ガハッ…!!了解!体力は少ないはずだ!挟み撃ちだね!」
即座に2人とも回復してくる。
俺はセナからコクリコを受け取り、再び肩車をした。
前からサーティーン、後ろからノホタン。
「させるかよォ!!」
「君の相手は俺たちがするよ!」
波羅がノホタンだけでも引き受けようとしたがジャンヌ使いに拘束された。
よって俺は2対1
いつの間にかアタッカーになっていた
「コクリコ、右のやつお願い。」
『えっと…これ?』
「『近寄んな!!』」
「!?…近距離は早かった!」
「オッケー了解!遠くからでも斬れんだよ!!」
【レオン】がとんでくる。がしかし、
「は!?なんで耐えてんだよ!?」
A,体力が高いから
え?もちろん言わないけど。
「接近するぞ!!」「了解!」
なるほど、2人でタコ殴りにするつもりか。
ま、防御がバカみたいに低いのを隠すためにも攻撃範囲から逃げるか。
「近寄んな、金とるぞ?」
オルレンに当たる。半分くらい体力が減る。
「飛び散る返り血最高…!」
その直後に女装家の【メカ反】で体力がガリガリ減らされて…
「これで凌いで!!」
【銀河防衛ロボ】で回復する。
「コクリコ、青いやつお願い!」
『うん!』
「飛んでけ害虫が!!」『おじゃま虫は排除する!!』
【オルレン】を発動する。
「「!?」」
チッ、半分しか持ってけなかったか…
俺の体力はあと半分。いけるか?
「どうせならド派手に景気よく!…撃っちゃって~!!」
~ヒーロースキル発動~
【ユニバーサル ブリッツ】
ステージ上の全ポータルキーに連合軍が砲撃
「オイオイ、スキル発動の表示なしかよ?こういうのってアリィ?」
「いってぇ…」
《連続で敵を倒しました》
その直後に楼閣が【ドア】で飛んできた。
「よいしょ…ロード君、無事かい?」
あぁ、回復助かった。あとドアをあえて使わなかったところとか。
「あ、バレてた?」
バツが悪そうに楼閣は言う。
気にすんな。Cに行ってもドア後の硬直でやられたりするくらいならスキル溜めて一網打尽にしようとしたんだろ?そんくらい分かるわ。
「さすがはロード君だね。」
おっと、それよりも波羅を手伝いに行かないと。
今回ジャンヌは【打ち上げ花火】がキャンセルされなかったりでまだ耐えている。
…実はあの変態すごいんじゃ……
「クソっ!シャラくせぇ!…お、来たか!こっちこっち!!」
波羅がヒーロースキルを発動した。
なるほど、引っ張ってガトりんMr2の前でコケさせるんだな?アレ、地味にウザイです。
「クッソ遅せぇなァァァァ!!」
なんか波羅がイラつきだした。なんでだよ。めぐめぐと時間は変わんねぇだろうが。
「待ってられっかよオラァ!!奥の手出しちまうぞ!!」
~ヒーロースキル発動~
【ガトりんMr2装備】
風船で飛んできたガトりんMr2を飛び上がって掴み、装備する。ちなみに2丁。10秒間
「「ファッ!?」」
楼閣と声が重なった。
だって誰が想像できるよ?ガトりんを【装備する】なんて。
「さぁさぁさぁさぁ!!逝っちまいなぁ!!」
《敵を
「(´_ゝ`)クッククク・・(´∀`)フハハハ・・( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!……あぁ?もう時間切れかよ?クソだな。」
「「やだこの子怖い…」」
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【赤チーム リス地にて】
「オイ、なんでロリコンの王の【周囲】が急に早くなってんだ?」
「分からない…でもあの時とは何か違ったんだろうな。」
必死に考える2人。そこにずっと顎を抑えて考えていたサーティーンが言う。
『なぁ大将、なんでアイツらはわざわざコクリコを肩車してるんだろうな?』
『そういえば遅かった時は肩車してなかったわね?』
それをフォローしたノホタン。
しばらく2人は顔を見合わせ言った。
「「それだ。」」
天の声)乱数、何か言うことは?
ごめんなさい…
ジャンヌ使いの変態が変にシリアスに動いたせいで話が変にシリアスになった…
楼閣…お前は良い奴だ。シリアスになりかけた雰囲気をいい感じにぶち壊してくれる…
まぁ楼閣よりオートロックの方が好きなんですが
楼閣「ド腐れ外道だねぇ!?」
ジャス『楼閣落ち着け!!俺たちがここに出るのはダメだ!!』
(キョロキョロ)誰か、乱数のこと呼んだ?
さて、人気投票出来たら誰が二位になるのやら。
え?一位?コクリコですよ決まってるでしょ。
まぁそこまで人気がある訳でもないので出来ませんが。
ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。