アグレッサーとの戦闘がおこなわれていた場所からはるか上空にて彼らの戦いを傍観している黒いISらしきものを纏った少女がいた。天使のような見た目のそれは黒い翼を広げ下でおこなわれていた戦いをほくそ笑みながらただただ見ていた。
やがて戦いが終わると、とても愉快だったのか口に手をあて笑いを堪える。
「フフ・・実に面白い舞台だった!!。この世界は暫くは面白いのが見れそうだ。さて、《英知を欲する肉塊》から逃れ、この世界でかの王はどう歩むのか・・・・」
(そしてワタシはどうするか?傍観者として結末を見届けるか、はたまたボクの様に殺して対極へと至るか・・・)
「いや、それはないな。ワタシは彼とは違う。自らの死など望まず、あらゆる世界(物語)を見たいのがこのワタシだ!!」
少女の笑みはある種の狂気が混ざっている、この世の結末、それにおける破壊と再生の輪廻など悲劇や喜劇を見ることにこだわる狂気があらわとなっている顔である
「とはいえ、彼も彼で望んでいた結末を迎えられたようでなによりか・・・フフフやはり面白いな世界(物語)と言うものはw」
満足し終わったのか少女は嗤うことを辞め、右手をかざし魔法陣のようなものを展開させる。その魔法陣から瓜二つの分身を召喚し、分身は天高く飛翔し地球から離脱していった。
「さて行こうかソルよ、この素晴らしい世界(物語)を見続けるために!!」
そう言い少女は翼を広げその場を後にする。しばらくこの世界(物語)を見届けるために・・・
◇
戦いが終わったその日の夜、IS学園のとある一室にて織斑千冬と山田真耶はとある検査結果を見て悩んでいた。
「山田君、そっちはどうだ?」
「こっちも駄目ですね、武装の構造や技術面においても私達の理解を超えています、唯一解かる事は機体に使われている素材が地球上に存在しない物であることだけです。」
「はぁ、搭乗者の方は体の作りなどは人間と大差ないが、何故か血液型が4つとも該当するとは意味が解らんな。」
額に手をあてたい目息を吐く千冬、あれから気を失った少年を回収、持ち物などを検査しているが、出てくる結果は皆「理解不能」な物であった。該当する人物もなく誰が造った物か解らない兵器。進展はなくただただ時間が過ぎていくばかりだった。
「もはや本人に直接聞くしかないだろうな。」
「大丈夫でしょうか?素直に話してくれるといいんですが・・・」
「なに、どうしても口を割らんのなら無理やり吐かせるだけさ。」
「で、出来れば、平和的にお願いしますよ・・・」
千冬が本当に拳を振るうのではないかと真耶は内心焦りながら少年の身を案じるのであった。
◇
夕焼けに照らされ、金色に輝く草原の中に若き王は立っていた。潮風が肌を撫で少年をやさしく包み込み、心を落ち着かせる。夕焼けであるが反対側には日の出が登っている。少年にとっては見慣れた光景、五つの太陽に囲まれ、常に光に照らされた黄金の星「リンドヴルム」。
少年は王都からすぐ近くにあるこの海を見渡せるこの草原がお気に入りであった。心地い気分に満たされ、空を仰いでいると後ろの方から少年を呼ぶ声が聞こえる。振り返ればそこには王都から迎えに来た騎士達が手を振りながら歩いていた。少年は騎士たちのもとへ向かおうと足を一歩前へ踏み出そうとしたその時、景色は一変した。
空は雲に覆われ、雨が降っているというのに草原は雨では消えることのないほどの業火に焼かれていた。騎士達は地に転がり、動くことのない屍となり、一人、また一人と業火に焼かれる。この惨状を見ている少年は驚くこともなくただただ見ているだけだった。少年はもう気付いているのだ、これが夢であることに。焼かれていく騎士たちが口々に「陛下」と呼び続けている。
『何故お前だけが生きている。』と
◇
「はッ・・・・・!!」
悪夢にうなされて僕は目を覚ました。初めて見る天上、薬品に匂いがすることからここが医務室だと仮定し上体を起こし隣にある窓を見る。
「・・・・・・・・・・・暗い。」
外は太陽の光の無い闇の世界だった。童話で読んだことのある夜というのはこういうのを指すのだろうか?
