獅子と歩む邪龍   作:祀綺

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新年、あけましておめでとうございます!!

今年もよろしくお願いします!
それでは、第16話どうぞ!



第16話 非道な者

日も落ち始めた頃、サイ、ラナ、ロック、クロメの4人は、早めの夜食にしていた。火を囲む様にして談笑して食事を楽しんでいた。

 

「いや〜しかし、朝のトカゲはやばかったな!」

 

「それは、ロックのせいでしょ!全く朝から大変だったわよ……」

 

「何だと!」

 

「何よ!」

 

「二人共!落ち着いて……あぁ〜……クロメさん、助けて下さい」

 

ロックとラナは、手に皿を持ったままお互い睨み始め、それをサイが止めに入るが止めれずクロメに助けを頼んだ。この二人は、兎に角よくぶつかる…………というかラナの、ロックに対しての当たりが強い。そして、サイは二人の喧嘩を止めようとはするが、止めれない。今日一日で何度も起きたパターンであった。

 

「二人共皿は、置こう?食べ物が零れちゃうよ?」

 

クロメは、そんな二人に注意をする。クロメは、仲が良いとよく喋るが知らない者だと言葉すら余り出さない。話すという事は、それなりに気を許し仲が深まったからだろう。

 

「わ、わりぃ……」

 

「すいません……あ、そうだ。リーダー?」

 

「ん?何ラナ?」

 

ラナがふと何かを思い出した様に、リーダーであるクロメに話しかけた。

 

「リーダーってヴァン将軍と仲が良いんですか?お二人共凄く仲が良さそうに見えたので……」

 

「俺も、気になってた!教えてくれよリーダー!」

 

ラナの質問に便乗するかの様にロックが食いついて来た。サイは、何も言わないがチラチラと此方を見て話を聞くき満々であった。

 

「ん〜それはね〜…………────」

 

 

 

 

 

 

少年少女が話に花を咲かせている頃、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

4人の話を後方風下60メートルから静かに木の上で見ている()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「許セクロメ。…………行ケ……クロメ以外全テ喰ラエ」

 

 

 

 

 

 

 

 

グチャ!!!!!

 

「「「ラナ!?!?」」」

 

サイ、ロック、の二人は、ラナが潰れた事に動揺したのか戦闘態勢に切り替えれずに居た。薬を投与した後だったのなら、切り替え戦闘に移れたかもしれないが、薬を投与する前だった為反応が遅れた。他の二人より早めに反応したクロメは、薬を投与しながら相手を既に捉えていた。

四足歩行の身体を、鎧のような外骨格で覆った巨大な白い獅子だった。右の前足は、ラナを潰した際に飛び出た体液や臓物で赤くなっていた。

 

「二人は、拠点に走って!!!」

 

クロメは瞬時に状況を判断しサイとロックに命令を下した。放たれる威圧、存在感で超級危険種と判断し、一番実力のある自分が二人が逃げる時間を稼ぐ。そして自分も隙を見て拠点に逃げる。

そこまですれば、拠点の兵の人と協力し超級危険種を殺せる実力のある、自分の兄が来るまで時間を稼げると考えたが、それは意味が無かった。

 

「え?…………どうして?」

 

危険種は、直ぐに方向を変え背を向ける二人に飛び掛り前足で潰した。

もし超級危険種が、野生の存在なら良かったかもしれないがこの危険種は、野生では無いのだ。()()()()()()()()()()()()()、『クロメ以外全て喰らえ』とだからサイとロック、ラナは、命令に従い殺されたのだ。もしサイとロックがクロメの近くに居たら、あと数分は生きれたかも知れない。あと数分だが。

そして、危険種はサイ、ロック、ラナの3人を喰らい直ぐに、森の奥へと消えて行った。

 

「……クロメ」

 

「………………お兄……ちゃん?」

 

俺は危険種を刀に戻し、仮面を外してクロメの元に行った。クロメは、その場にしゃがんで居た。俺はクロメをそのまま抱き寄せた。

 

「済まなかった……間に合わなかった」

 

「ううん…………あんなに近くに居たのに、気づかなかった私達が悪いんだよ……」

 

「クロメ……まず拠点に移動しよう」

 

俺は、クロメを立たせゆっくり手を引きながら歩き出した。クロメは、ずっと下を向いている。そんな中、俺は次の行動を考えていた。少しの間だったとはいえ、自分の部下を殺したのに何も感じない。それ自体に俺は驚かないし、人を殺すのに躊躇いがない。ここまで妹を悲しませた。…………俺はきっと、罰を受けるべきなのだろう。

もう戻れないし戻る気も無い。何か自分から抜けていく様な感じがする。

 

きっと俺は、死ぬその時…………惨たらしく殺されるだろう。

 

 

 

 

「クロメ……今日はもう休め、明日は朝早いからな」

 

「……うん」

 

拠点に着いた俺は、兵に理由を話し兵達に外の警備をさせ、見つかる可能性を減らし、クロメを風呂に入れ着替えさせベッドに寝かせた。まさか、また一緒に風呂に入るとは思って無かったが…………クロメの頼みだった為承諾した。

 

「クロメ……済まなかった…………これは、兄としてお前への一方的な贈り物だ」

 

クロメが寝たのを確認した俺は、荒神を取り出し粒子を出しクロメを包むかの様に囲い喰らった。

まず体内の薬とその効果を全て喰らい粒子を残した。これで、今後どんな強化薬でもクロメには意味が無い。そして洗脳も喰らった。これでもし帝国を離れる時は、帝国の洗脳が邪魔をしないだろう。洗脳も今後クロメには、ただの言葉にしか聴こえない様に粒子を残す。

洗脳や薬の影響を消せば、必ず今の帝国に疑問を持つ筈……その時は、アカメと二人姉妹で協力して欲しい。帝国に残る、革命軍に行く、戦い自体から逃れる、そのどれを選んでも今のクロメなら、きっとアカメと一緒に居れる。

 

これで後は、ナジェンダの離反を手伝い俺のやるべき事をするだけだ。

 

 

あと少しだ…………あと少しで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───帝国の闇を狩れる。

 




死銃のガスマスクよりBLEACH白一護の虚面にチェンジしました。目が光るのは面の目の部分が特殊になっていると思って下さい!(強引)

理由 : ガスマスクだと帝具の一つと被ってしまうと思ったからです。形状が違うけど、念の為にです。

それでは、読んで頂きありがとうございます!

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