ロリ#コンパス   作:乱数調整

21 / 113
それぞれの変化

「オイオイボスゥ、どうしたんですか?10秒とか短すぎですよ?」

 

いや射出速度割と早いガトりんを装備してタゲ狙えるとかほぼチートだからな?

 

「そうなんですかね?…まァスキルゲージも貯まったから良しとしてやっか…」

 

ダメだこの子半永久的にガトりんMr2使えてまう…

 

「ま、まぁあとはロード君の【オルレン】と私の【サテキャ】で倒せるから………二度と波羅ちゃんにMr2使わせないよ…?」

 

なんか楼閣が(無駄に)決意を固めてる…

 

『ねーねー、お兄ちゃん』

 

コクリコが俺の頭をぺちぺちしながら話しかけてくる。

 

話をしてたもんな。で、ひと段落ついたから気づいてもらえるようにアピールしながら話しかけた、と。

 

なんだよウチの子いい子すぎるこんな子他にはいなくないでも可愛い。

 

『双挽は敵チームだろォ?』

 

《さすが【ロリコンの王】といったところでしょうか》

 

セナ、キィ、うるさい。

 

「どうしたの、コクリコ?」

 

とりあえず2人は無視してコクリコと話す。

やっぱりコクリコは最高だぜ!!

 

『あの浮いてるの、なぁに?』

 

そう言ってコクリコはデラクラ特有の浮いてるテレビ画面(?)を指さす。

 

「キィ、説明」

 

「この子他人に丸投げしたよ!?」

 

だってキィあそこに文字表示出来るから…説明と実演をいっしょにできてとてもべんりだとおもいました。

 

「小学生の作文かい…」

 

《コクリコット様、こちらをごらんください》

 

言うとともに画面に文字を表示させる。

難しい漢字を平仮名にしていた。コイツ使える…

 

「ロード君?とりあえずその悪い顔やめよっか?」

 

え、なんで?ワケガワカラナイヨー(棒)

 

《こちらにはひとつの文章もしくはヒーローの写真をうつすことができます》

 

へぇ、そんなこと出来るのか。コクリコ、見てみる?

 

『見せて見せて!』

 

キィ、今すぐにやれ。大至急だ。

 

「ロリコンだぁ…」

 

(∩゚Д゚) アーアー キコエナーイ

 

そう言いつつ画面に表示されたのは…俺の写真

なんだこれ?俺横向いちゃってますよー、カメラさーん。なんで俺とセナが背中合わせで立ってるんですかー?

 

よし、この前はなんだかんだで忘れてたけど今度こそあの画面割ってやろう。

 

俺は決意を固くした!

 

『お兄ちゃん、かっこいいね!』

 

前言撤回

 

え、何か?ウチの子がいいって言ってるんですよどこに壊す理由があるのさ?

 

『皆聞け!そろそろ敵がこっちに来るぞ!』

 

ジャスティスはさすがですね。張りのある声で短く聞こえやすく指示を出す。

流石戦死者零大尉…中国語かな?

 

「打ち合わせどおりいくぞ!」

 

「了解!遠くからでも斬れんだよ!!」

 

ノホタン使い(女装家)が俺に向かって【レオン】を発動する。しかしそれは

 

「タゲはこっちを向かせて貰うよ!テヤァ!!」

 

楼閣が代わりに受ける。

 

「クソっ、吸われた!」

 

「大丈夫だ、問題ない。考えんな、感じるんだ!!」

 

【フルーク】で俺の体力の半分が削られる。

今回は受ける瞬間に抱っこに持ち替えたから落とさない。《安全安心のロリコン急便です》キィ、うるさい。

 

『たいちょーに汚ぇ手で近寄るな!』

 

「てめぇボスに手ぇ出すか!!殺してやるからこっち来なァ!!」

 

波羅が【クルエルダー】を使う。が、

 

「俺たちもその位は、ね。ジャンヌちゃん!!」

 

『分かっています!』

 

