プリキュアLet'sGo!   作:さっくー

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突然現れた不思議な精霊『モモ』に出会い、探しているものがあると言われ、一緒に探すことに。
そこで見つけたのが真っ赤に輝くダイヤモンド。
なんとそれは、私が変身するために必要なアイテムだったらしいの。
しかも何この服、超可愛い☆*。

あっ!でも、そう浮かれてばかりもいられない。

今回登場する人物は、私の夢の中に出てきた人。
彼女はいったい何者なのか、または、新しい仲間になってくれる人なのか。

第2話『謎の強き力 キュアスター登場』
どうぞ、お楽しみください



第2話

その日の夜、また不思議な夢を見た。

周りを見渡しても、やっぱり真っ暗な世界。

だけど、昨日見たあの光は今日はなかった。でも、

 

ビュッ!

 

突然目の前を何かが横切った。

 

なっなに?今の…。

 

不安になって周りを見回してみると、そこには髪の長い女性が立っていた。

なぜか私のことを狙って攻撃してくる。

 

「あの、どうして私を攻撃するんですか?」

 

その攻撃を交わしつつ訪ねてみてはいるけれど、全く答えてくれない。

 

「うっ!」

 

ちょっと腕を掠ったかな?

これ、電撃?

ちょっとビリッてきたかも…。

でも、そのちょっと当たっただけだったのに何故か体が金縛りになったみたいになって思うように動けない。

それに、目の前にいる女性は、真っ向勝負を挑んでいるのか、こっちに向かってまっしぐらに突っ込んでくる。

 

ダメだ。このままじゃあ、、、。

 

私は瞬時にぎゅっと目を閉じた。

すると、遠くの方から誰かの声が聞こえる。

 

「……、…か…、み…、」

 

えっ?

私を呼んでるの?

 

耳をよく澄ましてみると、

やっぱり私のことを呼んでる。

そしてその声は、どんどんはっきりしてきて、

 

「みか!」

 

その声でハッと目が覚めた。

目の前ではモモがすごく心配そうな顔で私を見つめている。

 

私…また夢を見てたんだ…。

 

「モモ…」

 

寝起きだからか、意識があまりはっきりしない。

 

「うなされてたけど、大丈夫モモ?」

 

あ…やっぱりうなされてたんだ…。

 

「心配いらないよ、モモ。」

 

そう言ってあげると、モモは和やかな笑みを見せてくれた。

そのあと私は、また窓の方へと歩いて行って空を見上げた。

 

「どんな夢だったんだモモ?」

「なんかね、昨日も同じような夢を見たんだけど、真っ暗な世界で、そこに女性が立ってたの。それに、昨日も今日のこの夢みたいなのを見て…。何なのかなぁ?」

「その夢が気になるモモ?」

「うん…ちょっとね、、、。」

 

私が暗い表情をすると、モモもつらそうな顔をしていた。

 

「あっ!そう言えば、昨日あったあの人は誰なの?」

 

暗いことはやめよう。

うん、そんなの私じゃない。

 

そう切り替えて別の話題をモモに振ってみた。

 

「奴はダークフォルジャーっていう闇の世界の住人『バローン』だモモ。」

「そいつって、やっぱり風使い?」

「基本的にはそうモモ。でも、時には嵐みたいな竜巻も起こせるほどの力の持ち主とも聞いたことがあるモモ。」

 

かなりやばそうな奴なんだなぁ…。

気をつけようにも難しそう。

 

そんなふうに、注意を深めようと自分の中で作戦を考えていると、

 

「みか、モモが探しているのは昨日見つけたダイヤモンドだけじゃないんだモモ。あと2つあるモモ。」

「2つ?」

「星とハートモモ。」

 

まだあったんだ…。

でも、その星とハートにも何かが宿ってるのなら、探してあげなくちゃ。

 

「わかった。それも同じようなところに落としたの?」

「たぶんそのはずモモ。」

 

そうと決まれば善は急げだ。すぐに出かける支度を済ませ、モモと一緒に昨日ダイヤモンドを見つけた時のように探索を開始した。

 

 

星とハートを探し始めてどれくらいだったかなぁ?

