ロリ#コンパス   作:乱数調整

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時系列?何それ美味いの?

いつも通りの時間に目を覚ます。

昨日あんだけいろいろあったのに、体内時計さんは今日も社畜中の社畜厨らしい。

 

「今日、朝飯何にすっかな……よし、めんどいからラピュタだ。」

 

《それは一部の方々にしか分からないのでは?》

 

そうだな。じゃあわかった人には特別に【バルス1回無料券】を進呈しよう。

 

ん?【つっぺる】で【手持ち花火】からの場外だぞ?

 

『ロード……頼むから世界軸を狂わせないでくれ……』

 

ジャスティス、細けぇことは気にすんな。おはよう。

 

『あぁ、いい朝だ。おはよう、ロード。』

 

「ちなみにジャスティスはパン何枚食べるんだ?」

 

『ん?俺がどのくらい食うかか?だいたい二日で一斤だな。』

 

すげぇ食うじゃんこいつ怖ぇ……

でも、それならジャスティスはラピュタ飯じゃない方がいいな。

 

「よしジャスティス、スマンが十分待ってくれ。」

 

そうジャスティスに伝えると俺は準備に取り掛かった。

あぁ……アレ、ここで使うのか……今晩の予定で買ったんだけどな……

 

まず、パン屋で売ってるようなまだ切っていないパンを半分に切る。

そして中身をくり抜いて、その空洞にトマトピューレ、タマネギ、ハムを角切りにしたもの、チーズを詰め込む。

その上にくり抜いたパンを適当にちぎって乗せて、さらにチーズをかけてオーブンで十分焼く。

 

これで完成のピザパン(違う)だ。

 

いや~、いっぺんなんかの番組で特集組まれてて、食ってみたかったんだよなぁ~。

 

《マスターは食べないのでは?》

 

キィ、うるさい。

 

「ほらよ、ジャスティス。お待ちどうさん。」

 

『おぉ……十分でこのボリュームは凄いな……うちの料理長にも教えてやりたい。』

 

お気に召したようで何よりだ。

 

「ぅんん……おはよぉロード君、昨日は大変だったのに今日も早いねぇ……」

 

俺としてはお前もなんだけどな。

 

「おう、おはよう楼閣。ほら、朝飯出来てるぞ」

 

「……んん~?なんで湯豆腐なんだい?」

 

はい、楼閣の朝飯は湯豆腐です。え?いやいや差別とかじゃねぇよ?楼閣は低血圧だから食べやすいのがいいだろ?で、タンパク質も摂ろうと思ったら大豆たんぱくだろ。

 

「なるほどねぇ~。私としてはありがたいかぎりだよぉ」

 

ほら、当人もそう言ってるしいいだろ。

…………ラピュタ飯にするつもりだったのに全然違くなってんな…気にしたら負けか。

 

《開き直らないでください》

 

ほっとけ。

 

『たいちょー、おはよぉ~……』

 

「おはようございます、ボス。」

 

めぐめぐは寝惚けまなこを擦りながら、波羅は爽やかイケメンスマイルで起きてきた。

波羅は見た目だけならカッコイイんだけどなぁ……中身がなぁ……

 

「それでボス、僕はボスのために何をすればっ!?」

 

コレだもんなぁ……

 

「ねぇよ。大人しく座ってろ。」

 

「YES,Sir!!」

 

よし、波羅はガチのラピュタ飯な。

 

ラピュタ飯は速効で出来るから楽でいいんだよなぁ。

1.まずパンを焼く(焼かなくても可)

2.目玉焼きを焼く

3.パンに目玉焼きを乗せる

以上、完成。

 

「ほら、二人とも朝飯だぞ。」

 

『何コレ面白~い!!』

 

「ふむ……【天空の城ラピュタ】のパズーとシータが坑道で食べていた朝ごはんですか……ボスも面白いものを作りますね。」

 

【ラピュタ】って指定もしてないのに、なんでこいつ分かるんだろ……?

 

「あ、あとめぐめぐにはポタージュスープな。何か飲み物あった方が飲みやすいだろ。」

 

『わぁ~!たいちょーありがと~!!』

 

「僕にも何かありますか!?」

 

目を輝かせながら波羅が聞いてきた。

 

「ほらよ」

 

そう言って渡したのはただの水の入った水筒。

 

『…………おい、ロード……いくらなんでもそれは「うわぁ!坑道完全再現じゃないですか!やったぁ!!」波羅はそれでいいのか……』

 

ふっふっふ、それだけじゃないのだよ波羅渡くん……

 

「こ、この上にさらに何かが!?原作にもそんなものなかったはず!!」

 

「その水道水、きちんと煮沸している。」

 

『いや、ロード、そのくらい当然の「え?ここの水道水ってそのままで飲めるはずじゃ……はっ!時代背景!【天空の城ラピュタ】の下町のあの技術力じゃ、水は煮沸しないと飲めない……そこまで考えてたんですね、ボス!!」もう俺はお前が分からんぞ波羅……』

 

ジャスティスのツッコミ処理能力が限界を迎えたみたいだ。朝はツッコミの楼閣が機能しないから大変だな(他人事)。

 

『おにいちゃん、おはよぉ~』

 

おっと、天使かと思ったらウチのコクリコだったぜ。

こんな可愛い子が世界に二人もいたのかと思ってびっくりした《毎回やってて飽きないのですか?》キィ、うるさい(笑顔)

 

「コクリコの朝ごはんは……これね。」

 

そう言って出したのは【フレンチトースト】

二枚作って一枚半は俺の、残りがコクリコのだ。

 

『あー!たいちょーとコクリコちゃんだけずるい~!!』

 

