ロリ#コンパス   作:乱数調整

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令和元年おめでとうございます。


三バカが、今、目覚める

「早く開けてくれ!頼むから!早くしてくれ!!」

 

玄関の外から声がした。

 

「ん?なんだ、誰が来た?」

 

「なんかちょっと焦ってるみたいだねぇ〜」

 

『なぜ二人ともそんなに悠長に構えてるんだ!?開けてくるぞ!!』

 

ロードは無視、楼閣は現実逃避をしており、ドアの外を無視していた。

楼閣が使い物にならない時はジャスティスが動く。何気にいいコンビである。

 

「助かった!すまんジャスティス!!」

 

『いよォ〜、てやァのオッサン。邪魔するぜ?』

 

「マジで助かったわ……ありがとな。」

 

『……ありがと。』

 

そう言いながら入ってきたのは、

 

「あ?三バカか。」

 

「「誰が三バカだっ!!」」

 

いつもの三人組だった。

 

「ってかロリコンの王、俺らの名前ちゃんと覚えてんだろうな?」

 

「あ?覚えてるよ。keyにPRHS(ヘンタイ)に…………アレ?あと誰だっけ?」

 

「また俺だけ覚えてねぇし!!レイアだよ!」

 

「令和?」

 

「レ・イ・ア!!」

 

レイアはいつも通り騒がしかった。

 

「で、何があった?」

 

「おぉ、そうだ。とりあえずアレを見てくれ。」

 

そう言ってkeyはPRHSを指さす。

 

「ジャンヌちゃんジャンヌちゃん!!二人で密室だねぇ!!」

 

『密室じゃありませんし、皆さんいますから!離れてください!?』

 

いつも通りヘンタイのPRHSと、巻き添えをくらうジャンヌがいた。

 

「なんだ?いつも通りじゃねぇか?」

 

「いやいや、よく見ろよ。」

 

ロードがそうツッコミを入れるが、keyは先を促す。

 

「えぇ〜?でも誰も僕らを止めないよ?」

 

『見てないで助けてくださいよ!?そうだ、レオン!助けてください!?』

 

【すまねぇ、姫さん。頑張ってくれ……】

 

『レオン!?』

 

「ジャンヌちゃんジャンヌちゃんぐへへ~!!!!(^p^三^p^)」

 

『いやぁぁぁぁぁぁ!!』

 

ジャンヌはどこまでも不憫だった。

 

「で、見たら分かったと思うんだが……」

 

「あぁ、いつも通り変態だったな。」

 

「そこじゃねぇ!!【レオン】が出てきてたろ!!」

 

keyがツッコミを入れる。

 

「あぁ、お前らもやったのか。」

 

『あ?おいロリコンの王、お前ら〔も〕ってどういうことだ?』

 

「あぁ、アレ見ろよ。」

 

そう言ってロードが指し示した先には、

 

【む、なんじゃ盟友、客人か?】

 

ぶれどらがいた。

 

「おいおいおいおい!?マジでシャレにならねぇよ!!向こうでもこっちでも結局修羅場かよ!?」

 

「クソっ!!ノホタン、やるぞっ!!」

 

「バカ待て落ち着け!!」

 

keyとレイアが急に焦りだし、それをロードが諌める。

 

「んな事言ったってよ!ぶれどらはまずいだろ!?」

 

【む?我、そんなに危険人物扱いをされておるのか?】

 

『おじちゃん、元気だして!』

 

ぶれどらがへこんだ。結構精神的にダメージが大きかったのか、しゃがみこんで地面に【の】の字を書いている。

そんなぶれどらを、コクリコが慰めていたが。

 

【うむ……天使殿、すまぬな。】

 

「ったく……ぶれどらが何したってんだ……」

 

「いや、そりゃそうなるわ!」

 

「だってなぁ……俺たちだって大変だったんだぜ?」

 

そう言って三バカは話を始めた。

 

 

~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ねぇ、二人とも。僕、ちょっと回復のタイミング見たいから、練習付き合ってもらってもいいかな?」

 

PRHSが朝食後、開口一番にそう言った。

場所は三バカのギルド、【明色に染まる空(daydream)】のギルトホール。

 

(えっ、お前らギルドあったの?)

