結果?聞くなよ…………ぢぎじょぉ……
終わらねぇ……
ゴズキ達のアジトを襲撃し終わり、俺はアジトを離れてから『鎧形・雷虎』を外し、そのまま闇に紛れる様に去った。
「……元とはいえ皇拳寺羅刹四鬼。あの至近距離で雷爆を防ぐとは……」
ヴァンによる爆破、本人は鎧形で食らわずその威力を利用し、目眩しと離脱を同時に行った。だがゴズキは自身の、目の前の距離だったのにも関わらず、全身の毛を前方に伸ばし盾の様に固くする事で、直撃を避け大きいダメージを受けてなかった。
「当分はお互い、様子見だな」
直撃を免れたとはいえ、ゴズキも当分は動けないだろう。それに恐らく、こちらにも被害が何らかの形で出ただろう。なんせ相手は、帝国お抱えの最強暗殺部隊だ。一筋縄ではいかないのは分かっていた事だから。
俺は集合場所である、スイウンにあるオールベルグのアジトに向かった。
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「……ダニエルは死んだのか」
「えぇ……童貞卒業前に人生卒業してしまったわ」
ダニエル……あの執事の様な、歳のとった男はどうやら死んだらしい。直接やり合った訳では無いが、かなりの実力だったはず。しかしあの暗殺部隊の武器は、通常の兵器とは違う帝具の劣化品の様なものだ。
されど劣化とはいえ能力はある、初見でそれは見破るのは難しい。帝具より能力が謙虚な分、初見で殺り合った場合帝具よりタチが悪い。
「……それで捕虜は?」
「こっちよ、ただ少し待ってちょうだい。捕虜に目隠しさせるから」
何故、捕虜に目隠しをさせる?メラルドは何を考えている。……まさかとは思うが
「もう来ていいわよ」
鉄の扉の向こうには、年端もいかない女の子が、手足を拘束され目隠しをされた2人が居た。
その2人は暗殺部隊に所属していた、ヴァンの唯一の家族達であるアカメとクロメであった。
「………………」
ヴァンは作戦前にある事を、メラルドに頼んでいた。それは
『可能な限りの姉妹の生け捕り』
何故ヴァンがそれを頼んだか、己自身がした場合。アカメとクロメは己の存在に混乱する事を予想したからだった。そして、姉妹で捕虜として連れて来れない場合は、せめて姉であるアカメの生け捕りを頼んでいた。ただ作戦で余裕があった場合、ついでに頼んだ様な物だ。まさか2人をしっかり連れて来るとは思わなかった。
ヴァンはメラルドの方を向き、そのまま振り返り壁まで下がった。メラルドは扉を閉じ鍵を掛け椅子に座った。
「あの2人が貴方の妹達って言うのは一目で分かったわ。だけどどうして?生け捕りなんて頼んだのかしら?」
ヴァンは壁に寄り掛かりながら話した。
「……メラルドには、あの2人を任せたかった。生粋の暗殺者であるお前なら分かるはずだ。だからと言って、変な事はするなよ。……少し出る」
ヴァンはそのまま、アジトから出ていった。まるでこの後の展開が分かるかの様な言葉を残して………………。
いやぁ…………前回から、だいぶ間が空いたせいか、書くのも一苦労でアハハ……まぁ読み専に回って暇になった時間の合間に読んだり、考えたりみたいな感じでした。これからは、不定期だけどこんなにあかずに出せると思います。
待たせて大変すみませんでした。これから、感覚共々治して行きます。
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