「なんだ?もう目が覚めたのか。」
部屋の唯一の扉が開き、奥から黒い髪の女性が現れた。ここのところ女の人しか見てないような気がする・・・
「体の具合はどうだ?悪いようなら早めに言っておけ。」
女性は僕を気遣っているようにみえるが僕はこの人が警戒しているというのが解っていた。いろんな人を見てきてからか、なんとなく相手の感情を読み取ることが出来る。昔は謁見などで悩み相談などに役に立っていたけど、今は争いを回避するために慎重な読み合いをしないといけないかもしれない。
「あの・・貴方は?」
まずは相手が何者なのかを見極めなければいけない。その為僕はまず名前を知らなければ進まないと思った。
「ん?そうだったな、私は織斑千冬。このIS学園の教師だ。」
IS学園?学園というのは聞いたことがある。確か寺子屋の事を指す言葉だ。
「お前はあの戦いのあと意識を失って落ちそうになったところを回収されここで治療されたのだが覚えているか?」
僕は首を縦に振り理解してることを伝える。
「そうか・・・では聞かせて欲しい。」
「・・・・・・・」
「お前は何者だ?」
当然の様に僕の素性を聞きにきた、でもどういえばいいか悩む。この世界の文明レベルでは事実を言っても理解されないことは解る。とはいえ嘘を言う訳にもいかない。いえば間違いなく僕は死ぬだろう。悩んだ末僕は・・・
「僕の名はラグナ、惑星リンドヴルムの第21代目国王ラグナ・リンドヴルムといいます。」
僕は嘘偽りなく事実を話した。国の事、技術関係から滅びるまで経緯、そして今に至る理由を話した。織斑さんは何も言わず僕の話を聞いていた。そして言い終わった後織斑さんが口を開いた。
「ふざけているのか?」
ですよね~。自分自身でも予想はしてましたが事実ですから言いようがありませんよ。ハハハ・・・
「と言いたいが、お前の持ち物などを調べた結果、この星にはない物質・技術で出来ていることや、お前自身の体にもおかしなところがあった。信じ難いが信じるしかないだろう…」
「ありがとうございます。信じて頂けてなによりです。」
「だがこれからどうするんだ?」
「どうするんだ?」その意味はあながち想像ができた。だからなのか、額にいやな汗が出てくる。
「国が滅び、戻る場所もない。そしてこの星の人間はリンドヴルムと違って友好的とは言い難い。異星人の受け入れは望めないだろう。最悪、実験動物のような酷い扱いを受けるかもしれない。こんな星にやってきてお前はこれからどうするんだ?」
残酷な現実、予想は出来ていたがそれでも恐怖心を押さえることは難しいものです。最悪の場合この星を出て行くことを考えなければいけないでしょうね。その先の事は後で考えましょう。
「そこでだ、取引をしないか?」
「取引・・ですか?」
「あぁそうだ。じつのところこの星はある問題を抱えている。外から飛来する謎の敵《絶対天敵(イマージュ・オリジス)》の攻撃を受けている。」
「《絶対天敵》・・・」
「こちらも手は打ったが奴らに攻撃が効くのはIS(インフィニット・ストラトス)だけだった。ISはこの星に467機しかなく、付け加えるなら使用できる数にも限りがある。現在はこの学園を対絶対天敵用の前線基地の様な形で戦いを維持している。だが今後戦場が激化する可能性は否めない。そこでだ、ISと同等の性能を有している兵器を所有しているお前に協力してほしいのだが・・・」
鋭い目つきで提案してくる織斑さんは真剣だ。今置かれている状況を打破するためなら打てる手は打つ人の目だ。
だからこそ不安なことがある。
「・・・・僕に、戦争の道具に成れと、言う事ですか?」