太陽ももう頭の真上にあるから今でちょうどお昼くらいの時間かなぁ…。

 

「モモ、あった?」

「こっちにはないモモ…。」

 

んー、どこにあるのかなぁ?

しばらく探し続けてたけど、手も服も砂まみれ。

ほんとにどこにあるのよー…。

そんなふうにもうないんじゃないかと諦めかけた時だった。

何かに導かれるように、なにかの気配がはっきりと感じた。

 

「あれ?もしかして…」

 

そう思って見に行ってみると、

 

「モモ、星見つけたよ!」

 

何なだろう。昨日私がダイヤモンドを手にしてるからこんなことが出来るようになったの?

で…でもとりあえず早くモモに教えてあげなきゃ。

 

そのあと、すぐに星を取りに行こうとしたら、

 

パーーーー…

 

っと星から眩しい光が満ち始めた。

 

「えっ?な…なに?」

 

眩しくて前が見えない。ど…どうなってるの?

 

「みか、どうしたモモ…モッ!」

 

モモもすぐに駆けつけてきてくれたけど、

あの仕草だと、これの原因分からないはず。

しばらくの間、光は眩しく照らし続けていたけど、徐々に光は消えていった。

やっとまともに目を開くことができるようになった…。

でも、ホッとするのも束の間だった。

 

「えっ?だ…誰?」

 

目の前にはさっきまで誰もいなかったのに、女の人が立っていた。私より年上に見える背丈だった。

 

「貴様、何者だ。まさかとは思うが、闇の世界の奴じゃねぇだろうな…?」

 

えっえー!いきなり上から目線な感じなの?

うう…ど…どうしよう…。

と…とにかく何とかしなくちゃ。

 

「ち…違いますよ。私は『北野みか』です。この世界の、この国の住人です。」

 

言ったよ私、ちゃんと言ったよ。

なのに女性はずっと不満そうな顔をしながら、

 

「ふん、そんなことを信じられるか、ならば、戦いで私に勝って見せろ。そうすれば信じてやる。」

 

そう言いながら取り出したもの、それは、

 

「えっ?まさかあなたも…?」

 

目を丸くしてる暇なんてないのについ動揺してしまった。

 

「行くぞ。」

 

ちょっ!ちょっと待ってよー…。

なんで私他の人と戦わなくちゃいけないの?

そもそも戦う理由なんてないでしょ?

でも女性は私の話に耳を傾けることをせず、自分だけのペースで、

 

「Let'sGo!スタンドアップ!」

 

と、変身の台詞を叫んでいた。

 

…ってこの台詞、私の変身する時の台詞と同じ。ってことは、昨日モモが言っていた仲間になってくれる人なのかなぁ?

 

って、今は期待するより自分の身を守らなきゃ!

あの人は何に変身するんだろう。

そう思っていると、

 

「強さを胸に輝く星たち キュアスター!」

 

キュアスター、それがあの人の名前。

よーし、私も。

 

「Let'sGo! スタンドアップ!」

 

昨日教えて貰ったとおりにやると、今回はスっと変身することが出来た。

 

「勇気を胸に煌めくダイヤモンド キュアダイヤ!」

 

変身を終えると、キュアスターと睨み合いっ子の状態になっていた。

 

「てめぇの全力を見せてみろ!」

 

そう言ってものすごい速さで攻撃を仕掛けてきた。

 

よーし、私も。

 

「Let'sGo! スタンドアップ!」

 

昨日教えて貰ったとおりにやると、今回はスっと変身することが出来た。

 

「勇気を胸に煌めくダイヤモンド キュアダイヤ!」

 

変身を終えると、キュアスターと睨み合いっ子の状態になっていた。

 

「てめぇの全力を見せてみろ!」

 

そう言ってものすごい速さで攻撃を仕掛けてきた。

 

