バトアリからの退出。ってかまだしてなかったのかよ遅いぜ。
次のバトルが始まるだろうが、設定ガバガバだぜ。
…画面の前で誰かが謝る声がした。
バトアリから出ると…部屋があった。
なんだこの部屋?
《ご自由にお使いいただいて構わないとGMが申しておりました》
なるほど。
『お兄ちゃん、ここどこぉ?』
『コクリコちゃんが困ってるだろうがァァァァあぁああああああああああああああぁぁぁ!!何とかしないかァァァァあぁああああああああああああああぁぁぁ!!』
悪魔、お前は情緒不安定かよ…
…ってかなんか【悪魔】って呼びづらいな。なんか名前ないの?
『コクリコちゃんとあった時にそんなものは捨てたァ。』
……何やってんだよお前…
『呼びづらかったら何か付けてくれ。僕はお前なら信頼出来るからな。』
んなこと言ったってなぁ…
どうしよう?…………………ま、いいや。
伝家の宝刀【まぁいいや】最高の破壊力と防御力をもつ。
ってなわけで適当だ。
「よし、じゃあお前は【セナ・リュカ・オヴィ】だ。【セナ】って呼ぶからな?異論は認めない。」
ん?画面の向こうからバレるのが早いって声が聞こえた気がする。
『【セナ】か、悪くは無いなァ。』
嘘つけや、お前びっくりするくらい頬緩んでるぞ?
『な、なんだとォ!?』
ウソウソ、見えるわけないだろ?
『…』
セナをとりあえず無視する。
『お兄ちゃん、ここどこぉ?』
コクリコが袖口を引っ張りながら聞いてくる。
(『何この子可愛すぎる…』)
『お兄ちゃん…』
コクリコが涙目になったところでセナと一緒に正気に戻る。
反応しないと泣いちゃうからな、そうなるとセナと俺が困る。
具体的には罪悪感で死ぬ。
「ごめんね、コクリコ。ここはねこれから俺達が暮らす部屋ならしいよ。」
『…説明が簡素すぎやしないかァ?』
難しい事言ってコクリコを困らせたいのか?
『…』
「で、これからここで暮らすことになるんだけど、コクリコは大丈夫?」
一応聞いておかんとな。お母さんとお父さんとあと実のお兄ちゃんを探して旅をしてる訳だし…ほら、全くやましい気持ちはないよ?
…おい、誰だ今ロリコンって言った奴。
『お兄ちゃんと一緒なら、寂しくないよ♪』
(『ヤバい何この子可愛すぎる…』)
セナと俺がハモった。ガッツリハモってた。
《お楽しみのところ非常に申し訳ないのですが》
誰がお楽しみだ。重ねて言うぞ、俺はロリコンじゃねぇ。
《ロリコンの皆様にお話がございます》
あくまでもロリコンで通すんだな…
機械音声コノヤロウ、口の悪さではバトルの時の機械音声と実にいい勝負をしやがる。
《その機械音声ですので》
へぇ、全部お前が担当してるわけだ。
《いえ、あなた個人に付けられたアバターとなっております》
バトルは?一応チームのマルリリの主達もお前の表示見て笑ってたけど?
《ブルーチームの先頭の方のアバターが務める決まりとなっております》
へぇ、願わくば先頭にならんようにしないとな。
《キャラの保有者が少ないキャラの主ほど先頭になりやすくなっております》
詰んだ。
《それはさておきマスター、総合広場にでも出てみて【ギルド】を設立してみてはいかがでしょうか?》
ほぅ?ギルドシステムはまだ生きてるんだ。
《はい、ひとつのギルドしか参加できないようにはなっておりますが》
メリットとデメリットを教えてもらおうか。
《メリットはその方々と部屋が廊下を伝って繋がる、という所です。今マスターの部屋は完全に入口だけがあるでしょう?それに廊下ができて隣室ができる、と言った具合になります》
ほう、話ができるようになると。
《ギルドホールなどもできるので集まる際に誰かの部屋が生贄になるということもございません》
なるほど分かった。で、デメリットは?
《…………………………………………………………………………………………………ございません》
間が長ぇ…心配なんてもんじゃねぇ…
なぁ、
《ございません》
いや、まだ何も
《ございません》
あの
《ございません》
聞く耳を持たないんだな?
《そんなものはございません》
なるほど、よく分かった。オーケーオーケー。
「クソ野郎じゃねぇか!!」
その時、視界の端ではセナがコクリコの耳を塞いでいた。
こいつはイイヤツだと思った。
とある事情で更新を先送りにしてましたが文字数が平均に届きそうになったので投稿しました。
次回、みんな大好きアイツが出ます