余所者である僕を使い捨ての道具にするのではと危惧し、素直に聞いてみる。どの道逃げ場は無いのだから知れることは全て知っておくべきだ。
「勘違いするな、私は協力してほしいと言ったのだ。そちらが力を貸してくれるのならこちらはお前の身の安全を保障しよう。さいわいこの学園はあらゆる国家機関に属さず、いかなる国家・組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉を許さないという国家規約がある。お前を学園の生徒として登録すれば当面の安全は確保される。その代わりに戦いに協力し我々を守って欲しい。あいつらは戦えるとは言ってもまだ未熟だ。ヘマをやらかして死なないように助けてくれると有難いのだが、どうだ?」
生徒の事を案じる織斑さんは優しい人なのだなと素直に思える。・・・今までの会話で嘘を言っている傾向は無かった、ならば僕が選ぶべきことは決まっている。
「わかりました。助けて頂いた恩もあります。その恩に報いるためにも僕は戦います!」
「・・・・・そうか。」
僕が了承したら険しい顔だった織斑さんは優しい笑みを浮かべた。緊張の糸が切れたのだろうか先程までの威圧感は消えていた。次第に僕も安堵の表情を浮かべお互いに笑い合った
「それにしても驚きました。異世界だから言葉の壁があると思っていましたが、まさかリンドヴルムと同じ言語を話せる星があるとは。」
「そうだな、私達で言うところの日本語に共通しているところがあるのだろう。」
天の声(いやそう言う世界じゃないと話にならんだろ・・・)
話が一段落した時、再び扉が開き誰かが入ってきた。
「あ、織斑先生!もう話は終られたんですか?」
ズキュゥゥゥゥゥンっ・・・・・・・!?
拳銃のような音が脳内に響き渡りながら僕の心臓に衝撃が走る。体が急激に熱くなり、脈が速くなって胸が痛い!?余りにもの痛みに胸を掴みうずくまる。
「!?おいッ!大丈夫か!?」
異変に気付いた織斑さんが声をかけるがそれどころではなかった。胸の鼓動は収まることは無く今もなお速く脈打って破裂しそうだ。でも苦しい訳では無い不思議な感覚だ。顔を上げもう一度先程入ってきた人を見る。
優しくおっとりとした顔が特徴的で、エメラルドのような綺麗な髪と目、眼鏡がとても似合う御方・・・なんて、なんて・・・
「なんて素敵な御方なんだ・・・」
「「・・・・・・・・・・・・・は?(はい!?)」」
織斑さんが呆れたような顔をし、素敵な方は顔を赤らめ狼狽した。嗚呼可愛い。
「ッ!失礼しました!!あまりの出来事に取り乱してしまいました・・・」
「それはこちらの台詞だ(呆れ)」
「す、素敵な御方・・・私が!?」
「落ち着け山田君。」
山田さんというのか。いけないいけない、『発情』する自分を抑え話を進めなくては・・・
「すいません。王家の者は代々世継ぎを生む為に特定の条件がそろう女性にしか『発情』しない特異体質でして、一種の生存本能のようなものなのです。」
「で、その条件がそろっているのが山田君だと・・・(なんだその限定的な体質は。)」
「そ、それは、浮気防止の為とか、そう言う意味がある体質なんですか!?」
(おいおいおい山田君。君まで何をアホなことを口走っているんだ!?今そこは重要ではないだろ!!)
「それもありますが何よりも王位継承権の象徴という意味が強いですね。特定という訳で世継ぎは生まれた子に決まり、優性遺伝子を引き継いで時代の王としてリンドヴルムを繁栄させてきました。」
(いや、お前も話にのるな!確かに異文化交流も大事だが今は違うだろ!!)
