「ハイハイ、分かってんよ。【嘅fr/@?哪」@eyc詉gcj,!4!、嬭njf.?!」】……はぁ!?」
文字化けが起こった。
「え、え、はぁ!?使ってなかったろ!?え、どういうことだ!?」
「ははは〜大成功だねぇ、ロードくん?」
「だな。」
俺と楼閣は同じ可能性を考えていた。
すなわち、
【使う可能性があるなら正解となるのではないか】
という仮定だ。
答えなら文字化けが起こる。なら、ラッキーパンチでのまぐれ当たりも規制されてしかるべきだろう。
そこで、keyには【手持ち花火】と答えてもらった。
「で、最初の質問は【手持ち花火】自体が禁止ワードじゃないかを調べるための質問だったんだよねぇ。全く、ロードくんは策士だねぇ。」
それ、気づいてたお前もだいぶだろ。
「はっはー。私はそういう表舞台に立つのはあんまり得意じゃないんだよねぇ。」
ふむ、つまり楼閣はむっつり、と。
「酷い風評被害だねぇ!?」
なんでだよ。ここまでの会話を総括すればそうなるだろうが。
「ま、文字化けしなかったら逆の質問してただけなんだけどな。でも、」
「文字化けしたってことは、【手持ち花火】が使われる可能性があるってことだねぇ。もっと言えば……ね?」
そう、もっと言えば敵は
「つまり、だ。今まで出てきた情報は、どれも正しく、しかし的を射る訳でもない答えだったってわけだ。」
「つまり……どういうことですか、ボス?」
「クールタイムそのままに全カードが使用可能なバケモノが誕生したって訳だ。大人数に攻められたところで【ディーバ】【ヴァルヴァラ】【全天】コンボで全回復からのダメージカット、そうでなくても回復カードがうじゃうじゃのバケモン設定……っておい三バカ、なんだその悲しそうな目は?」
生まれたての子鹿みたいな弱々しい目をするんじゃあない。
「いえ、ボス。僕が聞きたいのはそこではなくて、【今まで出てきた情報は合ってるけど間違い】っていう所なんですが……」
あぁ、そっちか。
「例えば、だ。さっき【
「コピペ乙」
『楼閣、お前もメタ発言をするのか……』
うっせぇ。黙って聞いてろ。
「それはこうとも考えられる。【チーム全員の体力の合計値がボスの体力】だ、と。」
波羅と三バカが目を見開いた。
キィはと言うと
《お見事です》
だそうな。コイツ、俺らに答えを洩らしてるわけなんだが、それでいいのか案内人。
「そう考えれば【
「逆に言えば、僕らや【
その上ちゃんと、ルールに抵触しないように直接的な表現を避けてる。
「その通りだ。」
俺は鷹揚に頷く。ここには今から挑戦する【
どれだけ答えを教えてやったところで【
「で、でも攻撃力とか防御はどうなるんだよ!」
モブ臭漂う今年の元号が発言をする。
それもはや、探偵役に追い詰められた犯人側の発言だぞ。
「そこはあんま関係ねぇだろ。合算にしたら誰も倒せねぇバケモン大降臨になるからな。おそらくだが、一旦合算してから平均出してんじゃねぇの?」
「なるほど、一旦合算してから平均出したら上手いこと調整入るか。」
ふむ……
「違うんだな」
「違うんですね」
「違うみたいだねぇ」
「は、謀ったなぁ!!」
そのセリフもモブ臭せぇぞ。
「……てぇことは、つまりアレか。素の攻撃力と防御を合算からの平均で、あとは向こうの倍率で行くのか。」
「なるほどねぇ。それなら上手いこといくねぇ。」
ま、さっき言ったのが違うなら一番近いのがこの説か。
「これが体力低いガンナーとかなら地獄だな。攻撃高くて耐久ある、その上カード全部使用可のガンナーとかどうやって攻略しろって────」
三バカがサッと目を逸らした。
「………………………………マジで?」
「ドンマイ」
「おつかれ」
「頑張って」
マジかよ。いや、嘘だろ?
