「あぁ、今行くよ。」
願わくばこの安穏がずっと続きますように。
「ここだよ。」
「早!?」
「遠いとは誰も言ってない。」
「詐欺だ!!コイツ俺をハメやがった!!ちょっとでも心配してやろうとか思った俺がバカだった!!」
それでなくとも恥ずかしいセリフばっか言ってるってのに…
『あ、きたきた。おーい、こっちこっち!』
「どうしましたか、めぐめぐ?…あ、楼閣さんですか。お待ちしておりました。」
そこにはサブマシンガン(ヘリに付いているような回転式のエグいやつ)を2丁携えた少女と高校生くらいの線の細い大人しそうな少年がいた。
…いや?少年ってったけど俺も高校生。けど多分後輩だと思う。
「戻ってきたよ波羅ちゃん。そっちは何かあったかい?」
「いえ、ボイドール使いの方がデッキの相談をしてきただけでした。」
「へぇ、どんなデッキ?」
「たしか…【ドア】【フルーク】【電撃ロボ】【オルレン】だと仰ってました。僕は始めたばかりなので何か分かりませんけど…」
「あー、ネタデッキかな?」
あー、俺さっき当たったやつだ…よく考えたら回復積んでねぇじゃん。設定ガバガバかよ、デッキくらいはちゃんとしとけよ。
「えっと…楼閣さん?デッキの話はひとまず置いといて…そちらの方が?」
「あぁ、そうだよ。こちらが【ロリコンの王】。さっき見つけたから拾ってきた。」
嘘つけや。さんざん追っかけてきてウチの子攫おうとしてたろうが。
「まぁまぁ、気にしないでいようよ。ね?ロリコンの王?」
おい、誰がロリコンの王だ。ロードって呼ぶって言ってたろうが。
「そういったわけで彼は【ロード君】と呼んであげてね?」
上手いことはぐらかされた気分だ…
「ロードさん、楼閣さんはそういう人なので諦めましょう…」
波羅もなかなか苦労してるのな…
「あ、僕は波羅渡と申します。以後よろしくお願いします。」
ふむ、やっぱり【波羅君】だな。
「そうですか。了解しました。それで…なぜ肩車を?」
楼閣に攫われるからな。
「酷い風評被害だよねぇ!?」
グダグダだな…
「で、波羅君はどんだけめぐめぐ使ってんだ?こないだ追加されたばっかりだろ?」
「僕は初心者なので…初めてのヒロチケで当たったのがめぐめぐで、それで使ってたら…」
「なるほど…それでめぐめぐか。」
「あ、でも初めてのバトルは勝ちましたよ!」
( ゚∀゚):∵グハッ!!
楼閣に5億のダメージ!!
楼閣は(精神的に)死んだ。
『ねぇハービィ、めぐめぐつまんないよぉ…』
「あ、すみませんねめぐめぐ。…そういう事なので、とりあえず実力を見て頂くということで、バトルアリーナに固定を組んで行きませんか?」
「うーん…ま、それが一番か。私のデッキは【ドア】【メカハン】【月夜叉】【銀河防衛ロボ】だよ。」
全体回復ばっかりなのな。
「まぁ、波羅ちゃんに合わせるとねぇ…」
「ははは…すみません…」
大人しそうだから大丈夫じゃない?
「僕のデッキを聞いたら印象変わりますよ…えっと、僕のデッキは…」
『ねぇハービィ〜、まだ〜?』
グイグイと波羅君の袖口を引っ張るめぐめぐ。
この子は基本バーサーカーなんだよなぁ…
「まぁまぁ、ロード君ならうまく合わせてくれるだろうから、バトアリ行こっか?」
機械音声
《ロリコンの御二方、お呼びでしょうか?》
もうロリコンには突っ込んでたまるか。
《それは残念です》
残念がるな。
それで、固定ってどうやって組むんだ?
《虚空を注視すると画面が出てきて、そこで選べます》
どれどれ…おう、ホントだ。
んで固定は…これか?
「それだよ。」
「それですね。」
おい、2人とも、俺の独り言を聞いてんじゃねぇ。
…見えてんの?
「見えてないよ?」
じゃあなんで断定したんだよ!!
「…(サッと目をそらす)」
楼閣コノヤロウ…
『早く行くぞぉ?2人の共同作業だァ!』
『俺に続け。俺の後ろが、安全地帯だ。』
『害虫はブチブチ潰さなきゃ!!』
そして、俺達の初めての固定が幕を開ける。
特に増えなかった…
ま、まぁ4話に分けましたし?
遅らせた理由であるめぐめぐを出しました。ちなみに私は当たっていません。はい。
バトアリで当たった人のを聞いて書いているので間違いを報告して頂けるとありがたいです。