「んんッ!!山田君。彼は今後この学園の応援要員として協力することになった。学園長方に伝えるため資料をまとめておいてくれ。」
「はっ!はい!えぇと、資料を制作するにあたり、お名前と幾つか話よろしいでしょうか?」
「はい、構いませんよ。僕の名はラグナ・リンドヴルム。異世界の惑星リンドヴルムの最後の王です。」
「ではリンドヴルム君、出来る限りでよろしいのでリンドヴルムの事を教えて・・」
「結婚してください。」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
「はいぃィィィ//////!?」
やってしまった。本能を抑えきれず告白してしまった・・・父上、僕は男として駄目な奴なのでしょうか?
「ケケケケケケ、結婚って!イ、居、いきなりそんなきょとうぃ!?」
「申し訳ありません!!ですが気持ちが抑えきれないのです!だってあなたがとても魅力的で!だから!」
ドゴン!!
頭に伝わる強力な痛みに僕の意識はシャットアウトされた。
◇
場が混沌となろうとしていたなか、千冬は冷静にラグナの頭を勢いよく殴り気を失わせた。
「まったく、誰が教員をナンパしろと言った。」
「お、織斑先生・・何もそこまでしなくても(汗)」
「スマンが山田君。詳しいことは日を改めて今は手元にあるものだけで資料を制作してくれ。」
「えぇ、はい。あとIS委員会にもこのことを報告しておいた方がいいですよね?」
「そうさな、鎧の事は彼から許可を取るまで伏せておくように頼む。」
後日、IS委員会と特定の企業に情報が開示され密かに混乱が起きたが皆「様子見」という見解を示した。
◇
某日米国
アメリカのとある場所、見た目は西部劇でよく見る木製のデザインの酒場にて女性たちが酒を浴びるように飲んでいた。格好は皆バラバラでショートジーンズにバンダナや胸を包帯で巻いて袖の無いジャケットを着たりといわゆる海賊の格好をしていた。それが小さな樽のようなジョッキを片手にガヤガヤと歌い、笑い、飲みまくっていた。
見た目は海賊だがこれでもれっきとしたアメリカの独立部隊「ハイアデス(別名・誇り無き牛たち)」の隊員である。軍ではあるが構成員の殆んどを傭兵が占めている無法者集団であるがハイアデス誇る特殊兵装と彼等の実力の高さから政府への信頼が高い。
「野郎ども!今夜はあたしの奢りだが程々にしておけよぉ?問題起こしたら処理が面倒くさいからなw」
全員「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハw」
リーダー象徴らしく海賊ハットをかぶった右頬に大きな傷のある女が部下に忠告をしながらビールを一気飲みし、呼応するかの如く笑う。節度のへったくれもない危険地帯。そんな場所には不相応な黒のスーツを着た筋肉質の男が入ってきた。
「相変わらず此処は賑やかで何よりだねぇ」
「よう大将!もう仕事は終わりか?」
彼の名はスティーブン・ネオ・アームストロング、アメリカの上院議員であり、彼等ハイアデスのビジネスパートナーだ。
「生憎仕事で来たのでね。”君”に頼みたい仕事があるんだよ。」
「あ?あたしだけにかい?なんだいそりゃ、まさかと思うがそっち系か!?」
「残念だがお前さんみたいな生娘は好みじゃないんでね。これが依頼内容だ。」
彼女の冗談を軽くあしらいアームストロングは脇に抱えていた茶封筒を渡した。それを受け取った彼女は中に入っていた資料を読み進めていく。
「成程・・・冗談だろ?」
「残念だが事実だ。度重なる亡国機業のIS学園の襲撃、挙句には我が国の代表を語った『レイン・ミューゼル』。それらの素材が理由で我が国は亡国機業と結託してるのではないかと噂されている。まぁあながち間違いでもないだろうが、「俺」の国にテロリストを容認する気はさらさら無い!!