私はまだ出会ったばかりで何も分からないんだよ。何もわからないのにそんなことを言われても…。

 

アタフタしつつも、なんとかキュアスターの攻撃を交わしながら戦う。あれ?何となく動きが見えてきたような…。

よし、これなら何とかなるかもしれない。

 

そう思ってキュアスターの動きを伺いつつ次の行動の体制を整えた。

 

「ちっ!そっちか。」

 

スターに少し戸惑いが生じた。これならいけかもしれない。

次の一撃にかけよう。

 

そう決意しスターの行動の足止め作戦を開始した。

 

「くっ!そこか!」

「今だ!」

 

スターが動こうとしたところを後から捉えた。

 

「なっ!貴様…」

「うっ…うぅ…」

 

スターは体を激しくす揺すり、私を離させようとするけど、簡単には離れないんだから。しぶとく食らいついてやる。

 

「うっ!くっ!貴様…離れろ」

「絶対…離れない…」

 

離れるもんか、絶対にこのまま…、

でも、スターの力を少し侮っていたかもしれない。

 

「貴様いい加減にしろよ!」

 

その一言を発したあと、スターの体が黄色いオーラに包まれた。

 

「えっ?な…なにこれ?」

 

初めて見るものだから全くわからなくてスターから一旦離れた。

 

「貴様がしぶとく私にまとわりついていたことを後悔させてやる。

くらえ!

『Let'sGo!ライトニングサンダー!』」

 

こ…この雷撃、やっぱり夢の中のあの攻撃だ。じゃあ、この人は、あの人?

 

夢の中のように私の方に向かって飛んでくる雷撃を交わしつつ、どうすればいいのかを考えた。でも、あれ?何となくスターの動きが分かってきた。探り探りな行動かとしれないけど、とりあえずスターの後に周り込めればと思った。

 

ふと、スターの様子を伺っていると、

なんだか…くるしんでる?

って、考えている場合じゃなかった。

すぐそこまでまスターが攻め込んできてるんだからぼーっとしてられない。

 

そんなふうに思っていると、

 

シュッ!

 

ほほの真横を何かが横切り小さな切り傷が出来てしまった。

 

「うっ!」

 

初めてついたほほの傷、現実だからやっぱり痛い。

どうすればいいんだろう…。

「くっ…くそぅ、奴らは…なぜ…なぜ攻めてくるんだ…。」

 

えっ?何のこと?奴ら?

何とかしてあげなくちゃ。

私にしかできないんだと助けてあげなきゃ。

 

だけどスターの動きはかなり素早くて今の私の目では追い切れない。

ならば…。

 

「ダイヤ、何してるモモ!危ないモモ!」

 

モモが必死に私に向かって呼びかけてるのはわかってるよ。

ごめんね…。

でも今はこうするしかないの…。

 

私はその場で目を閉じた。

すごい、これが気配ってやつなんだ。

何かのアニメの台詞であったかな…、見えるから混乱するんだって。

たしかにその通りかもしれない。周りにいろんな色の炎のようなものが浮かび上がる。

あの小さいのがモモで、周りにもじゃもじゃしてるのが沢山の木。

そして、

 

シュッ!

 

あっ!

1つだけ別の気配が…じゃああれがスター?

でも、鳥ってことも考えられるけど…、鳥がこんな低空飛行する?

 

いろいろ疑問を浮かべつつ、推理した結果、やっぱりさっきのはスターだ。そして、

 

シュッ!