三バカは仲良くサムズアップ。うぜぇ。
ルールに抵触しない方法で伝えてくるコイツらうぜぇ。
まぁ、とりあえずそんなことは今気にしてもしゃーないな。とりあえず対策立てるか。
『ちょーい、ロリコンの王、僕ちゃんからも一つ質問いーい?』
お?どうした13?
『さっきよぉ、アンタ自信満々に【今まで出てきた情報は全部合ってるけど間違い】って言ってたけどよ。【近距離の発動速度】問題はどうなるよ?』
「そ、そうだそうだ!アレは全ギルドの意見が一致してんだぞ!」
うん、もうこのモブは無視しよう。
「それか?それならな……おい、ちょっとkey。お前、あいつの近距離の発動速度、どのくらいかキャラで表してみろよ。」
「あ?俺か?それなら……だいたい【嘅fr/@?哪」@eyc詉gcj,!4!、嬭njf.?!」】だな……はっ!?」
「っつうわけだ。ふわっとした表現なら引っかからんが、速度の基準が出てきたら弾かれる。ここを通らんかったか、伝わるうちに抜けてったから分からんかったんだろ。事実でも伝える方法はたくさんある。正しく伝わらなければOKなんだろ。」
『なるほどな。こいつァ勉強になったわ。』
逆に、【観測不能】を観測する方法もあるからな。今回はこっちの方が真実には近づける。俺が最初に使ったのはこっちだな。
「つまり、まとめるとこうなる訳だねぇ」
───────────────────
体力は全員の倍率後の合算
攻撃防御は全員の素の値の平均に倍率をかける
ガンナー
注意すべきは近距離
───────────────────
「オーケーオーケー。これだけ分かれば上出来だろ。素の攻撃速度とかはどうやっても知りえないわけだし、癖とか読み切るのは無意味だしな。」
「まぁ、あとはどうやって戦略立てるかになってくるしねぇ。」
まぁ楼閣の言う通りだ。
「そんじゃ、一旦トレーニングルームで会議を──」
『おにいちゃんおはよぉ〜……』
天使が昼寝から目覚めた。
《大袈裟です》
うるせぇ。
その天使は寝ぼけまなこを擦りながらこっちに擦り寄ってくる。可愛い。
ついでに『えへへ〜』とはにかむ。
守りたい、この笑顔。
しばらく目を擦っていたコクリコだが、完全に覚醒したようでノホタンに目を向けた。
『あー!おねぇちゃんだ!』
『……ん。お邪魔してるよ?』
『おねぇちゃん、あそんであそんで〜!』
『いや、今から帰るとこ──』
そうノホタンが言いかけた時、俺はノホタンの肩を掴み半回転させた。
そして至近距離で言う
「ケーキ食ってけ。」
『え、え?でも……』
「いいから食ってけ。コクリコはお前に懐いてるんだ。お姉ちゃんしてやれ。」
『いや……でも私関係ないし……』
ノホタンがごねる。面倒い。
だんだんコクリコがしゅんとしてきてるじゃねぇか。
「コロスヨ?」
『………………分かった。分かったからその目を止めて怖い。』
「よっしゃ三バカ!!飲みもんはこっちで準備するから、お前らもケーキ食ってけ!」
その日、【
夜、コクリコが寝るまでロードは軟禁まがいの行動で【
そして夜があける。
誰が一日に一回しか更新しないと決めたんですか?
一日に何回更新があってもいいと思いませんこと?(ならもっと頑張れよ)
さて、今回は文字数が多くなりすぎた前回の続きです。
しかし、ぶっちゃけ切るところが全然なくて比率がちょっと頭悪いです。
とりあえず前回の更新で言いたいことを全て言ってしまった感じですので、特に言うことはありません
次回、レイドが始まる!
ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。