ちょうどいいことに今は《絶対天敵》とか言う訳の解らない物が地球を侵略してるようだからな、お前にはそこで小僧共に協力し身の潔白を証明してこい。」
彼女が受け取った封筒の中身はIS学園の転校手続きの書類と通っている高校の停学処分解除の書状であった。それを見て顔を引きつるのは暫く酒が飲めないことへの嫌気である。
だが彼女は大人だ。泣き言など言わず、
「野郎ども!!あたしは暫く隊を空けることになる!つうわけで・・・・・・今日は酔い潰れるまで飲み明かすぞおぉ!!」
「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」
懐から札束がギッシリ詰まった大きい財布を取り出し札をばら撒き酒を追加注文する
「大将も飲め飲め!!嫌なことも仕事の事も飲んでやわらげるに限るぜ!!」
「やれやれ、上院議員も暇ではないんだがな・・・とびっきり高い奴はあるんだろうな!!」
欲望に忠実な真の自由を謳歌する牛たちは次なる戦場に向かう為英気を養う。翌日には二日酔いで一日寝たきりになるが・・・・
◇
同時刻フランス
「はぁ・・・・・・・・・金がない。」
暗い路地裏で暗い雰囲気でブラブラしている女がいた。
男物の灰色のロングコートに汚れたビジネススーツ、明らかに変なホームレスだ。
「まったく何処行っても頭でっかちな女ばっかで男が全然いない職場ばっか、はぁ~吐きそう。たくっ!何が女尊男卑だふざけんな!!社会に男も女もねぇだろクソが!だから女は嫌いなんだよ!!」
自分も女であることなど気にせず女性に対しての侮蔑をぶちまけるホームレス?。その姿はとても哀れであった。
「噂にたがわぬ女嫌い、貴方がフランスの元代表『世界最速』、(ジャンヌ・ダルク)のグレイ・アングレース様で間違い御座いませんか?」
いつの間にか人気のなかった路地裏にホームレス?以外の人物が現れ彼女の素性を確認していた。暗い路地裏故に解らなかったが相手はホームレス?には数年以来のまともな男性だった。
「うわ懐かし。どこのどいつだよ俺を祖国の聖女様に例えたのは・・・・で?アンタは何者なんだ?」
「これは失礼。私は【アクシオン社】で働いて頂かせて貰っている者です。」
「アクシオン社か、今さら俺になんの用だ?ずいぶん昔に契約を切っただろ?」
アクシオン社とは国際IS委員会直属の企業で、南極に大規模なラボを設立し全国に支店を置く大企業である。
アクシオン社は今の時代では珍しく優秀な人材なら老若男女問わない方針で経営し注目を集めている。彼女はその企業代表としても契約していたが二年も前に解約している。
「えぇ、ですが今は何かと物騒ですので我が社は新たなISの開発を行わなければいけないのです。そこで!あの織斑千冬を唯一あと一歩のところまで追い詰めた貴方に、我が社の新型のテストパイロットになっていただきたくお探ししていたのです!!」
「成程ねぇ・・・因みに報酬は幾らなんだ?」
「最低でも20万、良いデータを集めることが出来れば50万ほどになりますね。」
ホームレス?ことグレイは悩んでいた。実のところ彼女は借金を背負っている。その額約1千万!!なんの借金かは聞かぬが花という奴だ。だからこそこの話はとても大切なチャンスなのである。だが・・・
「でもなぁ~女とか居ないよなぁ?いくらいい条件といっても女と同じ空気なんて吸いたくもねぇんだよなぁ~」
「契約していただければ作業員を全員男にすることは出来ますが?」
「よし乗った!!男だけなら喜んで引き受けるぜ!!!」
(・・・・・ラボにいる間だけで、データ収集はIS学園で採るんですがね。まぁ嘘は言ってないですよ。)
女がいない環境という言葉に胸を躍らせながらグレイはかつての学び舎に戻ることをまだ知らない。