ロリ#コンパス   作:乱数調整

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孤独な囃子

「コクリコもめぐめぐも手ぇ洗ったな?んじゃ、ボス戦勝利を祝って、乾杯。」

 

『『かんぱーい!』』

 

「はい。」

 

「お疲れ様〜」

 

『総員よくやったぞ。』

 

「作業が……デバックが……」

 

よしよし、みんな楽しそうだな……ってドク、さっさと切り替えろ。

 

「僕はこういう華やかな場は苦手なんですよ……作業してるパソコンの主電源さえ人質に取られなければ……楼閣さんめ……」

 

「うるせぇぞ。」

 

「だいたい、あと少しでムグッ!?」

 

ドクがうるさかったからとりあえず唐揚げを口に突っ込んだ。

ドクが涙目で熱そうな唐揚げを食べてる。

なんだそのなんか言いたげな目は?

 

「voidoll」

 

『カピッ?!ワタシニショクジキノウハトウサイサレテオリマセン。』

 

ちげぇわ。何焦ってんだお前。

 

「いつもドク、冷めねぇうちにメシ食ってるか?」

 

そう言うと得心がいったようにボイドは顔を上げ、ゆっくりと首を振った。

 

『…………ザンネンナガラ。』

 

ドクがギクリと肩を震わす。

 

「そういうことだ。こうでもせんとお前は作業し続けるだろ?いいから食え。」

 

「…………はい。」

 

ドクがしゅんとする。

ってかホントに反省してんのか、こいつ?

 

「ドクくん、できることをやろうとするのは立派だけど、限度はあるからね?そこはきちんと覚えておくんだよ?」

 

「………………覚えておきます。」

 

そう言ってドクは粛々とはしているものの、しっかりと自分で料理を取って食べ始めた。

 

「ま、祝いの席だ。あんま静かだといつもの食卓以下だからな。コクリコ!めぐめぐ!ジュース出すぞ!」

 

『わーい!おにいちゃんだいすき!』

 

『えー!いいの!?』

 

料理を一心不乱に食べて静かになってたコクリコとめぐめぐがこっちをすごい輝いた目で見てきた。

 

「まぁ祝いだからな。そんくらいはいいぞ。楼閣とジャスは酒でも呑むか?」

 

「私はお酒弱いからやめとくよ〜」

 

『なら俺も控えよう。悪酔いしたらちび共に悪いからな。』

 

ジャスの気遣いが神かよ。

 

「波羅、お前は──」

 

「ボスが飲めと仰るなら、泥水でも汚水だろうとなんでも喜んで飲ませていただきます。」

 

怖いわ。

何が怖いって満面の笑みでそれを言ってきて、しかも「何をおっしゃるんでしょうか?」みたいな首の傾げ方と、割とマジな目してるとこが怖いわ。

 

「冗談は狂信だけにしろ。飲むんだな、おk」

 

「冗談ではないのですが……」

 

なんか言ってたけど聞こえない。

都合の悪いことは全部するするスルーしちまうか。

 

豪勢に容器ごと食卓に置く。コップはドクも含めて未成年組全員にそれぞれ配った。

 

ってか、俺も相当テンション上がってんだな……よくよく考えたら麦茶で乾杯してたわ。

誰もなんにも言わんから、これは内緒。

 

『……ぷはっ!おいしー!』

 

『……っあー!サイコーだね!』

 

「ふふ、そうですね。」

 

コクリコとめぐめぐは豪快に一杯飲み干し、波羅はちびちびと舐めるようにジュースを飲む。酒かよ。

 

ちなみにドクはさっきからジュースを取ろうとする度に誰かに先に取られるというのを繰り返していた。あ、今おかわりしためぐめぐに取られた。

 

『なんとも賑やかな食事なのだな。』

 

「まぁ、今日だけなんだけどねぇ。」

 

イスタカがボソッと呟く。それを耳ざとく聞いて楼閣が返事をした。

ってかイスタカお前、全く料理食べてねぇじゃねぇか。

 

『いやなに、この二本の棒や小さな……さすまたと言うのだったか?をどう使えば良いのか分からなくてな。お前たちを見ていたところだ。』

 

む、イスタカの世界観では食器の類がないのか。

 

「そこはなんでもいい。とりあえずさすまた──フォークってんだが、それで食いたいもんを突き刺して食え。」

 

『しかし、お前たちを見るにこれは幼子のためのものだろう?』

 

イスタカはコクリコとめぐめぐがフォークを使ってるのを目ざとくも見つけながら言う。正直、クソめんどい。

 

「……気にすんな!」

 

『いや、しかし……』

 

「気にすんな!」

 

『……承知した。お前たちが使っている二本の棒については後ほど教えてもらうとしよう。』

 

