「なぁ楼閣、俺なんか、ボロクソに言われてる気がするんだけど」
なんか嫌な予感がする。なんかこう……波羅がなんかやらかしてそうな。
「うん?気のせいじゃないかな?私は全くそんな感じしないけど……」
「いや、気のせいじゃないと思う。ドクが負けるか俺が勝つかで賭けでもして、波羅がキレて俺に全額賭けてる気がする。というかアイツならやる。」
「どうでもいいけど集中してね?そろそろバトル始まるから。」
そりゃそうなんだけどさ。
「おおおおお二人とも!ががががが頑張りましょうね!!」
これはいかがなものかと。
「まぁ、確かにこれはねぇ……」
『ドク、心配はいらんぞ。何があってもカバーする。俺の後ろが安全圏だ。』
ジャスティスが何気にイケメンだった。大尉だっただけあって、部下をまとめるのはお手の物ってか?
『ワタシハサイコウケッサクノハズナノデスガ……』
「ボ、ボイちゃん!頑張るよ!」
ボイドが落ち込んでるが、ドクは全く気づいてねぇなこのやろう。
相方の調子くらい見といてやれや。
「どうでもいいけど、そろそろホントに始まるから準備してね?」
久々に自分のデッキでバトアリに来てるからか、楼閣のテンションが高い。
さぁて、今週のサザ──もとい、今回のお相手は?
『なぜ我が……こんな恥辱を受けねばならぬのだ……っ!!』
『コスプレとか柄じゃねぇんだけどなぁ……』
『忠臣、少しは落ち着きを持て。全く……』
忠臣(褌)アタリ(メガヒーロー)ルチ(マフィア)の三人組。
敵の使い手が見えねぇからどんな話をしてるのかは不明だ。
しっかし、やっぱルチは落ち着いてるな。服装もあいまって【大人の男性】っぽく見えるな。
《それでは皆様、準備はよろしいでしょうか》
はい、今回もキィがバトルの進行です。俺はもう諦めた。
《バトルの──》
『今のは妻の声だった!!妻の声だったぞ!!あいつはどこにいる!?私に逢いに来たんだ!!』
「「「『『『《…………はい?》』』』」」」
突然興奮するルチアーノ
妻はアンタが背負ってるでしょうが。
『離せミカヅキ!!あいつが、あいつが私を待ってるんだ!!』
今のルチアーノの動き方を見るに、使い手の方は必死に止めてるんだろうなぁ……
お疲れ様です。
『ふむ……仕方があるまい。これではいつまで経っても始めることが出来ぬからな。』
『ガッ…………!』
唐突に臣がルチを殴った。殴ったと言うより、刀でぶっ叩いた感じだった。
『安心しろ、峰打ちだ。』
『今度の戦場はここか?』
そして何事もなかったかのように復活するルチ。
【ダンス・ロボット・ダンス】流れてからの間が長ぇよ。五分くらい経ってるだろうが。
《…………ベガ、今回の司会進行を任せてもよろしいでしょうか?》
《…………まぁ、ルチアーノおじさんがあれじゃあしょーがないよね……》
進行変わって楼閣のアバター、ベガ。
……これ以上、バトルの開始遅らせてくれるなよ?マジで。
前回、のっけからキィに説教くらってたし、二の舞はゴメンだぞ。
《シツレイなっ!わたしだってそのくらいは出来るよっ!》
じゃあとっとと始めてくれ……
《それじゃあ皆さんっ!準備はよろしいでしょうかっ?》
「やっと始まる……何この茶番……」
「しょうがねぇだろ、乱数がドクのことあんま好きじゃないから茶番入れねぇと書けねぇんだよ」
『ロード……頼むからメタ発言をやめてくれ……』
ジャスティス、気にするな。ドクが出なくなるまであと数話だから。
『だからそれをやめろと……』
《あ、あのぉ……準備はよろしいでしょうか?》
ほら、ベガも困ってんだろ。とっとと始めんぞ。
『はぁ……もうどうなっても知らんぞ……』
言ってろ。
「ベガちゃんごめんねぇ、うちのがこんなので。」
《マスターが謝ることはないよっ!私もこれが仕事だからねっ!》
「大丈夫、大丈夫、僕はちゃんと基本を押さえました。デッキだって波羅渡さんに試運転お願いしましたし、うん、大丈夫、大丈夫……」
あぁ、もう、グッダグダじゃねぇか。
『まだ始まんねぇの?』
『ほう?我をここまで虚仮にするか……跪き、首を差し出すがいい。』
『アタリも忠臣も、そろそろ自制を覚えろ。』
『『あんた(お前)が言うな!』』
敵もイラついてきてるみたいだな。まぁ無理もない。
…………こんだけ時間あったらマジで賭博とか起こりそうだな……気のせいだといいよな……
《準備はよろしいですね?》
うおう……キィが謎の圧力をかけてきやがった……
ってかルチはいいのか?騒ぐんじゃ?