楼閣よろしく今度はジャンヌがそれを吸う。

 

「クソがっ!!すいませんボス!すぐに片付けます!キハハハ!気がついたらバラバラかもなぁ!!」

 

~ヒーロースキル発動~

【ガトりんMr2装備】

風船で飛んできたガトりんMr2を飛び上がって掴み、装備する。ちなみに2丁。10秒間

 

波羅がスキルを発動する。

が、

 

「何も対策してないとでも?近寄らないで!!」

 

「クラクラしやがる…」

 

【電撃ロボ】で波羅が気絶させられた。

僅か数秒とはいえその時間だけガトりんMr2が使えなくなるとするとジャンヌは削りきれず

 

「クソがっ!!すみませんボス、殺り損ねました!!」

 

変態がオートロックと女装家の方に行く。

 

そしてそいつは

 

「俺は周りを癒せない、だから頼んだよ、ジャンヌちゃん。」

 

『任せてください。いざ!』

 

HA(ヒーローアクション)使()()()()

当人にそんなことは出来ないはずなのに、だ。

敵も同じチームなのに驚いていた。

 

なるほど、あの変態俺の助言で気づきやがったな?

 

その視線を受けてか変態はサムズアップしていた。

 

「回復が地味に痛いね…ロード君!一旦弾くよ!」

 

その言葉を聞いて、なぜか女装家とオートロックの目が怪しく輝いた、気がした。

 

「楼閣!ちょっとま…」

 

「一旦離れてねぇ!!」

 

楼閣が【サテキャ】を使った。

目的通り弾くことには成功した。

 

が、

 

「そらよっと!!近寄んな、金とるぞ?」

 

俺の遥か後方に飛ばされたオートロックはHAで戻ってきて【オルレン】のモーションを足払いの要領で使って俺をノックバックさせた。

 

反射的にコクリコを抱く手の力も強めようとしたがアクション後の残心であるはずの二周目に足が蹴り上げられ、俺の腕に当たる。

 

結果

 

「…!!」

 

コクリコを手放してしまう。

まるで“たかいたかい”のように宙に放り出されたコクリコ。不思議と怖そうではないが落ちたらただでは済まない。

 

「クソっ!!セナ!」『分かって…』

 

「遊ぼうぜぇ…!!」

 

【テレパス】で女装家が飛んできて、もう一度ノックバックを喰らう。

防御が低いからか一気に体力を4分の1程まで削られた。

 

「セナ!気にするな、行け!!」

 

「させるかよ!」

 

セナをコクリコの元へ向かわせようとしたがそれは女装家に阻まれる。

ならばとすぐに体制を立て直そうとしたが、

 

『よっ…と。ナイスキャッチ…』

 

ノホタンにコクリコがキャッチされる。

 

「お前ら…っ!!ぜってぇぶっ殺す!!」

『目にもの見せてくれよう!!』

 

俺は自分の頭が急速に熱されていくのが分かった。取り留めのないことや恨み嫉み、女装家をキルする作戦。その全てが頭の中で明滅していた。

そしてそれと同時に視界が狭まるのも感じていた。

 

だから、後ろから来る奴を見落としていた。

 

「作戦大成功ってね。考えんな、感じるんだ。」

 

【フルーク】が発動する。さっき体力を半分削られた【フルーク】だ。もちろん耐えられる訳もなく、

 

「『コクリコ(ちゃん)にぃ…触るなァ!!』」

 

味方(ロリコン)が…倒されてしまいました…?》

 

体が粒子状になる。そして俺たちは、フィールドから消えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「楼閣さん!!ボスがっ!!」

 

波羅が叫ぶ。そこに浮かんでいたのはただただ驚愕だけだった。

しかし、その叫びは楼閣に届かない。なぜなら

 

「ロード君が…やられた…?」

 

誰よりも驚いていたのは楼閣その人だったからだ。

無理もない。初試合でもタイマンカスタムでも倒れなかったロードが二対一だったとはいえやられた。

 