面倒事が増えやがった……

よし、後で波羅にでも押し付けよう。

 

「喜んでお受け致します。」

 

「ん?波羅ちゃん、急にどうしたのさ?」

 

「……?おや、おかしいですね……今しがた、ボスに何か頼まれたような気がしたのですが……」

 

うん、この子怖い。

 

「ほれほれ、マピヤも食わんか?ん?」

 

唐揚げを俺のとは別の箸でつまみながらマピヤに差し出す。マピヤの口元にうりうりと押し付けるオプション付きで。

 

「ロードくん、言動が完全に悪代官だよ?」

 

うるせぇ。

 

しばらくうりうりとしていると、マピヤは鬱陶しいとでも言いたげな目でこっちを見て──

 

『ピュイ!』

 

パクっ、とそれを食べた。むしゃむしゃと美味しそうに、食べた。

 

「なん……だと……!?」

 

『ロード、一体何に驚いているんだ?マピヤは猛禽類だ、肉を食うのは自然なことだろう?』

 

何にってお前、マピヤはあんだけ鳥が捌かれる時に反抗してたんだぞ!?あんだけ拒否反応あったら普通、鳥は食わねぇだろ!?

 

『ピュイ!』

 

『……そうかマピヤ。ロード、マピヤはお前に捌かれることがトラウマなのであって、同類を食べることへの忌避感はないそうだ。』

 

いや、にしてもあの拒否の仕方は何かしらあるだろ?!

……はっ!普段はあまり食べないから嫌がったのか?

 

『ピュイィィィ!』

 

『大好物だそうだ。』

 

「解☆せ☆ぬ」

 

まてまてちょっと待て。じゃあなんださっきのあの『自分、それあまり好きじゃないんで……』みたいな反応は!

 

『ピュイ!』

 

『マピヤは『他人からの施しは受けない』と言っている。』

 

なんだその謎のプライド。

 

『マピヤも私と同じ、誇り高きティワロロ族の戦士だ。戦士としての矜恃を持つのはごく自然なことだろう?』

 

『ピュイ!!』

 

マピヤが『その通りだ分かったか!』とでも言いたげに鷹揚に頷く。シンプルにムカつく。

 

「別にいいけどな。」

 

「ん?ロードくんが諦めるなんて珍しいねぇ……明日は矢でも降るのかな?」

 

うるせぇ。

 

「違いますよ楼閣さん。矢なら今日振りました。イスタカさんが降らせました。」

 

おいコラ波羅、しれっと肯定するな。

 

「ちなみにマピヤ、ここには生き物全般がいないがどうやって食餌をとるつもりなんだ?」

 

『ピュイ?』

 

「獲物がいない状況で、施しを受けず、お前はどうやって生きていくつもりなんだ?」

 

『ピュッピュイ!?』

 

「さぁ選べ!服従(施し)か、(飢え)かァ!!」

 

フハハハハ!!……おっと、つい高笑いが漏れちまったぜ。

 

「ド腐れ外道だねぇ!?」

 

「さすがボスです。」

 

そんな俺を見て楼閣はドン引きし(いつも通り)波羅はスタンディングオベーションで迎えてきた。

誰がド腐れ外道か。

 

「ほれほれ、これがこの世界で食料を手に入れるただ一つの方法だぞ?ん?食うのか?死ぬか?どっちだ?ん?」

 

再び箸で唐揚げを摘み、マピヤの口元にうりうりする。

 

『ピュイ……ピュ、イィィィ……』

 

マピヤが葛藤するように唸ってる。

プライドを捨てるか、死ぬか、究極の2択だなぁ!

 

《心底どうでもいいです》

 

うっせぇ。

 

《ちなみにまだ副賞の受け取りをしていないのですが、早くして貰えますか?》

 

「ん?なんかあったっけ?」

 

『ビュイッ?!』

 

マピヤはもうどうでもよくなったから半ば強引に口に唐揚げを突っ込む。決断が遅いと死ぬぞ。

 

《副賞の【イスタカモチーフカード20枚】に加え、ギルド加入人数+2なので施設の拡充ができます》

 

「トレーニングルームで。」

 

「即答!?」

 

楼閣が驚いてるが、いやお前、トレーニングルーム以外の選択肢ってなんだ?

 

「もっとあるでしょ!例えば──」

 

「却下」

 

「ド腐れ外道だねぇ!?」

 

楼閣の事だからきっと【和室】とか言い出すに違いない。そんな役にたたねぇもん貰ってどうしろってんだよ。

 

「ってな訳でトレーニングルームの拡充、いっちょよろしく!」

 

《却下です》

 

…………………………は?

 

《却下です、と申し上げましたが?》

 

「なんでだコノヤロウ。【拡充】だからか?なら追加でトレーニングルームを──」

 

《却下です》

 

(; ・`д・´)ナン…ダト!?