《あちらは別のものが説明をしております》
さよけ。
《ベガ、始めなさい》
《もうやだよぉ……へ?あ、うん!》
長かった……ネタを入れすぎて収集がつかなくなった二次創作みてぇだ……
《バトルの始まりですっ!》
『鉄壁!俺が行くまで死ぬな!』
「とりあえず、耐久面から僕が二陣に。」
「了解、ちょい広げたらすぐに行くわ。」
とりあえずいつも通り楼閣が敵二陣に向かって、今打ち合わせした通り、耐久面でvoidollが二陣、俺が一陣で楼閣の様子を見てヘルプに向かう。
まぁ鉄板だな。
『でゃあああ!打ち砕く!!……ハンマーのサビにもならんな。』
《敵を倒しましたっ!》
おおう……楼閣がフルスロットルだぜ……射程ギリギリでアタリに当たるようにメカ犯使って、アタリがCに走り抜ける前に倒してたぞ……
「あ、僕が援護に──」
『遠慮なく『テヤァ!』死ぬがよい!』
…………楼閣が【フルーク】に合わせて完璧なタイミングでテヤァした。
あ、今CT終わったメカ犯で臣倒した。
「……もうアイツだけでいいんじゃないかな?」
「……ちょっとそう思わせるところが怖いですよね。」
ドクまで苦笑してる。
「ちょっと!なんか酷いこと言ってない!?」
チッ、妙な勘だけは鋭い奴だ。
とはいえ、ルチとアタリが二人で楼閣を陥落させに来てるからカバーは必須だな。
「ドク」
「了解です!」
ドクがvoidollを連れて敵二陣に元気よく向かってった。
とりあえず、アタリともう一人くらいか、最悪は臣かルチのどっちか釣れたらいいか。今は割と耐久あるんだし、スプだから逃げの選択肢もあるし、第二タンクの役割はあいつも果たせるだろ。
……お?さっそく臣が釣れたな。楼閣の攻撃を一時中断してドクの方に向き直ってる。
ドクもやる気で相手に向かっていく。
『せぇん!』
『カピッ!?』
……ドクが戻ってきた。
「……ドク?なんで戻ってきた?」
「い、いや、牙突を避けきれなくて……あと顔怖いですやめてください……」
「そのくらいちゃんと【バーゲン】『遠慮なく死ぬがよい!』『近寄るなァ!』ちゃんと見とけよ、臣は【ぶれどら】『触るなァ‼︎』『……我に膝をつかせたことを、悔いるがよい……!』《敵を倒しましたっ!》HAまでのタメが長いんだから。」
「か、片手間みたいに……」
お?なんだコイツ?俺が話してるのに無視か?いい度胸だなおい。最近の若いのは全くもう……
「ドクくん、日常茶飯事だから諦めなね?それより【ケーニヒ】【アンジュ】『テヤァ!』『派手にぶっ飛ばす!』『撃ち抜く』早く助けてね?ルチが【レオン】積んでてまずいんだよ。」
「ほら、臣片付けたんだからさっさと行け。」
「は、はい!うぅ……会話の隙間に敵を倒すとか……勝てる気がしない……」
とっとと行けや。ってか俺だって【バーゲンセール戦争】が一凸なせいで鬼が多いんだから気にすんな。
『ん?アイツ狙うのか?』
『できないことに固執しても仕方がない……お前がそういうのならそうしよう。』
改めてドクがルチとアタリの方に行くと、どちらもvoidollに攻撃を当てようと集中しはじめた。
ドクなら楽に溶かせるとか思ってんだろうな。
「ボイちゃん、来るよ。」
『アナタ、シニタインデスヨネ?』
ドクもやる気はもとい、自信も充分ある。
さぁ、変わったお前を見せてやれ。
どうもお久しぶりです、乱数調整です。
突然ですが、あと一話か二話でドク編を終わります。
理由としては、乱数がボイちゃんは好きだけどドクをあまり好きになれなかったことが原因です。
筆が進まないのなんのって……
どっかしらピーキーなキャラが好きなんでしょうね、乱数は。
ボイちゃん好きの方には申し訳ないんですが、これからもドクはあんまり出ません。ご了承ください……
もともとドクは、「ミスで回復ないボイちゃん書いちゃったから、そいつを出して言い訳だ!」くらいの気持ちで出したキャラでした。
ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。