普段の彼を知るものからすれば驚愕以外の何物でもないだろう。

 

「どうしよう、ロード君がやられるなんて」

 

その相貌に浮かぶは焦燥。この2人を相手に自分は勝てるのか、なぜロードはいつものように勝てなかったのか。そのようなことが楼閣の頭を回り続ける。

 

「だってロード君はいつでもそこにいて私達を嘲笑うかのようにキルするのに」

『楼閣、』

 

「私がちゃんと全体回復を使っていれば、こんなことにはならなかったのに」

『楼閣、』

 

「ううん、【サテキャ】を使った時ロード君は「待て」って私に言った、それを私が」

『楼閣!!』

 

ジャスティスが叫んだ。それが楼閣の思考を一瞬だけ止める。

その隙にジャスティスは楼閣の肩を持ち叱咤、あるいは宣誓のように叫ぶ。

 

『楼閣!!お前は今は『タンク』だっ!敵の攻撃を全て受け味方を鼓舞する『タンク』なんだっ!!』

 

ジャスティスがそう叫ぶ。ある日自分が、今は亡き上官に言われたように。

 

『お前がいま揺げば波羅も揺らいで敵に好機を与える!落ち着け!ロードなら、あいつなら必ずこの窮地を戦い抜く!だから、今はお前が立て!己の手が届く範囲内なら全員救え、楼閣!!これは命令だっ!!』

 

柄にもなく声を荒らげたジャスティスに楼閣がハッとする。

同時に気がつく。ジャスティスは“戦場で部下を戦死させたことがない”。なら、そのジャスティスが()()()()()()()()()()なら?

その可能性に楼閣は気づいた、気がついてしまった。自らが何も出来なかったところが今回と似通っているのだと。

 

故に、楼閣は誓う。

 

「そうだ…私は今はタンク、1分ちょっと耐えた敵にたった30秒耐えればいい!」

 

それは決意であり反省であり

誓い、だった。

 

「波羅ちゃん!ロード君が来るまで耐えたら僕らの勝ちだよ!頑張って…」

 

『それはどォかな?』

 

楼閣が波羅を鼓舞した瞬間、サーティーンが言う。心なしかサーティーンは笑みを浮かべていた。

 

「どういうことだい?」

楼閣の声が剣呑なものに変わる。

それを察したのかサーティーンが顎をしゃくる。

 

その先にいたのはノホタン、そして

 

『このお姉ちゃん、だぁれ?』

 

コクリコだった。

 

『ねぇねぇ、お姉ちゃんだぁれ?』

 

『うるさいのは嫌い…飴上げるから静かにしてて』

 

『わぁい!お姉ちゃんありがとー♪』

 

『頭、痛い……』

 

その様子を見て楼閣が愕然とする。

 

「そんな…コクリコちゃんがいないとロード君は…!」

 

『【カード発動速度】が極端に遅くなる、だろ?』

 

ニヤニヤしながらサーティーンが言う。

 

楼閣だけでなく波羅の顔も驚愕に彩られる。

バトル中には間違いなくバレないと思っていたからだろう。

 

『ま、本人はバレてんのに気づいてたみたいだけどな。』

 

とサーティーンは付け加える。

 

この頭の回る3人組に勝たなければいけない。

それも、コクリコのいないロードと共に。

 

その事実が楼閣を苛む。

 

《残り1分です》

 

無慈悲にアナウンスがそう告げる。

 

 

その時、

 

 

ひとつの影がリス地に降り立った。




長くなった…すごく長くなった…
そして楼閣…お前も裏切るのか…私を裏切ってお前もシリアスになるのか…

さて、今回は変態の進歩やサーティーンがかっこいい、ノホタンがちょっといいお姉さんと敵チームがいい感じでしたね。
準レギュラーっぽくなっていたでしょうか?

さてさて、ここから次回どうなっていくのか、乞うご期待ください!

ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。

追記
次回投稿は7月21日16時になります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。