 

「おぉ……キィちゃんが珍しく私の味方を……!!」

 

楼閣が心底嬉しそうにそう言う。うぜぇ。

 

「キィ、速やかに前言の撤回を要求するぞ。」

 

《必要ないものを欲しがるのはやめたらどうです?》

 

「今、うちのトレーニングルームは遊具で手狭なんだ。遊具の拡張のために必要な投資だろう?」

 

《いいえ、不必要です》

 

埒があかねぇな……!

 

「どうしてそう断言できるんだ?今ある分で十分だ、と?」

 

《いいえ、そのような三下の戯言じみたことを言うつもりはありません》

 

「と、言うと?」

 

《既に【イベントステージ】をトレーニングルームと統合済みです》

 

「有能。」

 

『カピッ!?』

 

さっさと言えばいいものを、なにもったいぶってんだコイツは。

……ってvoidoll、お前そんなに驚いてどうした?

 

『フクショウニハソンナモノハナカッタハズナノデスガ……』

 

《もちろん無断で奪いましたが?》

 

「ちょっ、サラッと怖いこと言わないで!?」

 

まじかよ……副賞にないものをGM(ゲームマスター)にバレないようにパクるって、うちの機械音声はどこまで有能なんだ。

 

《なので別の施設にしてください》

 

「そういうことならしゃーねぇな。なんか欲しい部屋あるやついる?波羅、却下。」

 

「【ボスの記念館】を作ろうってまだ言ってませんよ?」

 

うん、知ってた。だから先手を打った。

 

「そうだねぇ……ゆっくりできる場所が欲しいから……」

 

「却下だ。」

 

「知ってた。」

 

『楼閣……最後まで希望を捨てるんじゃない……』

 

無理なのが分かってて突っ込むのは無謀だよ〜、と楼閣がジャスに言い放つ。よく分かってんじゃねぇか。

 

「ボスの望みは僕にとっての命令です。」

 

中世の騎士かお前は。そんでお前がそのポジだと俺は姫さんじゃねぇか。

 

「僕はなんでもいいですよ。今の環境で十分ですし。」

 

なんとも受動的だな。

……それにしてはお前、自室から出てこないけどな。

 

「あ、そうだロードくん、【宴会場】なんてどう?ドクくんの部屋の隣に作ってさ、廊下側とドクくんの部屋側に入口作ったらいい感じになるんじゃない?」

 

「ふぁっふあ!?」

 

ふむ……ドクを無理やり引っ張り出せるから、あまりに長いこと引きこもってたらそこでメシ食うのもありか。

 

「鍵を!鍵をつけてください!プライバシーの侵害だ!」

 

「ロードくん、カラオケとか投影機とか付けてさ、どんちゃん騒ぎもできるようにしようよ。うるさくて作業どころじゃなくなったら出てくるからさ。」

 

ナイスなアイデアだ。よしキィ、さっそく頼む。

 

《分かりました、作業を開始します》

 

《皆さまこちらにおられますよね?万が一どなたか別の部屋にいらっしゃるのなら呼んでまいりますが》

 

《お姉ちゃん、お兄ちゃん、確認してきたよっ!他の部屋には誰もいないから始めちゃって!》

 

おぉ……模様替えの時は全員で連携するのか。

ってかもし誰か別の部屋にいたらどうなってたんだ?

 

《古い居住区のデータと共に消えます》

 

怖ぇわ。

 

《ちなみにこれを聞いたマルコス様が『僕のリリカちゃんコレクションが!!』と叫びながら自室に突撃し、消えました》

 

いやマジで怖ぇわ。

ってかその使い手どうなったんだよ?

 

《マルコス様をバックアップから復元し、記憶もそのままに復活させました》

 

なるほど、一応復帰は出来たわけか。

 

《ちなみに自室の物資については復元されますのでご安心を》

 

ま、そうじゃねぇと困るわ。

主にトレーニングステージとかトレーニングステージとかトレーニングステージとか。

 

……そう言えばドクがいやに落ち着いてんな。また「デバックが〜」とか喚き出すかと思ったのに。

 

「えっ?!……いやたしかになくなったら困りますけど、どうしようも出来ませんし、そういった文句が大手からでてないところを見ると、丸ごと復元されると思ったので。」

 

なるほど。ってかその急に話振られてキョドる癖治せよ。

 

「ぜ、善処します。」

 

《では、デネブとベガがバックグラウンドで作業をしている間に副賞を選んで頂けますか?》

 

おぉ、そっちあんの忘れてたわ。

 

『ホンライハソチラシカナイノデスガネ。』

 

ボイド、うるさいぞ。

 