 

あっ!ほらまた。

これがスターの気配。

 

「いた!」

「みかー!」

 

私がスターに突っ込んどその瞬間、

 

ドカーン…

 

すごい砂煙が立ち込め、煙が舞い上がる。

私も死んだと思った。

 

「みか!みか!みかー!」

 

モモの声が響いたそのあと、煙は少しずつ晴れていった。

 

「うっうぅ…」

 

よし、何とかスターを止めることが出来た。

 

「お…お前…」

 

スターは怪しげな表情で私を見つめてくる。

 

「ちっ!くそ!」

 

スターは私の腕を振り払ってどこかへ行ってしまった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…。」

 

流石に息が上がってる。っていうより…、立ってられない…。

 

私はその場に膝をついてしゃがみ込んだ。

 

「みかー!」

 

モモが側に駆けつけてくる。

 

「大丈夫モモ?」

「はぁ、はぁ…大丈夫…だよ。でも…モモが探してたって言ってた星が…。」

「そんなの気にしなくていいモモ。みかは自分の事を気にしてモモ。」

 

モモは悲しい瞳で私を見つめてくる。

こんなに心配かけちゃってたんだ…。ごめんね。

 

この日はとりあえず、私もかなり体力を消耗していたから、ひとまず家に帰った。

 

「(やっぱり…あの人だ。)」

 

なんだか不思議な感じ。

でも、もし夢の中に出てきた人があの人ならなぜ夢で訴えかけてくるのかなぁ?うーん…。

 

そんなことを考えているとあっという間に時は過ぎ、今日でキュアスターと名乗る女性に出会って10週間目。

この10週間、なぜかスターと出会っては戦いをずっと繰り返していた。もう殆ど体力も残っていない状況なのに…。

 

「はぁ、はぁ、スター、あなたも分かってるはずよ。こんな戦い…、意味無いって…。なんでこんなに…。」

「貴様に話して何になる。話さなくてもいいことだろ?」

「うっ、何を言ってもダメなの?」

 

そうボソッと言ったあと、

 

「何をしてこようが、目の前に立ちはだかるものは全て敵だ。」

 

まだそんなことを…。

これまでいろいろ言い合いながらずっと戦っては来たけど、私だって我慢の限界があるんだから。

 

「お前がそう言い張るのなら好きにしろ。でも、私の目の前にたった奴らはみんな殺す。」

 

あれ?この人、誰かに操られてるの?

動きが1日ずつおかしくなっているような…。

 

でも、ボーッとしてたらスターが攻撃を仕掛けてくる。

どうすればいいの?

でも、毎回やってることになるかもだけど、これをラストチャンスと考えてやるしかない。

 

「みか!どうするモモ!これ以上やると死んでしまうモモ!やめるモモー!」

 

モモの声は痛いほど耳に聞こえてる。でも、こうするしか方法がないの。

 

私がスターに突っ込んだその瞬間、

 

ドカーン…

 

すごい砂煙が立ち込め、煙が舞い上がる。

私も死んだと思った。

 

「みか!みか!みかー!」

 

モモの声が響いたそのあと、煙は少しずつ晴れていった。

 

「うっうぅ…」

 

な…何とか…生きてるかな…。

 

「なっ…貴様……。」

 

意地でも止めてやる…。

 

その思いでスターに向かって突っ込んだ。

やった…。止めた…。

 

「スター…はぁ…はぁ…こんな争い…はぁ…はぁ…したって…無駄だよ…。だって私たち…何も…知らない者どうなんだもん…はぁ…はぁ…。そ…それに…、戦いだけが…全てじゃ…ないと思うよ…。はぁ、はぁ、…。」

「くっ!今回も私の負けだ…。だが次は負けねぇからな。」

 

スター、相変わらず意地はってる…。

今日で何日目?

でも、この性格もこの数週間で慣れちゃったな…。

 

「す…スター…」

 

そのあと、すぐ力が抜けて倒れてしまった。

 

「ダイヤ!」

 

スッ!