(あるわ!!ってかねぇとこんなに一緒にいねぇだろうが!!)

 

孤独者達の宴(ロンリネス)】と異なる部分を上げるとするならば、朝食はほとんど全てが出来合いのものであり、野菜が少ない所だろうか。

 

「ん?あぁ、いいぞ。バクショでキャンセルされないようにしたいんだろ?付き合うわ。」

 

「ま、連撃は終了のタイミングが取りづらいしな。俺も付き合うわ。」

 

二人とも快く承諾する。チームワークは【孤独者達の宴(ロンリネス)】と同じく良いらしい。

 

「ん、ありがと。じゃあ、15分後にトレーニングルームで。」

 

「あぁ。」

 

「了解」

 

そう言ってそれぞれが準備のために自室へと戻っていった。

 

さて、部屋から戻ってきてトレーニングルーム

 

『はっ、よっ、ほらよ、少し休むか?』

 

「よし、今!【花火】!」

 

「13!」

 

『くらいやがれ!!』

 

『きゃっ!』

 

小一時間ほどPRHSとkeyはこうしている。

keyは以外にもバックショットのタイミングがうまいらしく、PRHSは苦戦を強いられている。

一時間ずっと待っているレイアが何気に不憫だった。

 

「なかなか苦戦してるな。」

 

待ちの時間に耐えかねたのか、レイアがそう声をかける。

 

『ちょっと休む?』

 

『えぇ、そうしましょうか。』

 

ノホタンもジャンヌを気遣っていた。

三人は殺風景なトレーニングルームの床に直に座り込む。

 

「上手くいかないなぁ……」

 

「ま、落ち込むなって。サテはバクショのタメが少ないからな、避けにくいのもあるだろ。」

 

「だな。あと、keyはPRのクセとかも結構知ってるからな、それで裏かくのが上手くなってるってのもあるだろ。」

 

「でもなぁ……」

 

keyとレイアがそう慰めるが、レイアは納得がいかないとでも言いたげに言い淀んだ。

 

「ま、気にすんなよ。こないだギルドランキングで上位だったろ?三人なのにトップテン入りなんて二つだけだぞ?タンクのお前のおかげで連勝できてんだ。」

 

「そうだぞ。あんまり焦りすぎちゃダメだ。」

 

keyがそう言い、レイアがその言葉を援護した。

 

「でもさ、楼閣さんより耐久強くないじゃん?」

 

しかし、PRHSは憮然としている。

 

「俺は【レオン】が好きだ。」

 

するとkeyが唐突にそう言う。

 

「体力が半分切った敵に向かって打って、敵が慌ててダメカを張るも、間に合わずにデスするのは、やってて気分がいい。読み勝った感じがするしな。」

 

keyは例え話を続ける。

 

「そんな【レオン】でも、発動速度は【長】だ。短くするには他のカードを発動させるしかない。」

 

おもむろにkeyは立ち上がった。そしてサーティーンを呼ぶ。

 

「そのまま使おうとすると、こんな感じだ。」

 

そう言ってkeyがカードを切ると

 

【お、オレの出番か。任しとけ。】

 

【レオン】が現れた。

 

「「「は!?」」」

 

『レオン!?』

 

三バカは驚き、ジャンヌは久方ぶりに会う仲間に驚くとともにレオンに駆け寄った。

ジャンヌが【レオン】に飛びつく。

 

「なんなんだ?おいkey、ドッキリかなんかか?」

 

「いやいやいやいや!?俺はなんも知らねぇぞ!?」

 

【姫さんはいくつのつもりなんだよ……離れてくれ──ってはぁ!?オレ、今向こう側に出てきてんのか!?】

 

レオンも何故か焦っていた。

 

「あぁ、ドッキリじゃねぇならバグか。」

 

「またか。多いのはリアルでもこっちでも変わんねぇのな。」

 

「いやぁ、バグ最近多いね。」

 

【で、なんでお前らはそんなに余裕なんだよ……】

 

明色に染まる空(daydream)】の三人はすぐに状況を受け入れた。レオンはそんな三人に何か物申したいといったような様子だったが。

 