まぁ、案の定めぐめぐはそう言ってくるわな。

 

「コクリコは食パン一枚食べきれねぇだろ。タブン」

 

『たいちょー、「たぶん」って小声で言ってた!ずるい~!!めぐめぐも甘いの食べたい~!!』

 

「こらめぐめぐ、ボスを困らせちゃいけませんよ。」

 

『むぅぅぅ……だってぇ…………』

 

わがままを言うめぐめぐを波羅が黙らせた。めぐめぐは波羅の言うことはすぐに聞くのな。

 

「まぁめぐめぐ用の甘味もあるけどな。」

 

『え!?あるの!?』

 

「ほらめぐめぐ、ボスはいつでも落としてから上げる人なんですよ。」

 

なんだその評価

 

「正確にはめぐめぐとコクリコの二人分だけどな。」

 

ちょっと待ってろ、と言いながら準備を始める。

取り出したのは大量のパンの耳。あと熱した油と砂糖。そうだ、パン耳揚げだ。

 

ただ素揚げして砂糖をまぶすだけのお手軽おやつなのに凄い美味いんだよな、これが。

 

お、コクリコが朝ごはんを食べ終えたか。ならそろそろだな。

 

「はい、二人とも出来たぞ~」

 

『わぁ!!いい匂~い!!』

 

『美味しそ~!!』

 

「お手拭きはここに置いとくからな~。おーい、聞いてるか?…………まぁいいか。」

 

すごい勢いで二人とも食べ始める。女子って甘いものは別腹って言うけどマジでそうなんだな。

ジャスティスはとっとと食べ終わって湯のみで緑茶をのみ、楼閣は未だに覚醒しきってなくて、波羅は水筒の水を舐めるように飲んでいた。

 

俺はしばし二人の食べる姿を微笑ましく見てた。正直、波羅を見たくないからね。

 

『酷い目にあったなァ……』

 

お?セナか。随分と疲れてるがどうかしたか?

 

『「どうかしたか?」じゃないだろォ?お前のHSで僕がどれだけ存在を削らされたことかァ……』

 

あー……そんなに?

 

『当たり前だろォ?力任せに力を放出して戦ってるようなものだぞォ?お前の世界に合わせて言うなら、マシンガンをずっと撃ち続けてるような状況だったんだからなァ。』

 

ほぉ……無駄に力を使い続けてるのは分かった。…………って、お前なんで俺の世界のこと知ってんだよ?

 

『そりゃあ動けない間、キィってやつが【いんたーねっと】?とやらを見せてきたからなァ、だいぶん暇つぶしにはなったぞォ。』

 

ってか『酷い目にあった』とか言いつつも、一日で復帰出来てんじゃねぇか、大したことなくて良かったな。

 

『いや?僕が今までに経験してきた中でも一番の危うさだったぞォ?』

 

あ?ならなんで一日で復帰出来てんだ?

 

『それは当たり前だろうなァ。ここは暗い感情や悪感情に溢れているからなァ。』

 

と、言うと?

 

『ゲームだった時からそうだったんだろォ?【野良】と呼ばれるバトル形式を選んだ者達は負け続けるとTLに文句を垂れ流し、味方を煽り、別のSNSを利用してまで晒しあげてたそうじゃァないかァ。』

 

…………ま、一部そういった人達がいたのは否定しない。

 

『そしてそれは、ゲームだった【#コンパス】が現実になった所で何も変わらなかったァ。僕は悪感情の塊が意志を持ったような存在だァ。なら、それを取り込んで力を付けるのも道理だろォ?それで元に戻るまでに時間がかからなかったんだなァ。』

 

……そういうもんか?

 

『あァ、そういうものだァ。』

 

そか。まぁコクリコを守れるってんなら俺はお前にとやかく言わねぇよ。

 

『…………そうか。』

 

『ごちそうさま~!!』

 

『美味しかった~!!』

 

めぐめぐとコクリコがパン耳揚げを食べ終えたことでなし崩し的に話が終わる。

 

「じゃ、ロード君、とりあえず広場に出て特売とかイベント情報見てからアリーナ行こっか?」

 

「アリーナですか!?早く行きましょう!!」

 

「波羅、落ち着け。じゃあとりあえず洗いもんだけ片付けるから準備をしといてくれ。俺は朝飯前にやってっから。」

 

「うん、分かった。行くよ、ジャス君。」

 

『あぁ、すぐに行く。…………ロード、いつも済まないな。』

 

「では僕達も行きましょうか、めぐめぐ。」

 

『あー!ハービィ待ってよ~!!』

 

「コクリコはここで待っててくれる?」

 

『うん!おにいちゃんといっしょなら、さみしくないよ!』

 

うん、今日も可愛いいい子だ。

 

洗い物をしている間、一度だけセナが話しかけてきた。

 

『なァ?お前にとって、僕はなんなんだァ?』

 

「ん?そりゃコクリコを守るための同盟相手だろ?俺には力がないし、お前には人の行動原理が分からない。助け合ってる関係だろ?俺達は。」

 

『………………そうかァ。』

 

「??変なやつ。」

 

セナがなんでこんなことを聞いてきたのか、この時俺はまだ分かってはいなかった。




いやぁ……更新遅くてすみませんねぇ…………
たぶんあと2.3ヶ月で更新早くなると思います…………
更新ガンガン出来るようになったら毎日2話更新とかやりたいですねぇ、はい、ええ、ほんとに……
本作、第八章で終わる予定で、ネタや進め方とか叩き台自体は全部出来てます。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。二章入ってるのに全然二章の内容行ってなくてすみません……なるたけ早く更新できるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。
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