 

モモが叫んだ後、スターがスっと私の体を支えてくれた。

 

「かなり体力を消耗したんだな。」

「キミがここまで追い込んだからモモ!」

「ふっ、知るか。それよりこいつを手当してやる必要があるな。こいつの家はどこだ?」

 

スターは私の体を軽々と抱き上げてモモに尋ねた。

 

「あっちモモ。」

 

モモの案内でスターは私を家まで運んでくれた。

その上、手当まで。

 

「これでいいだろう。」

 

この人、手当が上手い。どこで教えて貰ったのかな?って思うくらい。

 

「じゃあ私はもう用はねぇから行くぞ。」

 

スターに変身する女性はその後立ち去ろうとしたけれど、

 

「待つモモ。」

 

なぜかモモがその人を止めていた。

 

「何だ。まだ何か用か?」

「みかが目覚めたら誤ってほしいモモ。」

「なぜ私が…」

「あんな酷いことして悪かったって思わないモモ?」

「私が知ることじゃねぇだろ?」

「なっ…!そんな言い方ないと思うモモ!」

 

暫くモモと女性の言い合いが続いた数分後、一瞬シーンとなる空気が漂った。

 

そして、

 

「みかが…、みかが何したモモ…。」

 

モモ…、泣いてる?

 

「私が知るか。」

 

やっぱりまだ冷たい言い方。

どうしたらこころをひらいてもらえるの?

って…あれ?私…、意識が戻り始めてる?

それなら、、。

 

「そんな言い方ないモモ!みかが起きたら誤ってモモー!」

「いいよ、モモ…」

「…!みか…。」

 

よし、やっと意識も回復して起き上がることが出来た。

そして、体のいろんなところを見回してから、

 

「あなたが手当をしてくれたんですよね?」

 

私がそう言うと女性は、

 

「あ…あぁ…まぁな…。」

 

視線をそらしてはいたけれど、ちゃんと答えてくれた。

この人、あんなことをしてきたけど、元はいい人なのかも。

 

「ありがとう(ニコッ)。」

「!!?」

 

なぜか私がお礼を言うと驚いた表情になってしまっていた。

 

「なぜ礼を言うんだ。あれだけ私が戦いを挑んでここまでボロボロにしたんだぞ。普通攻めるだろ?」

「みか?」

 

確かにこの人の言う通りかもしれない。

でも、

 

「本当に悪い人ならあそこまてま攻め込んだあととどめを刺すよ!例え自分が負けを認めても相手の油断のすきを狙って打ってくるはず。ちがいますか?」

「そ…それは…」

 

きっとあってるんだろうなぁ。あってるけど、なかなか言葉に出せないだけなのかもしれない。

 

「あ…、ご…ごめんなさい。無理に答えは出さなくて大丈夫ですから。あっ!そ…そうだ。あなた、お名前はなんて言うんですか?」

 

…と、聞いては見たものの、答えてくれた名前が

「おまえ」とか「貴様」とか「てめぇ」とか…って、

こんなの全部相手にはかかるけど…名前とは言わないよね?

 

そこで、

いいことを閃いた✧

 

「あの、本当のお名前を思い出せるまでの仮のお名前になるんだけど、考えちゃダメかな?」

 

あっ!馴れ馴れしいかなぁ?こんな言い方。でも女性は、

 

「好きにすればいい。」

 

また目をそらす…。

でもいいや。

そう言ってもらって、

 

 

-いざ、名前決めタイム-

 

 

名前を考え始めて数分後、とりあえず候補とする頭に浮かんだ名前をノートに書き出してみた。

 

候補の名前はこちらの3つ、

『さあや』、『やすこ』、『かなめ』 の3つとなった。でも…、

 

「うーん…、なんか違うよねぇ?」

 

モモに向かってそう呟いた。そのときモモが、

 

「みか、こうしたらどうモモ?」

「ん?」

 

モモが出してくれた案はこうだった。

『さあや』の「さ」と、『やすこ』の「や」と、『かなめ』の「か」、これら全ての頭文字をつなげればどうかという案だった。

 

「いい…、これすごくいいと思う!ありがとう、モモ!」

 

そうしてかなり時間はかかってしまったけどようやく決まった名前、

それは、

 

「決まりました。あなたの名前は『北野さやか』。私より歳上に見えたのでお姉ちゃんです。いけなかった…かなぁ?」

 

そう聞くと、名前の方には食いついてはくれたけど、やっぱりいつもの、

 