「ん?そういえば、なんでレオンは僕らのこと知ってるの?」

 

PRHSが鋭い指摘をした。

 

【ん?そりゃもちろんカードの向こうから見てたからな。オレだけじゃなく、カード全部が多分そうだぞ?というか姫さん、そろそろ泣き止んでくれ?】

 

レオンがこともなげにそう答える。ジャンヌはその胸元に顔を押し付けて泣いていたが。

 

【ま、無闇矢鱈に呼び出すのもどうかと思うけどな。明らかに危険なやつとかもいるし、気づいたんならそこでやめとくのが良策だと──】

 

「じゃ、じゃあニ〇テンドーのロボットも呼び出せるんじゃね!?」

 

「おぉ!そうだな!!俺の【メカ犯】がそうだもんな!よし、いくぞ!」

 

【お、おいやめとけ!!】

 

「【メカ犯】!!」

 

レオンの静止も虚しく、レイアがカードを発動させる。すると、ロボットが現れた。

 

【ギ……ギギギ……】

 

「おぉー!!マジか!ホンモノかよ!!」

 

「すげぇ、すげぇよ!!」

 

「小さい頃に憧れたキャラを、リアルで見れるのはいいね。」

 

【あーあ、オレもう知らねぇからな?】

 

keyとレイアが騒ぎ、PRHSもワクワクし始めていた。

レオンはサムズアップし嘆息を漏らした。

 

と、ロボットが、ギュインギュイン、と音を立てて両目を動かす。そして両目が三バカを捉えた。

 

【ギュギギギ!!ギュイギーゴ!!】

 

すると直ぐにロボットは無差別攻撃を始めた。両目からはビームを、手からはコマのようなものを出して回して飛ばしてきた。

 

「「「ちょっ!?」」」

 

三バカが焦る。それはそうだ、いきなり即死級の攻撃を向けられて平然とできる者などいない。

 

【お前ら……アイツのカード名、【とある家庭用メカの反乱(・・)】だぞ?攻撃してこないわけが無いだろうが……よっと。なぁ、姫さん、本当にそろそろ離してくれねぇか?】

 

レオンが呆れながらそう言う。言いながらもジャンヌを片手で抱き寄せて抱えながら攻撃を避けていた。

 

「ジャンヌちゃんを抱きしめていいのは僕だけだ!!」

 

「うお!?ビックリするから急に叫ぶなよPR!!」

 

PRHSが謎の対抗をした。

 

『……そうですね、泣いてばかりいられません。PRさん!いきますよ!』

 

それのどこに心を動かされたのか全く分からないが、ジャンヌもそう呼応した。

 

「行くよ!【花──」

 

「バカか!!んな事してジャンヌを中心に打ち上げ花火が爆発したらどうすんだよ!逃げるぞ!」

 

【ギギキュギ!!ギュイッギギッギ!!】

 

光線を乱射する家庭用メカを後目に、三バカは逃げていった

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ってな訳で……」

 

「おいバカか三バカ。」

 

「三バカ言うな!!」

 

keyが話終えると同時にロードがそうツッコむ。

keyは脊椎反射かとも思えるような勢いで否定していたが。

 

『ん?お手紙が届いてるぜぇ!』

 

その時、運営側からのお知らせが。

その内容は

 

 

──告知──

とある家庭用メカが広場にて反乱を起こしておりますので、広場が使えない状況となっております。

この度、バグにてカードのキャラクターが具現化する現象が起こっています。

そのため、アリーナの使用を制限させていただきます。

ご理解の程をよろしくお願い致します。




五月一日に投稿したかったのですが、用事が重なりに重なって出来ませんでした、ごめんなさい。乱数調整です。

さてさて!今回はなんか私の第六感が冴えまくっていた回でした!
いやぁ、レイヤーレイアをやりたかっただけなのに、こんなことにも使えてしまいました、驚きです。

メカ犯が反乱を起こしました。広場で荒れ狂っております。
おいメカ犯、ぶれどらの仕事持ってくな。ぶれどら様怒っちゃうぞ?

メカ犯をどうやって倒すのか、それは私も知りません(おいコラ)

ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。
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