《副賞につきましては、【イスタカモチーフカード20枚】となっております》

 

ふむ、とりあえず見せろ。

 

《とりあえず全てのレアリティを表示させていただきます》

 

────────────────────────

【イスタカモチーフカード】

 

【創霊の加護 タイオワ】

味方チームの攻撃力を9秒間大アップ

発動時間【短】クールダウン:65秒

 

【雷霊の加護 ワキンヤン】

前方の敵を4秒間スタンさせる

発動時間【無】クールダウン:24秒

 

【樹霊の加護 イシュティニケ】

前方の敵を遠くに弾き飛ばす

発動時間【無】クールダウン:24秒

 

【雨霊の加護 ウィネバ】

ライフを30%回復

発動時間【短】クールダウン:20秒

 

【翼霊の加護 ククリ】

自分の攻撃力を12秒間中アップ

発動時間【無】クールダウン:25秒

 

 

────────────────────────

 

「【タイオワ】を20枚ください!!」

 

「おいバカ待て波羅。」

 

効果見た瞬間即答だよこの子。

 

「何故ですかボス?!」

 

「色々とギルメンとの兼ね合いがあるだろうが。お前、それ4凸してどうするつもりなんだよ。エナジーあるのか?」

 

「ならいりません!今のままで僕は十分です!!」

 

「おいコラちょっと待て。」

 

なんでこう極端なんだよこいつ。

 

「それに、クールダウンも伸びちゃうしねぇ。ククリがRとかSRとかなら、単体バフでCT短いし、そっちにしときなって言うんだけど……」

 

「いえ、僕は1分に1回くらいしか【提灯】を使ってないので、使用感的にはあまり変わらないかと。しかしなくても全然行けるので高望みはしません!」

 

落ち着け。とりあえずまず誰にとって有用なカードがあるかを考えてからだろ。

 

「Sir,Yes Sir!!」

 

うん、いつも通りになった。

……おいちょっと待てこれは世間一般で言う普通じゃねぇ。

 

「正直、カイがいないこの状況で吹き飛ばしとる意味も薄いし、俺はキルスプで、楼閣はジャスが近距離遅いから俺たちは今回カード要らねぇよな?」

 

「ま、残念だけどねぇ〜。【全体回復】は波羅ちゃんのためにいるし、他のを抜くのも防衛力が下がるから私はいらないね。結局、波羅ちゃんとドクくんで【タイオワ】と【ワキンヤン】の比率をどうするか、でしょ?」

 

その通りだ。さすがムッツリ、よく分かってんじゃねぇか。

 

「だから、波羅とドクで枚数好きに決めろ。ドクは今意味不明に【アレク】とか【カノーネ】にしてる枠を【ワキンヤン】にしたらなかなかいい感じになるんじゃないか?」

 

これに号令があったら良かったんだがな。ま、ないものねだりをしても仕方ない。

 

「僕はバトルをあまりしないので……とりあえず波羅さんが3凸するまでの【タイオワ】を貰って、残りが【ワキンヤン】とかがいいのではないでしょうか?」

 

「無駄使いはいけませんしね。ボスに言われたので僕もそれでいいです。コンプしたくても、どうせそのうちガチャから出ますしね。」

 

スムーズに進むな。追加カードの種類自体が結構少ないし、4人で20枚ってかなり多くね?

他のギルドなら誰のリリカが何枚【タイオワ】持つか、とかで揉めそうなもんだが。

……ゲームではリリバフリンバフタイオワとかやって、ジャンヌワンパンしてそう……

 

「んじゃ、【タイオワ】11枚と【ワキンヤン】9枚でよろしく。」

 

《かしこまりました》

 

そう言ってキィはすぐさまカードを言った枚数分だけ出した。優秀。

 

《voidoll様がいなければどちらも11枚ずつ出せたのですがね》

 

サラッとすごいこと言うな。

ちゃんと危険性を考えて行動できるあたり、俺はお前のこと信用してるぞ。信頼はしてないが。

 

《それはなにより》

 

「いよっし、じゃあ今日はこれでお開きだ!そろそろ分量もまずいからな!」

 

『ロード、そういうメタ発言は……いや、もういい。』

 

ジャスがなんか言ってるが、とりあえず無視。

明日から、イスタカのいる日常が始まる。




本文がいつもの倍に増量キャンペーンしています。
お久しぶりです、乱数調整です。
1話が3話に分裂した上、奴らが勝手に動き回ってあわやSSの範疇を超えそうだったので終わりの無理くり感が凄いです。気にしたら負けだと思っている。

そしてなぜか一部の人達に人気が出る食事回……特になんにもやってませんけどね。
イスタカのバトル回……うーむ、やるべきか、やらざるべきか……

次回、新章orイスタカバトル回!

ではでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。

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