「勝手にしろ…」

 

という冷たい言葉。

 

「あの…その冷たさ、どうにかならないんですか?」

「何がだ。私はずっと普通に喋ってるぞ。」

「そんなことない。ずっと冷たい!」

 

あーもう、これじゃなあ本当の姉妹喧嘩だ…。

でも…、なんかちょっと楽しいかも…。

 

「ぷっ、ふふふふり」

「な…何だ。なぜ笑う。」

 

思わず笑っちゃった。でもこの人となら何とかやっていけそうな気がする。

 

「いえ、ごめんなさい。私姉とか妹とか兄妹となる人が一人もいなくて。誰とも張り合ったりすることがなかったの。言い合いってこんなのなんだ。ふふふ。」

 

なんか、自然と笑いが出てきちゃう。

新しく名前の決まったさやかさん、私の姉になる人は…、あぁ…、相変わらずな表情。

ちょっと笑い話を持ち出せたような感じだったのになぁ…。

でも、私がプクーっと膨れっ面な顔をしていると、

 

「っつっ、お前、見てると飽きねぇな。」

 

あれ?

さっきまでと違う。

なんか、声のトーンが明るくなったような…。

 

「さっきまでの私は、私のいた世界で笑顔と涙を完全封じしてたからだ。」

「完全封じ?なぜ?」

「私の世界は戦いが盛んでな。よく戦いをすることが多くて、それで、笑ったり泣いたりする事がうざくなっちまったんだ。だから、自ら封印を試み、封じた。」

 

戦いの盛んな世界。

そんな世界からきたの?

 

そんなふうに考えていると、さやかさんが私のそばに歩み寄ってきて、

 

「体は大丈夫か?怪我したところ痛かったろ?本当にすまない。」

「じゃあ、お姉ちゃんって呼んでも…」

「ああ、構わないさ。」

 

わぁ、ってことは、お姉ちゃんが私の一人目の仲間ってことなんだ!

あっ、モモも名だけどね。

 

はぁ、やっと見つけた。私の仲間になってくれる人。しかも私が名前決めちゃったし…。

 

ようやく見つけた一人目の仲間、キュアスターに変身できる女性、私が名前をつけた『北野さやか』さんは、その後、もう二度とあんな風にはしないと約束をしてくれた。それから、目だな争いごともしないと。

これで少しは楽になるといいなぁ…。

 

だけど、そんな呑気なことと言っていられなかった。

わたしにはまだ分からなかったけど、お姉ちゃんは感じ取っていた邪悪な気配。

仲間になってくれたはいいものの、またこの前来た人みたいな人が来るのかなぁ?不安だよぅ…。

 

とりあえず、私はお姉ちゃんとともに星があった辺りへと急ぐのだった。

 

 

次章へ続く…。

 




みなさんこんにちは。
作者のさっくーです。
第2話では、不思議な方が登場しましたね。
実は、第1話の時にも同じようなことを言っているかも知れませんが、北野さやかというキャラクターは私が作り出した2人目のキャラクターなんです。
みかとさやか、これからどんな経験が待ち受けているのか、今からますます楽しみですね。

第一話に続き次章をお楽しみに。
さて、それでは次回の予告です

【予告】
お姉ちゃんが仲間に加わってくれたのは心強いけど、モモが探しているものはあとひとつ、そう、ハートが残ってるの。
まさかこれも誰かが出てきたりして…。
でも、これからはお姉ちゃんもいるし、何とかなる…だと気がゆるいかな?まだまだこの先どうなるか予測は不可能。でも、目の前の壁は、自分の手で壊していくんだ!
プリキュアLet'sGo!第3話
『強気力の精霊 ミミー登場
って…誰?』
みんなで未来へ向かってLet'sGo!

みか、今回もありがとう!
ということで、予告でもありました通り、、
第3話『希望の戦士 キュアホープ出現』を執筆中です。
これからもプリキュアLet'sGo!を末永くお願いします。
ありがとうございました。
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